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パンケーキラプソディー
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イチゴ「きた!いちごパンケーキ!」
ミルク「私はモンブラン」
神父「ココアさんは、本当にノーマルで良かったのですか?」
ココア「ええ、メイプルシロップが好きですから。神父さんこそ、デザートを頂かないのですか?」
神父「ささやかなジャズに耳を傾け、しとやかな雨を眺め、熱いブラックコーヒーだけを粛々と頂くのが紳士です」
ココア「はあ?砂糖入れてるし言ってる意味分かんないしなんかダサい」
ミルク「容赦ないね」
イチゴ「一口あげる。はい」
神父「ありがとう」
ミルク「ここのパンケーキ、とろとろで美味しいね」
ココア「とろとろと言いますが、これちょっと生じゃないですか?」
神父「ここはそういうパンケーキのお店なのです」
ミルク「よく見つけたね」
神父「シスター達が噂していました」
ココア「レディーのお話を盗み聞きですか」
神父「何ですかその目。それに盗み聞きとは失敬な」
イチゴ「神父さんは友達おらんのけ?」
神父「え、いるよ」
イチゴ「いつも教会におるけえ」
神父「それは任されているから仕方ないことです。たまに、他の教会の神父達と集まってお喋りしたりします」
ココア「それは大事な会議でお仕事では?」
神父「終わったあとに飲み会だってしますし、かなり盛り上がりますよ」
ミルク「この間はすぐ帰ってきたけど、私達がいるから?」
神父「ちが、それは違います」
ミルク「ごめんね」
イチゴ「わしらのことは気にせんと、友達とお酒飲んでええよ」
神父「友達いません!」
イチゴ「あ……」
ミルク「そうなんだ……」
神父「だってもう年寄りだし。それに年末はうちのファミリーと飲み会するし別に気にしてないし。これは本当だよ。嘘じゃないよ」
イチゴ「その飲み会は、わしらも参加出来るんけ!」
ココア「バカ。私達は子供ですので参加は無理ですよ」
神父「出来ますよ。今年の忘年会は君達も参加しなさい。みんなも喜びます」
ミルク「みんな喜ぶ?邪魔じゃない?」
神父「邪魔なものですか。みんな、君達のことが可愛くて仕方ないようです」
イチゴ「そっかー。かわいいかー」
ミルク「お菓子よくくれるよねー」
ココア「でれでれ甘えちゃって」
神父「甘えていいのです。私達はファミリーですから」
イチゴ「じゃあ、パンケーキもう一個頼んでええ?」
神父「それを食べ終わってからにしなさい」
ミルク「私はモンブラン」
神父「ココアさんは、本当にノーマルで良かったのですか?」
ココア「ええ、メイプルシロップが好きですから。神父さんこそ、デザートを頂かないのですか?」
神父「ささやかなジャズに耳を傾け、しとやかな雨を眺め、熱いブラックコーヒーだけを粛々と頂くのが紳士です」
ココア「はあ?砂糖入れてるし言ってる意味分かんないしなんかダサい」
ミルク「容赦ないね」
イチゴ「一口あげる。はい」
神父「ありがとう」
ミルク「ここのパンケーキ、とろとろで美味しいね」
ココア「とろとろと言いますが、これちょっと生じゃないですか?」
神父「ここはそういうパンケーキのお店なのです」
ミルク「よく見つけたね」
神父「シスター達が噂していました」
ココア「レディーのお話を盗み聞きですか」
神父「何ですかその目。それに盗み聞きとは失敬な」
イチゴ「神父さんは友達おらんのけ?」
神父「え、いるよ」
イチゴ「いつも教会におるけえ」
神父「それは任されているから仕方ないことです。たまに、他の教会の神父達と集まってお喋りしたりします」
ココア「それは大事な会議でお仕事では?」
神父「終わったあとに飲み会だってしますし、かなり盛り上がりますよ」
ミルク「この間はすぐ帰ってきたけど、私達がいるから?」
神父「ちが、それは違います」
ミルク「ごめんね」
イチゴ「わしらのことは気にせんと、友達とお酒飲んでええよ」
神父「友達いません!」
イチゴ「あ……」
ミルク「そうなんだ……」
神父「だってもう年寄りだし。それに年末はうちのファミリーと飲み会するし別に気にしてないし。これは本当だよ。嘘じゃないよ」
イチゴ「その飲み会は、わしらも参加出来るんけ!」
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ミルク「みんな喜ぶ?邪魔じゃない?」
神父「邪魔なものですか。みんな、君達のことが可愛くて仕方ないようです」
イチゴ「そっかー。かわいいかー」
ミルク「お菓子よくくれるよねー」
ココア「でれでれ甘えちゃって」
神父「甘えていいのです。私達はファミリーですから」
イチゴ「じゃあ、パンケーキもう一個頼んでええ?」
神父「それを食べ終わってからにしなさい」
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