剣士リーリアは漫画家になりたい

あのまろ

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第一章

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 よく晴れた小気味よい日、わたしは魔導汽車に揺られていた。
 この国、トートルペリの技術レベルはだいたい18世紀後期ごろの地球のヨーロッパと同じくらいだ。
 しかし、技術力は少し先を行っており、国中のさまざまなところから首都トルトまで魔力で動く汽車が通っている。
 なので、遠出の用事がある場合は、馬車を借りたり、歩いていかなくても簡単に移動できるというわけだ。

「いやあ、まさかリリィがルペリア学園に行けるなんて思いもよらなかった!」
「昔からわたしたちと一緒に行きたいって言ってたもんね。ほんとうによかったよ」
「あはは……」

 目の前の座席に座ったラナとメーロルが興味深そうに呟く。

「でもどうやって、入ったの? お金ないっていってたよね」
「ええっと……なんていうかヒミツ?」
「ええっ、ヒミツ? 教えてくれたっていいじゃんっ」
「そ、それはいろいろあって……」

 わたしは知っている。ラナとメーロルが必死で試験の勉強をしていたことを……
 それをわたしだけコネで入ったなんて、言えるはずもない。

「でもほんとによかった。ぼくたち三人で一緒にルペリア学園に入れるなんてね。ああ、はやくつかないかな」

 ラナが嬉しそうに笑いながらそう言った。
 少し後ろめたい気持ちで苦笑いを浮かべて目を反らした。

 今日はルペリア学園の入学式。
 国中の金持ちやエリート、天才が一同に会する日である。
 あれから半年ほど経った……
 ミハニアさんと約束したとおりに、学費や試験が免除で学園に入ることになった。
 お金を一切支払わず名門校の学生になることができたのである。
 ラナとメ―ロルも無事に合格し、同じく学園に通うことになった。

 というわけでわたしたちは今、汽車にのってルペリア学園に向かっている最中なのであった。

「そういえば、剣術部に入るのに試験があるらしいよ。なんでも毎年300人くらいが受けて、合格するのは20人くらいだって。しかも、試験官によってはさらに厳しくなるそうだよ」
「ええそうなの? 倍率高いね……だいじょうぶかなあ」
「トートルペリで剣士になろうとすると、高位の剣士に弟子入りするか、ルペリア学園の剣術部に入って結果を残すしかないからね……」

 ラナがメーロルに話を振る。
 話題は学園に存在する部活動に関することみたいだ。
 ラナとメーロルは剣士になるために、剣術部とやらに入りたいらしい。

 ルペリア学園には、日本の学校でいうところの部活動のようなものがあって、学生はそれぞれ自分の専門分野の部に所属することができる。
 わたしが目的としている【戯画士の集いミミックレギオン】も同様のものだ。

 しかし、この世界の部活動は日本のそれとは違って、ただの学生の活動の範疇におさまらず社会的な意味を持つ。
 商業的な活動が許されていたり、スポンサーをつけて大会に出場したりできる。
 簡単に言ってしまえば、部活動というより研究組織やプロの集団だ。
 ただ入るだけで将来が約束されるところもある。
 人気の部には特に人が集まりやすい。

「そういえば、リリィも剣術部に入るよね。なにか剣術部の試験について情報もってない?」
「わたしは知らないかな……そもそも剣術部に入らないし」

 そして、そんなルぺリア学園の部の中でも剣術部は別格……
 新しく入った学生の過半数が魔術部か、剣術部に殺到すると言われている。
 剣士になるためには、他の剣士に弟子入りして認められるか、霊熾院グラディアと呼ばれる特殊な組織に認可された、少数の剣士育成組織(ルペリア学園の剣術部等)に入って実績を積む。
 そのどちらかの方法しかないとラナからきいた。
 つまり、剣士の弟子になる以外の方法で剣士になろうとする場合、剣術部に入るしかないというわけだ。

 わたしはかぶりをふった。
 情報なんて知っているわけないし、剣術部の試験を受けるなんて冗談じゃない。
 わたしは戯画作家ミミックライターが集まる部活動。【戯画士の集いミミックレギオン】に入るためにこの学園に入学したのだ。

 剣術部なんて仰々しい部活入れるわけないし、何かの間違いで入ったとしても、訓練についていけず剣で頭をかちわった後に病院へ搬送されるのがオチだろう。

「ええっ! じゃあなんのためにルペリア学園に入学したの?!」
「ええっと、戯画士の集いミミックレギオンに所属するためかななんて……」
「ええっ!? そうなの!? ぼくてっきり、ぼくたちと一緒に剣術部入るために学園に入ったとおもっていたのにっ」

 二人は目を丸くして驚く。
 そういえば、言ってなかったっけ……?
 そういえば、言ってなかったかな……
 しばらく、ラナとメーロルは勉強で忙しかったし、話す機会もあまりなかった。
 
 以前のリーリアは剣が好きだったみたいなので、そう思われていても仕方がない。

「それにわたし、剣を使って斬りあったり打ち合ったりするのってあぶないと思うし、好きじゃないからね……」
「ええ……そんな……」
「なんで……」

 ラナとメーロルが驚きのあまりボケーとしている。
 メーロルのメガネが下にずれた。
 ああ、なんだかマンガっぽい反応。
 わたしは少しそう思った。

 そんなことを思っていると、ふいに汽車の動きがとまった。
 到着のベルと汽笛がなりひびく。
 トルトまではもっと時間がかかるはずだ。
 どうやら、途中の駅についたみたいだ。

 ぞろぞろと人が乗ってきた。
 その中に明らかに目立つ二人組を見つけた。
 一瞬、ミハニアさんかと思ったが、全然違う人だ。
 一人は黒髪に褐色の肌の女性、腰に真剣と思わしきものを差している。
 もう一人はわたしたちと同じくらいの歳の女の子で、銀髪のサイドテール、腰には木剣と思わしきものを携えていた。
 ミハニアさんと同じような雰囲気をまとっているのでおそらく剣士か、その関係者だろう。

「リリィ……? どこ見てるの……ってあれは!」

 わたしがじろじろと二人を見ていると、
 うしろでポケーとしていたラナが声をあげた。

「もしかして、アベリアさん!?」
「えっ、うそっ? アベリアさん?!」
「?? アベリアさん?」

 ラナに続いて、メーロルも反応する。
 二人が反応するってことはやっぱり剣士だろう。
 だが、相変わらずだれかわからん。
 この世界の有名人についてはさっぱりだ。

「アベリアさんは凄腕の剣士さっ。前に腕自慢大会にきていたミハニアさんほどではないけど、ルペリア学園に在籍している現役の剣士の内の1人で、めっちゃ強いんだよっ」

 わたしが?マークを浮かべていると、ラナが説明してくれた。
 黒髪褐色の女の人はアベリアという人らしい……
 なるほど、やはり剣士。
 しかも学園の関係者だった。
 なら、先輩にあたるのだろうか。

「なんだ、貴様ら。こっちをじろじろ見てなんか用があるのか?」

 わたしたちがアベリア先輩をじっと見てると、あちらの方からこっちへ向かってきた。
 あまりにも露骨に視線を送っているから、不審がられたみたいだ。

「い、いえ、すいません。なんでもないです」

 とっさに頭をさげてあやまる。
 しかし、ラナとメーロルはわたしを無視して気さくに話しかけた。

「ねえ、ねえ。アベリアさんですよね!? アウィスラーミナで活躍している級位一級剣士の?! ぼく、ラナ・ミア・ルイスっていいます!」
「ああっ、ラナちゃんずるい! わたしっ、メーロル・リンラ・マリッジです」
「なんだ貴様らは……? ルペリアの新入生か?」

 アベリア先輩が迷惑そうな顔をする。
 当たり前だ。
 見ず知らずの礼儀のなってないガキが馴れ馴れしく話しかけてきたのだから、よく思わないのは当然だろう。

「そうです。今年からルペリア学園生でして」
「あのそちらの方は?」
「こいつはアリスだ」
「ええっ! もしかしてあのアリスちゃん!?」

 もう一人の銀髪の女の子はアリスというらしい。
 だれだ……アリスちゃん……
 また知らねえやつだよ。
 なんでみんな初対面なのに、知ってるていで話すのかな……

「ぼくたちの世代で最強とうわさされているアリスですか? 10歳で魔獣を倒し、今剣士にもっとも近いといわれる……」
「そうだが」

 やはりというか、剣士の関係者のようだ。
 というかホントに存在するだけで有名人だよね
 剣を持った人は。

 アリスという人は返事もろくにせずに、ぶっきらぼうに目をそらし、なぜかわたしの方を睨んできた。
 なんで、わたしが睨まれているんだろ……
 この流れだったら、ラナやメーロルを睨むのが普通なのでは……
 二人のお目付け役とでも思われているのかな

「して、私らになにかようか? こんなところで立ち話なんてしたくないのだが」

 アベリア先輩は睨むようにして、わたしたちを見た。
 たしかになぜ、ラナたちはわざわざ、アベリア先輩を呼び止めたのか。
 アベリア先輩もアリスって子もおっかないから苦手だ。
 せっかく穏便に向こうへいってもらおうと思っていたのに。

「あの、わたしたち剣士目指してます!」
「アベリアさん、ルペリアの学生でありながら、すでに剣士なんですよね?! だったら、剣術部の今年の試験のことについて何か知ってますよね? 是非教えてもらいたいです!」
「……貴様たちがか?」
「そうです。剣術部の試験を受けるつもりです! 剣術部に入れば、誰かの弟子にならなくても見習い剣士になれますから!」

 ラナとメーロルの二人はわたしたちの聞こえないところでこそこそと話をしたあと、座席の足元に立て掛けていた木剣をかかげた。
 なるほど、アベリア先輩がルペリア学園の剣士だから、取り入ろうという魂胆か。
 抜け目のないことよ……

「ふん、なんだそんなことか……あいにくだが、私は今年の試験官だ」
「あっ、そうなんですねっ……なら、試験のことについては答えられないですね」

 だが、アベリア先輩は今年の試験官らしい。
 これでは内容を知っていても教えることはできないだろう。
 よかった。とりあえず、これで話しは終わりだ。そう思ったが、アベリア先輩の言葉はそれだけで終わらなかった。

「だが、どのみち貴様ら二人のような雑魚を剣術部に入れるつもりはない。さっさとあきらめて別の道に進むんだな」

 アベリア先輩はオドオドするわたしをチラリと見た後、ラナとメーロルに視線をよこした。
 完全にバカにするような目付きだった。

「えっ……それってどういう……」
「そのままの意味だ。剣術部はその辺の雑魚が入るようなところではない。お前ら二人は試験を受けるまでもなく、不合格ってことだ」

 ラナとメーロルはアベリア先輩の言葉を受けて呆気にとられている。
 どういうことだろう……それは……
 いきなりそんなこと言うなんて

「え……い、いや、ちょっとまってください。なぜ、不合格なんですか? 」
「そうです! 試験も受けてないのに不合格かどうかなんてわからないじゃないですか?!」
「見ればわかる。お前ら二人からは魔力が感じられない。そんなやつらはどうせ落とす。剣術部にふさわしくない」
「な、そんな……」

 試験を受ける前から、無理だと決めつけるなんて……
 しかも、それを本人の前でわざわざ言うなんて。
 アベリア先輩がどれだけ偉い人か知らないが、横暴すぎる気がする。
 よほど性格が悪いのか。この女は

「わかったか? わかったなら、剣術部の試験には顔を出さないことだ。では、失礼する」
「……ちょっと待ってください! ぼくたちは弱くないです! 訂正してください!」
「そうです! ラナの言うとおりです! わたしたち、ずっと練習してきましたし、雑魚だとか決めつけられるのは不本意です」

 アベリア先輩はアリスを連れてそうそうに立ち去ろうとする。
 ラナたちは少しの間ショックを受けていたが、すぐに顔をあげて声を荒げた。
 木剣は手にしたままの状態だ。
 ラナとメーロルが剣先をアベリア先輩に向ける。

「試してみますか? 今ここで。僕たち結構強いですよ」

 その様子に違和感を感じた他の乗客たちが何事かとこちらを覗いてくる。

「ちょっと、二人とも落ち着いて……」

 わたしは前のめりになる二人を静止しようと声をかける。

「めんどうなやつらだ。口だけではわからんのか……アリス、こいつらを分からせてやれ」

 アベリア先輩がアリスに何かを指示した。
 アリスは返事も頷きもせず、腰から木剣を抜刀する。

 次の瞬間、アリスの抜いた木剣は横なぎにラナの手元へと吸い込まれる。
 横に一閃、縦に二閃。
 同じ動きをメーロルにも行う。
 一瞬のことだった。

 ラナとメーロルの木剣がバラバラになって、弾けとんだ。

「えっ……」

 二人は硬直したまま、目を丸くした。
 一歩引いたところから見ていたわたしも驚くしかなかった。
 なに、今の……
 人間の動きじゃなかったんだけど……

「え……ちょ……」

 ラナとメーロルは目の前の出来事に、ただただ呆然とする。
 おそらく何が起こったかもわからなかったはずだ。

「……えっ、何が起こって……」
「そんな……」

 アベリア先輩は何も言わず、相変わらず見下すような表情で二人を見ている。
 アリスは静かな動作で木剣を腰に戻した。

「ふん、これで目が覚めただろう。無駄な時間を使った」

 アベリア先輩は最後にわたしに一瞥くれ、凛とした姿勢で別の車両へ歩いていった。
 アリスもそれに続く。
 去り際になぜかまた睨まれた。

 わたし今回の事件の首謀者と思われているんじゃなかろうか。
 たしかに最初にガン見していたのは、わたしだけども。

 散らばった木剣の破片を拾い上げた。
 切断面を見るとスパッと切れている。
 アリスの使ってた剣って木製の物だよね……
 どうやって斬ったんだ、これ……

「そんな……何も見切れなかった……」
「手も足もでなかったなんて……」

 後ろを振りかえると二人が、悔しそうに顔を歪ませている。
 無理もない。
 いきなり攻撃されて、理不尽に剣を破壊され実力の差を見せつけられたのだから。

 しかし、あの二人はとんでもない連中だ。
 いくら強いからっていきなり、実力行使にでるか?
 日本だと警察沙汰だよ!

「くっ……」
「あっ、ちょっとラナっ」
 
 ラナがアベリア先輩たちとは逆の車両の方へ走り出してしまった。

「リリィちゃん、追いかけないであげて……」

 ラナを止めようと、手を伸ばしたわたしをメーロルが静止する。

「う、うん」

 伸ばした手を引っ込めた。
 軽率だっただろうか。

「仕方ないよ……アリスちゃんはわたしたちの世代で最強だと噂されてる有名人だから……」
 
 メーロルは悔しそうにうつ向いた。
 その言葉に何も言い返せない。

 剣に関することは何も知らないし、アリスやアベリア先輩がどういった人物かも詳しく知らない。
 だから、メーロルやラナがどういう思いでいるのかも理解できない。

 ただ、安易にドンマイなどという励ましの言葉をかけるべきではないことくらいはわたしにもわかった。

 や、やっぱりそっとしておいた方がいいよね。
 二人に背を向けてばらばらになった木剣の欠片を拾い上げる。
 なんとも幸先の悪いスタートとなってしまった。これからルペリア学園の入学式だと言うのに嫌な出だしだ。
 くそ……アベリアっていう人はろくな人間じゃねえな。アリスっていうやつも。
 記憶の中のブラックリストにのせておこう。

 だが、切り替えの早い二人のことだ。きっとすぐに復活してくれるだろう。

「二人とも結構単純だからね……」

 とりあえずやることのないわたしは、トルトにつくまでの間、汽車の床に散らばった木片を黙々と拾い続けた。


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