96 / 115
湯上がりビバノン
しおりを挟む
イチゴ「風呂上がりは、やっぱりソフトクリームじゃの」
ココア「牛乳やフルーツオレかと思っていました」
ミルク「それもいいけど、バニラとチョコのミックスが最高なの」
イチゴ「うまいじゃろう」
ココア「とっても!」
イチゴ「初めての銭湯はどうじゃった?」
ココア「気持ち良かったし楽しかったです。けど」
イチゴ「けど何じゃ」
ココア「電気風呂だけは二度と入りません」
イチゴ「まだ言うか」
ココア「サウナも。死にかけたし。ていうか殺されかけたし。この恨み忘れないから」
イチゴ「ココアは怖い女じゃ」
ミルク「神父さん、もう少しで到着するって」
ココア「どのようなお店か楽しみですね」
イチゴ「グラタンは好きじゃ」
ミルク「ちゃんと予約してるかな?」
イチゴ「してなかったらお仕置きじゃ!」
ココア「予約するようなお店ではないのでは?」
ミルク「神父さんお金なさそうだしね。やっぱりご馳走してもらうのは悪いかな」
イチゴ「神父さんがご褒美じゃ言うとるけええんじゃ」
ミルク「でも」
イチゴ「男気に女があんまし口出ししたらあかん。格好つかんけ」
ミルク「そうだね」
ココア「ご褒美か……。この前のエスカルボムが気になりますね」
ミルク「町に降ってきたりしたらやだよ」
ココア「怖いこと言わないでください」
ミルク「ココアがエスカルゴの話するからじゃん。怖いことは忘れよう」
ココア「それもそうですね。ごめんなさい」
イチゴ「ココアー。ソフトクリームが溶けちょるぞー」
ココア「ああ!このお洋服お気に入りなのに!高かったのに!」
イチゴ「くふふ。可哀想にのう」
ココア「笑うなバカ!」
ミルク「ハンカチ濡らしてくるから、ティッシュか何かで拭いて待ってて」
ココア「ううー染みになりそうです」
イチゴ「それより早う食べてまえ。もっと汚れるぞ」
ココア「人前で、あまりペロペロするのは恥ずかしくて」
イチゴ「なら、わしがペロペロしちゃる」
ココア「やめて」
イチゴ「わし、フルーツオレ買ってくる」
ココア「これからグラタンですよ」
イチゴ「そっか。腹を空かさんとな」
ココア「はむっ」
イチゴ「一気に食うとキーンなるぞ」
ココア「んー!」
イチゴ「言わんこっちゃない」
ミルク「大丈夫?」
ココア「キーンてします」
ミルク「ジッとして。汚れをとんとんするから」
ココア「ありがとうございます」
イチゴ「わしも何かしてやる。何したらええ?」
ミルク「イチゴもジッとしてて」
イチゴ「えー。あ、それならココアの頭を撫でちゃる」
ココア「やめ!手!見ろって!このバカ!」
イチゴ「おー手がベトベトじゃ。せっかくお風呂入ったのに」
ココア「はあ……危なかった……」
ミルク「ふふふ」
ココア「笑う問題じゃありません」
ミルク「いいじゃん。面白いんだから」
ココア「ふん、面白くないです」
ミルク「イチゴ。恥ずかしいから指を舐めないで」
イチゴ「おいしい」
ミルク「ほんとバカだねー」
イチゴ「むう、言うてくれるのう。洗ってくる」
神父「おーい」
イチゴ「あ!神父さん!」
神父「お待たせしました。さっぱりしたようですね」
イチゴ「うん!」
神父「その手は?」
イチゴ「見て。ソフトクリームでベトベトじゃ」
神父「それなら洗ってきなさい」
イチゴ「はーい」
神父「私もソフトクリーム食べようかな」
ミルク「だめ。早くグラタン行こう」
神父「食べちゃだめ?」
ミルク「だーめ」
神父「だめだって」
ココア「待ってあげますよ」
神父「さすがココアさん!ちょいと急いで買ってきます」
ミルク「仕方ない。このままテレビ見てよっか」
ココア「ええ」
ミルク「もしかして、ネズミの仲間特集が見たかった?」
ココア「は?別に!」
ミルク「ふーん」
ココア「来年はネズミ年だそうです」
ミルク「うん」
ココア「知ってました?ハリネズミさんはモグラの仲間なんですって」
ミルク「そうなんだ」
ココア「ええ。驚きました」
ミルク「ネズミっぽいのにね」
ココア「うん」
ミルク「ネズミの仲間のなかで何が一番すき?」
ココア「チンチラさん」
ミルク「そうなんだ。あ、そうなのか」
ココア「え?」
ミルク「前にハピネスセットのオマケで貰ったネズミ図鑑を見て、それでネズミの仲間が好きになったんでしょう」
ココア「うん。いいでしょう別に」
ミルク「いいよ。可愛いと思う」
ココア「私が可愛いのは当たり前です」
神父「お待たせしました」
イチゴ「おまたせー」
ミルク「神父さんに買ってもらったの?」
イチゴ「おかわりじゃ。今度はチョコだけ」
神父「私はバニラにしました」
イチゴ「ちょうだいね」
神父「あ!」
ミルク「イチゴってば、すぐ一口もらうんだから。神父さん気を付けた方がいいよ」
神父「一口くらい構いませんよ」
ココア「まるでネズミさんみたいです」
ミルク「ネズミさんっていうよりウサギさんぽいかも」
イチゴ「ミルクは、カピバラさんぽい」
ミルク「えーそうかな」
イチゴ「顔が似とるけえ」
ココア「ふ、うふふ」
ミルク「一口もらい!」
イチゴ「あー!食べ過ぎ!」
ココア「牛乳やフルーツオレかと思っていました」
ミルク「それもいいけど、バニラとチョコのミックスが最高なの」
イチゴ「うまいじゃろう」
ココア「とっても!」
イチゴ「初めての銭湯はどうじゃった?」
ココア「気持ち良かったし楽しかったです。けど」
イチゴ「けど何じゃ」
ココア「電気風呂だけは二度と入りません」
イチゴ「まだ言うか」
ココア「サウナも。死にかけたし。ていうか殺されかけたし。この恨み忘れないから」
イチゴ「ココアは怖い女じゃ」
ミルク「神父さん、もう少しで到着するって」
ココア「どのようなお店か楽しみですね」
イチゴ「グラタンは好きじゃ」
ミルク「ちゃんと予約してるかな?」
イチゴ「してなかったらお仕置きじゃ!」
ココア「予約するようなお店ではないのでは?」
ミルク「神父さんお金なさそうだしね。やっぱりご馳走してもらうのは悪いかな」
イチゴ「神父さんがご褒美じゃ言うとるけええんじゃ」
ミルク「でも」
イチゴ「男気に女があんまし口出ししたらあかん。格好つかんけ」
ミルク「そうだね」
ココア「ご褒美か……。この前のエスカルボムが気になりますね」
ミルク「町に降ってきたりしたらやだよ」
ココア「怖いこと言わないでください」
ミルク「ココアがエスカルゴの話するからじゃん。怖いことは忘れよう」
ココア「それもそうですね。ごめんなさい」
イチゴ「ココアー。ソフトクリームが溶けちょるぞー」
ココア「ああ!このお洋服お気に入りなのに!高かったのに!」
イチゴ「くふふ。可哀想にのう」
ココア「笑うなバカ!」
ミルク「ハンカチ濡らしてくるから、ティッシュか何かで拭いて待ってて」
ココア「ううー染みになりそうです」
イチゴ「それより早う食べてまえ。もっと汚れるぞ」
ココア「人前で、あまりペロペロするのは恥ずかしくて」
イチゴ「なら、わしがペロペロしちゃる」
ココア「やめて」
イチゴ「わし、フルーツオレ買ってくる」
ココア「これからグラタンですよ」
イチゴ「そっか。腹を空かさんとな」
ココア「はむっ」
イチゴ「一気に食うとキーンなるぞ」
ココア「んー!」
イチゴ「言わんこっちゃない」
ミルク「大丈夫?」
ココア「キーンてします」
ミルク「ジッとして。汚れをとんとんするから」
ココア「ありがとうございます」
イチゴ「わしも何かしてやる。何したらええ?」
ミルク「イチゴもジッとしてて」
イチゴ「えー。あ、それならココアの頭を撫でちゃる」
ココア「やめ!手!見ろって!このバカ!」
イチゴ「おー手がベトベトじゃ。せっかくお風呂入ったのに」
ココア「はあ……危なかった……」
ミルク「ふふふ」
ココア「笑う問題じゃありません」
ミルク「いいじゃん。面白いんだから」
ココア「ふん、面白くないです」
ミルク「イチゴ。恥ずかしいから指を舐めないで」
イチゴ「おいしい」
ミルク「ほんとバカだねー」
イチゴ「むう、言うてくれるのう。洗ってくる」
神父「おーい」
イチゴ「あ!神父さん!」
神父「お待たせしました。さっぱりしたようですね」
イチゴ「うん!」
神父「その手は?」
イチゴ「見て。ソフトクリームでベトベトじゃ」
神父「それなら洗ってきなさい」
イチゴ「はーい」
神父「私もソフトクリーム食べようかな」
ミルク「だめ。早くグラタン行こう」
神父「食べちゃだめ?」
ミルク「だーめ」
神父「だめだって」
ココア「待ってあげますよ」
神父「さすがココアさん!ちょいと急いで買ってきます」
ミルク「仕方ない。このままテレビ見てよっか」
ココア「ええ」
ミルク「もしかして、ネズミの仲間特集が見たかった?」
ココア「は?別に!」
ミルク「ふーん」
ココア「来年はネズミ年だそうです」
ミルク「うん」
ココア「知ってました?ハリネズミさんはモグラの仲間なんですって」
ミルク「そうなんだ」
ココア「ええ。驚きました」
ミルク「ネズミっぽいのにね」
ココア「うん」
ミルク「ネズミの仲間のなかで何が一番すき?」
ココア「チンチラさん」
ミルク「そうなんだ。あ、そうなのか」
ココア「え?」
ミルク「前にハピネスセットのオマケで貰ったネズミ図鑑を見て、それでネズミの仲間が好きになったんでしょう」
ココア「うん。いいでしょう別に」
ミルク「いいよ。可愛いと思う」
ココア「私が可愛いのは当たり前です」
神父「お待たせしました」
イチゴ「おまたせー」
ミルク「神父さんに買ってもらったの?」
イチゴ「おかわりじゃ。今度はチョコだけ」
神父「私はバニラにしました」
イチゴ「ちょうだいね」
神父「あ!」
ミルク「イチゴってば、すぐ一口もらうんだから。神父さん気を付けた方がいいよ」
神父「一口くらい構いませんよ」
ココア「まるでネズミさんみたいです」
ミルク「ネズミさんっていうよりウサギさんぽいかも」
イチゴ「ミルクは、カピバラさんぽい」
ミルク「えーそうかな」
イチゴ「顔が似とるけえ」
ココア「ふ、うふふ」
ミルク「一口もらい!」
イチゴ「あー!食べ過ぎ!」
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
崖っぷちGランク冒険者は『VIP』になって無双する
夕凪なぎ
ファンタジー
スキル・『課金』。それは冒険によって得たお金で様々な要素に課金をし、身体能力を高めたり特殊能力を取得したりできる能力。
だが強力なものほど値段が高くなっており、駆け出し冒険者のティルは到底手を出せない。そのせいでティルはしょぼい能力にしか課金できず、大した強化ができないため10年経っても最低ランクであるGランク冒険者のままだった。
ところがある日100回目の課金によってティルは『VIP待遇』となり、高性能な商品が激安価格で並ぶ『VIP専用ショップ』を利用できるようになる。
長年苦労し他の冒険者に虐げられてきた、ティル・ハステス17歳。VIPとなったことで、彼の冒険者人生は劇的に変化してゆくのだった――。
※毎日投稿させていただくつもりですが、体調不良によりお休みさせていただく場合がございます。
アシュターからの伝言
あーす。
SF
プレアデス星人アシュターに依頼を受けたアースルーリンドの面々が、地球に降り立つお話。
なんだけど、まだ出せない情報が含まれてるためと、パーラーにこっそり、メモ投稿してたのにパーラーが使えないので、それまで現実レベルで、聞いたり見たりした事のメモを書いています。
テレパシー、ビジョン等、現実に即した事柄を書き留め、どこまで合ってるかの検証となります。
その他、王様の耳はロバの耳。
そこらで言えない事をこっそりと。
あくまで小説枠なのに、検閲が入るとか理解不能。
なので届くべき人に届けばそれでいいお話。
にして置きます。
分かる人には分かる。
響く人には響く。
何かの気づきになれば幸いです。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
結婚しても別居して私は楽しくくらしたいので、どうぞ好きな女性を作ってください
シンさん
ファンタジー
サナス伯爵の娘、ニーナは隣国のアルデーテ王国の王太子との婚約が決まる。
国に行ったはいいけど、王都から程遠い別邸に放置され、1度も会いに来る事はない。
溺愛する女性がいるとの噂も!
それって最高!好きでもない男の子供をつくらなくていいかもしれないし。
それに私は、最初から別居して楽しく暮らしたかったんだから!
そんな別居願望たっぷりの伯爵令嬢と王子の恋愛ストーリー
最後まで書きあがっていますので、随時更新します。
表紙はエブリスタでBeeさんに描いて頂きました!綺麗なイラストが沢山ございます。リンク貼らせていただきました。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
【完結】聖女が性格良いと誰が決めたの?
仲村 嘉高
ファンタジー
子供の頃から、出来の良い姉と可愛い妹ばかりを優遇していた両親。
そしてそれを当たり前だと、主人公を蔑んでいた姉と妹。
「出来の悪い妹で恥ずかしい」
「姉だと知られたくないから、外では声を掛けないで」
そう言ってましたよね?
ある日、聖王国に神のお告げがあった。
この世界のどこかに聖女が誕生していたと。
「うちの娘のどちらかに違いない」
喜ぶ両親と姉妹。
しかし教会へ行くと、両親や姉妹の予想と違い、聖女だと選ばれたのは「出来損ない」の次女で……。
因果応報なお話(笑)
今回は、一人称です。
ギフトに振り回されてきたので、今世はひそかに生きていきます
mio
恋愛
ギフト、と呼ばれる超能力が人々に現れる国。
その中でも特に『神の目』と呼ばれるギフトは特別視されていた。基本的に貴族の令嬢が授かるそのギフトを持つものが現れると王家に嫁ぐことが定められているほどに。
そんなギフトをもって生まれたフリージアは過去を思い出し決心した。自分の持っているギフトがばれる前に逃げ、ギフトを隠したまま今世こそは自由に生きようと。
だがその決心はなかなかうまくいかなくて……。
他サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる