26 / 48
26噂
しおりを挟む
放課後、明寿は荒島と二人きりで話すために職員室に向かっていた。二人きりになる言い訳として、手には英語の教科書とノートを持参している。これで、授業で分からないところがあったので教えて欲しいと言えば、信じてもらえるだろう。
「失礼します、荒島先生はいますか?」
職員室の扉の前で挨拶して中を見渡す。多くの教師は、放課後は部活の顧問として練習を指導するために出払っている。
「荒島先生なら、さっきまで職員室にいたんだけどな。荒島先生に何か用事か?」
職員室の手前の席に座っていた教師が明寿に問いかける。明寿はあらかじめ用意した言い訳を答えていく。
「授業で分からないところがあったので、荒島先生に聞こうと思ったんですけど……。出直したほうがいいですか?」
明寿がちらりと手に持った教科書とノートに目線を移すと、教師はあごに手を当てて考え込んでいた。しばらくの間、明寿と教師の間に無言の時間が流れる。
「思い出した。君と同じように、授業の分からないところを聞きに来た生徒がいたんだ。それで、荒島先生とその子は職員室を出ていった。だから」
荒島先生は、たぶん、教科準備室に居ると思うよ。
「ありがとうございます」
どうやら、明寿は他の生徒に先を越されてしまったようだ。純粋に授業の疑問点を聞いているのかもしれないし、明寿のように個人的な質問をしようとしているのかは分からない。とはいえ。
(教科準備室に行ってみるしかない、か)
明寿はお礼を言って、職員室を離れる。今日はミステリー研究部の活動日である。荒島がどこにいるのかわかったので、とりあえず先に部活に顔を出すことにした。
「こんにちは」
「やあ、白石君。君は真面目に活動をしてくれるみたいでうれしいよ」
「部長と二人だけで寂しかったんです。流星君が入ってくれて嬉しいです」
視聴覚室に入ると、いつものように部長の不破と一年生の多田が出迎えてくれる。部活に入っただけでそこまで感謝されると少し気恥ずかしい。
「エエト、今日は部活に顔を出しただけです。この後、ちょっと用事がありまして」
とはいえ、そこに水を差すようで悪いが、明寿は今から教科準備室に荒島に会いに行かなくてはならない。別に今日でなくても構わないが、彼女の素性はなるべく早く知りたかった。
「用事?ああ、もしかして、白石君って、成績がよくないのかい?勉強で分からないところがあったら、僕でよければ教えるよ」
「そうなんですか?頭よさそうに見えるのに、どの教科ですか?科目によっては僕でも力になれるかも」
(どうしてわかったのだろうか)
明寿の手には英語の教科書もノートもない。そして、明寿はただ用事があると言っただけだ。それなのに、部長は明寿の用事を一発で言い当てた。表向きの理由だが当たられたことには驚きを隠せない。
「どうしてわかったのって顔しているけど、これでも一応、ミステリー研究部の部長だよ。こういう、他人の行動を推理するのは得意なんだ」
「僕は部長程、観察眼とかないですけど、それなりには」
「簡単なことだよ。白石君は転校生で部活はミステリー研究部だけということは分かっている。となると、用事と言ったら限られてくる。部活ではないのなら、バイトか補習しかない。家の用事というのも考えられるけど、なんとなく今回は違う気がした。わざわざ視聴覚室までやってきて、部活を休むと断りを入れる時点で時間に余裕がある。だから、勉強を教えてもらいに先生のところを訪ねて、不在だった」
部長のわかるような、分からないような推理に負けて、明寿は正直に用事を話すことにした。もともと、隠すようなこともなかった。
「実は、荒島先生に英語の授業で分からないことを聞きに行こうと思っていて……」
『荒島先生!』
しかし、伝えた内容に対する反応が明寿を困惑させる。多田が大声を出して明寿に近寄ってきた。荒島は加藤という教師の代わりに来た教師であり、多田は実際に英語を教えてもらっていると思うが何事だろうか。
「あ、荒島先生の元を訪ねる、って、りゅ、流星君は、そ、その意味を理解、して」
「荒島先生って、多田が話していた加藤先生の代わりの臨時教師だっけ?何かあるのかい?」
「ああ、部長は三年生だから知らなくて当然です。今日来た新しい先生なんですけど、何でもかなりやばい噂がありまして……」
「やばい噂?」
明寿の代わりに部長が多田に問い返す。明寿は多田の鬼気迫る様子に思わず後ずさりしてしまう。
「はい、今日来たばかりなのに、一年生はこの話題で持ちきりですよ!前に勤めていた学校で生徒に手を出したとかで、仕事をクビになってうちの高校に来たとか」
「ありえない話ではないが、そんな情報がどうして来て一日の先生の噂として広まっているのか疑問だな」
いったい、何を言い出すのかと思えば、荒唐無稽な冗談だ。手を出すとは、つまり卑猥なことをするということだろうか。明寿が以前、施設で出会った時の彼女からは想像がつかない。誰かと勘違いしているに違いない。
(いや、あながち間違いではないのかもしれない)
そこで、明寿は帰りのHRで甲斐に言われたことを思い出す。あれは、明寿に忠告していたのかもしれない。
「お前、荒島先生にご執心のようだが、気をつけたほうがいいぞ」
「気をつける?」
「まあ、白石には刺激が強いかもしれないってことだな。いや、そんなことは無いか。何せ、白石は俺と同じ新びゃく」
「その言葉を軽々しく人前で口にするな」
放課後で、教室にクラスメイトが少ないからと言って油断しすぎだ。まだ数人のクラスメイトが明寿たちの近くで談笑している。明寿は彼らに自分の正体をばれるわけにはいかなかった。
「大丈夫だって。とりあえず、俺は忠告したからな。あとは白石がどう行動するかは自由だ」
余裕ぶった態度が憎たらしい。いまだに高梨と会えていない明寿に甲斐は『生きている』の言葉しか教えてくれない。明寿のストレスは少しずつ溜まっていて、もう少しで爆発しそうだという自覚があった。何かのきっかけがあれば、すぐにでも……。
「白石君、どうしたの?」
「僕たちが荒島先生のことを悪く言ったから落ち込んで」
「い、いや、友達も似たようなことを言っていた気がして。ただ、私には先生がそんなことをするような人には見えないから、戸惑っていた」
「仕方ないよ、あの見た目でそんなことするなんて、普通は思わないだろうから」
無言になった明寿を心配した二人の声に我に返る。甲斐が情報通なのはうすうす感じてはいたが、他にも知っている人間がいた。明寿はそのことを知らなかった。恐らく、彼ら以外にも噂は広まっているだろう。どうして、明寿だけ気づかなかったのか。いや、無意識のうちに荒島の醜い部分を避けていたのかもしれない。
「そ、それは、あ、あくまでうわさ、だよね。私が荒島先生がそんなことしないという、証明を、して、くる」
明寿はのろのろと、視聴覚室に向かって歩きだす。それを二人の部員は黙って見送った。
「失礼します、荒島先生はいますか?」
職員室の扉の前で挨拶して中を見渡す。多くの教師は、放課後は部活の顧問として練習を指導するために出払っている。
「荒島先生なら、さっきまで職員室にいたんだけどな。荒島先生に何か用事か?」
職員室の手前の席に座っていた教師が明寿に問いかける。明寿はあらかじめ用意した言い訳を答えていく。
「授業で分からないところがあったので、荒島先生に聞こうと思ったんですけど……。出直したほうがいいですか?」
明寿がちらりと手に持った教科書とノートに目線を移すと、教師はあごに手を当てて考え込んでいた。しばらくの間、明寿と教師の間に無言の時間が流れる。
「思い出した。君と同じように、授業の分からないところを聞きに来た生徒がいたんだ。それで、荒島先生とその子は職員室を出ていった。だから」
荒島先生は、たぶん、教科準備室に居ると思うよ。
「ありがとうございます」
どうやら、明寿は他の生徒に先を越されてしまったようだ。純粋に授業の疑問点を聞いているのかもしれないし、明寿のように個人的な質問をしようとしているのかは分からない。とはいえ。
(教科準備室に行ってみるしかない、か)
明寿はお礼を言って、職員室を離れる。今日はミステリー研究部の活動日である。荒島がどこにいるのかわかったので、とりあえず先に部活に顔を出すことにした。
「こんにちは」
「やあ、白石君。君は真面目に活動をしてくれるみたいでうれしいよ」
「部長と二人だけで寂しかったんです。流星君が入ってくれて嬉しいです」
視聴覚室に入ると、いつものように部長の不破と一年生の多田が出迎えてくれる。部活に入っただけでそこまで感謝されると少し気恥ずかしい。
「エエト、今日は部活に顔を出しただけです。この後、ちょっと用事がありまして」
とはいえ、そこに水を差すようで悪いが、明寿は今から教科準備室に荒島に会いに行かなくてはならない。別に今日でなくても構わないが、彼女の素性はなるべく早く知りたかった。
「用事?ああ、もしかして、白石君って、成績がよくないのかい?勉強で分からないところがあったら、僕でよければ教えるよ」
「そうなんですか?頭よさそうに見えるのに、どの教科ですか?科目によっては僕でも力になれるかも」
(どうしてわかったのだろうか)
明寿の手には英語の教科書もノートもない。そして、明寿はただ用事があると言っただけだ。それなのに、部長は明寿の用事を一発で言い当てた。表向きの理由だが当たられたことには驚きを隠せない。
「どうしてわかったのって顔しているけど、これでも一応、ミステリー研究部の部長だよ。こういう、他人の行動を推理するのは得意なんだ」
「僕は部長程、観察眼とかないですけど、それなりには」
「簡単なことだよ。白石君は転校生で部活はミステリー研究部だけということは分かっている。となると、用事と言ったら限られてくる。部活ではないのなら、バイトか補習しかない。家の用事というのも考えられるけど、なんとなく今回は違う気がした。わざわざ視聴覚室までやってきて、部活を休むと断りを入れる時点で時間に余裕がある。だから、勉強を教えてもらいに先生のところを訪ねて、不在だった」
部長のわかるような、分からないような推理に負けて、明寿は正直に用事を話すことにした。もともと、隠すようなこともなかった。
「実は、荒島先生に英語の授業で分からないことを聞きに行こうと思っていて……」
『荒島先生!』
しかし、伝えた内容に対する反応が明寿を困惑させる。多田が大声を出して明寿に近寄ってきた。荒島は加藤という教師の代わりに来た教師であり、多田は実際に英語を教えてもらっていると思うが何事だろうか。
「あ、荒島先生の元を訪ねる、って、りゅ、流星君は、そ、その意味を理解、して」
「荒島先生って、多田が話していた加藤先生の代わりの臨時教師だっけ?何かあるのかい?」
「ああ、部長は三年生だから知らなくて当然です。今日来た新しい先生なんですけど、何でもかなりやばい噂がありまして……」
「やばい噂?」
明寿の代わりに部長が多田に問い返す。明寿は多田の鬼気迫る様子に思わず後ずさりしてしまう。
「はい、今日来たばかりなのに、一年生はこの話題で持ちきりですよ!前に勤めていた学校で生徒に手を出したとかで、仕事をクビになってうちの高校に来たとか」
「ありえない話ではないが、そんな情報がどうして来て一日の先生の噂として広まっているのか疑問だな」
いったい、何を言い出すのかと思えば、荒唐無稽な冗談だ。手を出すとは、つまり卑猥なことをするということだろうか。明寿が以前、施設で出会った時の彼女からは想像がつかない。誰かと勘違いしているに違いない。
(いや、あながち間違いではないのかもしれない)
そこで、明寿は帰りのHRで甲斐に言われたことを思い出す。あれは、明寿に忠告していたのかもしれない。
「お前、荒島先生にご執心のようだが、気をつけたほうがいいぞ」
「気をつける?」
「まあ、白石には刺激が強いかもしれないってことだな。いや、そんなことは無いか。何せ、白石は俺と同じ新びゃく」
「その言葉を軽々しく人前で口にするな」
放課後で、教室にクラスメイトが少ないからと言って油断しすぎだ。まだ数人のクラスメイトが明寿たちの近くで談笑している。明寿は彼らに自分の正体をばれるわけにはいかなかった。
「大丈夫だって。とりあえず、俺は忠告したからな。あとは白石がどう行動するかは自由だ」
余裕ぶった態度が憎たらしい。いまだに高梨と会えていない明寿に甲斐は『生きている』の言葉しか教えてくれない。明寿のストレスは少しずつ溜まっていて、もう少しで爆発しそうだという自覚があった。何かのきっかけがあれば、すぐにでも……。
「白石君、どうしたの?」
「僕たちが荒島先生のことを悪く言ったから落ち込んで」
「い、いや、友達も似たようなことを言っていた気がして。ただ、私には先生がそんなことをするような人には見えないから、戸惑っていた」
「仕方ないよ、あの見た目でそんなことするなんて、普通は思わないだろうから」
無言になった明寿を心配した二人の声に我に返る。甲斐が情報通なのはうすうす感じてはいたが、他にも知っている人間がいた。明寿はそのことを知らなかった。恐らく、彼ら以外にも噂は広まっているだろう。どうして、明寿だけ気づかなかったのか。いや、無意識のうちに荒島の醜い部分を避けていたのかもしれない。
「そ、それは、あ、あくまでうわさ、だよね。私が荒島先生がそんなことしないという、証明を、して、くる」
明寿はのろのろと、視聴覚室に向かって歩きだす。それを二人の部員は黙って見送った。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
パワハラ女上司からのラッキースケベが止まらない
セカイ
ライト文芸
新入社員の『俺』草野新一は入社して半年以上の間、上司である椿原麗香からの執拗なパワハラに苦しめられていた。
しかしそんな屈辱的な時間の中で毎回発生するラッキースケベな展開が、パワハラによる苦しみを相殺させている。
高身長でスタイルのいい超美人。おまけにすごく巨乳。性格以外は最高に魅力的な美人上司が、パワハラ中に引き起こす無自覚ラッキースケベの数々。
パワハラはしんどくて嫌だけれど、ムフフが美味しすぎて堪らない。そんな彼の日常の中のとある日の物語。
※他サイト(小説家になろう・カクヨム・ノベルアッププラス)でも掲載。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
翠碧色の虹
T.MONDEN
ライト文芸
虹は七色だと思っていた・・・不思議な少女に出逢うまでは・・・
---あらすじ---
虹の撮影に興味を持った主人公は、不思議な虹がよく現れる街の事を知り、撮影旅行に出かける。その街で、今までに見た事も無い不思議な「ふたつの虹」を持つ少女と出逢い、旅行の目的が大きく変わってゆく事に・・・。
虹は、どんな色に見えますか?
今までに無い特徴を持つ少女と、心揺られるほのぼの恋物語。
----------
↓「翠碧色の虹」登場人物紹介動画です☆
https://youtu.be/GYsJxMBn36w
↓小説本編紹介動画です♪
https://youtu.be/0WKqkkbhVN4
↓原作者のWebサイト
WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/
ご注意/ご留意事項
この物語は、フィクション(作り話)となります。
世界、舞台、登場する人物(キャラクター)、組織、団体、地域は全て架空となります。
実在するものとは一切関係ございません。
本小説に、実在する商標や物と同名の商標や物が登場した場合、そのオリジナルの商標は、各社、各権利者様の商標、または登録商標となります。作中内の商標や物とは、一切関係ございません。
本小説で登場する人物(キャラクター)の台詞に関しては、それぞれの人物(キャラクター)の個人的な心境を表しているに過ぎず、実在する事柄に対して宛てたものではございません。また、洒落や冗談へのご理解を頂けますよう、お願いいたします。
本小説の著作権は当方「T.MONDEN」にあります。事前に権利者の許可無く、複製、転載、放送、配信を行わないよう、お願い申し上げます。
本小説は、下記小説投稿サイト様にて重複投稿(マルチ投稿)を行っております。
pixiv 様
小説投稿サイト「カクヨム」 様
小説家になろう 様
星空文庫 様
エブリスタ 様
暁~小説投稿サイト~ 様
その他、サイト様(下記URLに記載)
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm
十分ご注意/ご留意願います。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる