今日イチゴ明日ミルク明後日ココア

旭ガ丘ひつじ

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ワニの唐揚げって美味しそう

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イチゴ「わしは切り込み隊長、今日イチゴじゃ!夜露死苦!」

ココア「強化魔法、アブダクション」

イチゴ「元気いっぱい!」

ミルク「くすん……怪我しないよう気を付けてね」

イチゴ「ぎゃっ!わんこよりでっけえ口じゃ!しかも汚い……中にワニの頭が残っちょる!」

ミルク「うおおおええ!」

ココア「ミルク、しっかり。絶対に見てはいけませんよ」

ミルク「見る気ないよう……」

イチゴ「攻撃できん。アンデットめ、こっちをよく見よる」

ココア「仕方ないですね」

ミルク「ちょっとココア!飛び降りちゃ危ないよ!」

ココア「石ころでも食え」

イチゴ「入った!て、何しとんじゃバカ!」

ミルク「こっちに来た!速い!」

ココア「バカはおまえだ!今やっつけろ!」

イチゴ「てやあ!」

ミルク「尻尾しか切れてない!」

イチゴ「しまった!逃げろココア!」

ミルク「ばきゅーん!」

ココア「……ふう」

イチゴ「無茶しよってからに」

ココア「ありがとう。二人とも、よくやってくれました」

ミルク「もう、おどかさないでよ」

ココア「いざという時にはウンコバリアーがありますので。それも計算してのことです」

ミルク「それ私も危険だよね。あんなに大きな口が、ぐわーて開いてたもん」

イチゴ「それよか、これも溶かしてくれ」

ミルク「キモい!尻尾だけ生きてる!」

イチゴ「グルグル巻きにされて捕まってしもうた」

ココア「では私の魔法で遠慮なく」

イチゴ「わしまで吹っ飛ぶ」

ココア「ミルク、取ってあげてください」

ミルク「大丈夫かな?ジッとしててね」

イチゴ「溶けた溶けた。助かったぞ」

ココア「いつも綺麗に骨だけ残りますね」

ミルク「ううー気持ち悪い」

イチゴ「骨を拾ってくる」

ココア「そういうところは、しっかりしていますね」

イチゴ「うーん。ワニとワニのアンデットの骨、どっちがどっちかゴチャゴチャして分からん」

ココア「それなら、こっちの尻尾にしましょう」

イチゴ「そうじゃのう」

ミルク「それもよく平気で拾えるね」

イチゴ「ただの骨じゃけえ。それに、わしはグローブをしよるから平気じゃ」

ミルク「そのグローブはちゃんと洗ってる?」

イチゴ「当たり前じゃろう。防具はいつもシスターさんに預けて洗ってもらっちょる」

ミルク「シスターさんが変な病気にならないといいけど」

イチゴ「やめえ。怖くなる」

ココア「その時はちゃんと責任を取ってくださいね」

イチゴ「じゃあ、どうすりゃええのじゃ。シスターさんが洗濯機で洗うのは無理じゃろう言うて、代わりに洗ってくれる言うたけ預けたのじゃ。それでシスターさんが病気になるのは、わしも嫌じゃ」

ミルク「ごめん。泣かないで。教会の人だし、きっと大丈夫だと思うよ」

ココア「涙目になっているイチゴ初めて見ました」

イチゴ「泣いてない!女が泣いていいのは旦那に裏切られた時か先立たれた時だけじゃ!」

ミルク「それどこの世界の話?」

ココア「ネオン街の世界でしょう」
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