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第58話【行方知れず】
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「結局大移動になっちゃったわね……」
デイジーが自分たちも私についてくると言い出してから、方々に連絡を取った。
いくら部隊長とはいえ、陣営そのものを独断で移動させる権利はないのだから。
初めに使いを出したのは衛生兵をまとめる長官であるカルザーに向けて。
今までの経緯を考えれば、カルザーを置いて総司令官であるベリル王子に連絡を入れてしまっては、後から何を言われるか分からないから。
正直なところ、どのような返事が来るかは全く分からない。
自ら危険に飛び込もうとする私たちを歓迎するかもしれないし、何かを勘繰って許可を出さないかもしれない。
とにかくまずは長官からの返事を待つしかない。
できるだけ早く連絡ができるよう、緊急時のみ使用が許された速馬を使った。
使い魔のピートの方が速いが、ピートでやり取りできるのは信頼できるごく限られた人のみだ。
そうやって待っていた私の元に、意外な返事が来たのは、ちょうど治療場で治療に専念していた時だった。
「どういうこと?」
「ですから……どうやらカルザー長官は現在行方知れずのようです……ちょうどモスアゲート領で魔獣が発生した頃から姿がどこにも見当たらないのだとか」
カルザーに当てた書類を持ったまま、伝達に向かわせた兵士が困った顔で言ってきた。
カルザーが行方知れずとはどういうことだろうか。
「それで……承認はもらえずに帰ってきたのね?」
「ええ……噂では、カルザー長官は魔獣発生当時現場にいたのではないかという話もあるようで。いずれにしろ、判断できる者がいない、とだけ聞いて帰ってきました。すいません」
「いえ。いいのよ。分かったわ。ありがとう。次の当てがあるから、その書類は一旦もらっておくわね」
「はい。それでは、失礼します」
カルザーがいないため判断できないということは、ベリル王子に直接聞いても問題ないだろう。
後から出てきたとしても、緊急事態だったので、といえばなんとかなる。
そもそも問題が発生している時にその所在が何日もの間、所在が分からないということが異常事態だ。
何か人に話せないようなことをしているか、モスアゲート領に居たというのが本当で、巻き込まれてしまったのかもしれない。
「サルビア。悪いけど、ちょっと離れるわね。ここをお願い!」
「分かりました!」
共に治療に当たっていたサルビアに現場を一時任せて、私はベリル王子に向けた手紙を書く。
距離はもっと遠いが、今度はピートを使えるので、伝達はより短い時間で済むだろう。
手紙をピートの脚に括り付け、ベリル王子の元へと向かわせる。
ピートが窓から空へと飛び立ったと同時に、黒い鳥が部屋へと入ってきた。
アンバーの使い魔だ。
「やぁ、聖女様。この間はとびきり凄い情報をありがとう! まさに、これまでの常識が覆される大発見だよ!」
「アンバー隊長。すぐに返事をくれると思っていたんですが。今になって来てくれたということは、何か新しく分かったことが?」
「ああ。うん。ちょっと、回復魔法向けの魔力を練るってのに悪戦苦闘してね。ヒントをくれたのはアイオラっていう、うちのエースなんだけど」
「彼なら何度か。私のところにいるロベリアという衛生兵の兄ですね。彼が?」
「そう言ってたね。とにかく彼のおかげで、コツみたいなものが掴めたんだ。まぁ、細かい話は今度だね。お互い今は忙しい身だから。それで、ようやく僕も使えるようになったよ。複合魔法」
「まぁ。それは良かったですね。それで? どんな効果だったんです?」
私が使うことのできた強化魔法というべき魔法は、解呪の魔法を元にしている。
アンバーが使えるはずもないのだから、得られる効果は大きく変わるはずだ。
おそらく何かしらの攻撃魔法を元にしているに違いない。
だとしたら、自分や誰かに使うわけにもいかないだろう。
「簡単に言うと、二つの属性の魔法を合わせた新しい魔法の創造ができるんだ。これがすごく扱いが難しくてね。僕でもまだ初級の魔法同士を掛け合わせるのがやっとだよ。悔しいけど、これに関してはアイオラの方が上手いね。いやぁ、歳はとりたくないねぇ」
軽い口調で話すアンバーの声は、どこか楽しげだ。
優秀な後続が育ってくれていて嬉しいのだろう。
私も、デイジーやサルビアを始めとした他の衛生兵の成長を見るのは嬉しい。
落ち着いたら、回復魔法を教える学び舎を作るのも悪くないのかもしれない。
「そういえば話は変わるけど、カルザーのやつが行方不明だそうだ。奴さんモスアゲート伯爵に会いに行ってたなんて噂もある。もしかしたら……もあるかもねぇ」
「ええ。その報告は先ほど私も聞きました。気になるところですが、そのおかげでそちらに向かうことができそうです」
「こっちに向かうって? モスアゲート領に陣営を移す気かい⁉︎」
「できるだけ近くにいた方ができることも多くなりますから」
アンバーの使い魔がまるで息を吐くような素振りを見せる。
どうやら声だけでなく、動きすら使役主のものが反映できるようになっているらしい。
「はぁ……相変わらずだねぇ。ま、聖女様のそういうところが、聖女様たる所以なんだけど。僕はちょうど暇しているから、会えるのを楽しみにしているよ。僕は派手にぶっ放す方が得意でねぇ……」
「うふふ。そうですね。覚えていますよ。第五衛生兵部隊が魔獣の群れに襲われた時に、攻撃魔法で一掃していただいたこと」
「あはは。あの時は正直辛かったよ。自分の魔力はほとんど呪いを抑えるのに使っていたからね」
「でも、そのおかげで私たちの今があります」
「それをいうなら、聖女様があの魔石の入った箱を壊してくれたからさ。僕にはそんな考えは思いつかなかったからね……少し話し過ぎたね。そろそろ戻るよ。それじゃあ、気を付けておいで」
「ええ。それでは、今度は使い魔越しではなく直接」
私がそう言うと、アンバーの使い魔は一度鳴き、窓から再び空へと舞い上がっていった。
デイジーが自分たちも私についてくると言い出してから、方々に連絡を取った。
いくら部隊長とはいえ、陣営そのものを独断で移動させる権利はないのだから。
初めに使いを出したのは衛生兵をまとめる長官であるカルザーに向けて。
今までの経緯を考えれば、カルザーを置いて総司令官であるベリル王子に連絡を入れてしまっては、後から何を言われるか分からないから。
正直なところ、どのような返事が来るかは全く分からない。
自ら危険に飛び込もうとする私たちを歓迎するかもしれないし、何かを勘繰って許可を出さないかもしれない。
とにかくまずは長官からの返事を待つしかない。
できるだけ早く連絡ができるよう、緊急時のみ使用が許された速馬を使った。
使い魔のピートの方が速いが、ピートでやり取りできるのは信頼できるごく限られた人のみだ。
そうやって待っていた私の元に、意外な返事が来たのは、ちょうど治療場で治療に専念していた時だった。
「どういうこと?」
「ですから……どうやらカルザー長官は現在行方知れずのようです……ちょうどモスアゲート領で魔獣が発生した頃から姿がどこにも見当たらないのだとか」
カルザーに当てた書類を持ったまま、伝達に向かわせた兵士が困った顔で言ってきた。
カルザーが行方知れずとはどういうことだろうか。
「それで……承認はもらえずに帰ってきたのね?」
「ええ……噂では、カルザー長官は魔獣発生当時現場にいたのではないかという話もあるようで。いずれにしろ、判断できる者がいない、とだけ聞いて帰ってきました。すいません」
「いえ。いいのよ。分かったわ。ありがとう。次の当てがあるから、その書類は一旦もらっておくわね」
「はい。それでは、失礼します」
カルザーがいないため判断できないということは、ベリル王子に直接聞いても問題ないだろう。
後から出てきたとしても、緊急事態だったので、といえばなんとかなる。
そもそも問題が発生している時にその所在が何日もの間、所在が分からないということが異常事態だ。
何か人に話せないようなことをしているか、モスアゲート領に居たというのが本当で、巻き込まれてしまったのかもしれない。
「サルビア。悪いけど、ちょっと離れるわね。ここをお願い!」
「分かりました!」
共に治療に当たっていたサルビアに現場を一時任せて、私はベリル王子に向けた手紙を書く。
距離はもっと遠いが、今度はピートを使えるので、伝達はより短い時間で済むだろう。
手紙をピートの脚に括り付け、ベリル王子の元へと向かわせる。
ピートが窓から空へと飛び立ったと同時に、黒い鳥が部屋へと入ってきた。
アンバーの使い魔だ。
「やぁ、聖女様。この間はとびきり凄い情報をありがとう! まさに、これまでの常識が覆される大発見だよ!」
「アンバー隊長。すぐに返事をくれると思っていたんですが。今になって来てくれたということは、何か新しく分かったことが?」
「ああ。うん。ちょっと、回復魔法向けの魔力を練るってのに悪戦苦闘してね。ヒントをくれたのはアイオラっていう、うちのエースなんだけど」
「彼なら何度か。私のところにいるロベリアという衛生兵の兄ですね。彼が?」
「そう言ってたね。とにかく彼のおかげで、コツみたいなものが掴めたんだ。まぁ、細かい話は今度だね。お互い今は忙しい身だから。それで、ようやく僕も使えるようになったよ。複合魔法」
「まぁ。それは良かったですね。それで? どんな効果だったんです?」
私が使うことのできた強化魔法というべき魔法は、解呪の魔法を元にしている。
アンバーが使えるはずもないのだから、得られる効果は大きく変わるはずだ。
おそらく何かしらの攻撃魔法を元にしているに違いない。
だとしたら、自分や誰かに使うわけにもいかないだろう。
「簡単に言うと、二つの属性の魔法を合わせた新しい魔法の創造ができるんだ。これがすごく扱いが難しくてね。僕でもまだ初級の魔法同士を掛け合わせるのがやっとだよ。悔しいけど、これに関してはアイオラの方が上手いね。いやぁ、歳はとりたくないねぇ」
軽い口調で話すアンバーの声は、どこか楽しげだ。
優秀な後続が育ってくれていて嬉しいのだろう。
私も、デイジーやサルビアを始めとした他の衛生兵の成長を見るのは嬉しい。
落ち着いたら、回復魔法を教える学び舎を作るのも悪くないのかもしれない。
「そういえば話は変わるけど、カルザーのやつが行方不明だそうだ。奴さんモスアゲート伯爵に会いに行ってたなんて噂もある。もしかしたら……もあるかもねぇ」
「ええ。その報告は先ほど私も聞きました。気になるところですが、そのおかげでそちらに向かうことができそうです」
「こっちに向かうって? モスアゲート領に陣営を移す気かい⁉︎」
「できるだけ近くにいた方ができることも多くなりますから」
アンバーの使い魔がまるで息を吐くような素振りを見せる。
どうやら声だけでなく、動きすら使役主のものが反映できるようになっているらしい。
「はぁ……相変わらずだねぇ。ま、聖女様のそういうところが、聖女様たる所以なんだけど。僕はちょうど暇しているから、会えるのを楽しみにしているよ。僕は派手にぶっ放す方が得意でねぇ……」
「うふふ。そうですね。覚えていますよ。第五衛生兵部隊が魔獣の群れに襲われた時に、攻撃魔法で一掃していただいたこと」
「あはは。あの時は正直辛かったよ。自分の魔力はほとんど呪いを抑えるのに使っていたからね」
「でも、そのおかげで私たちの今があります」
「それをいうなら、聖女様があの魔石の入った箱を壊してくれたからさ。僕にはそんな考えは思いつかなかったからね……少し話し過ぎたね。そろそろ戻るよ。それじゃあ、気を付けておいで」
「ええ。それでは、今度は使い魔越しではなく直接」
私がそう言うと、アンバーの使い魔は一度鳴き、窓から再び空へと舞い上がっていった。
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