4 / 32
04 深淵は深まるよどこまでも・前編
しおりを挟む
冒険者免許はすぐに取得することができた。
原付の免許よろしく問題集をちょっと触れば合格する程度のものだったからだ。
高ランクを目指すならちゃんとした勉強や実習がいるとも言われているが当分は考えなくても良いだろう。
免許を取得してすぐに協会で初心者でも大丈夫なダンジョンを教えてもらい潜ることになった。
目的地は大賀山。地元では夜景が綺麗であると言われている名所のひとつである。
自転車を漕いで八坂女史と落ち合うと――
「作業服ダッッッサ」
開口一番になんだァ、テメェ……。
「ファッションセンスについては異議を申し立てたい」
こんなところでおしゃれをしても意味がないだろう。
というかお前も芋ジャーじゃないか。
ノンノンと彼女は指を立ててこちらの異議申し立てを却下する。
「根本的にサイズが合ってないんだからダサいに決まってるでしょ」
「……金がないからね」
たしかに作業服はダボダボで二回りほどサイズが変わっている。
そこについての指摘ならば至極まっとうだ。
パソコンがデータ全損だけでなく修理もできないってんだからそりゃケチるしかない。
そう、パソコンの全壊である。
大家さんに小戦神のネックレスを渡そうとした途端のあのアクシデントによって修理すら不可能になっていたのだ。
ン十万もするパソコンなんてホイホイ買えるものではないし、そもそもそのちょっと前に一回蘇生させている。
修理代金はちょっとした役所勤めの月収くらいある。
おそらく……いや、間違いなくあの不幸は譲渡不可のものを渡そうとしたために起こったものだ。
二度試す余裕はないので検証はしないがあの出来過ぎたタイミングにピンポイントで大事なものがなくなるというのはこれはもうペナルティが降ったと思うしかない。
八坂女史に相談してみてもそれならこれ以上は試さない方が良いとお墨付きも貰ったし。
さて、俺の作業服がぶかぶかなのは新しく買ったものでも昔のものを着ているわけでもない。
……単純に痩せたのだ。
なにを馬鹿なと思うかもしれないが事実である。
痩せたどころではなく筋肉不足のもやしかピザにしかなれない身体だというのに今の俺は腹筋が割れている。
ちょっと力こぶもある。
きょうび力こぶって聞かないね。
メタボか予備軍が一週間かそこらで細マッチョになる。
夢があるね。
「痩せて嬉しいけれど大変だったんだよ、なにしろ――」
「身体を粘土のようにこねられた痛みがあったから?」
「ん、正解」
一週間ほどダンジョン産水薬を飲み続けた結果、八日目の深夜にゴリゴリと身体から異音が鳴り始めたのを覚えている。
あまりの激痛に叫んでしまったが誰も警察に通報などをすることはなかったのもだ。
まあ今のご時世近所づきあいなんて騒音問題と回覧板くらいでしかないものね。
そのメキョメキョっと全身を見えざる手によってこねくり回されて……気がついたら身体の贅肉があらかた取れていた。
感動とはた迷惑を同時に体感できるレアイベントなのだが、不摂生な冒険者がレベルが上がった時に起こる現象なのだそうだ。
こちらの苦労を見透かしたような意地の悪い笑みを八坂女史は浮かべる。
「冒険者に健康体、若々しく見える人が多いのはそういう洗礼があるから……とも言われてますよ」
「美容整形のラインナップにあっても絶妙に採算が取れなさそうなラインだな……」
「不健康なほど健康体になろうとするときの痛みが強いからね」
さすがダンジョン博士だな……。
◆
一通り駄弁ったあとにダンジョンに潜り始める。
入り口の横穴を通りすぎる際に薄い膜のようなものが貼られた……気がした。
八坂女史曰くダンジョンは異界であり現世との切り替わりを肌で感じただけだとか。
どちらが先行するかという話をするわけでもなく俺が先頭を歩き女史についてきて貰う。
本当に危なかったら手助けをすると彼女は言っているので大丈夫……だろう。
粗雑なトンネル、または坑道と言った趣のダンジョン内部は粒子が舞っていてヘッドライトいらずである。
アリの巣のように入り組んだ道は一歩間違えれば生きて出られないだろう。
と言ってもそこはあまり心配しなくてもいい。
免許取得者だけが使えるダンジョン内限定の地図アプリがあるからである。
現在地こそ分からないものの通った道はオートで記録してくれるので割と楽だ。
玄室を通り抜ける際に簡素な作りの宝箱を見つけたがすでに開けられていて、ダンジョン業界の層の厚さを実感する。
これ、お昼ぐらいに見つけた案件なんだけどなあ。
ダンジョンコアが破壊、もしくは奪われている可能性も視野に入れておかなければならない。
安全上は問題はないが儲けが減る、儲けが。
「そういえばその木刀って以前潜った時のですよね」
「金がないんで……」
「〈鑑定〉で詳しい性能が分からないのは久しぶりですよ。里見さんからはどう見えるんです?」
「ん、んー……。お、向こうで誰かやってる?」
なんと答えたものかと思案していると鉄のぶつかり合う音やら怒号やらが通路の向こう側から発せられている。
相手の獲物を横取りするのはマナー違反とも聞くし回り道するかー……。
ってこっちに来てんな。
正月も明けて冬休みもそろそろ宿題を気にする時期です。
そんなただし書きが似合いそうな推定高校生の男女五人組がこちらを通りすぎていく。
リーダー格っぽいジャージのスポーツ少年が手を挙げて走り去っていく。
「おっさんごめーん!」
「俺二十六……」
などとぼやいていると後続の女子が息切れを起こしながら少年についていくのだが。
周りも彼女を気遣っている。
「まだお兄さんでしょ! ……すみません!」
そんなギリお兄さんみたいな言い方するなよ。
どちらかというと君のほうが悪質じゃないか?
チクチク言葉どころかグサグサ言葉の後にそのナイフを抉りこんでいるんだけれど?
続々と台風のように過ぎ去っていった高校生集団を追いかけて来たのは成人男性ほどの上背を持つ鬼だ。
獲物を仕留めるのに邪魔だとばかりにそれは気勢よくいきり立つ。
「オーガだ!」
「ホブゴブリンですね。格で言えば10ほどで大体勝てます」
レベルは? と八坂女史が訪ねる。
「俺レベル1」
「一週間毎日潜って!?」
信じられないと彼女は前に立とうとするが俺がちょっと邪魔をする。
知らないよ。
冒険者協会がレベル・ステータスを測ったらレベル1って言われたんだし。
女史はあからさまに逡巡をしたあと、「駄目そうだったら割り込みますからね!」ときつく釘を刺してくる。
1ミクロンくらい卒論に取り憑かれて後ろから刺されたらどうしようとか考えてたけれど杞憂だったわ。
ホブゴブリンがその恵まれた体格を活かして大鉈の振り下ろしを放つ。
剣道なんて授業でやったことしかないのに相手の剣がどこまで届くのかタイミングはどこかまで分かる。
まるで達人のように身体をずらし、踏み込み、木刀による振り下ろしが敵の頭部に吸い込まれていく。
相手の剣鉈はかすりもせず。自分の片手面は見事なまでに頭骨を砕いていた。
粒子になって魔石という換金アイテムだけを残して消えたホブゴブリン。
ずっと弱者をいたぶるスライムだけを相手にしていたため、ちゃんと敵と思えるものに買ったのは初めてだ。
なんだが……
「高レベル帯の装備を身につけて無理矢理勝った感しかないな」
「……装備勝ちでしたね」
うっ、ちょっと気を遣って貰っているのがひしひしと伝わってくる……!
あからさまに哀れまれると反発したくなっちゃうのって複雑だね……。
ばつが悪そうにしながら八坂女史が言葉を続ける。
「この分ならもうちょっと難度の高いところにも潜れそうですね」
つまり免許を更新しろってことだ。
こういうのはレベルだけではなく実績も必要だからすぐには無理だけれども。
それはそうとMMORPGならトレイン行為はキルされてもおかしくないからもう二度とやるなよ、高校生。
八坂女史の『なんかもう戦闘は任せてよさそうですね』との言葉によりモリモリ撲殺しながらダンジョンを進んでいった。
魔石がいくらになるかは分からないが一個千円ほどだとすると五万円ぐらい稼げていることになるな。
冒険者っていうより駆除業者だわ。
冒険じゃないよねと言うと冒険がしたかったのですか? と返される始末。
たしかに食い扶持のためにやっているんだけれど達成感とかあるといいじゃん!
そんなこと言いながらもダンジョンの主も木刀で撲殺したから語ることがない。
はずだったんだが……
青く淡い光を放つダンジョンコア。
ダンジョンの奥地に安置されているのが通常なのだとか。
重ねて言う。
ダンジョンコアは通常最深部に置かれている。
だが目の前に広がるのは――
「ダンジョンの中にダンジョン……?」
八坂女史が恐る恐る『境界』に手を進ませ、呟く。
暗く赤く光る線は血管のよう。
ダンジョンの心臓部には――さらなる深みへの道が現れていた。
原付の免許よろしく問題集をちょっと触れば合格する程度のものだったからだ。
高ランクを目指すならちゃんとした勉強や実習がいるとも言われているが当分は考えなくても良いだろう。
免許を取得してすぐに協会で初心者でも大丈夫なダンジョンを教えてもらい潜ることになった。
目的地は大賀山。地元では夜景が綺麗であると言われている名所のひとつである。
自転車を漕いで八坂女史と落ち合うと――
「作業服ダッッッサ」
開口一番になんだァ、テメェ……。
「ファッションセンスについては異議を申し立てたい」
こんなところでおしゃれをしても意味がないだろう。
というかお前も芋ジャーじゃないか。
ノンノンと彼女は指を立ててこちらの異議申し立てを却下する。
「根本的にサイズが合ってないんだからダサいに決まってるでしょ」
「……金がないからね」
たしかに作業服はダボダボで二回りほどサイズが変わっている。
そこについての指摘ならば至極まっとうだ。
パソコンがデータ全損だけでなく修理もできないってんだからそりゃケチるしかない。
そう、パソコンの全壊である。
大家さんに小戦神のネックレスを渡そうとした途端のあのアクシデントによって修理すら不可能になっていたのだ。
ン十万もするパソコンなんてホイホイ買えるものではないし、そもそもそのちょっと前に一回蘇生させている。
修理代金はちょっとした役所勤めの月収くらいある。
おそらく……いや、間違いなくあの不幸は譲渡不可のものを渡そうとしたために起こったものだ。
二度試す余裕はないので検証はしないがあの出来過ぎたタイミングにピンポイントで大事なものがなくなるというのはこれはもうペナルティが降ったと思うしかない。
八坂女史に相談してみてもそれならこれ以上は試さない方が良いとお墨付きも貰ったし。
さて、俺の作業服がぶかぶかなのは新しく買ったものでも昔のものを着ているわけでもない。
……単純に痩せたのだ。
なにを馬鹿なと思うかもしれないが事実である。
痩せたどころではなく筋肉不足のもやしかピザにしかなれない身体だというのに今の俺は腹筋が割れている。
ちょっと力こぶもある。
きょうび力こぶって聞かないね。
メタボか予備軍が一週間かそこらで細マッチョになる。
夢があるね。
「痩せて嬉しいけれど大変だったんだよ、なにしろ――」
「身体を粘土のようにこねられた痛みがあったから?」
「ん、正解」
一週間ほどダンジョン産水薬を飲み続けた結果、八日目の深夜にゴリゴリと身体から異音が鳴り始めたのを覚えている。
あまりの激痛に叫んでしまったが誰も警察に通報などをすることはなかったのもだ。
まあ今のご時世近所づきあいなんて騒音問題と回覧板くらいでしかないものね。
そのメキョメキョっと全身を見えざる手によってこねくり回されて……気がついたら身体の贅肉があらかた取れていた。
感動とはた迷惑を同時に体感できるレアイベントなのだが、不摂生な冒険者がレベルが上がった時に起こる現象なのだそうだ。
こちらの苦労を見透かしたような意地の悪い笑みを八坂女史は浮かべる。
「冒険者に健康体、若々しく見える人が多いのはそういう洗礼があるから……とも言われてますよ」
「美容整形のラインナップにあっても絶妙に採算が取れなさそうなラインだな……」
「不健康なほど健康体になろうとするときの痛みが強いからね」
さすがダンジョン博士だな……。
◆
一通り駄弁ったあとにダンジョンに潜り始める。
入り口の横穴を通りすぎる際に薄い膜のようなものが貼られた……気がした。
八坂女史曰くダンジョンは異界であり現世との切り替わりを肌で感じただけだとか。
どちらが先行するかという話をするわけでもなく俺が先頭を歩き女史についてきて貰う。
本当に危なかったら手助けをすると彼女は言っているので大丈夫……だろう。
粗雑なトンネル、または坑道と言った趣のダンジョン内部は粒子が舞っていてヘッドライトいらずである。
アリの巣のように入り組んだ道は一歩間違えれば生きて出られないだろう。
と言ってもそこはあまり心配しなくてもいい。
免許取得者だけが使えるダンジョン内限定の地図アプリがあるからである。
現在地こそ分からないものの通った道はオートで記録してくれるので割と楽だ。
玄室を通り抜ける際に簡素な作りの宝箱を見つけたがすでに開けられていて、ダンジョン業界の層の厚さを実感する。
これ、お昼ぐらいに見つけた案件なんだけどなあ。
ダンジョンコアが破壊、もしくは奪われている可能性も視野に入れておかなければならない。
安全上は問題はないが儲けが減る、儲けが。
「そういえばその木刀って以前潜った時のですよね」
「金がないんで……」
「〈鑑定〉で詳しい性能が分からないのは久しぶりですよ。里見さんからはどう見えるんです?」
「ん、んー……。お、向こうで誰かやってる?」
なんと答えたものかと思案していると鉄のぶつかり合う音やら怒号やらが通路の向こう側から発せられている。
相手の獲物を横取りするのはマナー違反とも聞くし回り道するかー……。
ってこっちに来てんな。
正月も明けて冬休みもそろそろ宿題を気にする時期です。
そんなただし書きが似合いそうな推定高校生の男女五人組がこちらを通りすぎていく。
リーダー格っぽいジャージのスポーツ少年が手を挙げて走り去っていく。
「おっさんごめーん!」
「俺二十六……」
などとぼやいていると後続の女子が息切れを起こしながら少年についていくのだが。
周りも彼女を気遣っている。
「まだお兄さんでしょ! ……すみません!」
そんなギリお兄さんみたいな言い方するなよ。
どちらかというと君のほうが悪質じゃないか?
チクチク言葉どころかグサグサ言葉の後にそのナイフを抉りこんでいるんだけれど?
続々と台風のように過ぎ去っていった高校生集団を追いかけて来たのは成人男性ほどの上背を持つ鬼だ。
獲物を仕留めるのに邪魔だとばかりにそれは気勢よくいきり立つ。
「オーガだ!」
「ホブゴブリンですね。格で言えば10ほどで大体勝てます」
レベルは? と八坂女史が訪ねる。
「俺レベル1」
「一週間毎日潜って!?」
信じられないと彼女は前に立とうとするが俺がちょっと邪魔をする。
知らないよ。
冒険者協会がレベル・ステータスを測ったらレベル1って言われたんだし。
女史はあからさまに逡巡をしたあと、「駄目そうだったら割り込みますからね!」ときつく釘を刺してくる。
1ミクロンくらい卒論に取り憑かれて後ろから刺されたらどうしようとか考えてたけれど杞憂だったわ。
ホブゴブリンがその恵まれた体格を活かして大鉈の振り下ろしを放つ。
剣道なんて授業でやったことしかないのに相手の剣がどこまで届くのかタイミングはどこかまで分かる。
まるで達人のように身体をずらし、踏み込み、木刀による振り下ろしが敵の頭部に吸い込まれていく。
相手の剣鉈はかすりもせず。自分の片手面は見事なまでに頭骨を砕いていた。
粒子になって魔石という換金アイテムだけを残して消えたホブゴブリン。
ずっと弱者をいたぶるスライムだけを相手にしていたため、ちゃんと敵と思えるものに買ったのは初めてだ。
なんだが……
「高レベル帯の装備を身につけて無理矢理勝った感しかないな」
「……装備勝ちでしたね」
うっ、ちょっと気を遣って貰っているのがひしひしと伝わってくる……!
あからさまに哀れまれると反発したくなっちゃうのって複雑だね……。
ばつが悪そうにしながら八坂女史が言葉を続ける。
「この分ならもうちょっと難度の高いところにも潜れそうですね」
つまり免許を更新しろってことだ。
こういうのはレベルだけではなく実績も必要だからすぐには無理だけれども。
それはそうとMMORPGならトレイン行為はキルされてもおかしくないからもう二度とやるなよ、高校生。
八坂女史の『なんかもう戦闘は任せてよさそうですね』との言葉によりモリモリ撲殺しながらダンジョンを進んでいった。
魔石がいくらになるかは分からないが一個千円ほどだとすると五万円ぐらい稼げていることになるな。
冒険者っていうより駆除業者だわ。
冒険じゃないよねと言うと冒険がしたかったのですか? と返される始末。
たしかに食い扶持のためにやっているんだけれど達成感とかあるといいじゃん!
そんなこと言いながらもダンジョンの主も木刀で撲殺したから語ることがない。
はずだったんだが……
青く淡い光を放つダンジョンコア。
ダンジョンの奥地に安置されているのが通常なのだとか。
重ねて言う。
ダンジョンコアは通常最深部に置かれている。
だが目の前に広がるのは――
「ダンジョンの中にダンジョン……?」
八坂女史が恐る恐る『境界』に手を進ませ、呟く。
暗く赤く光る線は血管のよう。
ダンジョンの心臓部には――さらなる深みへの道が現れていた。
340
お気に入りに追加
509
あなたにおすすめの小説
地球にダンジョンができたと思ったら俺だけ異世界へ行けるようになった
平尾正和/ほーち
ファンタジー
地球にダンジョンができて10年。
そのせいで世界から孤立した日本だったが、ダンジョンから採れる資源や魔素の登場、魔法と科学を組み合わせた錬金術の発達により、かつての文明を取り戻した。
ダンジョンにはモンスターが存在し、通常兵器では倒せず、ダンジョン産の武器が必要となった。
そこでそういった武器や、新たに発見されたスキルオーブによって得られる〈スキル〉を駆使してモンスターと戦う冒険者が生まれた。
ダンジョン発生の混乱で家族のほとんどを失った主人公のアラタは、当時全財産をはたいて〈鑑定〉〈収納〉〈翻訳〉〈帰還〉〈健康〉というスキルを得て冒険者となった。
だが冒険者支援用の魔道具『ギア』の登場により、スキルは大きく価値を落としてしまう。
底辺冒険者として活動を続けるアラタは、雇い主であるAランク冒険者のジンに裏切られ、トワイライトホールと呼ばれる時空の切れ目に飛び込む羽目になった。
1度入れば2度と戻れないその穴の先には、異世界があった。
アラタは異世界の人たちから協力を得て、地球との行き来ができるようになる。
そしてアラタは、地球と異世界におけるさまざまなものの価値の違いを利用し、力と金を手に入れ、新たな人生を歩み始めるのだった。
女を肉便器にするのに飽きた男、若返って生意気な女達を落とす悦びを求める【R18】
m t
ファンタジー
どんなに良い女でも肉便器にするとオナホと変わらない。
その真実に気付いた俺は若返って、生意気な女達を食い散らす事にする
アイテムボックスで異世界蹂躙~ただし、それ以外のチートはない~
PENGUIN
ファンタジー
気付いたら異世界だった。そして俺はアイテムボックスが使えることに気付き、アイテムボックスが何ができて何ができないのかを研究していたら腹が減ってしまった。
何故アイテムボックスが使えるのかわからない。何故異世界に来て最初にした俺の行動がアイテムボックスの研究だったのかわからない。
第1章
『ただ、腹が減ってしまったため、食い物を探すために戦争をアイテムボックスで蹂躙する。』
え?話が飛んだって?本編を10話まで読めばわかります。
第2章
15話から開始
この章からギャグ・コメディーよりに
処女作です。よろしくね。
異世界転移した先で女の子と入れ替わった!?
灰色のネズミ
ファンタジー
現代に生きる少年は勇者として異世界に召喚されたが、誰も予想できなかった奇跡によって異世界の女の子と入れ替わってしまった。勇者として賛美される元少女……戻りたい少年は元の自分に近づくために、頑張る話。
TS聖女は因果を操る〜陰ながら「運命操作」で仲間を守ってきた僕。無能と罵られた挙句、幼馴染を寝取られて追放されました。お前らなどもう知らん〜
アキ・スマイリー
ファンタジー
戦闘力は最弱だが善人な青年マルコは、勇者パーティーのお荷物的存在(と思われている)。勇者の狙いはマルコの幼馴染、美少女にしてSランク冒険者のユティファだった。
目論見通りにユティファを寝とった勇者は、マルコをパーティーから追放する。
しかし彼には秘めたる力があった。人々の暮らしを見守り、時には運命を操作して手助けする「時の聖女」マルファ。その正体はTS変身したマルコだったのだ。陰ながら仲間を守って来たマルコが居なくなった事で、勇者パーティーは悲惨な末路を辿る事となる。
一方マルコは、聖女マルファを慕う龍の化身タラスクと共に悠々自適な生活を始めようとする。だが、根っからの善人であるマルコは、困っている人を放って置けないタチ。ついつい人助けに乗り出してしまうのであった。
二度目の異世界に来たのは最強の騎士〜吸血鬼の俺はこの世界で眷族(ハーレム)を増やす〜
北条氏成
ファンタジー
一度目の世界を救って、二度目の異世界にやってきた主人公は全能力を引き継いで吸血鬼へと転生した。
この物語は魔王によって人間との混血のハーフと呼ばれる者達が能力を失った世界で、最強種の吸血鬼が眷族を増やす少しエッチな小説です。
※物語上、日常で消費する魔力の補給が必要になる為、『魔力の補給(少しエッチな)』話を挟みます。嫌な方は飛ばしても問題はないかと思いますので更新をお待ち下さい。※
カクヨムで3日で修正という無理難題を突き付けられたので、今後は切り替えてこちらで投稿していきます!カクヨムで読んで頂いてくれていた読者の方々には大変申し訳ありません!!
*毎日投稿実施中!投稿時間は夜11時~12時頃です。*
※本作は眷族の儀式と魔力の補給というストーリー上で不可欠な要素が発生します。性描写が苦手な方は注意(魔力の補給が含まれます)を読まないで下さい。また、ギリギリを攻めている為、BAN対策で必然的に同じ描写が多くなります。描写が単調だよ? 足りないよ?という場合は想像力で補って下さい。できる限り毎日更新する為、話数を切って千文字程度で更新します。※
表紙はAIで作成しました。ヒロインのリアラのイメージです。ちょっと過激な感じなので、運営から言われたら消します!
裏庭にダンジョン出来たら借金一億❗❓病気の妹を治すためダンジョンに潜る事にしたパッシブスキル【禍転じて福と為す】のせいでハードモードなんだが
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
もはや現代のゴールドラッシュ、世界中に現れたダンジョンから持ち帰られた品により、これまでの常識は一変した。
ダンジョンから与えられる新たな能力『ステータス』により人類は新たな可能性がうまれる。
そのため優遇されたステータスを持つ一部の探索者は
羨望の眼差しを受ける事となる……
そんな世界でどこにでも良そうな男子高校生、加藤光太郎は祖父の悲鳴で目が覚めた。確認すると裏庭にダンジョンが出現していた。
光太郎は、ダンジョンに入る事を猛反対されるが、病気の妹を癒す薬を取りにいくため、探索者となる事を決意する。
しかし、光太郎が手にしたスキルは、常時発動型のデメリット付きのスキル【禍転じて福と為す】だった。
効果は、全てのモンスターが強化され、障碍と呼ばれるボスモンスターが出現する代わりに、ドロップアイテムや経験値が向上し、『ステータス』の上限を突破させ、追加『ステータス』幸運を表示するというものだった。
「ソロ冒険者確定かよ❗❓」
果たして光太郎は、一人だけヘルモードなダンジョンを生き抜いて妹の病を癒す薬を手に入れられるのか!?
※パーティーメンバーやダンジョン内に同行する女の子が登場するのは第一章中盤37話からの本格登場です。
異世界でもうちの娘が最強カワイイ!
皇 雪火
ファンタジー
大人気フルダイブ型オンラインRPG『ワールド・オブ・エピローグ』、通称WoE。
1人の男がそのゲームに全身全霊をかけ、シラユキという美少女キャラクターを作り上げる。
その後、彼女をもっとカワイく輝かせる為に『シラユキ』という人間を演じながらプレイをしていたが、ある事件により命を落としてしまう。
目を覚ませばシラユキの姿に転生しており、メインストーリーが始まる1年も前の『WoE』の世界だった。
紛い物から本物になった彼女は、数々の事件に巻き込まれながらもゲーム知識を駆使し、再びシラユキのカワイさを世に知らしめる為に活動を始めるのだった。
※なろう/カクヨムにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる