17 / 22
勘違い貧乏侯爵家と、ラストバトル!!①
しおりを挟む
レナードのほうはこの強行的な訪問にあまり気乗りしていないようでダルそうな顔をしているが、侯爵はキッと前を向いて進んでくる。
その冷たい光を放つ青い目が、自分へ向けられているのに気づき、リリーは反射的に少し身構えた。
侯爵父子のただならぬ様子に、同じく危機感を覚え前に出ようとしたジェンナを、リリーは片手で遮って制する。
「お嬢様……」
ジェンナはリリーを背後に隠して庇いたいようだが、やめておいたほうがいい。
恐らく侯爵は使用人の言葉には耳を貸さないだろうし、へたに揉めてジェンナが責任を取らされるような事態は避けたい。
……どうやら私に用があるみたいだし、受けて立とうじゃないの。
あなた方との悪縁なんか、ここですっぱり断ち切ってやる!!
「中へ入って、お父様を呼んできてちょうだい。荷物を片づけてからでいいわ」
「ですが……」
「大丈夫、あんな人達に負けやしないし、それよりせっかくいいお肉を買えたんだから、傷んだら勿体ないわ。……さ、行って」
こうと決めたら曲げないリリーの頑固さを知っているジェンナは、硬い声で「すぐに戻ります」と告げてリリーの持っていた籠を受け取り、玄関の扉を開けて素早く中へ入った。
一人になったリリーは背筋をピンと伸ばして姿勢を正し、一歩だけ前に出て招かれざる客達をキッと見据える。
「そこでお止まりください、侯爵様。例え当家より爵位が上でも、家主の許可なしに敷地へ入るのはたいへんな無礼に当たりますよ。
それとも私が知らないだけで、父が招待したのですか?」
なるべく感情が出ないよう淡々と喋るリリーに、侯爵はフッと不敵に笑い、足を止めた。
ステップに上がる直前で止まったから段差がある分、リリーのほうが見下ろす形になっているが、相手は腐っても現役の侯爵。
持ち前の上品ながら尊大な威圧感は、物理的な位置関係で下に居るからといって消えるものではなく、全身から発散されこちらを圧倒してくる。
「これはまた随分と意地の悪いいい方ですね、リリー・アルシェ嬢。
私の知る限り、あなたは聡明で穏やかなご令嬢だったように記憶しておりますが、今日はまるで別人と話しているようだ」
いくらリリーが世間知らずな小娘いえど、遠回しに嫌味を言われているのはわかった。
上流貴族の、こういうネチっこいところ、本当に嫌い。
お父様みたいに、口の悪い娘だって、スパッと言えばいいじゃない。
「私にこんな喋り方をさせるのも、あなた方が父から歓迎されないのも、ちゃんとした理由があると思いますけど、違うかしら」
ちらっとレナードへ視線を送り、こちらも侯爵にならって直接的には言わず嫌味っぽく返してやると、レナードはムッとして眉を寄せたが、父親である侯爵はさすが、顔色一つ変えない。
「おっしゃる通りです、リリー・アルシェ嬢。今日は他でもない、この愚息めが働いたあなたへの無礼を、謝りに参ったのです」
「謝罪ならもう父が……」
「確かにデッケン伯には謝意を述べさせていただきましたが、肝心のあなたには、まだ一言も伝えられておりませんので、それではこちらも収まりがつかず、本日こちらへ参った次第です。
レナード、何をしている。ご令嬢へ頭を下げんか」
父親に促され、令息は渋々といった感じで、頭を垂れた。
「先日は大変、失礼な真似をして申し訳ありませんでした。
すべては僕の至らなさ、思い上がりによって貴女の名誉を傷つけたこと、深く後悔し、反省しております。
許していただきたいなどと都合のいいことは願っていませんが、どうか僕の心からの謝罪によって、リリー様のお心が少しでも静まっていただければ幸いです」
しおらしい態度をしてはいるが、とってつけたような謝罪を受けたところで、リリーの心は動いたりしない。
どうせ一言一句、父親が仕込んで覚えさせたものだろうし、本心では面倒くさがっているのはレナードの表情を見ていればわかる。
だから許してやる義理なんて無いのだが、せっかく父がお金を積んで穏便に解決してくれたことだし、何より一刻も早く帰ってほしい。
この人達の相手なんて、やるだけ時間の無駄。
早く料理したいから、ここは受け入れておこう。
「多少は嫌な思いもしましたけれど、レナード様のお気持ちを確かめないまま縁談を進めた当家にも非はございます。
ですからもう、これで終わりに致しましょう。
私には今、新しく結婚のお話を進めさていただいている方もいますし、レナード様もお美しいミレーヌ様と、どうぞお幸せに……」
「あの男爵令嬢ならば、息子とは別れさせました」
リリーの言葉を途中で遮り、侯爵が吐き捨てるように言った。
「……何ですって?」
ガーデンパーティーで人目を憚らずベタベタしていた二人が別れたと聞いて、リリーは驚きを隠せないが、侯爵はフッと鼻を鳴らして笑う。
「身分の低さは元より、悪い噂の絶えない娘でしたからな。我が家に嫁いでこようなど、身の程知らずにも程がある。当然の結果です」
「そんな……」
目を丸くしてレナードを見やったリリーは、彼がなぜこんなにも不貞腐れているのか、やっと理解した。
恋しい女性と引き離されて、レナードなりにショックを受けているんだろう。
でも、それなら断固として戦うべきなのに、なぜほいほい父親についてきて、自分から捨てた女に謝ったりしているのかしら?
怒っていいのか呆れかえるべきなのかもわからず戸惑っていると、その隙をついて侯爵が口を開く。
「息子からは悪い虫を払いましたが、いま心配なのはあなたなのですよ、リリー・アルシェ嬢」
「私?」
「ええ、失礼だが、あなたが夫として迎え入れようとしているザックという男……彼の戦場での忌まわしい所業については、ご存知ですかな?」
父が来るまでは冷静に相手をしなければと構えていたリリーだが、この言い草には苛立ちを覚えた。
当たり前だ、大事な婚約者に向かって“忌まわしい”なんて言われて、気分のいい者はいないだろう。
その冷たい光を放つ青い目が、自分へ向けられているのに気づき、リリーは反射的に少し身構えた。
侯爵父子のただならぬ様子に、同じく危機感を覚え前に出ようとしたジェンナを、リリーは片手で遮って制する。
「お嬢様……」
ジェンナはリリーを背後に隠して庇いたいようだが、やめておいたほうがいい。
恐らく侯爵は使用人の言葉には耳を貸さないだろうし、へたに揉めてジェンナが責任を取らされるような事態は避けたい。
……どうやら私に用があるみたいだし、受けて立とうじゃないの。
あなた方との悪縁なんか、ここですっぱり断ち切ってやる!!
「中へ入って、お父様を呼んできてちょうだい。荷物を片づけてからでいいわ」
「ですが……」
「大丈夫、あんな人達に負けやしないし、それよりせっかくいいお肉を買えたんだから、傷んだら勿体ないわ。……さ、行って」
こうと決めたら曲げないリリーの頑固さを知っているジェンナは、硬い声で「すぐに戻ります」と告げてリリーの持っていた籠を受け取り、玄関の扉を開けて素早く中へ入った。
一人になったリリーは背筋をピンと伸ばして姿勢を正し、一歩だけ前に出て招かれざる客達をキッと見据える。
「そこでお止まりください、侯爵様。例え当家より爵位が上でも、家主の許可なしに敷地へ入るのはたいへんな無礼に当たりますよ。
それとも私が知らないだけで、父が招待したのですか?」
なるべく感情が出ないよう淡々と喋るリリーに、侯爵はフッと不敵に笑い、足を止めた。
ステップに上がる直前で止まったから段差がある分、リリーのほうが見下ろす形になっているが、相手は腐っても現役の侯爵。
持ち前の上品ながら尊大な威圧感は、物理的な位置関係で下に居るからといって消えるものではなく、全身から発散されこちらを圧倒してくる。
「これはまた随分と意地の悪いいい方ですね、リリー・アルシェ嬢。
私の知る限り、あなたは聡明で穏やかなご令嬢だったように記憶しておりますが、今日はまるで別人と話しているようだ」
いくらリリーが世間知らずな小娘いえど、遠回しに嫌味を言われているのはわかった。
上流貴族の、こういうネチっこいところ、本当に嫌い。
お父様みたいに、口の悪い娘だって、スパッと言えばいいじゃない。
「私にこんな喋り方をさせるのも、あなた方が父から歓迎されないのも、ちゃんとした理由があると思いますけど、違うかしら」
ちらっとレナードへ視線を送り、こちらも侯爵にならって直接的には言わず嫌味っぽく返してやると、レナードはムッとして眉を寄せたが、父親である侯爵はさすが、顔色一つ変えない。
「おっしゃる通りです、リリー・アルシェ嬢。今日は他でもない、この愚息めが働いたあなたへの無礼を、謝りに参ったのです」
「謝罪ならもう父が……」
「確かにデッケン伯には謝意を述べさせていただきましたが、肝心のあなたには、まだ一言も伝えられておりませんので、それではこちらも収まりがつかず、本日こちらへ参った次第です。
レナード、何をしている。ご令嬢へ頭を下げんか」
父親に促され、令息は渋々といった感じで、頭を垂れた。
「先日は大変、失礼な真似をして申し訳ありませんでした。
すべては僕の至らなさ、思い上がりによって貴女の名誉を傷つけたこと、深く後悔し、反省しております。
許していただきたいなどと都合のいいことは願っていませんが、どうか僕の心からの謝罪によって、リリー様のお心が少しでも静まっていただければ幸いです」
しおらしい態度をしてはいるが、とってつけたような謝罪を受けたところで、リリーの心は動いたりしない。
どうせ一言一句、父親が仕込んで覚えさせたものだろうし、本心では面倒くさがっているのはレナードの表情を見ていればわかる。
だから許してやる義理なんて無いのだが、せっかく父がお金を積んで穏便に解決してくれたことだし、何より一刻も早く帰ってほしい。
この人達の相手なんて、やるだけ時間の無駄。
早く料理したいから、ここは受け入れておこう。
「多少は嫌な思いもしましたけれど、レナード様のお気持ちを確かめないまま縁談を進めた当家にも非はございます。
ですからもう、これで終わりに致しましょう。
私には今、新しく結婚のお話を進めさていただいている方もいますし、レナード様もお美しいミレーヌ様と、どうぞお幸せに……」
「あの男爵令嬢ならば、息子とは別れさせました」
リリーの言葉を途中で遮り、侯爵が吐き捨てるように言った。
「……何ですって?」
ガーデンパーティーで人目を憚らずベタベタしていた二人が別れたと聞いて、リリーは驚きを隠せないが、侯爵はフッと鼻を鳴らして笑う。
「身分の低さは元より、悪い噂の絶えない娘でしたからな。我が家に嫁いでこようなど、身の程知らずにも程がある。当然の結果です」
「そんな……」
目を丸くしてレナードを見やったリリーは、彼がなぜこんなにも不貞腐れているのか、やっと理解した。
恋しい女性と引き離されて、レナードなりにショックを受けているんだろう。
でも、それなら断固として戦うべきなのに、なぜほいほい父親についてきて、自分から捨てた女に謝ったりしているのかしら?
怒っていいのか呆れかえるべきなのかもわからず戸惑っていると、その隙をついて侯爵が口を開く。
「息子からは悪い虫を払いましたが、いま心配なのはあなたなのですよ、リリー・アルシェ嬢」
「私?」
「ええ、失礼だが、あなたが夫として迎え入れようとしているザックという男……彼の戦場での忌まわしい所業については、ご存知ですかな?」
父が来るまでは冷静に相手をしなければと構えていたリリーだが、この言い草には苛立ちを覚えた。
当たり前だ、大事な婚約者に向かって“忌まわしい”なんて言われて、気分のいい者はいないだろう。
147
お気に入りに追加
3,887
あなたにおすすめの小説
【完結】ヒロインの女が死ぬほど嫌いなので悪役令嬢を全うします
当麻リコ
恋愛
貧乏侯爵家に生まれついた主人公・イルゼ。
彼女は生前プレイしていた乙女ゲーム世界の悪役令嬢ポジションに転生していた。
だからといってヒロインをいじめるほど暇でもないので放置していたが、なんだかやけに絡まれる。
どうあってもイルゼを悪役ポジションに置きたいらしい。
ただでさえ嫌いなタイプの女なのに、無理やり視界に入ってくる。
婚約者を取られた時、とうとうイルゼの堪忍袋の緒が切れた。
よろしい、ならば戦争です。
婚約者は無能なのでいりませんが、その性根が気に食わない。
私がいじめの主犯だと言い張るのならそれを全ういたしましょう。
イルゼは幼馴染みで従者でもあるヨシュアと共に、真っ向からヒロインの挑戦を受けることにした。
あざとかわいい系ゆるふわヒロインに、クールビューティ系主人公が嫌味と嘲笑でチクチクやり返すほのぼのストーリーです。
※主人公はほどほどに性格と口が悪いですのでご注意ください。
※ヒロイン(主人公じゃない方)は前世持ちではありません。
【完結】「異世界に召喚されたら聖女を名乗る女に冤罪をかけられ森に捨てられました。特殊スキルで育てたリンゴを食べて生き抜きます」
まほりろ
恋愛
※小説家になろう「異世界転生ジャンル」日間ランキング9位!2022/09/05
仕事からの帰り道、近所に住むセレブ女子大生と一緒に異世界に召喚された。
私たちを呼び出したのは中世ヨーロッパ風の世界に住むイケメン王子。
王子は美人女子大生に夢中になり彼女を本物の聖女と認定した。
冴えない見た目の私は、故郷で女子大生を脅迫していた冤罪をかけられ追放されてしまう。
本物の聖女は私だったのに……。この国が困ったことになっても助けてあげないんだから。
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※小説家になろう先行投稿。カクヨム、エブリスタにも投稿予定。
※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
婚約破棄されたおっとり令嬢は「実験成功」とほくそ笑む
柴野
恋愛
おっとりしている――つまり気の利かない頭の鈍い奴と有名な令嬢イダイア。
周囲からどれだけ罵られようとも笑顔でいる様を皆が怖がり、誰も寄り付かなくなっていたところ、彼女は婚約者であった王太子に「真実の愛を見つけたから気味の悪いお前のような女はもういらん!」と言われて婚約破棄されてしまう。
しかしそれを受けた彼女は悲しむでも困惑するでもなく、一人ほくそ笑んだ。
「実験成功、ですわねぇ」
イダイアは静かに呟き、そして哀れなる王太子に真実を教え始めるのだった。
※こちらの作品は小説家になろうにも重複投稿しています。
たった一度の浮気ぐらいでガタガタ騒ぐな、と婚約破棄されそうな私は、馬オタクな隣国第二王子の溺愛対象らしいです。
弓はあと
恋愛
「たった一度の浮気ぐらいでガタガタ騒ぐな」婚約者から投げられた言葉。
浮気を許す事ができない心の狭い私とは婚約破棄だという。
婚約破棄を受け入れたいけれど、それを親に伝えたらきっと「この役立たず」と罵られ家を追い出されてしまう。
そんな私に手を差し伸べてくれたのは、皆から馬オタクで残念な美丈夫と噂されている隣国の第二王子だった――
※物語の後半は視点変更が多いです。
※浮気の表現があるので、念のためR15にしています。詳細な描写はありません。
※短めのお話です。
※感想欄はネタバレ配慮しておりません、ご注意ください。
※設定ゆるめ、ご都合主義です。鉄道やオタクの歴史等は現実と異なっています。
あなたの嫉妬なんて知らない
abang
恋愛
「あなたが尻軽だとは知らなかったな」
「あ、そう。誰を信じるかは自由よ。じゃあ、終わりって事でいいのね」
「は……終わりだなんて、」
「こんな所にいらしたのね!お二人とも……皆探していましたよ……
"今日の主役が二人も抜けては"」
婚約パーティーの夜だった。
愛おしい恋人に「尻軽」だと身に覚えのない事で罵られたのは。
長年の恋人の言葉よりもあざとい秘書官の言葉を信頼する近頃の彼にどれほど傷ついただろう。
「はー、もういいわ」
皇帝という立場の恋人は、仕事仲間である優秀な秘書官を信頼していた。
彼女の言葉を信じて私に婚約パーティーの日に「尻軽」だと言った彼。
「公女様は、退屈な方ですね」そういって耳元で嘲笑った秘書官。
だから私は悪女になった。
「しつこいわね、見て分かんないの?貴方とは終わったの」
洗練された公女の所作に、恵まれた女性の魅力に、高貴な家門の名に、男女問わず皆が魅了される。
「貴女は、俺の婚約者だろう!」
「これを見ても?貴方の言ったとおり"尻軽"に振る舞ったのだけど、思いの他皆にモテているの。感謝するわ」
「ダリア!いい加減に……」
嫉妬に燃える皇帝はダリアの新しい恋を次々と邪魔して……?
仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
【完結】私がお邪魔だと思われますので、去らせていただきます。
まりぃべる
恋愛
アイリス=トルタンカン伯爵令嬢は、自分の屋敷なのに義母と義妹から隠れるように生活していた。
やる事が無くなった時、執事のタヤックに提案され、あることをしながらどうにか過ごしていた。
18歳になり、婚約しなさいと言われたのだが義妹が駄々をこね、お父様と義母様までもが…?
仕方がないので居場所がないアイリスはお屋敷を去ることにした。
そこで…?
(完結)私は家政婦だったのですか?(全5話)
青空一夏
恋愛
夫の母親を5年介護していた私に子供はいない。お義母様が亡くなってすぐに夫に告げられた言葉は「わたしには6歳になる子供がいるんだよ。だから離婚してくれ」だった。
ありがちなテーマをさくっと書きたくて、短いお話しにしてみました。
さくっと因果応報物語です。ショートショートの全5話。1話ごとの字数には偏りがあります。3話目が多分1番長いかも。
青空異世界のゆるふわ設定ご都合主義です。現代的表現や現代的感覚、現代的機器など出てくる場合あります。貴族がいるヨーロッパ風の社会ですが、作者独自の世界です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる