1 / 26
女子高校生 ミコの彼氏
1
しおりを挟む
「あの…その、ゴメンなさいっ! わたしにはその…付き合っている人がいるんです!」
思い切って叫んだ言葉は、目の前の男の子の胸を容赦なく貫いただろう。
「じゃあ、これで…」
心理的ダメージを受けている男の子をその場に残して、わたしは教室に戻った。
「ふぅ…」
教室に戻ると、女友達2人が駆け寄ってきた。
「ミコ! アンタ、付き合っている男いたの?」
「それより何でフッちゃったのよぉ! 例え彼氏がいても、二股かければいいじゃない!」
…コレが女友達の怖さだと思う。
遠慮なく、大声で問い詰めてくるんだから。
「だって…二股なんてムリだし。それに彼がフリーになった方が、いいでしょう?」
「むぅ」
「そりゃまあそうだけどさ」
わたしがついさっきフッたのは、この学校でベスト3に入るぐらいのイケメンだった。
爽やかな雰囲気と、優しい性格の持ち主で、彼をキライな人なんてこの世にいないとさえ言えるぐらいの良い人だけど…。
「それに彼、正直言ってわたしのタイプじゃないのよね」
それが一番重要。
「爽やかイケメン、キライなの?」
「キライじゃないわ。友達としてなら充分アリよ。でも…恋人としてはちょっと物足りないかも」
「でも彼、草食系の部類だけど、そんな弱くはないわよ?」
思い切って叫んだ言葉は、目の前の男の子の胸を容赦なく貫いただろう。
「じゃあ、これで…」
心理的ダメージを受けている男の子をその場に残して、わたしは教室に戻った。
「ふぅ…」
教室に戻ると、女友達2人が駆け寄ってきた。
「ミコ! アンタ、付き合っている男いたの?」
「それより何でフッちゃったのよぉ! 例え彼氏がいても、二股かければいいじゃない!」
…コレが女友達の怖さだと思う。
遠慮なく、大声で問い詰めてくるんだから。
「だって…二股なんてムリだし。それに彼がフリーになった方が、いいでしょう?」
「むぅ」
「そりゃまあそうだけどさ」
わたしがついさっきフッたのは、この学校でベスト3に入るぐらいのイケメンだった。
爽やかな雰囲気と、優しい性格の持ち主で、彼をキライな人なんてこの世にいないとさえ言えるぐらいの良い人だけど…。
「それに彼、正直言ってわたしのタイプじゃないのよね」
それが一番重要。
「爽やかイケメン、キライなの?」
「キライじゃないわ。友達としてなら充分アリよ。でも…恋人としてはちょっと物足りないかも」
「でも彼、草食系の部類だけど、そんな弱くはないわよ?」
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説


ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる