今日イチゴ明日ミルク明後日ココア

旭ガ丘ひつじ

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クソでも役に立つし存在は尊い

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イチゴ「到着。ここは森の中の原っぱじゃね。空気が気持ちええのう」

ココア「ミルク、ファミリアのこと気に入ってくれたみたいですね」

ミルク「うん。よく見たらキモカワイイかも。いい匂いもするし」

ココア「ええ。ブラウニーの香りがしますね」

ミルク「じゃあ名前はブラウニーに決定。よろしくね、ブラウニー」

ブラ「ぶりん!」

イチゴ「荷物を持ってくれるけ、荷車引かんで助かるぞブラウニー」

ブラ「ぶり!」

ミルク「私は戦うときもブラウニーに乗ってるからね」

イチゴ「それでええ」

ココア「ではブラウニー。そろそろ出発してください」

ブラ「ぶりゅ!」

イチゴ「返事がいちいち汚いのう」

ブラ「ぷうー!」

ミルク「怒って頬っぺた膨らましたよ」

イチゴ「屁こいたんか思った。すまんかったブラウニー」

ブラ「ぷっ!」

ミルク「許してくれるって」

イチゴ「屁にしか聞こえん」

ココア「ブラウニーの機嫌を悪くさせるようなこと言わないでください」

イチゴ「分かった。ブラウニーは優しいのう。よしよし」

ブラ「ぷぷっぺ!」

ココア「私が、優しくなりますようにとイマジネーションしましたから。ミルクの側にいるなら優しくなくてはね」

ミルク「あ、そういうことなの。ありがとう」

ココア「ええ、お構いなく」

イチゴ「ちょい湿っとるのが気になるけど、ブラウニーの肌はモチモチじゃ。これもイマジネーションけ?」

ココア「さあ?でも、この皮膚はどのような攻撃も通さない最強のバリアーになっています。これは私がイマジネーションしたことです」

ミルク「私を守るために?」

ココア「ま、まあ」

イチゴ「優しいやないけ」

ココア「別に、たまたまですよ」

イチゴ「ととと」

ココア「ちょっと!落ちないよう気を付けてください」

イチゴ「危なかったー。三人はまあまあ狭いのう。荷物は何で落ちんのじゃ?」

ミルク「ブラウニーが持ってくれてるから」

イチゴ「ん?まあ、引っ付いとるみたいじゃのう」

ココア「私たちのことは持たなくていいですからね」

イチゴ「何でじゃ」

ココア「何となく、気持ち的に?」

イチゴ「見てみ。ミルクはウンコシートベルトしよるぞ」

ココア「いつの間に!」

ミルク「ウンコシートベルトはやめて」

ココア「私たちはウンコシートベルトいらないですからね」

イチゴ「また傷付くぞ」

ココア「あーもうどうでもいい」

ブラ「ぶりっ!」

イチゴ「何じゃ。クソ漏らしたんけ」

ミルク「違うよ。何か来るみたい」

イチゴ「分かった敵じゃ!」

ミルク「あ!飛び降りたら危ないよ!敵が来るよ!」

イチゴ「どこじゃ!わしと勝負せえ!」

ミルク「あれって、やっぱり呪いのせいじゃないの」

ココア「元々の性格でしょう。ほら、えーと何だっけ、そう、ギャンブルする人って勝負師と呼ばれていますから」

ミルク「関係あるかな」

ココア「呪いこそ関係ありませんよ。私がこんなに元気ですもの」

ミルク「うん。そうだね」

イチゴ「出たぞ二人とも!イノシシクマじゃ!」

ココア「クマイノシシです」

ミルク「ひっ!」

ココア「ブラウニーくらい大きくて牙とか爪がヤバい!あれはマジでヤバい!イチゴ戻ってください!」

イチゴ「しゃあ!わしは自立するぞお!」

ココア「バカー!戻りなさーい!」
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