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第十四章
第一話
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次の日、鬼平は戸惑っていた。自分のことを別人のように感じたのだ。だが、それが良いことなのか悪いことなのかもわからなかったので、ただ何かが変だと感じるだけだった。
そして、今日はもう、源の元に行かなくて済むのだと考えると、解放感よりもむしろ、寂しさを覚えているのにも戸惑った。――ただ以前の日常に戻っただけなのに。そう考えると、ますます変な気持ちになった。
「ようやく終わったか。何を呑気にやってたんだよ」
ねちっこい声色と共に六条が現れて、鬼平はもっと掃除がしたいとさえ思った。せっかくこの一週間、六条の存在を忘れていたのに、彼が話しかけてくれたおかげで、すぐにそれまでの最悪な気分を思い出した。
鬼平は自分が何か変わったのだと思いながらも、一週間を経てもなお、変わらず鬼平にとって目の上のたん瘤である六条を無言で見つめた。
「それより、知ってるか鬼木くん。実はさ、こないだ……」
六条は、相変わらず鬼平の反応もろくに見ないで喋り続けていた。鬼平はその言葉を話半分に聞きながら、憂鬱になった。自分の顔は篠田にもう知れてしまったのだから(別にそうでなくても嫌だったが)、忍び込むために部室に行くことなんてできない。
「……サッカー部はもうやめとこう。なんかあいつら、なんか揉めているらしいぞ、いい気味だ。鬼木くんもそう思うだろ?」
だから六条がそう言い出した時、驚きもしたが何より安心した。篠田は何か行動を起こしたのだろうか。気になったが、それを聞くことはできなかった。
そして、鬼平はこの時、自分でも気づかないうちに、
「……いや」
と、否定の言葉を放っていた。
だがそれは六条には聞こえていなかったし、鬼平もまた自分がそれを言ったことを信じられなかった。鬼平は六条に聞かれたのではないかと恐れ、彼を見たが、六条はぼんやりとした目つきで教室内を見ているだけだった。
「くだらない」
六条がぼそっと、そう呟いたのを、鬼平は聞いていた。鬼平はそれを言った時の六条の冷たい表情を見てぶるっと身震いし、どうにかしてこの男と円満に別れる方法がないか考えた。その前に、びんの悪魔についてもっと情報を集めておきたい……のだが、そんな上手い手は一向に思いつかない。
「それより、僕が思うに諸悪の根源は先生たちだと思うんだよな。あいつら、ほとんど社会に出たこともないのに、人に教えてるんだぞ? おかしいよな。まず社会経験っていうのをしてから……」
その後にはまた、長々と彼の演説が続いた。六条は今日も元気に、どこかで聞いたことのある意見を、さも自分で考えたように話していた。ペラペラと、六条の口から放たれた言葉はまた別の言葉を呼んで増えていき、鬼平の耳を埋め尽くしていった。
鬼平は似たようなことをもうずっと聞かされている。いい加減うんざりしていたが、六条は本当に気持ちよさそうに喋るのだ。自分の意見を、咳の一つでも許されないくらいの、芸術品のように思いながら。
それを感じてどうしても無下にできなかったのだが、さすがに鬼平でも息が詰まりそうになって来た。それを言葉で伝えられないのも、代わりにちらちら六条を見てそれを伝えようにも、いつもトイレに行きたいのだと誤解されるのもいい加減イライラしていた。
「……であるから、今の教育はおかしいよな。教育がおかしいから先生もおかしいわけ。この個性の時代に、一人一人に向き合えないような、個性も認められないような今の」
話がまた変な方向へ進んで、しばらく帰れないだろうな、と鬼平が憂鬱になってきた時、突然止まるはずのない六条の演説が途切れた。鬼平は不思議に思った。それで横を向く。
そこには智香が立っていた。横にいたはずの六条は脇にどかされて、何が起きたのかわからず、目を見開いて智香と鬼平を見ていた。
「鬼平くん、」
智香は横の六条には目もくれず、クラス中の視線を密かに集めながら鬼平に語りかけた。
「ちょっといい?」
それは間違いなく鬼平に言ったのだが、彼は驚いて反応できなかった。そして、何かを言う代わりに目をぐるぐる回して、髪を触ったり、腕を掻いたりして時間を稼いだ。
その間も智香は、今日こそは鬼平を逃さないように、まっすぐ見据えていた。それから、
「ここじゃ喋りづらいか……」
と、智香は周りの視線を感じ、呟いた。
「こっち行こ」
智香は鬼平の手首を掴んで、彼の身体は文字通り跳ね上がった。なすがまま、智香に引っ張られていった。席を立って去っていく時、いまだ信じられないと言った感じで顔面蒼白になった六条の顔が見えた。
智香は鬼平の手首を掴んだまま、教室を出て、早足で前に歩き続けた。階段を上がり、すぐに折れ曲がり、誰もいない美術室の前に移動する。鬼平は智香の手から伝わってくる温もりはもちろん、彼女の香り、彼女の輝くような肌と髪、それと、どこか異様な雰囲気にも引っ張られて、何も考えられなかった。
「ここでいいかな」
智香はそう言って、鬼平の肩越しに、廊下を見渡した。鬼平の心臓が胸を突き破りそうなほど高まり、彼は苦痛で顔を歪めた。
「どうしたの? 大丈夫?」
智香が聞き、鬼平が頷いた。
「ごめんね。なんかあなたと喋ろうとすると、いつも邪魔が入るからさ。それでこんなとこまで連れてきちゃった」
智香は弁明するように言い、微笑んだ。鬼平は「いいよ、全然気にしてない」と、クールに言う自分を想像しながら、首を小刻みに動かした。
「そう。ならよかった」
智香は笑顔になって両手を胸の前で合わせたが、その笑顔も直に消え去ってしまった。
「あれ? 私、あなたに聞きたいこと、あったような気がするのに……」
智香は腰に手をあてながら思い出す。
「あっ。そうそう、あのね、変なこと聞くって思うかもしれないけど、どうして傘を貸してくれたの? ちょっと違うかな、……あれって私だってわかって渡したの? うーん、違うかな。でも、失礼かもしれないけど、私、それまであなたの名前も知らなくて」
智香は明るく問いかけた。鬼平は口を固く閉ざしていた。俯いて、頑なに智香と目を合わせなかった。智香はただ話題になると思って持ち出しただけなのに、真剣に考えこんだ鬼平を見て困惑した。
「え、私、何か変なこと聞いた? ただ、あの時傘貸してくれてありがとうって話をしてるんだけど。どうしたの? 別にあなたが雨を降らしたわけでもないでしょうに」
智香は重苦しい空気を、そんな冗談で笑い飛ばそうとした。だが、それはかえって鬼平の口をきつく締めた。智香はそれを見て大きく失望した。
「……あのさ、もしかして、私のこと、嫌い?」
智香が冷たい声で言うと、鬼平はそれを否定しようと、急いで顔を上げた。だがその目が合うことはなかった。
智香はもう鬼平を見ていなかった。かわりに、その奥を、細い拳を握りしめ、薄っすらと笑みを浮かべ、挑発するような目つきで睨んでいた。彼女はその柔らかな前髪を払った。
「……何の用?」
智香が投げやりに言った。
「こわーい。え、鈴本さん、鏡見た方がいいよ。すごい顔しているよ?」
ふざけるような声のトーンで、しかし蔑むように誰かが言った。鬼平が振り返る。百川千花が立っていた。
そして、今日はもう、源の元に行かなくて済むのだと考えると、解放感よりもむしろ、寂しさを覚えているのにも戸惑った。――ただ以前の日常に戻っただけなのに。そう考えると、ますます変な気持ちになった。
「ようやく終わったか。何を呑気にやってたんだよ」
ねちっこい声色と共に六条が現れて、鬼平はもっと掃除がしたいとさえ思った。せっかくこの一週間、六条の存在を忘れていたのに、彼が話しかけてくれたおかげで、すぐにそれまでの最悪な気分を思い出した。
鬼平は自分が何か変わったのだと思いながらも、一週間を経てもなお、変わらず鬼平にとって目の上のたん瘤である六条を無言で見つめた。
「それより、知ってるか鬼木くん。実はさ、こないだ……」
六条は、相変わらず鬼平の反応もろくに見ないで喋り続けていた。鬼平はその言葉を話半分に聞きながら、憂鬱になった。自分の顔は篠田にもう知れてしまったのだから(別にそうでなくても嫌だったが)、忍び込むために部室に行くことなんてできない。
「……サッカー部はもうやめとこう。なんかあいつら、なんか揉めているらしいぞ、いい気味だ。鬼木くんもそう思うだろ?」
だから六条がそう言い出した時、驚きもしたが何より安心した。篠田は何か行動を起こしたのだろうか。気になったが、それを聞くことはできなかった。
そして、鬼平はこの時、自分でも気づかないうちに、
「……いや」
と、否定の言葉を放っていた。
だがそれは六条には聞こえていなかったし、鬼平もまた自分がそれを言ったことを信じられなかった。鬼平は六条に聞かれたのではないかと恐れ、彼を見たが、六条はぼんやりとした目つきで教室内を見ているだけだった。
「くだらない」
六条がぼそっと、そう呟いたのを、鬼平は聞いていた。鬼平はそれを言った時の六条の冷たい表情を見てぶるっと身震いし、どうにかしてこの男と円満に別れる方法がないか考えた。その前に、びんの悪魔についてもっと情報を集めておきたい……のだが、そんな上手い手は一向に思いつかない。
「それより、僕が思うに諸悪の根源は先生たちだと思うんだよな。あいつら、ほとんど社会に出たこともないのに、人に教えてるんだぞ? おかしいよな。まず社会経験っていうのをしてから……」
その後にはまた、長々と彼の演説が続いた。六条は今日も元気に、どこかで聞いたことのある意見を、さも自分で考えたように話していた。ペラペラと、六条の口から放たれた言葉はまた別の言葉を呼んで増えていき、鬼平の耳を埋め尽くしていった。
鬼平は似たようなことをもうずっと聞かされている。いい加減うんざりしていたが、六条は本当に気持ちよさそうに喋るのだ。自分の意見を、咳の一つでも許されないくらいの、芸術品のように思いながら。
それを感じてどうしても無下にできなかったのだが、さすがに鬼平でも息が詰まりそうになって来た。それを言葉で伝えられないのも、代わりにちらちら六条を見てそれを伝えようにも、いつもトイレに行きたいのだと誤解されるのもいい加減イライラしていた。
「……であるから、今の教育はおかしいよな。教育がおかしいから先生もおかしいわけ。この個性の時代に、一人一人に向き合えないような、個性も認められないような今の」
話がまた変な方向へ進んで、しばらく帰れないだろうな、と鬼平が憂鬱になってきた時、突然止まるはずのない六条の演説が途切れた。鬼平は不思議に思った。それで横を向く。
そこには智香が立っていた。横にいたはずの六条は脇にどかされて、何が起きたのかわからず、目を見開いて智香と鬼平を見ていた。
「鬼平くん、」
智香は横の六条には目もくれず、クラス中の視線を密かに集めながら鬼平に語りかけた。
「ちょっといい?」
それは間違いなく鬼平に言ったのだが、彼は驚いて反応できなかった。そして、何かを言う代わりに目をぐるぐる回して、髪を触ったり、腕を掻いたりして時間を稼いだ。
その間も智香は、今日こそは鬼平を逃さないように、まっすぐ見据えていた。それから、
「ここじゃ喋りづらいか……」
と、智香は周りの視線を感じ、呟いた。
「こっち行こ」
智香は鬼平の手首を掴んで、彼の身体は文字通り跳ね上がった。なすがまま、智香に引っ張られていった。席を立って去っていく時、いまだ信じられないと言った感じで顔面蒼白になった六条の顔が見えた。
智香は鬼平の手首を掴んだまま、教室を出て、早足で前に歩き続けた。階段を上がり、すぐに折れ曲がり、誰もいない美術室の前に移動する。鬼平は智香の手から伝わってくる温もりはもちろん、彼女の香り、彼女の輝くような肌と髪、それと、どこか異様な雰囲気にも引っ張られて、何も考えられなかった。
「ここでいいかな」
智香はそう言って、鬼平の肩越しに、廊下を見渡した。鬼平の心臓が胸を突き破りそうなほど高まり、彼は苦痛で顔を歪めた。
「どうしたの? 大丈夫?」
智香が聞き、鬼平が頷いた。
「ごめんね。なんかあなたと喋ろうとすると、いつも邪魔が入るからさ。それでこんなとこまで連れてきちゃった」
智香は弁明するように言い、微笑んだ。鬼平は「いいよ、全然気にしてない」と、クールに言う自分を想像しながら、首を小刻みに動かした。
「そう。ならよかった」
智香は笑顔になって両手を胸の前で合わせたが、その笑顔も直に消え去ってしまった。
「あれ? 私、あなたに聞きたいこと、あったような気がするのに……」
智香は腰に手をあてながら思い出す。
「あっ。そうそう、あのね、変なこと聞くって思うかもしれないけど、どうして傘を貸してくれたの? ちょっと違うかな、……あれって私だってわかって渡したの? うーん、違うかな。でも、失礼かもしれないけど、私、それまであなたの名前も知らなくて」
智香は明るく問いかけた。鬼平は口を固く閉ざしていた。俯いて、頑なに智香と目を合わせなかった。智香はただ話題になると思って持ち出しただけなのに、真剣に考えこんだ鬼平を見て困惑した。
「え、私、何か変なこと聞いた? ただ、あの時傘貸してくれてありがとうって話をしてるんだけど。どうしたの? 別にあなたが雨を降らしたわけでもないでしょうに」
智香は重苦しい空気を、そんな冗談で笑い飛ばそうとした。だが、それはかえって鬼平の口をきつく締めた。智香はそれを見て大きく失望した。
「……あのさ、もしかして、私のこと、嫌い?」
智香が冷たい声で言うと、鬼平はそれを否定しようと、急いで顔を上げた。だがその目が合うことはなかった。
智香はもう鬼平を見ていなかった。かわりに、その奥を、細い拳を握りしめ、薄っすらと笑みを浮かべ、挑発するような目つきで睨んでいた。彼女はその柔らかな前髪を払った。
「……何の用?」
智香が投げやりに言った。
「こわーい。え、鈴本さん、鏡見た方がいいよ。すごい顔しているよ?」
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