【R18】だれがフィクションだと言った 〜圧倒的モブ田中A子のセフレ生活〜

サバ無欲

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2.経理部、田中A子

☆その12、田中A子は疑心暗鬼②

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「うん……」
「痛くない?」
「だいじょうぶ」
「ふふ、じゃあなんで泣いちゃうの?」


ぐり、と奥をなでられると、言葉にならない。
ひたすら甘やかすような声が恥ずかしい。


「んぁ、う」
「良かったねエンボちゃん。後ろからでも全然大丈夫そう」


汗で張りついた髪を梳いてくれたから、視線だけで彼を見た。『安心した』って顔に書いてあるような、優しい表情。モブのセフレにまでこんなに気を遣ってくれるなんて、やっぱりこの人は根っからのイケメンだし、圧倒的な主人公格ヒーローなんだなぁ……。


「……くおん、さん」
「ん?」
「久遠さんも、きもちいい……?」
「……うん。俺も、気持ちいいよ」


ほっとして、疲れもあって目を閉じる。
汗かいてるのに、気分はふわふわの綿毛のうえだ。あったかくて気持ちいい。


「……よかったぁ……」
「……エンボちゃんってさ、結構、天然だよね」


急に突き放すような。
それでいて、囚われるような、囁き声。


「え?」
「ていうか、無防備」
「なにいっ……ひッ!」


舌先で耳の中をえぐられる。
べろりと舐められて、吐息が湿って。彼の腰が、アレが、ぬるぬると遠のいて。惜しむようにうごめく肉壁はなんだ。今まで一度だって、そんな動きをしたことないのに!


「それとも計算……? だとしたら凄いけど」
「ひ、ァ! なに、ッあ、やだっ、ふぅ……っ」
「それでもいい、か」
「えぐ……ッ」


どうして、なにが。

長い指が、口の中に入ってくる。頬を内側からまさぐられて言葉は途切れ、口蓋を撫でられては涙が浮かび、舌を引っ張られてはよだれが垂れた。乱暴で淫靡な彼の動きに、なにをどうしたら正解なのかわからない。

のけぞった首を強く噛まれる。
痛い。逃げたい。恐怖で全身が敏感になってーー


「ンンンーーッ!」


一気に、貫かれた。







どこか遠くで、ぐちゃぐちゃと音がしている。


「明日も仕事だし、今日は、優しくしようと思ったけど」


凶暴な雄に挿し抜かれて、お互い何度果てたのだろう。ぼうっと歪んだ視界の奥でうつくしい獣が獰猛な笑みを浮かべている。いつの間に体位が変わったの。はくはくと喘いだ唇は、何度も塞がれて意味を成さない。


「やめた。明日、足腰立たなくなるかもしれないけど付き合ってね」


怯える心とは裏腹に、身体は突かれるたび呼応して甘く鳴いた。下腹部が疼いて、弾けて、より一層強く疼く。ブツブツと意識が途切れたけど、今回はそのたびに起こされて、また突き立てられた。寝かせてもらえない。こんな、拷問、あったよう、な。



「悪いのは、そっちだから」



どうして。
わたし、なにを、間違えたの?


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