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ココア「ふあ……眠い」
ミルク「仕事があるのに夜更かしして盛り上がるからだよ」
ココア「まさか、映画が前後編だったとは予想外でした」
ミルク「わざわざピザの出前を頼んで夜更かししたんでしょう。神父さん、ちょっと怒ってたよ」
ココア「ええ。さきほど叱られたところです。反省しています」
イチゴ「いたっ!頭ぶつけた!」
ミルク「トラックは揺れるから、起きてなきゃ危ないって」
イチゴ「言うても眠いけ。そうじゃ、ウンコベッドなら安全じゃろう」
ブラ「ぷっすん」
イチゴ「あったかやわらかあ……」
ミルク「こんなんじゃあ命が幾つあっても足りないよ」
イチゴ「ユーエフオーで寝たらシャキッとするけえ心配するな」
ミルク「今日の仕事は砂漠だからね。体調不良は危険なんだよ」
ココア「分かっています。昨夜は五時間眠ったので、ユーエフオーで移動する二時間眠れば体調は回復するはずです」
ミルク「頼むよ。まだ死にたくないからね。守ってくれるって言ったの二人なんだからね。だから私は嫌でも危ない仕事してるんだからね」
ココア「分かっていますってば。やるべきことはきちんと果たすつもりです」
ミルク「ココアはしっかりしてるからいいけど、問題はイチゴだよ」
イチゴ「イチゴケーキよりもミルクレープがええ」
ミルク「もうだめじゃん。昨日、何の映画を夢中になって観たの?」
ココア「仁義なき犬猫抗争。前編が犬と猫の喧嘩。後編が警察の特殊部隊エキゾチックアニマルとの激突」
ミルク「それ子供が観るものじゃなくない?」
ココア「しっかり子供向けで面白かったですよ。アニメ映画ならではのハチャメチャの展開で」
ミルク「ちょっと気になるかも」
ココア「ふあ……」
ミルク「今度レンタルしようかな」
ココア「お仕事の資料を見せてもらえますか?」
ミルク「はい。砂漠にあるオアシスでの自然調査だよ。急に緑が広がったんだって」
ココア「また注意事項がありますけど、よろしかったのですか?」
ミルク「よろしくないよ。今度こそって思ったのに、またイチゴが勢いで決めるから。ココアも止めてよ」
ココア「私は少し気になりましたので」
ミルク「この注意事項が?」
ココア「不審な人影あり。黒魔術師の可能性あり」
ミルク「ちょーヤバイ仕事だよ。ちょー嫌な予感がする」
ココア「周りの大人に聞いたところ、黒魔術師はあり得ない。どうせ人型アンデットだろうと笑っておっしゃっていました」
ミルク「黒魔術師は生活のしやすい都市で活動しているからだよね」
ココア「そうです。不自然です」
ミルク「黒魔術師がこっそり何か企んでるのかも」
ココア「あるいは、やはり人型アンデットか」
ミルク「どっちにせよやだ。笑えない」
ココア「それとも」
ミルク「それとも?」
ココア「もう一つの可能性があります」
ミルク「もしかして……生き残った人!」
ココア「ええ。外世界には自然に残った人達がいらっしゃるそうですので、可能性はあるかと。私はそこに興味を持ったのです」
ミルク「でも昔の話だよ。みんなアンデットに食べられるか、黒魔術師にアンデットにされちゃってるよ」
ココア「可能性がないわけではありません。とにかく、確かめられるならこの目で真相を確かめたいのです」
ミルク「私はもう一つの可能性が気になる」
ココア「もう一つ?ああ、あれね」
ミルク「ユーマ。未確認生物だよ」
ココア「イチゴがテレビを見て言ったことです。未確認生物なんてそんなまさか、はははー」
ミルク「昔は都市伝説でも、世界がアンデットのせいで滅茶苦茶になった今はあり得るかも知れない。それが怖いの」
ココア「やめてください!」
ミルク「ココアも怖いなら怖いって言えばいいのに」
ココア「ふん!私は怖くなんてありません!」
ミルク「ま、とにかく慎重に行こう。それで、植物を幾つかと砂と湖の水を採取したらすぐ帰ろう」
ココア「いつも通りですね」
ミルク「いつも通りは、トラブル起きそうだからやめて」
ココア「心配しすぎですよ」
ミルク「私はね。リーダーらしく二人の心配もしているの」
ココア「それは、ありがとう」
ミルク「イチゴはとにかく突っ込むし、ココアはいざという時にしか魔法を使えないし、もっと私がしっかりしなきゃね」
ココア「意外と三人のなかで頼りになるのはミルクかも」
ミルク「でも……怖い」
ココア「ですよね。しかし、そういった欠点を互いに補うのが仲間です」
ミルク「うん。頑張るよ」
ココア「頼りにしています。リーダー」
ミルク「仕事があるのに夜更かしして盛り上がるからだよ」
ココア「まさか、映画が前後編だったとは予想外でした」
ミルク「わざわざピザの出前を頼んで夜更かししたんでしょう。神父さん、ちょっと怒ってたよ」
ココア「ええ。さきほど叱られたところです。反省しています」
イチゴ「いたっ!頭ぶつけた!」
ミルク「トラックは揺れるから、起きてなきゃ危ないって」
イチゴ「言うても眠いけ。そうじゃ、ウンコベッドなら安全じゃろう」
ブラ「ぷっすん」
イチゴ「あったかやわらかあ……」
ミルク「こんなんじゃあ命が幾つあっても足りないよ」
イチゴ「ユーエフオーで寝たらシャキッとするけえ心配するな」
ミルク「今日の仕事は砂漠だからね。体調不良は危険なんだよ」
ココア「分かっています。昨夜は五時間眠ったので、ユーエフオーで移動する二時間眠れば体調は回復するはずです」
ミルク「頼むよ。まだ死にたくないからね。守ってくれるって言ったの二人なんだからね。だから私は嫌でも危ない仕事してるんだからね」
ココア「分かっていますってば。やるべきことはきちんと果たすつもりです」
ミルク「ココアはしっかりしてるからいいけど、問題はイチゴだよ」
イチゴ「イチゴケーキよりもミルクレープがええ」
ミルク「もうだめじゃん。昨日、何の映画を夢中になって観たの?」
ココア「仁義なき犬猫抗争。前編が犬と猫の喧嘩。後編が警察の特殊部隊エキゾチックアニマルとの激突」
ミルク「それ子供が観るものじゃなくない?」
ココア「しっかり子供向けで面白かったですよ。アニメ映画ならではのハチャメチャの展開で」
ミルク「ちょっと気になるかも」
ココア「ふあ……」
ミルク「今度レンタルしようかな」
ココア「お仕事の資料を見せてもらえますか?」
ミルク「はい。砂漠にあるオアシスでの自然調査だよ。急に緑が広がったんだって」
ココア「また注意事項がありますけど、よろしかったのですか?」
ミルク「よろしくないよ。今度こそって思ったのに、またイチゴが勢いで決めるから。ココアも止めてよ」
ココア「私は少し気になりましたので」
ミルク「この注意事項が?」
ココア「不審な人影あり。黒魔術師の可能性あり」
ミルク「ちょーヤバイ仕事だよ。ちょー嫌な予感がする」
ココア「周りの大人に聞いたところ、黒魔術師はあり得ない。どうせ人型アンデットだろうと笑っておっしゃっていました」
ミルク「黒魔術師は生活のしやすい都市で活動しているからだよね」
ココア「そうです。不自然です」
ミルク「黒魔術師がこっそり何か企んでるのかも」
ココア「あるいは、やはり人型アンデットか」
ミルク「どっちにせよやだ。笑えない」
ココア「それとも」
ミルク「それとも?」
ココア「もう一つの可能性があります」
ミルク「もしかして……生き残った人!」
ココア「ええ。外世界には自然に残った人達がいらっしゃるそうですので、可能性はあるかと。私はそこに興味を持ったのです」
ミルク「でも昔の話だよ。みんなアンデットに食べられるか、黒魔術師にアンデットにされちゃってるよ」
ココア「可能性がないわけではありません。とにかく、確かめられるならこの目で真相を確かめたいのです」
ミルク「私はもう一つの可能性が気になる」
ココア「もう一つ?ああ、あれね」
ミルク「ユーマ。未確認生物だよ」
ココア「イチゴがテレビを見て言ったことです。未確認生物なんてそんなまさか、はははー」
ミルク「昔は都市伝説でも、世界がアンデットのせいで滅茶苦茶になった今はあり得るかも知れない。それが怖いの」
ココア「やめてください!」
ミルク「ココアも怖いなら怖いって言えばいいのに」
ココア「ふん!私は怖くなんてありません!」
ミルク「ま、とにかく慎重に行こう。それで、植物を幾つかと砂と湖の水を採取したらすぐ帰ろう」
ココア「いつも通りですね」
ミルク「いつも通りは、トラブル起きそうだからやめて」
ココア「心配しすぎですよ」
ミルク「私はね。リーダーらしく二人の心配もしているの」
ココア「それは、ありがとう」
ミルク「イチゴはとにかく突っ込むし、ココアはいざという時にしか魔法を使えないし、もっと私がしっかりしなきゃね」
ココア「意外と三人のなかで頼りになるのはミルクかも」
ミルク「でも……怖い」
ココア「ですよね。しかし、そういった欠点を互いに補うのが仲間です」
ミルク「うん。頑張るよ」
ココア「頼りにしています。リーダー」
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