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第2章
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「シルヴィア?誰よ、それ」
アルレットはハッとして少女を改めて見た。かなり似ているが…シルヴィアじゃない。顔は確かに良く似ているが…髪の色も声もまるで違うし、髪色だけで言えばアルレットと似ている。
「い、いえ…知り合いに良く似ていたものだったので…その、すみません」
「ふ~ん?まあ良いわ。にしても…なんだ、大した事ないじゃない」
「へ…」
少女の意外な言葉にアルレットは変な声を上げてしまう。急いで手で口を押さえた。
「全然可愛くないし、美人でもない。寧ろ普通過ぎ。しかも痩せ過ぎて色気なんて全然ないし」
これは堂々と悪口を言われているの、かしら…?アルレットは呆然としながら見ていると少女は更に付け加えた。
「こんな何の取り柄もなさそうな女、どこが良いのよ」
なんだか、シルヴィアと話ている気分になってくる。顔だけでなく、中身もどうやら似ている様だ。酷く懐かしいが、嬉しくはない。
「あのね、『王の花嫁』は私なの。分かる?」
「王の花嫁…貴女は妃なのですか…?」
それはこの少女が国王の王妃だと言う意味だろうか。でも確か、この国の国王はアルレットを王妃にすると言っていた。ならばこの少女は側妃なのか。
「違うわよ、本当ならその筈だったの。こっちにも色々あるのよ!兎に角、私が王の花嫁なの!」
ダメだ。理解できない。少女は一体何を言いたいのだろうか…。意味の分からない事を延々と喚き散らす少女に、ますますシルヴィアの様だとアルレットは思った。
「…ずっと、王の花嫁として育てられたのに…今更」
少女は俯き、独り言を言いながら落ち込んでいる様子だ。怒ったり落ち込んだり忙しいと、アルレットは思った。情緒不安定なのかしら…。少し心配になった時。
「貴女の所為よっ‼︎」
少女は、今度は急にアルレットに掴みかかって来た。
「っ…」
そして勢いよくアルレットを突き飛ばしす。弱っているアルレットはなす術もなくそのまま背後に倒れる。が、いつになっても身体に衝撃が来ない。何故?アルレットは反射的に瞑っていた瞳を恐る恐る開いた。
「おっと、危ないなぁ。か弱い女の子を突き飛ばすのは感心しないな、ミレイユ?」
アルレットを抱きとめているサロモン。
「サロモン…いつの間に居たのよ。本当何時も鬱陶しいわね!」
ミレイユはフンっとバツが悪そうに顔を背けた。
「…セブランには、言わないでよねっ」
「兄さんに言われたら困る様な事なら、始めからしなければ良いんじゃないのかい?」
「う、煩い‼︎兎に角告げ口なんてしたら許さないからね⁈貴女もよ!」
ミレイユはそれだけを吐き捨て部屋から出て行ってしまった。アルレットは目を丸くしながらその光景をただ見ていた。
「大丈夫かい?アルレット」
優しく笑うサロモンにアルレットはお礼を述べた。助けてくれた…。
「はい…その、ありがとうございます」
「ミレイユには余り関わらない方が良いよ。彼女は気性が激しいからきっと君を傷つける」
別に自ら関わった訳ではないのだが。寧ろ向こうから積極的に関わって来た。アルレットはこの部屋から身動きがとれない以上どうにも出来ないし、またミレイユが強引に部屋に現れるかも知れない。
「まあ、彼女も色々と思う事があるんだと思うんだ。だから大目に見て上げてくれないかな?次また来る様な事があれば僕が守ってあげるからね」
「…ありがとう、ございます」
大目に見るとかではなくミレイユが一体何者で何故アルレットの元を訪れたのか、その理由が知りたい。ミレイユは『王の花嫁』がどうのと言っていたが…。どうも話が噛み合わなかった。
「彼女はもう用済みだから、可哀想なんだ」
さらりとそう言うとサロモンはくすりと笑った。その言葉の意味は分からなかったが、アルレットは恐怖を感じる。暫く黙り込んだ後アルレットは口を開いた。
「あ、の…王の花嫁とは…なんなんですか?」
先程のミレイユの言葉が気になってしまいアルレットはサロモンに尋ねて見た。
「…王の花嫁、それは君の事だよ。アルレット」
私が王の花嫁…だがミレイユは自分こそが王の花嫁だと言っていたが…。何かの謎掛けなのだろうか。アルレットは眉を寄せ困惑した表情になる。やはり良く分からない。
「その内この意味が分かる時が来るから…それにしても、その悩ましい表情…良いね」
可愛いな、と耳元で囁かれアルレットはビクッと跳ねた。熱い息がかかった片耳を押さえながらサロモンから距離を取る。
「大丈夫、これ以上は何もしないから。また兄さんの怒りを買いたくないしね?」
掴み所のないサロモンに、アルレットはどう反応して良いか悩む。
「随分ご執心の様ね」
サロモンが廊下を歩いているとミレイユと出会した。
「わざわざ釘を刺さす為に待ってなくて、兄さんには言わないよ」
ミレイユは余程セブランに報告されるのを恐れている様だ。それもそうか…今のミレイユはセブランに見捨てられたらこの城の中に居場所などない。そうじゃなくともアルレットの存在がミレイユを脅かしているのに。
「…そうじゃないわよ」
「じゃあ、何?」
ミレイユはサロモンの腕をおもむろに引っ張り歩き出した。どうやら公の場で話せない内密な話の様だ。普段使われていない地下室へとサロモンとミレイユは姿を消した。
「サロモン、私と取り引きして」
意外なミレイユの言葉にサロモンは興味深げな顔をする。
「取り引きって?」
「…あの子を殺して」
「その見返りは?」
サロモンの問いにミレイユは瞬間黙る。悩む様な素振りを見せた後、口を開いた。
「…私を好きにして良いわ」
「う~ん、交渉不成立」
「どうして⁈私を好きに出来るのよ⁈」
サロモンは興をそがれた様に行ってしまう。
「あのね、ミレイユ。確かに1度君を抱いたけど、別に君が欲しかったからじゃないんだよね。兄さんのお人形がどんなのか…味見したかっただけ。君には全く興味ないから…ごめんね?」
サロモンはクスッと笑い唇を舐めた。ミレイユは顔を真っ赤にして睨み付けるが、サロモンはさっさと部屋を出て行った。その際に何やら喚いていたがサロモンは気にする素振りすら見せなかった。
サロモンは1度抱いた女性は基本抱かない。好意を抱かれたら面倒な事と興味がなくなると言う理由だ。まあ、必要な時は無理をして抱く事もある。例えば任務遂行の為。隣国のシルヴィアと言う少女が良い例だ。
だが、実はサロモンはシルヴィアに少し興味があったのだが…。サロモンは笑みを浮かべる。
それにしても予想外だった。サロモンは昔から王位争いや王の花嫁などに興味は皆無だったが。
「アルレット…」
彼女が手に入るなら…国王になるのも悪くない。…そう考えると急に玉座が欲しくなってしまう。
「殺しちゃおうか…なんてね」
アルレットはハッとして少女を改めて見た。かなり似ているが…シルヴィアじゃない。顔は確かに良く似ているが…髪の色も声もまるで違うし、髪色だけで言えばアルレットと似ている。
「い、いえ…知り合いに良く似ていたものだったので…その、すみません」
「ふ~ん?まあ良いわ。にしても…なんだ、大した事ないじゃない」
「へ…」
少女の意外な言葉にアルレットは変な声を上げてしまう。急いで手で口を押さえた。
「全然可愛くないし、美人でもない。寧ろ普通過ぎ。しかも痩せ過ぎて色気なんて全然ないし」
これは堂々と悪口を言われているの、かしら…?アルレットは呆然としながら見ていると少女は更に付け加えた。
「こんな何の取り柄もなさそうな女、どこが良いのよ」
なんだか、シルヴィアと話ている気分になってくる。顔だけでなく、中身もどうやら似ている様だ。酷く懐かしいが、嬉しくはない。
「あのね、『王の花嫁』は私なの。分かる?」
「王の花嫁…貴女は妃なのですか…?」
それはこの少女が国王の王妃だと言う意味だろうか。でも確か、この国の国王はアルレットを王妃にすると言っていた。ならばこの少女は側妃なのか。
「違うわよ、本当ならその筈だったの。こっちにも色々あるのよ!兎に角、私が王の花嫁なの!」
ダメだ。理解できない。少女は一体何を言いたいのだろうか…。意味の分からない事を延々と喚き散らす少女に、ますますシルヴィアの様だとアルレットは思った。
「…ずっと、王の花嫁として育てられたのに…今更」
少女は俯き、独り言を言いながら落ち込んでいる様子だ。怒ったり落ち込んだり忙しいと、アルレットは思った。情緒不安定なのかしら…。少し心配になった時。
「貴女の所為よっ‼︎」
少女は、今度は急にアルレットに掴みかかって来た。
「っ…」
そして勢いよくアルレットを突き飛ばしす。弱っているアルレットはなす術もなくそのまま背後に倒れる。が、いつになっても身体に衝撃が来ない。何故?アルレットは反射的に瞑っていた瞳を恐る恐る開いた。
「おっと、危ないなぁ。か弱い女の子を突き飛ばすのは感心しないな、ミレイユ?」
アルレットを抱きとめているサロモン。
「サロモン…いつの間に居たのよ。本当何時も鬱陶しいわね!」
ミレイユはフンっとバツが悪そうに顔を背けた。
「…セブランには、言わないでよねっ」
「兄さんに言われたら困る様な事なら、始めからしなければ良いんじゃないのかい?」
「う、煩い‼︎兎に角告げ口なんてしたら許さないからね⁈貴女もよ!」
ミレイユはそれだけを吐き捨て部屋から出て行ってしまった。アルレットは目を丸くしながらその光景をただ見ていた。
「大丈夫かい?アルレット」
優しく笑うサロモンにアルレットはお礼を述べた。助けてくれた…。
「はい…その、ありがとうございます」
「ミレイユには余り関わらない方が良いよ。彼女は気性が激しいからきっと君を傷つける」
別に自ら関わった訳ではないのだが。寧ろ向こうから積極的に関わって来た。アルレットはこの部屋から身動きがとれない以上どうにも出来ないし、またミレイユが強引に部屋に現れるかも知れない。
「まあ、彼女も色々と思う事があるんだと思うんだ。だから大目に見て上げてくれないかな?次また来る様な事があれば僕が守ってあげるからね」
「…ありがとう、ございます」
大目に見るとかではなくミレイユが一体何者で何故アルレットの元を訪れたのか、その理由が知りたい。ミレイユは『王の花嫁』がどうのと言っていたが…。どうも話が噛み合わなかった。
「彼女はもう用済みだから、可哀想なんだ」
さらりとそう言うとサロモンはくすりと笑った。その言葉の意味は分からなかったが、アルレットは恐怖を感じる。暫く黙り込んだ後アルレットは口を開いた。
「あ、の…王の花嫁とは…なんなんですか?」
先程のミレイユの言葉が気になってしまいアルレットはサロモンに尋ねて見た。
「…王の花嫁、それは君の事だよ。アルレット」
私が王の花嫁…だがミレイユは自分こそが王の花嫁だと言っていたが…。何かの謎掛けなのだろうか。アルレットは眉を寄せ困惑した表情になる。やはり良く分からない。
「その内この意味が分かる時が来るから…それにしても、その悩ましい表情…良いね」
可愛いな、と耳元で囁かれアルレットはビクッと跳ねた。熱い息がかかった片耳を押さえながらサロモンから距離を取る。
「大丈夫、これ以上は何もしないから。また兄さんの怒りを買いたくないしね?」
掴み所のないサロモンに、アルレットはどう反応して良いか悩む。
「随分ご執心の様ね」
サロモンが廊下を歩いているとミレイユと出会した。
「わざわざ釘を刺さす為に待ってなくて、兄さんには言わないよ」
ミレイユは余程セブランに報告されるのを恐れている様だ。それもそうか…今のミレイユはセブランに見捨てられたらこの城の中に居場所などない。そうじゃなくともアルレットの存在がミレイユを脅かしているのに。
「…そうじゃないわよ」
「じゃあ、何?」
ミレイユはサロモンの腕をおもむろに引っ張り歩き出した。どうやら公の場で話せない内密な話の様だ。普段使われていない地下室へとサロモンとミレイユは姿を消した。
「サロモン、私と取り引きして」
意外なミレイユの言葉にサロモンは興味深げな顔をする。
「取り引きって?」
「…あの子を殺して」
「その見返りは?」
サロモンの問いにミレイユは瞬間黙る。悩む様な素振りを見せた後、口を開いた。
「…私を好きにして良いわ」
「う~ん、交渉不成立」
「どうして⁈私を好きに出来るのよ⁈」
サロモンは興をそがれた様に行ってしまう。
「あのね、ミレイユ。確かに1度君を抱いたけど、別に君が欲しかったからじゃないんだよね。兄さんのお人形がどんなのか…味見したかっただけ。君には全く興味ないから…ごめんね?」
サロモンはクスッと笑い唇を舐めた。ミレイユは顔を真っ赤にして睨み付けるが、サロモンはさっさと部屋を出て行った。その際に何やら喚いていたがサロモンは気にする素振りすら見せなかった。
サロモンは1度抱いた女性は基本抱かない。好意を抱かれたら面倒な事と興味がなくなると言う理由だ。まあ、必要な時は無理をして抱く事もある。例えば任務遂行の為。隣国のシルヴィアと言う少女が良い例だ。
だが、実はサロモンはシルヴィアに少し興味があったのだが…。サロモンは笑みを浮かべる。
それにしても予想外だった。サロモンは昔から王位争いや王の花嫁などに興味は皆無だったが。
「アルレット…」
彼女が手に入るなら…国王になるのも悪くない。…そう考えると急に玉座が欲しくなってしまう。
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