今日イチゴ明日ミルク明後日ココア

旭ガ丘ひつじ

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悪の基地はよくボカンする

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ミルク「急いでブラウニーの後ろに隠れよう!」

ココア「ブラウニー!私達をどうか守ってください!」

ブラ「ぶっすんぶりぶり」

イチゴ「工場が爆発した!」

ミルク「怖いよ死にたくないよ……!」

ココア「爆発はまだ続きそうです」

蓬「何だこの巨大ウンコ!そこどけ!」

イチゴ「あ、よもぎさんじゃ!」

蓬「とすると、そいつはファミリアか。俺も助けてくれ」

イチゴ「おいで」

蓬「ふう、助かったぜ」

イチゴ「ちょっと焦げとるよ」

蓬「いい。ちょうどよく温まった」

ミルク「ココアは何やってるの」

ココア「このカメラには動画機能が付いています」

ミルク「それどころじゃないよ。熱いし隠れてた方がいいよ」

ココア「飛んでくる瓦礫はブラウニーが何とかしてくれます。まだ、大丈夫です」

蓬「仕事熱心な子供だな」

ミルク「悪者さん。どうして爆発させたのか教えて」

蓬「奴らが、量産したエスカルボムをアジア圏のあちこちに送ろうとしていたからだ」

ミルク「爆弾をあっちこっちに持って行こうとしてたの?」

蓬「そういうこと」

ミルク「ちょーヤバかったじゃん」

蓬「そろそろ隠れろ。最後にでっかいのがくる」

ミルク「みんな伏せて!」

イチゴ「えほっこほっ、映画みたいじゃ」

ココア「熱いし体がビリビリ痺れます」

蓬「……爆発は終わったみたいだ。一安心していい」

イチゴ「あ!ブラウニーがパリパリに焼けとる!」

ブラ「ホックホク」

蓬「甘く芳しい匂いがする」

ミルク「大丈夫かな?」

ココア「平気です。私のファミリアは無敵です」

ミルク「本当に?」

ブラ「ぷっぷー」

蓬「へんちくりんな奴だ」

ココア「へんちくりんじゃありません」

ミルク「キモカワイイだよ」

蓬「分かった。ごめん」

闇光「おーい!」

ミルク「また悪者が来たよ」

イチゴ「や……今度こそ正義の味方かも知れん」

ココア「あの方、黒い服を着ていません」

蓬「俺の知らない奴だから教会の助っ人だろう」

ココア「あれ?どこかで見たことあるかも」

闇光「おまたせ。僕は正義の味方、小萩闇光です」

ミルク「本当に正義の味方じゃん!」

イチゴ「待て。今度こそ騙されんぞ。おはぎにあんこ、名前がふざけちょるけ」

闇光「おふふ、それ偽名です。カッコいいと思いましてな。闇と光を合わせたらカッコいいでしょ」

ココア「ダサい名前は嘘ですって。結局どっちなのですか」

イチゴ「うーん」

闇光「そうだ。これ、僕のファミリーの登録証です」

イチゴ「正義の味方じゃ」

ココア「そ、正解で良かったですね」

闇光「知らないですかな?僕のこと」

ココア「もちろん存じております。教会でナンバーワンのファミリー、愛螺舞勇の方ですね」

ミルク「えー!このガリガリ眼鏡のオタクみたいな人が!」

ココア「かなり失礼ですよ!」

闇光「いいよ。気にしないから」

イチゴ「わしは切り込み隊長の」

闇光「自己紹介は歩きながらで。すぐそこで凄く燃えていますから、まずは安全なところへ避難しましょ」

蓬「俺は」

闇光「ご同行願います」

蓬「分かった。従おう」

イチゴ「かっけえ。オタク警察じゃ」

ココア「これ以上、失礼なことを言わないでください」
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