今日イチゴ明日ミルク明後日ココア

旭ガ丘ひつじ

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STAND BY ME イチゴミルクココア

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ミルク「えええいいああ!!」

イチゴ「泣きたいのは分かるけど」

ミルク「だって!年末アンデット大掃除だよ!絶対アンデットだらけじゃん!」

イチゴ「すまん。わしはお正月には帰ろう思うとるのじゃ」

ミルク「え?」

イチゴ「お正月は皆に、ちゃんと挨拶せんとあかんけ」

ミルク「そう、だね」

ココア「イチゴが言うことは正しいです。私も、気は進みませんが帰ることにしましょう」

ミルク「うん。そうだよね。いつかは、帰らなきゃだもんね」

ココア「ミルク。いえリーダー。これでファミリーは解散ということでしょうか?」

ミルク「それは……」

ココア「私達はこれから学校に通わないといけません」

ミルク「そうなったらファミリーのお仕事は続けられないね」

ココア「ですから」

イチゴ「考えることもないじゃろう」

ミルク「やだ!解散したくない!」

イチゴ「解散せんでええ。これからもずっとじゃ。集まりたい時に集まりゃええ」

ココア「出来る限りそうしたいですね」

イチゴ「わしらは、ずっとファミリーじゃ」

ココア「では、今年最後のお仕事、ということで私達も参加しましょうか」

ミルク「ん、そうしよう。やろう」

イチゴ「決まりじゃの」

ミルク「大人になった時もアンデットはいるのかな。これで最後にしてもう戦いたくないんだけど」

イチゴ「わしはいつでもやるぞ。ケジメじゃ。ファミリーになったからには教会の仕事は最後までする」

ミルク「私だってそのつもりだよ。でも、やっぱり」

ココア「きっと私達が大人になった時にはアンデットはいませんよ」

ミルク「そう思う?」

ココア「ええ。大人に任せれば大丈夫です」

ミルク「平和になってるかな……」

イチゴ「暗い顔するな。お昼ご飯食べに行こう」

ミルク「色々考えたら気持ち悪くなってきたかも」

イチゴ「くるるん寿司行こう!」

ココア「貴女はいつでもマイペースですね」

ミルク「お寿司ちょー食べたーい!」

ココア「ミルクも元気じゃないですか」

ミルク「お寿司だもん。美味しいんだもん」

イチゴ「そういうことじゃ」

ココア「はあ?何がですか?」

イチゴ「モヤモヤする時は、美味しいもの楽しいことだけ考えればええ」

ミルク「なに食べようかな。今のオススメ何だろう」

イチゴ「ぶりトロじゃ。うまいんけ?」

ミルク「分かんない。ココアは分かる?」

ココア「分かりませんけど、美味しそうですね」

イチゴ「よし行くぞー!」

ミルク「いっぱい食べるぞー!」

ココア「おー!」

ミルク「ノリノリじゃん」

ココア「うふふ。今日は十皿も食べちゃおうかしら」

イチゴ「みんなのお皿を重ねてセイントタワーみたいにしよう」

ミルク「それは怒られる」
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