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5章 獣人国編
68話 三連獣最強の黒熊です
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本戦出場者の身内は特等席で観戦出来るようになるみたいで、俺たちはリオンを起こして移動した。ヒール魔石の発動にも都合がいいし、うん、ここなら出場者の顔までよく見えるな。
俺たちは今、観客席の最前列よりも少し前に作られた特設スペースのような所にいる。
アレが対戦相手の黒熊ガイか。謁見の間にもいたけど、獣王が気になってあまり見てなかったんだよね。
この国に来て気付いた事だが、獣人族は人間のように素肌が見えている者もいるけど、ほとんどが体毛に覆われている者もいる。
黒熊は後者で、全身が黒い毛で覆われている。
身長は、エドモンが多分俺より十センチ高いくらいだから、そのエドモンと比べると……三メートルくらいありそうだ。
ていうか、よく見ると顔がエドモンに似てないか?
エドモンに似た熊獣人……クマモンだな。
――*――
試合開始時。(エドモン視点)
さて、いきなり前回覇者と当たるとは思っていなかったが、疲れてから当たるよりは運が良かっただろうか。
私のオーバーライドには時間制限があるからな、というかオサム殿の魔力量がおかしいだけで、普通の人間があの勢いで魔力を失えば、本来数秒で枯渇するはずだ。
今の私でも、十分も連続して使えば枯渇するだろう。
「よろしくクマー」
「よろしくお願いします」
私たちは闘技場の中央で、まずは挨拶を交わす。
目の前の黒熊は、もう少し興味無さげな態度だと予想していたが、コチラをしっかりと見据え戦う意志を感じる。
「何を驚いているクマー?」
「いえ、事前説明の際に見た態度と違い戸惑っただけです。本戦に興味はないようなことを言ってませんでしたか?」
「それは誤解クマー。あのゴリラ獣人のように力でゴリ押すだけの、猪のように攻撃に特化させた、まさに獣のような戦いでは私に勝てないと伝えたかっただけクマー」
攻撃に特化させた獣のような戦いでは……ですか。
「ふふふ、あなたは本物の暴力を知らないようですね」
「意外クマー」
「意外……ですか?」
「無慈悲のは攻防のバランスが揃った万能タイプだと思っていたクマー。なのに、攻撃特化が好きクマー?」
「好みの問題ではありません。ですが、貴方は勝っても負けても今日中に本物の暴力を目にするでしょう」
「武とは攻防のバランスが重要クマー、攻を知るから防が高まり、逆も然りクマー。攻しか知らぬような猪の如き攻撃に恐ろしさはないクマー」
「貴方の世界を広げて差し上げるのは後ほど、それも私の役目ではありませんので」
「では、戦うクマー」
「ええ、よろしくお願いします」
剛力の黒熊なんていう名前から完全な力押しタイプだと思っていた。いや、もちろん力も強いのだろうが、先程の会話を考慮するとどうやら攻防のバランスが整ったタイプのようだな。
私が分析していると、黒熊が襲いかかってくる。背の丈はオークよりも少し小さいだろうか、それほどの脅威は感じない。
毛深いとはいえ、姿形が人間に近いからだろうか、本物の熊に襲いかかって来られた方がプレッシャーがあるだろう。
速度も、ルウ師匠と同じかそれ以下か。もしや手を抜いている……?
私は黒熊の前蹴りをバックステップで躱す。
今度はコチラから、右手に持っている剣を袈裟斬りにするが、片腕で受け止められ『ガキンッ』という音が鳴る。硬い敵を斬った時と同じ感触だ。
なるほど、最低でもAランク魔物と同程度の硬さはあるようですね……。
私は自身の剣に身体強化をかけ、もう一度、今度は左薙で剣を振り抜く。
黒熊は先程と同じように片腕で受け止めようとしたが、今度は大きな抵抗を受けることなく、剣を振り抜く事ができた。
傷は浅いが、黒熊は自身が出血したことに驚いたようにコチラを見てくる。
「無慈悲の、なかなか強いクマー。武器で傷付けられたのは数十年振りクマー」
「そうですか、ではもう少し手を抜かないで相手してくれますか?」
可能性だ。あくまでも可能性だが、後半に分かるより今のうちに潰しておきたいので、私はカマをかける。
「どうして分かったクマー?」
「やはり……ですか。何となく言ってみただけです」
「引っ掛かったクマー。でも、要望通り本気を出すクマー。手加減出来ないから、気をつけるクマッ!」
目の前の黒熊は、今までの少しおっとりした雰囲気が消え、目が釣り上がり、先程までよりも筋肉が盛り上がったおかげで全体的に太くなった気がする。
瞬間、黒熊が目の前に移動してきて、目では追えているが何故か身体は動かず、スローモーションの中で張り手を食らい吹き飛ばされた。
勢いに逆らえずそのまま飛ばされたが、何かに激突した事で止まったようだ。
いてて……。
ああ、観客席の壁まで飛ばされたのか、地面……十秒経ったら負け……足は、動く。
少しふらつく足に気合いを入れ、闘技場に戻るために立ち上がる。
「あの黒熊は強そうだな。仇はとるから負けても大丈夫だぞ」
「あなた、それ自分が戦いたいだけじゃありませんの?顔が凄いことになってますわよ」
ああ、本当にこの人は……。
見なくてもオサム殿の顔が分かる。それになんだろうな、どうしてか絶対負けたくない気持ちになった。
さて……楽しみましょうか。
私はオーバーライドを発動し、闘技場へ戻る。
「アレで無傷なんて、やっぱり無慈悲のは強いクマッ!」
「無傷ではありませんが、勝てないとは思いません。ここからは私も本気だッ!」
十分、それで決められなければ私の負けだ。
身体強化をかけた剣で斬りかかる。しかし、先程と違って薄皮一枚斬れるだけで、刃が奥まで入らない。
黒熊は四つん這いの姿勢になる事が増え、機動力も上がっている。両手の爪を地面に刺して加速の補助をしているようだ。
そういえば、爪も十分な強度はありそうだが、私の剣は爪ではなく身体で受けているな。もしや、爪の硬さには自信がない?
狙いが決まり、剣での連撃の中に爪への攻撃を含ませる。『キンッ』という高い音がなり、黒熊の爪が数本斬れたようだ。
よし、攻撃は通じている。
更に爪を狙って斬ると、黒熊は四つん這いでの高速移動を減らし、少し単調な動きになってきたように思う。
チャンスか?
私は息を切らさず連撃を入れる。黒熊は器用にその全てを腕で受けていたが、何を思ったか剣に殴りかかって来た。
黒熊のパンチを剣でいなし、更に攻撃を加える。明確に斬れてはいないが、ダメージは蓄積しているはずだ。黒熊は、腕の動きも少し鈍くなって来ている。
しまっ……足が……。
闘技場が削れている所に足を取られ、バランスを崩した所で『バキッ』という音と共に、剣を砕かれてしまった。
私は折れた剣を闘技場の外へ投げ捨て、黒熊を見直すと、既に勝ちを決めたような満面の笑みでコチラを見てくる。
「剣士が剣を無くしたら終わりクマー。降参するクマー」
「以前なら降参していたかも知れません。ですが、その課題は克服済みですよ!」
私は剣を失ったので、今度は肉弾戦を挑む。
黒熊は目の色を変えて私の攻撃を受け、合間に反撃を入れてくる。やはり、オサム殿ほどではない!
黒熊の攻撃を受ける度、踏ん張る足が闘技場にヒビを入れる。私の魔力はあと何秒持つ?
ローキックで黒熊の足を重点的に責め、動きを止める。間に合うか!?
黒熊の膝が崩れた!ここだッッッ!
「この……あと一息って所クマ……」
私のパンチが顎に決まり、黒熊はその場に崩れ落ちた。崩れ落ちた黒熊を引きずり、闘技場の外へ落とす。
今度は優しくせず、少し粗めに突き落とした。
「……八、九、十!ホッホ……ホッホークス!またしても大番狂わせだァァ!!第一試合勝者はエェェェドモォォォン!!!」
「人間が……最後は武器も使わず剛力の黒熊を倒したカバァ!!」
「ホッホークス!やはりダークホースだった!黒熊ガイの高速移動を支える前爪を破壊し、逃がさない用意を整えてのタコ殴り!!無慈悲の、まさに無慈悲の勝利だァァァ!!」
何をやっても無慈悲じゃないか……。
「ホークス!優勝の最有力候補がここで敗退!ダークホースである無慈悲のエドモンがこのまま優勝するのかァァ!誰かエドモンを止めることが出来るのか!?」
見えているほど楽勝では無かったのですがね。身体……は動くが、オーバーライドは残りの魔力量では難しいか?
――*――
「エドモン勝ったのです!」
「うん、勝ったね!」
「エドモンならあれくらい余裕だし」
大盛り上がりなのはいいが、ロアはエドモンの何を知ってんだよ。それに……。
「エドモン、魔力がほとんど残っていませんでしたわね」
「そうなんだよな。あの黒熊もルウと同じく普通の身体強化だった訳だけど、元の筋力が違いすぎてオーバーライドを発動しっぱなしにしなきゃいけなかったみたいだ」
「獣人族ってズルいですわね。そもそも普通の人間には身体強化だって使えない訳ですから、戦争なんてしたら皆殺しですわね」
「あの黒熊一人でルロワ王国を潰せるかもな。まぁ数と魔法でどこまで対処出来るか分からないけど、有効策としては、壁役の死を覚悟して遠くから味方ごと魔法で攻撃するしかないだろうな」
「そんな残酷なことできませんわ」
「まぁそれより、次の相手が身体強化で太刀打ち出来ない相手なら……」
「エドモンの負け……ですわね」
俺たちは今、観客席の最前列よりも少し前に作られた特設スペースのような所にいる。
アレが対戦相手の黒熊ガイか。謁見の間にもいたけど、獣王が気になってあまり見てなかったんだよね。
この国に来て気付いた事だが、獣人族は人間のように素肌が見えている者もいるけど、ほとんどが体毛に覆われている者もいる。
黒熊は後者で、全身が黒い毛で覆われている。
身長は、エドモンが多分俺より十センチ高いくらいだから、そのエドモンと比べると……三メートルくらいありそうだ。
ていうか、よく見ると顔がエドモンに似てないか?
エドモンに似た熊獣人……クマモンだな。
――*――
試合開始時。(エドモン視点)
さて、いきなり前回覇者と当たるとは思っていなかったが、疲れてから当たるよりは運が良かっただろうか。
私のオーバーライドには時間制限があるからな、というかオサム殿の魔力量がおかしいだけで、普通の人間があの勢いで魔力を失えば、本来数秒で枯渇するはずだ。
今の私でも、十分も連続して使えば枯渇するだろう。
「よろしくクマー」
「よろしくお願いします」
私たちは闘技場の中央で、まずは挨拶を交わす。
目の前の黒熊は、もう少し興味無さげな態度だと予想していたが、コチラをしっかりと見据え戦う意志を感じる。
「何を驚いているクマー?」
「いえ、事前説明の際に見た態度と違い戸惑っただけです。本戦に興味はないようなことを言ってませんでしたか?」
「それは誤解クマー。あのゴリラ獣人のように力でゴリ押すだけの、猪のように攻撃に特化させた、まさに獣のような戦いでは私に勝てないと伝えたかっただけクマー」
攻撃に特化させた獣のような戦いでは……ですか。
「ふふふ、あなたは本物の暴力を知らないようですね」
「意外クマー」
「意外……ですか?」
「無慈悲のは攻防のバランスが揃った万能タイプだと思っていたクマー。なのに、攻撃特化が好きクマー?」
「好みの問題ではありません。ですが、貴方は勝っても負けても今日中に本物の暴力を目にするでしょう」
「武とは攻防のバランスが重要クマー、攻を知るから防が高まり、逆も然りクマー。攻しか知らぬような猪の如き攻撃に恐ろしさはないクマー」
「貴方の世界を広げて差し上げるのは後ほど、それも私の役目ではありませんので」
「では、戦うクマー」
「ええ、よろしくお願いします」
剛力の黒熊なんていう名前から完全な力押しタイプだと思っていた。いや、もちろん力も強いのだろうが、先程の会話を考慮するとどうやら攻防のバランスが整ったタイプのようだな。
私が分析していると、黒熊が襲いかかってくる。背の丈はオークよりも少し小さいだろうか、それほどの脅威は感じない。
毛深いとはいえ、姿形が人間に近いからだろうか、本物の熊に襲いかかって来られた方がプレッシャーがあるだろう。
速度も、ルウ師匠と同じかそれ以下か。もしや手を抜いている……?
私は黒熊の前蹴りをバックステップで躱す。
今度はコチラから、右手に持っている剣を袈裟斬りにするが、片腕で受け止められ『ガキンッ』という音が鳴る。硬い敵を斬った時と同じ感触だ。
なるほど、最低でもAランク魔物と同程度の硬さはあるようですね……。
私は自身の剣に身体強化をかけ、もう一度、今度は左薙で剣を振り抜く。
黒熊は先程と同じように片腕で受け止めようとしたが、今度は大きな抵抗を受けることなく、剣を振り抜く事ができた。
傷は浅いが、黒熊は自身が出血したことに驚いたようにコチラを見てくる。
「無慈悲の、なかなか強いクマー。武器で傷付けられたのは数十年振りクマー」
「そうですか、ではもう少し手を抜かないで相手してくれますか?」
可能性だ。あくまでも可能性だが、後半に分かるより今のうちに潰しておきたいので、私はカマをかける。
「どうして分かったクマー?」
「やはり……ですか。何となく言ってみただけです」
「引っ掛かったクマー。でも、要望通り本気を出すクマー。手加減出来ないから、気をつけるクマッ!」
目の前の黒熊は、今までの少しおっとりした雰囲気が消え、目が釣り上がり、先程までよりも筋肉が盛り上がったおかげで全体的に太くなった気がする。
瞬間、黒熊が目の前に移動してきて、目では追えているが何故か身体は動かず、スローモーションの中で張り手を食らい吹き飛ばされた。
勢いに逆らえずそのまま飛ばされたが、何かに激突した事で止まったようだ。
いてて……。
ああ、観客席の壁まで飛ばされたのか、地面……十秒経ったら負け……足は、動く。
少しふらつく足に気合いを入れ、闘技場に戻るために立ち上がる。
「あの黒熊は強そうだな。仇はとるから負けても大丈夫だぞ」
「あなた、それ自分が戦いたいだけじゃありませんの?顔が凄いことになってますわよ」
ああ、本当にこの人は……。
見なくてもオサム殿の顔が分かる。それになんだろうな、どうしてか絶対負けたくない気持ちになった。
さて……楽しみましょうか。
私はオーバーライドを発動し、闘技場へ戻る。
「アレで無傷なんて、やっぱり無慈悲のは強いクマッ!」
「無傷ではありませんが、勝てないとは思いません。ここからは私も本気だッ!」
十分、それで決められなければ私の負けだ。
身体強化をかけた剣で斬りかかる。しかし、先程と違って薄皮一枚斬れるだけで、刃が奥まで入らない。
黒熊は四つん這いの姿勢になる事が増え、機動力も上がっている。両手の爪を地面に刺して加速の補助をしているようだ。
そういえば、爪も十分な強度はありそうだが、私の剣は爪ではなく身体で受けているな。もしや、爪の硬さには自信がない?
狙いが決まり、剣での連撃の中に爪への攻撃を含ませる。『キンッ』という高い音がなり、黒熊の爪が数本斬れたようだ。
よし、攻撃は通じている。
更に爪を狙って斬ると、黒熊は四つん這いでの高速移動を減らし、少し単調な動きになってきたように思う。
チャンスか?
私は息を切らさず連撃を入れる。黒熊は器用にその全てを腕で受けていたが、何を思ったか剣に殴りかかって来た。
黒熊のパンチを剣でいなし、更に攻撃を加える。明確に斬れてはいないが、ダメージは蓄積しているはずだ。黒熊は、腕の動きも少し鈍くなって来ている。
しまっ……足が……。
闘技場が削れている所に足を取られ、バランスを崩した所で『バキッ』という音と共に、剣を砕かれてしまった。
私は折れた剣を闘技場の外へ投げ捨て、黒熊を見直すと、既に勝ちを決めたような満面の笑みでコチラを見てくる。
「剣士が剣を無くしたら終わりクマー。降参するクマー」
「以前なら降参していたかも知れません。ですが、その課題は克服済みですよ!」
私は剣を失ったので、今度は肉弾戦を挑む。
黒熊は目の色を変えて私の攻撃を受け、合間に反撃を入れてくる。やはり、オサム殿ほどではない!
黒熊の攻撃を受ける度、踏ん張る足が闘技場にヒビを入れる。私の魔力はあと何秒持つ?
ローキックで黒熊の足を重点的に責め、動きを止める。間に合うか!?
黒熊の膝が崩れた!ここだッッッ!
「この……あと一息って所クマ……」
私のパンチが顎に決まり、黒熊はその場に崩れ落ちた。崩れ落ちた黒熊を引きずり、闘技場の外へ落とす。
今度は優しくせず、少し粗めに突き落とした。
「……八、九、十!ホッホ……ホッホークス!またしても大番狂わせだァァ!!第一試合勝者はエェェェドモォォォン!!!」
「人間が……最後は武器も使わず剛力の黒熊を倒したカバァ!!」
「ホッホークス!やはりダークホースだった!黒熊ガイの高速移動を支える前爪を破壊し、逃がさない用意を整えてのタコ殴り!!無慈悲の、まさに無慈悲の勝利だァァァ!!」
何をやっても無慈悲じゃないか……。
「ホークス!優勝の最有力候補がここで敗退!ダークホースである無慈悲のエドモンがこのまま優勝するのかァァ!誰かエドモンを止めることが出来るのか!?」
見えているほど楽勝では無かったのですがね。身体……は動くが、オーバーライドは残りの魔力量では難しいか?
――*――
「エドモン勝ったのです!」
「うん、勝ったね!」
「エドモンならあれくらい余裕だし」
大盛り上がりなのはいいが、ロアはエドモンの何を知ってんだよ。それに……。
「エドモン、魔力がほとんど残っていませんでしたわね」
「そうなんだよな。あの黒熊もルウと同じく普通の身体強化だった訳だけど、元の筋力が違いすぎてオーバーライドを発動しっぱなしにしなきゃいけなかったみたいだ」
「獣人族ってズルいですわね。そもそも普通の人間には身体強化だって使えない訳ですから、戦争なんてしたら皆殺しですわね」
「あの黒熊一人でルロワ王国を潰せるかもな。まぁ数と魔法でどこまで対処出来るか分からないけど、有効策としては、壁役の死を覚悟して遠くから味方ごと魔法で攻撃するしかないだろうな」
「そんな残酷なことできませんわ」
「まぁそれより、次の相手が身体強化で太刀打ち出来ない相手なら……」
「エドモンの負け……ですわね」
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