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エピローグ
しおりを挟む王弟であり公爵であるクロヴィスの挙式には大勢の参列者が押し寄せた。離縁騒動で、未だ陰口を叩く者も少なくないが、意に返さない。
十年も前に結婚したにも関わらず今更挙式を挙げるのは照れ臭い気もするが、これはケジメだ。それに女性ならば誰しも挙式に憧れるものだと友人のユリウスから聞いた。リゼットが喜ぶなら、挙げない選択肢はない。
「本当にいいのか」
父親がいないリゼットの為に、花嫁の父親役をコンラートが買って出たのだが、クロヴィスは断った。
「リゼットのエスコートは、始めから終わりまで僕がやります」
異例過ぎる事態に、コンラートを始めとした周囲は呆れ顔になるが関係ない。
「僕達は、初めも終わりも全部一緒がいい。だから、形式なんて必要ない」
真っ赤な絨毯の上を始めからクロヴィスとリゼットは腕を組み歩いて行く。周囲が騒つくが、興味はない。リゼットを見るとベール越しだが、笑顔でこちらを見ていると分かった。クロヴィスも彼女を見て微笑む。
レースとフリルのふんだんに施された純白のウェディングドレスを纏う彼女は、この世の何よりも輝いていて美しい。そして愛おしくて仕方がない。
「今度こそ、僕が君を幸せにするからね。もう二度と君を離さない。愛しているよ、僕だけのリゼット」
「私も、クロヴィス様を永遠に愛しています」
誓いの口付けを交わし、祝福の鐘が教会に鳴り響く。花が舞降る中、クロヴィスはリゼットを横抱きにして歩き出した。
終
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最後までお付き合い頂き、ありがとうございました❣️
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最後までありがとうございました❣️
途中お返事間に合わず申し訳ないです💦
リゼットとクロヴィスは本当の意味でようやく夫婦になれましたね(*n´ω`n*) 💕ヨカッタ
最後まで、ありがとうございました❣️
その後、頭の中では出来上がっています(笑)
時間があれば書きたいなぁと思ってます(*ノ∀`*)ゞェヘヘ✨