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第5話 俺は恩を忘れない男だからな
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「さすがに人が大勢いるな」
この世界に来てから世話になった村を出発すること三日。
アーシャの運転する馬車の荷台に揺られながら、カケルはなんとか無事にクエスファーラ王国の王都へ到着していた。
木材が主体だった村と違い、石造りの家が多い。奥には城が薄く見え、その周囲には高そうな屋敷も並んでいる。中世ヨーロッパのイメージそのままの街並みだった。
「王国民の二割はここに住んでるからね。確か百万人は超えてたはずよ」
「道理で活気があるはずだ。お、あっちには露店もある。串焼きか、美味そうだな」
「美味しいから、買って食べてみなさいよ」
「そうだな。じゃあ、金を貸してくれ」
「はいはい。けど利息を……って、待ちなさい」
懐にしまっていた財布を取ろうとして、アーシャがピタリと動きを止めた。
「アンタには金貨があるでしょうが」
「もうないぞ」
「……は?」
呆気に取られて脱力するアーシャに、カケルはドヤ顔で告げる。
「世話になったお礼におばあさんに渡してきた。俺は恩を忘れない男だからな」
「はあ!? おば様にはアタシがお世話代を払ってたのを知ってたでしょ!?」
信じらんないと声を荒げられ、カケルは戸惑いを隠せずに首を傾げた。
「何でそんなに怒ってるんだ?」
「アンタの狂ったアホさ加減のせいよ!」
「俺が稼いだ金なんだ。別にどう使ってもいいだろ」
「そりゃ、そうだけど……」
「おばあさんには、この世界の常識とかも教えてもらったしな」
「……その代価ってわけね。高価すぎる気もするけど、まあ、いいわ」
何に納得したのか、プリプリしていた女商人の機嫌が元に戻る。
「目的のお屋敷はこの先よ」
アーシャが指差したのは、二メートルはあろうかという壁に囲まれた王城の手前側、二階建てと思われる豪奢な屋敷だ。
女商人の紹介で利用している宿を早朝に出発したのは、有力な支援者になってくれそうな貴族へ挨拶するのが目的だった。
「日本ではどうか知らないけど、小説に限らず芸術家には貴族の支援が必要不可欠なの」
「商売とかもか?」
「そうよ。有力貴族のお抱えになって初めて、王都で店を出せるのよ。それ以外の商人は地方で店を構えるか、アタシみたいに各地を飛び回るかのどっちかね」
「それじゃ、気合を入れて挨拶するか」
※
緊張していたのが嘘みたいに、挨拶は和やかに終了した。村ではお目にかかれなかったグレープジュースとチーズケーキまでご馳走になったほどである。
「意外といい人だったな」
王都の石道を歩きながらカケルが言うと、アーシャは疲れ切ったように肩を落とした。
「アンタが世間知らずなのはよくわかったわ。貴族ってのは遠回しな言い方をするものなの。言葉通りに受け取ってたら、いつか大怪我するわよ」
「そうなのか? けどあの人は俺のことを気に入ってくれたみたいだぞ。俺のパンツを何に使ってるのか考えると吐き気はするけどな」
アーシャが仲介してくれた貴族は、カケルの服一式を高値で購入したのと同一人物だった。だからこそ、小説も一目見るなり購入を決めたらしかった。
「腹に一物持ってるのが貴族なのよ。そうでなければ利用された挙句に叩き落とされるわ。さっきの家はまだマシな部類ね」
「ずいぶんと実感がこもった言い方だな」
フンと鼻息を吐いて、アーシャが肩を竦める。
「商人なんてしてるとね、色々な人間を見るのよ。アンタもせいぜい気をつけなさい。もっとも、貴族との交渉はアタシが担当するけど」
「その分だけ儲けていいから、是非とも頼む。アーシャの言ってることが本当だとしたら、俺に貴族の相手は無理そうだ」
建前上は身分の差がない日本で平和に生きてきたカケルだ。いきなり貴族の社交界にデビューさせられても上手くやるどころか、カモにされて終わりだ。
「ここが国立図書館よ」
「誰でも利用できるのか?」
「貴族はね。それ以外は貴族の紹介状が必要になるわ」
顔をしかめるカケルに、人差し指を立てたアーシャが理由を説明する。
「前にも言ったけど、王都でもまだ本は一般的じゃないの。価値のわからない人に破かれたりしないようにという処置なのよ」
「なるほどな。で、俺たちは入れるのか?」
「アタシに抜かりはないわ」
さっきの貴族に貰ったという紹介状を、アーシャから手渡される。大切なものは懐に入れておくのが癖なのか、仄かな甘い香りと温もりが残っていた。
「……何でにおいを嗅ごうとしてるわけ?」
「じょ、冗談だって! そんな怖い顔すんなよ!」
「はあ。さっさと中へ入るわよ」
殴られはしなかったが、紹介状は奪われた。
胡散臭そうに見てきた中年の女性受付に紹介状を提示すると、人が変わったような笑顔で奥へ案内される。
「へえ、こじんまりとしてるかと思ったら、中は結構広いんだな」
規模は日本の学校にある図書館の半分程度だろうか。
二階建てで、はしごを上った先にも無数の本棚が置かれている。一階の奥はホールみたいになっていて、座って読むスペースもあった。
「これでこじんまりって……日本は本で溢れてるの?」
ギョッとしたように、アーシャが聞いてくる。
「溢れてるな。そこそこ有名な本屋になってくると、これと同じかそれ以上の規模だし」
「本専用の店まであるわけね……」
「こっちにはないのか?」
「ないわ。大きな商家が一件、本を扱ってるだけね」
「独占だな」
「仕方ないわ。高価だけに、売れ残れば被害が大きいもの」
両手を広げるアーシャだが、勝気そうな瞳の奥には確かな炎が宿っていた。
「だからこそ好機でもあるわ。他の商人が横槍を入れてくる前に、販売経路や有力作家を可能な限り抑えておくのよ」
「本が売れる時代がこなかったらどうするんだ?」
「その時はその時よ。機会損失を恐れてたら、新参の商人に勝ち目はないわ」
得意満面に話す女商人が、なんだか妙に恰好良く見えた。
「男前だな、アーシャ。見直したぜ」
「女性への褒め言葉じゃないでしょ。でも、悪い気はしないわね」
意外とちょろい女商人と一緒に、目当ての本を探す。
カケルが王国に一つしかない図書館を見たかった理由は一つ。
以前にもこの世界へ迷い込んだ地球の人間がいたら、何か書物でも残しているかもしれないと思ったのだ。
「普通に漢字も使われてるんだな」
簡単なものが大半だが、本で使われてるのは間違いなく漢字だった。
ところどころで和製英語が混ざってるのもあり、ますますカケルの中の異世界感が薄れていく。
「当たり前のことで感心しないでよね」
こちらを見ずにアーシャが言った。
「あれ? 漢字ってこっちでも意味が通じるのか」
驚くカケルに、アーシャが尚更不思議そうにする。
(異世界なのに漢字? アーシャはそれを疑問にも思ってない。どうなってんだ)
「何を呆けてんのよ。のろのろしてたら、あっという間に日が暮れちゃうわよ」
「わかってるって。そっちは面白い本でもあったか?」
「特にはないわね。ええと、これは近代農業の礎と、画期的な農法を編み出した旅人が、農業の父となるまでの軌跡か」
「旅人?」
「そう書いてあるわね。何でも当時からすると考えられないような技法を、次々と伝授したとあるわ。今だと当たり前だから、珍しくもないけどね」
ページをめくりながらのアーシャの言葉に、カケルはハッとする。
「そうだよ! 当たり前すぎたんだ!」
「いきなり大きな声を出さないでよ。で、何のことよ」
カケルは女商人が持っている本を指差す。
「お世話になった村でも、日本で見たような方法で農業がされてたんだ。機械はなかったけど、凄く似てた!」
「それが?」
「遠く離れた国の農業が、ここまで似通るなんてあるのか」
同じ人類なのだから、文明開化の先に同種の技術が発展する可能性はある。しかし村の文明の遅れに反して、農具などはわりと充実しているように見えた。
アーシャから奪うように本を取り、じっくりと眺める。
「得体の知れない旅人に最初こそ戸惑ったが、圧倒的な農業の知識にいつしか尊敬の念を深めた。時折、不思議なことを口にした男は未来を先取りしているかのようだった」
「もしかして、アンタのお仲間かもって言いたいわけ?」
「ああ。日本にだって農業はある。是非とも、この人に会ってみたいな。ええと……名前は書いてない、か」
ガッカリするカケルの背後から、アーシャが本を覗き込んだ。
「でもレンダッタって村の名前はあるわよ。どこかで聞いたことがあるような……」
「本当か! なんとか思い出してくれ!」
うーんと悩む少女の肩を揺さぶる。
「落ち着きなさいよ。こんな時のために司書がいるんじゃない。聞けばいいでしょ!」
本を片手に連れ立ってカウンターへ向かう。
「ええと……これは売られたものではなく、寄贈されたものですね」
台帳らしきものを開いた女性が、その本の情報部分を指でなぞる。
「ロスレミリア出身の方が、亡くなる前に当図書館へ譲ったらしいです」
「亡くなった?」
カケルの問いかけに、中年女性は「はい」と頷く。
「この本が書かれたのも百年ほど前ですし」
「百年!?」
「何で驚いてんのよ」
アーシャが呆れたようにため息をついた。
この世界に来てから世話になった村を出発すること三日。
アーシャの運転する馬車の荷台に揺られながら、カケルはなんとか無事にクエスファーラ王国の王都へ到着していた。
木材が主体だった村と違い、石造りの家が多い。奥には城が薄く見え、その周囲には高そうな屋敷も並んでいる。中世ヨーロッパのイメージそのままの街並みだった。
「王国民の二割はここに住んでるからね。確か百万人は超えてたはずよ」
「道理で活気があるはずだ。お、あっちには露店もある。串焼きか、美味そうだな」
「美味しいから、買って食べてみなさいよ」
「そうだな。じゃあ、金を貸してくれ」
「はいはい。けど利息を……って、待ちなさい」
懐にしまっていた財布を取ろうとして、アーシャがピタリと動きを止めた。
「アンタには金貨があるでしょうが」
「もうないぞ」
「……は?」
呆気に取られて脱力するアーシャに、カケルはドヤ顔で告げる。
「世話になったお礼におばあさんに渡してきた。俺は恩を忘れない男だからな」
「はあ!? おば様にはアタシがお世話代を払ってたのを知ってたでしょ!?」
信じらんないと声を荒げられ、カケルは戸惑いを隠せずに首を傾げた。
「何でそんなに怒ってるんだ?」
「アンタの狂ったアホさ加減のせいよ!」
「俺が稼いだ金なんだ。別にどう使ってもいいだろ」
「そりゃ、そうだけど……」
「おばあさんには、この世界の常識とかも教えてもらったしな」
「……その代価ってわけね。高価すぎる気もするけど、まあ、いいわ」
何に納得したのか、プリプリしていた女商人の機嫌が元に戻る。
「目的のお屋敷はこの先よ」
アーシャが指差したのは、二メートルはあろうかという壁に囲まれた王城の手前側、二階建てと思われる豪奢な屋敷だ。
女商人の紹介で利用している宿を早朝に出発したのは、有力な支援者になってくれそうな貴族へ挨拶するのが目的だった。
「日本ではどうか知らないけど、小説に限らず芸術家には貴族の支援が必要不可欠なの」
「商売とかもか?」
「そうよ。有力貴族のお抱えになって初めて、王都で店を出せるのよ。それ以外の商人は地方で店を構えるか、アタシみたいに各地を飛び回るかのどっちかね」
「それじゃ、気合を入れて挨拶するか」
※
緊張していたのが嘘みたいに、挨拶は和やかに終了した。村ではお目にかかれなかったグレープジュースとチーズケーキまでご馳走になったほどである。
「意外といい人だったな」
王都の石道を歩きながらカケルが言うと、アーシャは疲れ切ったように肩を落とした。
「アンタが世間知らずなのはよくわかったわ。貴族ってのは遠回しな言い方をするものなの。言葉通りに受け取ってたら、いつか大怪我するわよ」
「そうなのか? けどあの人は俺のことを気に入ってくれたみたいだぞ。俺のパンツを何に使ってるのか考えると吐き気はするけどな」
アーシャが仲介してくれた貴族は、カケルの服一式を高値で購入したのと同一人物だった。だからこそ、小説も一目見るなり購入を決めたらしかった。
「腹に一物持ってるのが貴族なのよ。そうでなければ利用された挙句に叩き落とされるわ。さっきの家はまだマシな部類ね」
「ずいぶんと実感がこもった言い方だな」
フンと鼻息を吐いて、アーシャが肩を竦める。
「商人なんてしてるとね、色々な人間を見るのよ。アンタもせいぜい気をつけなさい。もっとも、貴族との交渉はアタシが担当するけど」
「その分だけ儲けていいから、是非とも頼む。アーシャの言ってることが本当だとしたら、俺に貴族の相手は無理そうだ」
建前上は身分の差がない日本で平和に生きてきたカケルだ。いきなり貴族の社交界にデビューさせられても上手くやるどころか、カモにされて終わりだ。
「ここが国立図書館よ」
「誰でも利用できるのか?」
「貴族はね。それ以外は貴族の紹介状が必要になるわ」
顔をしかめるカケルに、人差し指を立てたアーシャが理由を説明する。
「前にも言ったけど、王都でもまだ本は一般的じゃないの。価値のわからない人に破かれたりしないようにという処置なのよ」
「なるほどな。で、俺たちは入れるのか?」
「アタシに抜かりはないわ」
さっきの貴族に貰ったという紹介状を、アーシャから手渡される。大切なものは懐に入れておくのが癖なのか、仄かな甘い香りと温もりが残っていた。
「……何でにおいを嗅ごうとしてるわけ?」
「じょ、冗談だって! そんな怖い顔すんなよ!」
「はあ。さっさと中へ入るわよ」
殴られはしなかったが、紹介状は奪われた。
胡散臭そうに見てきた中年の女性受付に紹介状を提示すると、人が変わったような笑顔で奥へ案内される。
「へえ、こじんまりとしてるかと思ったら、中は結構広いんだな」
規模は日本の学校にある図書館の半分程度だろうか。
二階建てで、はしごを上った先にも無数の本棚が置かれている。一階の奥はホールみたいになっていて、座って読むスペースもあった。
「これでこじんまりって……日本は本で溢れてるの?」
ギョッとしたように、アーシャが聞いてくる。
「溢れてるな。そこそこ有名な本屋になってくると、これと同じかそれ以上の規模だし」
「本専用の店まであるわけね……」
「こっちにはないのか?」
「ないわ。大きな商家が一件、本を扱ってるだけね」
「独占だな」
「仕方ないわ。高価だけに、売れ残れば被害が大きいもの」
両手を広げるアーシャだが、勝気そうな瞳の奥には確かな炎が宿っていた。
「だからこそ好機でもあるわ。他の商人が横槍を入れてくる前に、販売経路や有力作家を可能な限り抑えておくのよ」
「本が売れる時代がこなかったらどうするんだ?」
「その時はその時よ。機会損失を恐れてたら、新参の商人に勝ち目はないわ」
得意満面に話す女商人が、なんだか妙に恰好良く見えた。
「男前だな、アーシャ。見直したぜ」
「女性への褒め言葉じゃないでしょ。でも、悪い気はしないわね」
意外とちょろい女商人と一緒に、目当ての本を探す。
カケルが王国に一つしかない図書館を見たかった理由は一つ。
以前にもこの世界へ迷い込んだ地球の人間がいたら、何か書物でも残しているかもしれないと思ったのだ。
「普通に漢字も使われてるんだな」
簡単なものが大半だが、本で使われてるのは間違いなく漢字だった。
ところどころで和製英語が混ざってるのもあり、ますますカケルの中の異世界感が薄れていく。
「当たり前のことで感心しないでよね」
こちらを見ずにアーシャが言った。
「あれ? 漢字ってこっちでも意味が通じるのか」
驚くカケルに、アーシャが尚更不思議そうにする。
(異世界なのに漢字? アーシャはそれを疑問にも思ってない。どうなってんだ)
「何を呆けてんのよ。のろのろしてたら、あっという間に日が暮れちゃうわよ」
「わかってるって。そっちは面白い本でもあったか?」
「特にはないわね。ええと、これは近代農業の礎と、画期的な農法を編み出した旅人が、農業の父となるまでの軌跡か」
「旅人?」
「そう書いてあるわね。何でも当時からすると考えられないような技法を、次々と伝授したとあるわ。今だと当たり前だから、珍しくもないけどね」
ページをめくりながらのアーシャの言葉に、カケルはハッとする。
「そうだよ! 当たり前すぎたんだ!」
「いきなり大きな声を出さないでよ。で、何のことよ」
カケルは女商人が持っている本を指差す。
「お世話になった村でも、日本で見たような方法で農業がされてたんだ。機械はなかったけど、凄く似てた!」
「それが?」
「遠く離れた国の農業が、ここまで似通るなんてあるのか」
同じ人類なのだから、文明開化の先に同種の技術が発展する可能性はある。しかし村の文明の遅れに反して、農具などはわりと充実しているように見えた。
アーシャから奪うように本を取り、じっくりと眺める。
「得体の知れない旅人に最初こそ戸惑ったが、圧倒的な農業の知識にいつしか尊敬の念を深めた。時折、不思議なことを口にした男は未来を先取りしているかのようだった」
「もしかして、アンタのお仲間かもって言いたいわけ?」
「ああ。日本にだって農業はある。是非とも、この人に会ってみたいな。ええと……名前は書いてない、か」
ガッカリするカケルの背後から、アーシャが本を覗き込んだ。
「でもレンダッタって村の名前はあるわよ。どこかで聞いたことがあるような……」
「本当か! なんとか思い出してくれ!」
うーんと悩む少女の肩を揺さぶる。
「落ち着きなさいよ。こんな時のために司書がいるんじゃない。聞けばいいでしょ!」
本を片手に連れ立ってカウンターへ向かう。
「ええと……これは売られたものではなく、寄贈されたものですね」
台帳らしきものを開いた女性が、その本の情報部分を指でなぞる。
「ロスレミリア出身の方が、亡くなる前に当図書館へ譲ったらしいです」
「亡くなった?」
カケルの問いかけに、中年女性は「はい」と頷く。
「この本が書かれたのも百年ほど前ですし」
「百年!?」
「何で驚いてんのよ」
アーシャが呆れたようにため息をついた。
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