今日イチゴ明日ミルク明後日ココア

旭ガ丘ひつじ

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UFOとは未確認飛行物体か焼きそばか

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イチゴ「あのビルの間にあるタワーは何じゃった?」

ココア「あれは都市を守る防衛塔セイントタワー。都市に近付くアンデットを衛星で確認してビームでやっつけるのです」

イチゴ「賢い」

ココア「ちなみに都市の周りが砂しかないのは、衛星からアンデットを見つけやすくするためです」

イチゴ「衛星も砂も分からん」

ココア「勉強なさい」

イチゴ「ん、また今度教えて」

ココア「貴女、勉強する気ありませんわね」

イチゴ「そんなことない。わしだって勉強はするぞ」

ココア「見たことありませんけど」

ミルク「二人とも、ユーエフオー飛行場に着いたよ」

イチゴ「ついに、わしらもユーエフオーに乗って外世界に行くんじゃね」

ミルク「行きたくないけど」

イチゴ「楽しみじゃねえ」

ミルク「ぜんぜん」

ガードロボット「子供は入場出来ません」

イチゴ「ほい、ファミリー登録証」

ガードロボット「確認しました。どうぞお通りください」

イチゴ「最近はどこも、その何じゃっけ?」

ココア「人工知能によるオートメーションのことですか。人が働かなくていい時代はすぐそこと言われていますね」

イチゴ「それ。親父がよう言うとった。働きたくない、ロボット頑張れって」

ミルク「同じ。うちのお父さんも働きたくない人」

イチゴ「けどじゃ、パチンコのロボットにだけはよう怒ってたけどね」

ミルク「うちのお父さんはネットの人工知能に怒ってた。規制が厳しくて絵が売れないって」

イチゴ「どこの家も似たものじゃ」

ミルク「うん。そうみたい」

ココア「私の家は人工知能と仲良しですけどね。仕事をするには欠かせない存在ですから。それに、都市を守ってくれているのも人工知能ですよ」

イチゴ「そうなんけ。よう分からんけど」

ミルク「難しい話だよね」

ココア「まったく二人揃って。しっかりしてくれなきゃ、これから困りますわ」

イチゴ「ぐちぐち言わんでええ」

ココア「はいはい」

ミルク「ココア、手続きはどうしたらいいの?」

ココア「はいはい」

イチゴ「ココアがいてくれて助かるのう」

ミルク「うん。ありがとう」

ココア「ふん!」
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