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41何しに来たのですか
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私たちは今、大学近くに最近できたおしゃれな喫茶店に来ていた。大学はすでに春休みに入っている。ジャスミンと綾崎さんの三人で一緒に昼食をとりながら、春休みの予定を立てていた。一緒にお昼を食べたいと提案したのはジャスミンだった。珍しく、ジャスミン本人から綾崎さんも誘おうと言い出したのには驚いたが、私も綾崎さんを呼ぶのは賛成だった。
ジャスミンの家を訪ねてから、SNSで連絡を取るのも気まずくなっていたところだったので、ジャスミンから誘ってくれるのはありがたかった。二人きりだと気まずい状況に変わりないが、綾崎さんが居てくれるなら、多少の気まずさは緩和されるだろう。
「ここ、SNSで写真が投稿されていて、おしゃれ喫茶店ということで、一度来てみたかったんですよ!」
「私に感謝することね」
「確かにおしゃれで雰囲気がいいです」
レンガ作り風の外観に、中は暖かみのある木製の机とイスが置かれ、ところどころに観葉植物の鉢もあった。時刻は午後二時を回っていた。お昼を避けて入ったが、平日ということもあり、店にはあまり人はいなかった。私たちの他に一組二組の客がいるだけだった。
この喫茶店のおススメだという季節のパフェを注文してみたが、今の時期は栗がメインのようで、パフェのトップには栗が、クリームも栗が入っていた。栗尽くしで秋を感じさせる逸品だった。ジャスミンはこちらも季節限定のマスカットパフェ、綾崎さんはなぜか白玉ぜんざいを注文していた。
「春休みですけど、何をしましょうか。どこかに旅行にでもい」
パフェを堪能して、一息ついたところで、私が話を切り出そうとした時だ。
「ぐううううう」
私の言葉にかぶせるように、誰かの腹の音が盛大に響いた。
「蒼紗、さっき、食べたばかりなのにまだお腹が減っているの?どんだけ食い意地が張っているのかしら。さすがにその音はないと思うわよ」
「あ、蒼紗さん、そんなにお腹が減って、うふふふふ」
「私ではありません」
二人に誤解されてしまいそうなので、慌てて否定する。すると、音を出した本人が声をかけてきた。
「お腹が減りました。何かおごってくれると嬉しいのですが」
音を出した当の本人は恥ずかしがることなく、私に近づいて、おごってくれと服のすそを掴んで懇願する。見た目は私のドストライクの美少年だが、他人におごってくれという奴にろくな人間はいない。
その少年は、金髪碧眼でとても可愛らしい美少年だった。西園寺雅人を少し幼くしたような姿をしていた。夢の中で姿を変えた彼の姿とそっくりだった。西園寺雅人という人物は存在せず、九尾の眷属とやらが化けていたことを最近知った。ということは、今目の前にいるこの美少年はきっと、九尾の昔の眷属ということになる。私を取り逃がしたことを根に持って、再度捕まえようとしているのだろうか。それにしては、お腹が減ったからおごれというのは、可笑しな言葉だ。
「きゃー、かわいい。この子は蒼紗さんの知り合いですか?」
「うざ、蒼紗に近づくな。このエロがきめ」
「そんな奴に構うでないぞ。構うならわれの方がお得だぞ」
「九尾、それでは七尾(ななお)と一緒ですよ」
「でも、俺も腹が減った」
「うわ………」
今日は、美少年祭りでもあったのだろうか。小学生高学年から中学生くらいの美少年が四人も一度に集まるこの状況は、私にはおいしすぎる光景だった。とはいえ、全員が私の知り合いだったので、何ともいえない気持ちになった。
「と、とりあえず、そこで立っていても、他のお客さんの迷惑になりますから、こっちに座ってください」
仕方なく、三人で座っていた席に四人を迎え入れる。私の正面には綾崎さんとジャスミンが座っていた。九尾たちに席を進めると、四人がそれぞれ席に着いた。私の隣に九尾と七尾と呼ばれる少年、綾崎さんとジャスミンの隣に翼君と狼貴君が座った。
「なぜ、いつもの青年の姿ではないのですか?」
九尾たちは、大学に来るときなどに使っている青年の姿ではなく、ケモミミ少年姿でやってきた。パーカーのフードとすそで隠れてはいるが、かすかに耳や尻尾が動いているのがわかる。九尾にこっそり尋ねると、九尾は何が自慢なのか、偉そうにケモミミ少年姿の理由を述べる。
「お主がロリコンの気があると思ったからだ。最近、なんだか落ち込んでいたようだから、好きなものを見て、いやしてもらおうと思って!」
「あ、蒼紗、それはほ、本当なの。なら、私のことは本気じゃなかったてこと……」
「ヒドイです。そうやって、私たちをもてあそんでいたということですか」
「なるほど、九尾が少年姿になれというから、何も考えずに、この姿で現れたが、これは使える情報を得た」
「誰にでも、特殊な性癖の一つや二つあります。そうそう、僕たちがこうなったのも、元はといえば、ロリコン野郎の性癖のせいでしたし」
九尾の爆弾発言により、私は同情、怒り、哀れみなどいろいろな感情を向けられる。
「きゅ、九尾。言っていいことと悪いことの区別がつかないの、です、か」
あまりの恥ずかしさにその場にうずくまり頭を抱える。まさか、公の場で自分の性癖をばらされるとは思いもしなかった。
「まあ、蒼紗もかなり落ち込んでいるみたいだから、冗談はこの辺にしておきましょう。それで、あんたたちもこの店で何か食べていくのでしょう。さっさと注文するものを決めなさい。でも、私はおごらないわ。自分たちで払えるのなら、頼みなさいな」
「子どもに慈悲を与えないとは、悪い大人だな」
「最初からおごってもらおうなどとは思ってはいません。こういう時のために僕は働いています」
「オレもお金は持っている」
「おごってくれないとはけち臭いのう」
四人の少年が口々に何か言っていたが、ジャスミンはおろか、私も彼らの代金を払う気はなかった。かわいい見た目に騙されそうになるが、彼らはそもそも人間ではないし、年も見た目通りではない。いい年した大人におごってやる気はなかった。
私たちに異様な雰囲気を感じ取ったのか、ジャスミンが店員に声をかけるが、慌てて目をそらされたり、わざわざ席を離れていく店員がいて、なかなか私たちのもとに注文を取りに来てくれなかった。
「われはハンバーグ定食」
「僕はナポリタン」
「唐揚げ定食」
「僕はカレーライスかな」
やっと現れた若い、気の弱そうな店員に注文をする。喫茶店だが、ファミレスのようにいろいろな料理を提供しているらしい。昼過ぎだというのに、彼らはがっつり食べたいようだ。
『いただきます』
その後は、皆、空腹に耐えきれなかったのか、黙々と出された料理を食し、食べ終わるまで話し出すものはいなかった。料理を食べる姿は本当に可愛らしく、当初のおごらないという決心がにぶり、最終的に彼らの会計は私がしてしまった。
「とりあえずの顔みせということで、われたちはこのまま帰る。ではな」
料理をぺろりと平らげた九尾たちは、さっさとファミレスから出ていった。同じようになぜか西園寺雅人、いや七尾も同じようにファミレスからいなくなった。何をしに来たのか、本当に顔見世だけだったのか、時間は遅いが昼食を食べたかっただけなのか、理由がよくわからないままだった。
「そうそう、あいつ、七尾のことだが心配することはない。ぬしのいないところで話をして、平和的解決をした。ぬしが家に帰った後にでも、ゆっくり話してやろう」
その場からいなくなった九尾の声が頭の中に響き渡る。本当に何をしに私たちの前に現れたのか不明だった。
ジャスミンの家を訪ねてから、SNSで連絡を取るのも気まずくなっていたところだったので、ジャスミンから誘ってくれるのはありがたかった。二人きりだと気まずい状況に変わりないが、綾崎さんが居てくれるなら、多少の気まずさは緩和されるだろう。
「ここ、SNSで写真が投稿されていて、おしゃれ喫茶店ということで、一度来てみたかったんですよ!」
「私に感謝することね」
「確かにおしゃれで雰囲気がいいです」
レンガ作り風の外観に、中は暖かみのある木製の机とイスが置かれ、ところどころに観葉植物の鉢もあった。時刻は午後二時を回っていた。お昼を避けて入ったが、平日ということもあり、店にはあまり人はいなかった。私たちの他に一組二組の客がいるだけだった。
この喫茶店のおススメだという季節のパフェを注文してみたが、今の時期は栗がメインのようで、パフェのトップには栗が、クリームも栗が入っていた。栗尽くしで秋を感じさせる逸品だった。ジャスミンはこちらも季節限定のマスカットパフェ、綾崎さんはなぜか白玉ぜんざいを注文していた。
「春休みですけど、何をしましょうか。どこかに旅行にでもい」
パフェを堪能して、一息ついたところで、私が話を切り出そうとした時だ。
「ぐううううう」
私の言葉にかぶせるように、誰かの腹の音が盛大に響いた。
「蒼紗、さっき、食べたばかりなのにまだお腹が減っているの?どんだけ食い意地が張っているのかしら。さすがにその音はないと思うわよ」
「あ、蒼紗さん、そんなにお腹が減って、うふふふふ」
「私ではありません」
二人に誤解されてしまいそうなので、慌てて否定する。すると、音を出した本人が声をかけてきた。
「お腹が減りました。何かおごってくれると嬉しいのですが」
音を出した当の本人は恥ずかしがることなく、私に近づいて、おごってくれと服のすそを掴んで懇願する。見た目は私のドストライクの美少年だが、他人におごってくれという奴にろくな人間はいない。
その少年は、金髪碧眼でとても可愛らしい美少年だった。西園寺雅人を少し幼くしたような姿をしていた。夢の中で姿を変えた彼の姿とそっくりだった。西園寺雅人という人物は存在せず、九尾の眷属とやらが化けていたことを最近知った。ということは、今目の前にいるこの美少年はきっと、九尾の昔の眷属ということになる。私を取り逃がしたことを根に持って、再度捕まえようとしているのだろうか。それにしては、お腹が減ったからおごれというのは、可笑しな言葉だ。
「きゃー、かわいい。この子は蒼紗さんの知り合いですか?」
「うざ、蒼紗に近づくな。このエロがきめ」
「そんな奴に構うでないぞ。構うならわれの方がお得だぞ」
「九尾、それでは七尾(ななお)と一緒ですよ」
「でも、俺も腹が減った」
「うわ………」
今日は、美少年祭りでもあったのだろうか。小学生高学年から中学生くらいの美少年が四人も一度に集まるこの状況は、私にはおいしすぎる光景だった。とはいえ、全員が私の知り合いだったので、何ともいえない気持ちになった。
「と、とりあえず、そこで立っていても、他のお客さんの迷惑になりますから、こっちに座ってください」
仕方なく、三人で座っていた席に四人を迎え入れる。私の正面には綾崎さんとジャスミンが座っていた。九尾たちに席を進めると、四人がそれぞれ席に着いた。私の隣に九尾と七尾と呼ばれる少年、綾崎さんとジャスミンの隣に翼君と狼貴君が座った。
「なぜ、いつもの青年の姿ではないのですか?」
九尾たちは、大学に来るときなどに使っている青年の姿ではなく、ケモミミ少年姿でやってきた。パーカーのフードとすそで隠れてはいるが、かすかに耳や尻尾が動いているのがわかる。九尾にこっそり尋ねると、九尾は何が自慢なのか、偉そうにケモミミ少年姿の理由を述べる。
「お主がロリコンの気があると思ったからだ。最近、なんだか落ち込んでいたようだから、好きなものを見て、いやしてもらおうと思って!」
「あ、蒼紗、それはほ、本当なの。なら、私のことは本気じゃなかったてこと……」
「ヒドイです。そうやって、私たちをもてあそんでいたということですか」
「なるほど、九尾が少年姿になれというから、何も考えずに、この姿で現れたが、これは使える情報を得た」
「誰にでも、特殊な性癖の一つや二つあります。そうそう、僕たちがこうなったのも、元はといえば、ロリコン野郎の性癖のせいでしたし」
九尾の爆弾発言により、私は同情、怒り、哀れみなどいろいろな感情を向けられる。
「きゅ、九尾。言っていいことと悪いことの区別がつかないの、です、か」
あまりの恥ずかしさにその場にうずくまり頭を抱える。まさか、公の場で自分の性癖をばらされるとは思いもしなかった。
「まあ、蒼紗もかなり落ち込んでいるみたいだから、冗談はこの辺にしておきましょう。それで、あんたたちもこの店で何か食べていくのでしょう。さっさと注文するものを決めなさい。でも、私はおごらないわ。自分たちで払えるのなら、頼みなさいな」
「子どもに慈悲を与えないとは、悪い大人だな」
「最初からおごってもらおうなどとは思ってはいません。こういう時のために僕は働いています」
「オレもお金は持っている」
「おごってくれないとはけち臭いのう」
四人の少年が口々に何か言っていたが、ジャスミンはおろか、私も彼らの代金を払う気はなかった。かわいい見た目に騙されそうになるが、彼らはそもそも人間ではないし、年も見た目通りではない。いい年した大人におごってやる気はなかった。
私たちに異様な雰囲気を感じ取ったのか、ジャスミンが店員に声をかけるが、慌てて目をそらされたり、わざわざ席を離れていく店員がいて、なかなか私たちのもとに注文を取りに来てくれなかった。
「われはハンバーグ定食」
「僕はナポリタン」
「唐揚げ定食」
「僕はカレーライスかな」
やっと現れた若い、気の弱そうな店員に注文をする。喫茶店だが、ファミレスのようにいろいろな料理を提供しているらしい。昼過ぎだというのに、彼らはがっつり食べたいようだ。
『いただきます』
その後は、皆、空腹に耐えきれなかったのか、黙々と出された料理を食し、食べ終わるまで話し出すものはいなかった。料理を食べる姿は本当に可愛らしく、当初のおごらないという決心がにぶり、最終的に彼らの会計は私がしてしまった。
「とりあえずの顔みせということで、われたちはこのまま帰る。ではな」
料理をぺろりと平らげた九尾たちは、さっさとファミレスから出ていった。同じようになぜか西園寺雅人、いや七尾も同じようにファミレスからいなくなった。何をしに来たのか、本当に顔見世だけだったのか、時間は遅いが昼食を食べたかっただけなのか、理由がよくわからないままだった。
「そうそう、あいつ、七尾のことだが心配することはない。ぬしのいないところで話をして、平和的解決をした。ぬしが家に帰った後にでも、ゆっくり話してやろう」
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