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第35話 どこからどう見ても日本人だ
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カケルからしてもアーシャへの淡い想いを愛に成長させたのは、ロスレミリアで投獄された一件があったからだ。男女の仲に環境が大きな要因を占めるのも理解できる。
「ですがわたくしは置き去りにされました。怒り……ではないですね、嫉妬と寂しさでしょうか。その感情を払拭するために、彼の娘がすべてを奪う瞬間を目撃させました」
他の女を選んだ男の絶望と屈辱に塗れた顔を見て、イザベラは何を思ったのか。
カケルの知るところではないが、あまりにも狂気じみた光景に寒気すら覚えた。
「で、でも、それなら目的は達したはずでしょ。どうしてまだゴフルと一緒にいるの?」
「わたくしが彼を愛しているからです」
躊躇せずにイザベラはアーシャへ答えた。
「権力を失い、誰にも見向きされなくなった彼が頼るのは、わたくし以外におりません。赤子のようにわたくしへ縋り、依存する。彼の世界のすべてがわたくしになったのです。ああ、なんと素敵なのでしょう!」
声を弾ませるイザベラに、さすがのアーシャも引き気味だ。
「アーシャも女ならわたくしの気持ちが理解できるはずです。鞭打たれても耐えたほど愛しているカケルが、貴方の目の前で祖国の女を選んだらどうしますか? 口当たりのいいことを言ってはいても、結局は捨てられたのだと理解できた時、貴女は復讐をせずにいられますか?」
「そ、それは……」
やりかねないという表情になったアーシャを見て、カケルは絶対に浮気はやめようと誓う。
「とにかく、この現状こそが、イザベラさんの望んだ未来そのものだ。民主化の本を見た時に、それを実現させるのが一番てっとり早いと判断し、そこからより積極的に力を貸してくれるようになった」
真実を知られても、イザベラに焦りはない。
彼女はすでに財産も権力も放棄し、国外退去もしている。今更追手が差し向けられることもない。ゴフルに関しても、リアが資産の没収と選挙権の放棄で許したため、ほぼ同様だ。
「ゴフルにもう再起の手はない」
「ええ。わたくしと一緒に、ここで静かに暮らすのです。幸いにも、アーシャのご両親がこまめに様子を見に来てくれますしね」
「監視役はアーシャの両親か。他にもいるんだろうが……」
「まあ、うちの場合は任務というより、ただのお節介心だと思うけどね」
照れ笑いするアーシャが、ポリポリと鼻頭を掻く。
「素敵なご両親で羨ましいです。わたくしもゴフルと一緒に新たな家庭を築きます。それともすべての首謀者だと、わたくしを裁きますか?」
「無理だな。アーシャも言ったが、証拠がない。推測だけで人の罪を決められたら大問題だろ」
「理解してくださっているみたいで何より――」
「――だから独自の制裁を与えに来た」
カケルの発言に、イザベラはどこか挑戦的に腕を組み、アーシャは顔色を青くする。
「拷問するわけ? さすがに反対するわよ」
「そうじゃない。ただゴフルとイザベラさんのおかげで、かなりの人間が迷惑を被った。中には死んだ人間もいるんだ。野望が潰えたあっちの男はともかく、実は首謀者だった女に、幸せだとのたまわれるのは我慢できない」
「それはアタシも同じだけどさ、どうする気よ」
「教えるだけだ。過去の事実を……と言っても、推測だけどな」
カケルの制裁をどこか楽しそうに待っているイザベラの前で、髪の毛を撫でる。
「俺もだが、イザベラさんも黒髪に黒眼だ。レンダッタにいたユキオさんもそうだ」
「たまたまじゃないの?」
アーシャの正直な反応に、カケルは苦笑する。
「その可能性もあるけど、イザベラさんはどこからどう見ても日本人だ」
「……わたくしがカケルと同郷だと?」
「証拠はない。だが俺やユキオさんが日本からこの世界に来たのであれば、他の人間もいたって不思議じゃない」
仮説を証明する物品は何もないが、そう考えるに至った根拠はある。
「前に貴女とゴフルの関係を教えてくれた元女中に、俺も会ったんですよ。興味深い話が聞けました。何でも、ロスレミリアの前王と王妃は酷く子供を可愛がっていたそうなのです。ですがある時、事件が起こった」
家族でピクニックに出かけた際、少し目を離した隙にイザベラ王女の行方がわからなくなった。大慌てで探す中、彼女を見つけたのは、当時ロスレミリアに留学中だった他国の王子だった。
「それがゴフルだったんです」
聞いた話をそのまま伝えても、驚くアーシャとは対照的に、イザベラは顔色一つ変えない。
「どうやら知ってたみたいですね」
「殊更重要な秘密でもありませんので、特に口封じもしておりません。城で働いていた者であれば、大半が知っているでしょうね」
「そうです。王女が無事だったのを誰より喜んでいた国王夫妻が、急速に我が子を忌み嫌うようになったのもそこからです」
ここで初めてイザベラの目に嫌悪の炎が灯る。
けれど、すぐに元の余裕ある態度を取り戻した。
「その侍女はある時、おもいきって王妃に聞いたらしいんです。どうして王女を可愛がらないのかと」
「……王妃は何と?」
「本当は可愛がりたいと答えたそうです」
「嘘よ!」
イザベラが目を剥いた。
「あの女はいつも嫉妬にまみれた顔でわたくしを叩き、蹴り、罵った! ろくに食事も与えず、ろくに教育も受けさせず! 黙って見ていたあの男も同罪よ! 死んだ時はざまあみろと思ったわ!」
元女王の仮面を捨て去り、感情のままにイザベラは叫び続ける。
「あれは地獄だった! 何年も何年も……! そんなわたくしをゴフルは助けてくれた! 彼だけはわたくしを認めてくれた! 存在を許してくれた! 愛してくれた! だからわたくしはすべてを捧げようと決めた! それなのに!」
頬を掻き毟る爪に血が滲む。肩で息をするようになって、ようやく多少の平常心を取り戻したように、イザベラは呼吸を整える。
「適当な話でわたくしの心を乱し、有利になる言動を引き出そうと考えましたか?」
「続きがあるんですよ。王妃はこうも言ったそうです。自分に似てくれたのなら、と」
「……」
「思い当たるところがあったみたいですね。イザベラさんが成長するたび、自分と違う女の影が見えてくる。そう言って王妃は号泣したそうです。そして同じ印象を王も持ったのでしょう。面と向かって娘を庇えなくなった」
言葉を切り、イゼベラが取り乱していないのを確認して、カケルは続ける。
「外見的な特徴と、この話を聞いた俺は最初の疑念を抱きました。すなわち、イザベラさんが日本から迷い込んだ人間じゃないかと」
「それなら、何かわかるものを持ってたんじゃないの?」
当人よりも、いまだアーシャの方が信じきれてなみたいだった。
「赤子の時に転移してたなら、最初に発見した人間は服を取り換え、この世界の住人っぽく見せることも可能だ」
そう言ってカケルが見たのは、今もこちらの話が聞こえないふりをしているゴフルだ。
カケルの真意に気付いたイザベラの顔色が、見る見る蒼白になっていく。
「ユキオの子孫には村から出た者もいると言ってたし、王家にその血が混じれば黒髪に黒眼の赤子が生まれる可能性もある。ただ、さっきも言ったように珍しいから、同じ黒髪黒眼の赤子をつれてくれば、疑いもせずに周囲は王女だと認めるだろうな」
本当の王女がどうなったかは知らないが、昔から野望を胸に秘めていた男であれば、状況を利用して上手く立ち回ろうとするはずだ。
「もしかしたら元の王女が消えたのは、謎の赤子にそいつが気づいた後かもしれない」
「それが事実だとしたら……人間のすることじゃない!」
非難の涙を零すアーシャが声を張り上げた。
「訝しむ国王夫妻に、あえて似てないなどとのたまい、夫婦間の亀裂を生ませる。その後に両親は事故死となってるが、その詳細は公表されてない。誰が遺体を発見したのかも含めてだ。色々と教えてくれた侍女も知らなかった。だが噂は流れてた。お互いに憎み合うようになった夫妻が、たまたま同じ日に毒を盛ったと」
「たまたま……?」
アーシャの声が震える。
「俺が作者なら、間違いなく悪役が主導してる。意図的に王女が虐げられるようにして、わざとらしく救って信頼を得る。それから邪魔になった王と王妃を始末。助けるふりをして新女王となった王女との愛を育み、自分に傾倒させる。一方で自分は祖国の玉座を手に入れ、両国で着実に手足として動かせる人間を増やし、機会を待つ」
「気が遠くなる話ね。それに機会が訪れなければどうするつもりだったのよ」
「その可能性は低いと踏んだんだろう。俺たちでも調べられたんだ。ユキオや黒髪黒眼のことを知れば、取り換えた赤子が別の国から来たんじゃないかと気づく」
国内をくまなく探せば他にもいるかもしれない。そうでなくとも、また新たに現れる可能性だってある。
「そうした人間を見つけて抱き込めば、きっかけになりうる」
イザベラとの関係を維持するためにロスレミリアへ頻繁に出向きつつ、異国出身と思えるような人物がいないか調査する。王妃に軟禁されていると周囲に知られていれば、そのための時間も容易に捻出できる。
「だが完璧な策じゃなかった。現に俺がロスレミリアじゃなく、クエスファーラに転移した時点で誤算が生じた。村とかで孤立してるならともかく、よりにもよって王女と既知になってたんだ、内心は大慌てだろうよ。道理で宰相と王妃に言い様にされてると言われてたのに、簡単に姿を見せたわけだ」
「ですがわたくしは置き去りにされました。怒り……ではないですね、嫉妬と寂しさでしょうか。その感情を払拭するために、彼の娘がすべてを奪う瞬間を目撃させました」
他の女を選んだ男の絶望と屈辱に塗れた顔を見て、イザベラは何を思ったのか。
カケルの知るところではないが、あまりにも狂気じみた光景に寒気すら覚えた。
「で、でも、それなら目的は達したはずでしょ。どうしてまだゴフルと一緒にいるの?」
「わたくしが彼を愛しているからです」
躊躇せずにイザベラはアーシャへ答えた。
「権力を失い、誰にも見向きされなくなった彼が頼るのは、わたくし以外におりません。赤子のようにわたくしへ縋り、依存する。彼の世界のすべてがわたくしになったのです。ああ、なんと素敵なのでしょう!」
声を弾ませるイザベラに、さすがのアーシャも引き気味だ。
「アーシャも女ならわたくしの気持ちが理解できるはずです。鞭打たれても耐えたほど愛しているカケルが、貴方の目の前で祖国の女を選んだらどうしますか? 口当たりのいいことを言ってはいても、結局は捨てられたのだと理解できた時、貴女は復讐をせずにいられますか?」
「そ、それは……」
やりかねないという表情になったアーシャを見て、カケルは絶対に浮気はやめようと誓う。
「とにかく、この現状こそが、イザベラさんの望んだ未来そのものだ。民主化の本を見た時に、それを実現させるのが一番てっとり早いと判断し、そこからより積極的に力を貸してくれるようになった」
真実を知られても、イザベラに焦りはない。
彼女はすでに財産も権力も放棄し、国外退去もしている。今更追手が差し向けられることもない。ゴフルに関しても、リアが資産の没収と選挙権の放棄で許したため、ほぼ同様だ。
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「ええ。わたくしと一緒に、ここで静かに暮らすのです。幸いにも、アーシャのご両親がこまめに様子を見に来てくれますしね」
「監視役はアーシャの両親か。他にもいるんだろうが……」
「まあ、うちの場合は任務というより、ただのお節介心だと思うけどね」
照れ笑いするアーシャが、ポリポリと鼻頭を掻く。
「素敵なご両親で羨ましいです。わたくしもゴフルと一緒に新たな家庭を築きます。それともすべての首謀者だと、わたくしを裁きますか?」
「無理だな。アーシャも言ったが、証拠がない。推測だけで人の罪を決められたら大問題だろ」
「理解してくださっているみたいで何より――」
「――だから独自の制裁を与えに来た」
カケルの発言に、イザベラはどこか挑戦的に腕を組み、アーシャは顔色を青くする。
「拷問するわけ? さすがに反対するわよ」
「そうじゃない。ただゴフルとイザベラさんのおかげで、かなりの人間が迷惑を被った。中には死んだ人間もいるんだ。野望が潰えたあっちの男はともかく、実は首謀者だった女に、幸せだとのたまわれるのは我慢できない」
「それはアタシも同じだけどさ、どうする気よ」
「教えるだけだ。過去の事実を……と言っても、推測だけどな」
カケルの制裁をどこか楽しそうに待っているイザベラの前で、髪の毛を撫でる。
「俺もだが、イザベラさんも黒髪に黒眼だ。レンダッタにいたユキオさんもそうだ」
「たまたまじゃないの?」
アーシャの正直な反応に、カケルは苦笑する。
「その可能性もあるけど、イザベラさんはどこからどう見ても日本人だ」
「……わたくしがカケルと同郷だと?」
「証拠はない。だが俺やユキオさんが日本からこの世界に来たのであれば、他の人間もいたって不思議じゃない」
仮説を証明する物品は何もないが、そう考えるに至った根拠はある。
「前に貴女とゴフルの関係を教えてくれた元女中に、俺も会ったんですよ。興味深い話が聞けました。何でも、ロスレミリアの前王と王妃は酷く子供を可愛がっていたそうなのです。ですがある時、事件が起こった」
家族でピクニックに出かけた際、少し目を離した隙にイザベラ王女の行方がわからなくなった。大慌てで探す中、彼女を見つけたのは、当時ロスレミリアに留学中だった他国の王子だった。
「それがゴフルだったんです」
聞いた話をそのまま伝えても、驚くアーシャとは対照的に、イザベラは顔色一つ変えない。
「どうやら知ってたみたいですね」
「殊更重要な秘密でもありませんので、特に口封じもしておりません。城で働いていた者であれば、大半が知っているでしょうね」
「そうです。王女が無事だったのを誰より喜んでいた国王夫妻が、急速に我が子を忌み嫌うようになったのもそこからです」
ここで初めてイザベラの目に嫌悪の炎が灯る。
けれど、すぐに元の余裕ある態度を取り戻した。
「その侍女はある時、おもいきって王妃に聞いたらしいんです。どうして王女を可愛がらないのかと」
「……王妃は何と?」
「本当は可愛がりたいと答えたそうです」
「嘘よ!」
イザベラが目を剥いた。
「あの女はいつも嫉妬にまみれた顔でわたくしを叩き、蹴り、罵った! ろくに食事も与えず、ろくに教育も受けさせず! 黙って見ていたあの男も同罪よ! 死んだ時はざまあみろと思ったわ!」
元女王の仮面を捨て去り、感情のままにイザベラは叫び続ける。
「あれは地獄だった! 何年も何年も……! そんなわたくしをゴフルは助けてくれた! 彼だけはわたくしを認めてくれた! 存在を許してくれた! 愛してくれた! だからわたくしはすべてを捧げようと決めた! それなのに!」
頬を掻き毟る爪に血が滲む。肩で息をするようになって、ようやく多少の平常心を取り戻したように、イザベラは呼吸を整える。
「適当な話でわたくしの心を乱し、有利になる言動を引き出そうと考えましたか?」
「続きがあるんですよ。王妃はこうも言ったそうです。自分に似てくれたのなら、と」
「……」
「思い当たるところがあったみたいですね。イザベラさんが成長するたび、自分と違う女の影が見えてくる。そう言って王妃は号泣したそうです。そして同じ印象を王も持ったのでしょう。面と向かって娘を庇えなくなった」
言葉を切り、イゼベラが取り乱していないのを確認して、カケルは続ける。
「外見的な特徴と、この話を聞いた俺は最初の疑念を抱きました。すなわち、イザベラさんが日本から迷い込んだ人間じゃないかと」
「それなら、何かわかるものを持ってたんじゃないの?」
当人よりも、いまだアーシャの方が信じきれてなみたいだった。
「赤子の時に転移してたなら、最初に発見した人間は服を取り換え、この世界の住人っぽく見せることも可能だ」
そう言ってカケルが見たのは、今もこちらの話が聞こえないふりをしているゴフルだ。
カケルの真意に気付いたイザベラの顔色が、見る見る蒼白になっていく。
「ユキオの子孫には村から出た者もいると言ってたし、王家にその血が混じれば黒髪に黒眼の赤子が生まれる可能性もある。ただ、さっきも言ったように珍しいから、同じ黒髪黒眼の赤子をつれてくれば、疑いもせずに周囲は王女だと認めるだろうな」
本当の王女がどうなったかは知らないが、昔から野望を胸に秘めていた男であれば、状況を利用して上手く立ち回ろうとするはずだ。
「もしかしたら元の王女が消えたのは、謎の赤子にそいつが気づいた後かもしれない」
「それが事実だとしたら……人間のすることじゃない!」
非難の涙を零すアーシャが声を張り上げた。
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「たまたま……?」
アーシャの声が震える。
「俺が作者なら、間違いなく悪役が主導してる。意図的に王女が虐げられるようにして、わざとらしく救って信頼を得る。それから邪魔になった王と王妃を始末。助けるふりをして新女王となった王女との愛を育み、自分に傾倒させる。一方で自分は祖国の玉座を手に入れ、両国で着実に手足として動かせる人間を増やし、機会を待つ」
「気が遠くなる話ね。それに機会が訪れなければどうするつもりだったのよ」
「その可能性は低いと踏んだんだろう。俺たちでも調べられたんだ。ユキオや黒髪黒眼のことを知れば、取り換えた赤子が別の国から来たんじゃないかと気づく」
国内をくまなく探せば他にもいるかもしれない。そうでなくとも、また新たに現れる可能性だってある。
「そうした人間を見つけて抱き込めば、きっかけになりうる」
イザベラとの関係を維持するためにロスレミリアへ頻繁に出向きつつ、異国出身と思えるような人物がいないか調査する。王妃に軟禁されていると周囲に知られていれば、そのための時間も容易に捻出できる。
「だが完璧な策じゃなかった。現に俺がロスレミリアじゃなく、クエスファーラに転移した時点で誤算が生じた。村とかで孤立してるならともかく、よりにもよって王女と既知になってたんだ、内心は大慌てだろうよ。道理で宰相と王妃に言い様にされてると言われてたのに、簡単に姿を見せたわけだ」
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