16 / 37
第16話 それは仲裁と言わないだろ
しおりを挟む
「はあ!? 何を考えてんのよ!」
女性に夜這いされるという衝撃的な展開から一夜明け、ろくに眠れなかったカケルは、一晩かけて考えたことを女商人に相談した。その返しが、先ほどの怒声である。
「ロスレミリアでも木版技術が広まれば、小説の人気がさらに高まるかもしれないだろ」
「アタシが問題にしてるのは、アンタがそれを無料でやろうとしてることよ!」
宿屋の食堂の正面に座るアーシャが、木製のテーブルを両手で強く叩いた。
朝食中なのもあり、顔を揃えている他の面々の食器がガチャリと揺れた。
「実績が乏しいのに利用料を設定したら、試してみようと考える人も少なくなるだろ」
「それでも誰かしらは試してみるわ。便利さに気づき、噂が広まれば、値上げをしても十分に販売が見込める。アンタの木版技術にはそれだけの価値があるの!」
「十分に広まらなければ宝の持ち腐れだろ」
「だから、その宝を大事に切り売りしなさいって言ってんのよ!」
椅子から立ち上がったアーシャが、より怒りを募らせる。
「アンタの思想がどんなに立派でも、周りは違うのよ! 無償の奉仕が世のためになるなんて考えてるなら、勘違いも甚だしいわ! むしろ毒でしかないわ!」
「毒って、そこまで言う必要ないだろ!」
さすがにカチンときたカケルも立ち上がると、これまで黙って聞いていたリアがスープを飲んでいたスプーンをテーブルに置いた。
「他に客がいないとはいえ、騒々しくしすぎだ」
「まったくであります」
主に同意する侍女のセベカを横目で見て、昨夜の出来事を思い出したカケルは、反射的に言葉を失ってしまう。
だが、怒りを漲らせたままのアーシャには関係なかった。
「夜中に男の部屋で騒々しくする女に言われたくないわよ!」
勢いよくセベカを指差したアーシャの言葉に、カケルは口に含んでいた水を吹き出した。
(気づいてたのかよ!)
リアの刺さるような視線を感じ、動揺を露わにするカケルとは対照的に、昨夜の美しき襲撃者は一切動じない。
「扉の陰でこそこそしていたのはアーシャ殿でありましたか。あのような夜更けに、恋仲の自分以外に、誰がカケル殿の動向を窺っていたのか不思議に思っていたのであります」
「た、体調不良になられたら困るから、少しばかり心配してあげただけよ!」
必要以上に顔面を真っ赤にされれば、もしかしてと淡い期待を抱いてしまう。誰より金に執着する女商人だけに、言葉通りの可能性が高いのだが。
「フッ、ここは英雄たる僕が仲裁してあげようじゃないか」
剣呑とした雰囲気をものともしないクオリアが、口元を布で拭きながら立ち上がる。
「せっかく勝負をすることが決まっているのだ。君たちもそこで決着をつけるといい」
「それは仲裁と言わないだろ」
リカ・セダというペンネームを持っているセベカとは違い、アーシャは小説を書いたことすらない。現代日本より一冊のページ数が少ないとはいえ、初心者にはまず無理だ。
「お金が大切と言いながら、自分では何も生み出せない女とは勝負にならないであります。アーシャ殿もそう思うでありますよね?」
恐らくわざとだろう挑発を、頭に血を上らせているアーシャはスルーできなかった。
「上等だわ! やってやるわよ! 目にもの見せてやるから覚悟してなさい!」
※
誰より先に食堂から出て行ったアーシャを、カケルはすぐに追いかけた。
最初は部屋に入れたがらなかったが、執拗にドアを叩き続けた結果、何とか面と向かって会話をする機会を得られた。
「愚かな真似をしたなと笑いにきたわけ?」
「アーシャに協力したくてきたんだ。事の発端は俺だしな」
周囲の目があるところで相談さえしなければ、二人の喧嘩で終わっていた。
「生憎だけど、アタシは一人で書くわ。アンタの力を借りたら、あの女の言い分を認めるようなものじゃない」
「アーシャ一人で何十ページの文章を書けるのかよ」
「当たり前よ。アタシにかかれば――」
「――簡単に言うな!」
アーシャがビクッと肩を揺らした。
「前に商売を舐めるなと言われたが、それと同じだ。簡単そうに見えてるのかもしれないけど、経験のない人間が一冊丸ごと書ききれるほど甘くないんだよ」
「だったら、どうすればいいって言うのよ!」
アーシャが半ばキレ気味に叫んだ。
「もっとも簡単なのは、勝負から降りることだ」
「無理ね」
即答だった。
「商人としてじゃなく、女の意地よ。惨敗するとしても、逃げるのは嫌」
「なら絵本を書けばいい」
「絵本?」
きょとんとしたアーシャからは、一時的に怒りの感情が消えていた。
「読んで字の如く絵の本さ。絵を基本軸にして、それを補足する文章を書くんだ。見開きの左側に絵、右側に文章にすれば書く量は減る。さらに文字が読めなくても、ある程度は内容が理解できるから、子供たちが喜ぶ可能性がある」
「……確かにそうね」
「狙いを子供に絞るなら、助けた犬に恩返しされるとか、わかりやすい話がいいと思う」
「アンタの言いたいことは理解したわ。それならアタシに勝ち目が出てくるのもね」
でも、とアーシャは目を細める。
「アタシを支援したところでアンタに得はないでしょ」
「この世界は損得だけじゃないだろ」
心からの言葉だったが、やはりアーシャの顔つきが険しくなる。
「損得がすべてよ。アタシは無償の援助なんて認めない。お優しいアンタが困ってる人間を助けたところで、そいつらは逆の立場になったらアンタをあっさり見捨てるわ」
「だろうな」
カケルが頷くと、別の答えを期待していたのか、アーシャがポカンとした。
「契約してるわけじゃないし、見返りを期待してるわけでもないしな」
「――ッ! アンタはそれでよくても、家族がいたらどうすんのよ! 辛い目にあわせて平気なの!? バカじゃないの!」
矢継ぎ早の怒声に怯むも、目は逸らさない。なんとなくだが、ここで逃げたらアーシャとは二度と心を通い合わせられないような気がした。
「平気じゃないな。だから事前に話をすると思う。一緒に苦労したくないと言われれば、その時に持ってる財産を渡して……ううん、難しい問題だな」
腕を組んで天井を見上げる。好き合って家族になった相手と離れたくはないが、希望も貫きたいとなれば、どうしても辛い決断を迫られることになる。
「何も難しくなんてないわ。そういう状況を作らなければいいだけよ。だからアタシはお金を優先する! 人間と違って裏切らないもの。一緒にいてくれるもの!」
アーシャの奥歯がギリッと鳴った。
「どんなに崇高な志も、自分に返ってこなければ意味がないわ! 搾取されて終わりよ!」
「そうかもしれない。けど俺は、金よりアーシャが大切だから助けたい」
「は?」
またしてもアーシャは唖然とし、
「アンタ、何人も恋人を作りたいタイプ?」
その後、ドン引きした。
「誰もそんなこと言ってないだろ! 身包み剥がされたりはしたけど、色々とアーシャの世話になってるからだよ!」
「そ、それは取引だからよ。商人として当然の心掛けだわ」
「あの時の俺が生きてくには、ある程度の金が必要だ。なのに売れそうなのは珍しい服だけで、本人に危機感もない。解決するために力業に出たはいいが、申し訳なさもあって少なからず面倒を見ることにした。想像通りなら、アーシャも十分、お人好しじゃないか」
見る見るうちに赤面する女商人が、照れを隠すように鼻を鳴らす。
「アンタの気のせいよ!」
「後でクオリアの親父さんに聞いたけど、あの服を買い取った金額はアーシャの申告よりも少なかったぞ。それに俺にもできる仕事を与えてほしいと村人に頭を下げてたみたいだし。普通、初対面の一文無しにそこまで世話を焼かないだろ」
「……フンだ。アンタって性格悪いわよね」
「きっと性悪守銭奴と一緒にいるからだな」
むーっと頬を膨らませるも、アーシャは耐え兼ねたように吹き出した。
「だったらもっとお金に執着してもいいのにさ」
緊迫した空気が霧散していく。説得が成功したのを受け、カケルは心から安堵した。
「ねえ、ここまでがアンタの小説だとしたら、勝負の結果はどうなるの?」
少し悩んで、カケルは満面の笑みを作る。
「子供の人気を得ようとしたはずなのに、どこかの女商人が金にまみれた物語を書いて、ドン引きされて最下位になるな」
「だったら、是非とも違う結末にしてあげるわ」
ウインクするアーシャの声も表情も、ロスレミリアに着いてから一番明るかった。
「そのためにも、まずは木版技術をロスレミリアの商人に教えてこないとね。こうなったら、アタシの絵本でその分の損失を丸まる補ってやるわ」
女性に夜這いされるという衝撃的な展開から一夜明け、ろくに眠れなかったカケルは、一晩かけて考えたことを女商人に相談した。その返しが、先ほどの怒声である。
「ロスレミリアでも木版技術が広まれば、小説の人気がさらに高まるかもしれないだろ」
「アタシが問題にしてるのは、アンタがそれを無料でやろうとしてることよ!」
宿屋の食堂の正面に座るアーシャが、木製のテーブルを両手で強く叩いた。
朝食中なのもあり、顔を揃えている他の面々の食器がガチャリと揺れた。
「実績が乏しいのに利用料を設定したら、試してみようと考える人も少なくなるだろ」
「それでも誰かしらは試してみるわ。便利さに気づき、噂が広まれば、値上げをしても十分に販売が見込める。アンタの木版技術にはそれだけの価値があるの!」
「十分に広まらなければ宝の持ち腐れだろ」
「だから、その宝を大事に切り売りしなさいって言ってんのよ!」
椅子から立ち上がったアーシャが、より怒りを募らせる。
「アンタの思想がどんなに立派でも、周りは違うのよ! 無償の奉仕が世のためになるなんて考えてるなら、勘違いも甚だしいわ! むしろ毒でしかないわ!」
「毒って、そこまで言う必要ないだろ!」
さすがにカチンときたカケルも立ち上がると、これまで黙って聞いていたリアがスープを飲んでいたスプーンをテーブルに置いた。
「他に客がいないとはいえ、騒々しくしすぎだ」
「まったくであります」
主に同意する侍女のセベカを横目で見て、昨夜の出来事を思い出したカケルは、反射的に言葉を失ってしまう。
だが、怒りを漲らせたままのアーシャには関係なかった。
「夜中に男の部屋で騒々しくする女に言われたくないわよ!」
勢いよくセベカを指差したアーシャの言葉に、カケルは口に含んでいた水を吹き出した。
(気づいてたのかよ!)
リアの刺さるような視線を感じ、動揺を露わにするカケルとは対照的に、昨夜の美しき襲撃者は一切動じない。
「扉の陰でこそこそしていたのはアーシャ殿でありましたか。あのような夜更けに、恋仲の自分以外に、誰がカケル殿の動向を窺っていたのか不思議に思っていたのであります」
「た、体調不良になられたら困るから、少しばかり心配してあげただけよ!」
必要以上に顔面を真っ赤にされれば、もしかしてと淡い期待を抱いてしまう。誰より金に執着する女商人だけに、言葉通りの可能性が高いのだが。
「フッ、ここは英雄たる僕が仲裁してあげようじゃないか」
剣呑とした雰囲気をものともしないクオリアが、口元を布で拭きながら立ち上がる。
「せっかく勝負をすることが決まっているのだ。君たちもそこで決着をつけるといい」
「それは仲裁と言わないだろ」
リカ・セダというペンネームを持っているセベカとは違い、アーシャは小説を書いたことすらない。現代日本より一冊のページ数が少ないとはいえ、初心者にはまず無理だ。
「お金が大切と言いながら、自分では何も生み出せない女とは勝負にならないであります。アーシャ殿もそう思うでありますよね?」
恐らくわざとだろう挑発を、頭に血を上らせているアーシャはスルーできなかった。
「上等だわ! やってやるわよ! 目にもの見せてやるから覚悟してなさい!」
※
誰より先に食堂から出て行ったアーシャを、カケルはすぐに追いかけた。
最初は部屋に入れたがらなかったが、執拗にドアを叩き続けた結果、何とか面と向かって会話をする機会を得られた。
「愚かな真似をしたなと笑いにきたわけ?」
「アーシャに協力したくてきたんだ。事の発端は俺だしな」
周囲の目があるところで相談さえしなければ、二人の喧嘩で終わっていた。
「生憎だけど、アタシは一人で書くわ。アンタの力を借りたら、あの女の言い分を認めるようなものじゃない」
「アーシャ一人で何十ページの文章を書けるのかよ」
「当たり前よ。アタシにかかれば――」
「――簡単に言うな!」
アーシャがビクッと肩を揺らした。
「前に商売を舐めるなと言われたが、それと同じだ。簡単そうに見えてるのかもしれないけど、経験のない人間が一冊丸ごと書ききれるほど甘くないんだよ」
「だったら、どうすればいいって言うのよ!」
アーシャが半ばキレ気味に叫んだ。
「もっとも簡単なのは、勝負から降りることだ」
「無理ね」
即答だった。
「商人としてじゃなく、女の意地よ。惨敗するとしても、逃げるのは嫌」
「なら絵本を書けばいい」
「絵本?」
きょとんとしたアーシャからは、一時的に怒りの感情が消えていた。
「読んで字の如く絵の本さ。絵を基本軸にして、それを補足する文章を書くんだ。見開きの左側に絵、右側に文章にすれば書く量は減る。さらに文字が読めなくても、ある程度は内容が理解できるから、子供たちが喜ぶ可能性がある」
「……確かにそうね」
「狙いを子供に絞るなら、助けた犬に恩返しされるとか、わかりやすい話がいいと思う」
「アンタの言いたいことは理解したわ。それならアタシに勝ち目が出てくるのもね」
でも、とアーシャは目を細める。
「アタシを支援したところでアンタに得はないでしょ」
「この世界は損得だけじゃないだろ」
心からの言葉だったが、やはりアーシャの顔つきが険しくなる。
「損得がすべてよ。アタシは無償の援助なんて認めない。お優しいアンタが困ってる人間を助けたところで、そいつらは逆の立場になったらアンタをあっさり見捨てるわ」
「だろうな」
カケルが頷くと、別の答えを期待していたのか、アーシャがポカンとした。
「契約してるわけじゃないし、見返りを期待してるわけでもないしな」
「――ッ! アンタはそれでよくても、家族がいたらどうすんのよ! 辛い目にあわせて平気なの!? バカじゃないの!」
矢継ぎ早の怒声に怯むも、目は逸らさない。なんとなくだが、ここで逃げたらアーシャとは二度と心を通い合わせられないような気がした。
「平気じゃないな。だから事前に話をすると思う。一緒に苦労したくないと言われれば、その時に持ってる財産を渡して……ううん、難しい問題だな」
腕を組んで天井を見上げる。好き合って家族になった相手と離れたくはないが、希望も貫きたいとなれば、どうしても辛い決断を迫られることになる。
「何も難しくなんてないわ。そういう状況を作らなければいいだけよ。だからアタシはお金を優先する! 人間と違って裏切らないもの。一緒にいてくれるもの!」
アーシャの奥歯がギリッと鳴った。
「どんなに崇高な志も、自分に返ってこなければ意味がないわ! 搾取されて終わりよ!」
「そうかもしれない。けど俺は、金よりアーシャが大切だから助けたい」
「は?」
またしてもアーシャは唖然とし、
「アンタ、何人も恋人を作りたいタイプ?」
その後、ドン引きした。
「誰もそんなこと言ってないだろ! 身包み剥がされたりはしたけど、色々とアーシャの世話になってるからだよ!」
「そ、それは取引だからよ。商人として当然の心掛けだわ」
「あの時の俺が生きてくには、ある程度の金が必要だ。なのに売れそうなのは珍しい服だけで、本人に危機感もない。解決するために力業に出たはいいが、申し訳なさもあって少なからず面倒を見ることにした。想像通りなら、アーシャも十分、お人好しじゃないか」
見る見るうちに赤面する女商人が、照れを隠すように鼻を鳴らす。
「アンタの気のせいよ!」
「後でクオリアの親父さんに聞いたけど、あの服を買い取った金額はアーシャの申告よりも少なかったぞ。それに俺にもできる仕事を与えてほしいと村人に頭を下げてたみたいだし。普通、初対面の一文無しにそこまで世話を焼かないだろ」
「……フンだ。アンタって性格悪いわよね」
「きっと性悪守銭奴と一緒にいるからだな」
むーっと頬を膨らませるも、アーシャは耐え兼ねたように吹き出した。
「だったらもっとお金に執着してもいいのにさ」
緊迫した空気が霧散していく。説得が成功したのを受け、カケルは心から安堵した。
「ねえ、ここまでがアンタの小説だとしたら、勝負の結果はどうなるの?」
少し悩んで、カケルは満面の笑みを作る。
「子供の人気を得ようとしたはずなのに、どこかの女商人が金にまみれた物語を書いて、ドン引きされて最下位になるな」
「だったら、是非とも違う結末にしてあげるわ」
ウインクするアーシャの声も表情も、ロスレミリアに着いてから一番明るかった。
「そのためにも、まずは木版技術をロスレミリアの商人に教えてこないとね。こうなったら、アタシの絵本でその分の損失を丸まる補ってやるわ」
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!
SoftCareer
ファンタジー
幼なじみの彼女の母親と二人っきりで、期せずして異世界に飛ばされてしまった主人公が、
帰還の方法を模索しながら、その母親や異世界の人達との絆を深めていくというストーリーです。
性的描写のガイドラインに抵触してカクヨムから、R-18のミッドナイトノベルズに引っ越して、
お陰様で好評をいただきましたので、こちらにもお世話になれればとやって参りました。
(こちらとミッドナイトノベルズでの同時掲載です)
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる