人類はスマホに寄生されました

その日、鷹崎紫陽(たかさきしよう)が高校1年生になって迎えたGW明け、人類の歴史は大きく変わることになった。

クラスの人だかりの中心に、一人の生徒がスマホを片手に「スマホが手から離れない」と叫んでいた。クラスメイトはその生徒を笑ってバカにしていたが、その日を境に、彼らもまた、スマホが手から離れない事態に陥っていく。

人々はそれをスマホに寄生されたと言い始めた。

紫陽の幼馴染である鵜飼あやの(うかいあやの)もスマホに寄生されたかのように思われた。

なぜ、スマホは人間の手に寄生するようになってしまったのだろうか。
 

短編「僕以外がスマホに寄生されました」とは内容が異なっています。
他サイトからの転載です。
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