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第8話 予期せぬ姉妹の職場見学
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店で女帝呼ばわりされている奏も、どうやら母親という存在は苦手にしているというか頭が上がらないみたいだった。
「しゅにんほさー?」
小学生らしい知識量の奈流が、目をパチクリさせて綾乃に聞いた。
「奈流ちゃんのお兄ちゃんはね、この売り場で二番目に偉いのよ」
「おおー! お兄ちゃん、すごい!」
根が単純なのか素直なのか、純粋に奈流が尊敬の眼差しを透に向ける。
奇妙なくすぐったさを感じ、根本的に幼女の扱いに慣れてない透はしどろもどろになる。
「ウフフ。そこは、どうだと自慢してもいいのよ。売り場主任の寵愛を受けてるんだぜってね」
「寵愛などと、いい加減にしてください。そもそも彼を私に預けたのは貴女でしょう!」
「貴女なんて他人行儀な呼び方はやめて、ママと呼んで甘えてもいいのよ」
綾乃は豊満な胸を差し出すようなポーズを取るが、常に凛としている奏が勤務先でじゃあ早速などと言うはずがなかった。
「私はもう二十五歳です。実家暮らしはしていますが、そこまで親の温もりを必要とはしません」
「寂しいわ。だから婚期を焦って、透君の温もりを必要としているのね」
「……そろそろ本来の目的に戻ったらいかがです?」
「そうね。奏の目が怖いから忠告に従うわ。透君、また夜にね」
急にできた妹とはいえ二人が世話になっているので、お願いしますと透は頭を下げて綾乃たちを見送った。
三人がいなくなると、奏がやや大げさなくらいに嘆息した。
「母が君に迷惑をかけていないか心配になってきたよ」
「迷惑どころかお世話になってばかりです。綾乃さんの助けがなければ世話できないなら、最初から引き取るなと主任には言われそうですが」
「わかってるなら、今のうちに思い直すのをお勧めする。時間が経過すれば引き返せなくなる。その時になって放り出すのは逆に許されないぞ」
奏の目は真剣だった。嫌がらせや姉妹が憎いのではなく、純粋に心配してくれているのがわかる。
「ありがとうございます。主任は仕事一筋で怖いイメージを皆に持たれてるもたいですけど、やっぱり優しいですよね」
「なっ――!? いきなり何を言いだすんだ。まさか母が寵愛だのと口走ったのを本気にしたのか!?」
「そういうわけではないんですが……というか、寵愛とか言ってましたっけ?」
「――! わ、私は仕事に戻る。君も就業時間内は職務に励んでくれ。私を補佐する立場なのだからな!」
顔を真っ赤にして、奏は透に背中を向ける。さすが母娘というべきか、後姿は綾乃によく似ていた。
スカートで描かれるなだらかなラインはとても魅力的で、何人もの男性が玉砕覚悟で交際を申し込んだのも頷ける。
数日前に休憩中の社員食堂で透が小耳に挟んだ噂話では、最近も他の売り場の男性社員に誘われていたみたいだが、興味がないの一言で切り捨てたらしい。
母親の綾乃は、よく早く彼氏を作ればいいのにと彼女のいないところで愚痴っている。
主な聞き役となる透は苦笑いを返すだけだ。何せ自分は年齢がそのまま彼女いない歴なのだから。
気を取り直して仕事へ戻ろうとする透の近くに、今度は接客を終えたばかりの修治が駆け寄ってきた。
何か問題でも発生したのかと思ったが、どうやらそうではないみたいだった。
「透さん。さっきの幼女は何スか。お兄ちゃんと呼ばれていなかったっスか」
何故か修治の鼻息が荒い。
怪訝そうにしながらも、透は「妹だ」と短く答えた。
「妹!? 妹さんがいたんスか。透さん、今度家に遊びに行っていいスか。お兄さんって呼んでいいスか」
「お断りだ。今のお前からは危険なオーラが滲み出てるしな」
「そんなこと言わないでくださいっス。幼女を可愛がるのは得意なん――おごォ!」
蛙の潰れたような声がしたかと思ったら、目の前で修治が苦痛に顔を歪めていた。
見れば客の死角となる角度で、奏が背中に蹴りを見舞っていた。
「神聖な売り場で不穏な発言をしている暇があるのなら、業務を頑張ってほしいのだが」
「し、神聖な売り場で部下に蹴りを入れるのはいいんスか……?」
「心配するな。君だけの特別待遇だ」
「ちっとも嬉しくないっス。幼女とはあはあしたいっス!」
売り場での付き合いしかない修治を危険人物と認定しつつ、透はとばっちりが来る前に仕事へ戻った。
■
残業を一時間だけして午後八時三十分過ぎに透は帰宅した。
勤務している大手スーパーは、徒歩で一分程度の場所にあるので通勤に時間はかからない。
家に戻ると中身を確かめるように、綾乃と姉妹が一階の居間で買物した洋服などを広げていた。
「お帰りなさい」
真っ先に出迎えたのは里奈だった。昨日と同じ服装で、丁寧に頭を下げてお疲れ様でしたとも加える。
透もだが、向こうも気を遣ってるのがわかる光景だった。
「そんなにかしこまっていたら、疲れるばかりよ。家族として一緒に生活するのだから、早く打ち解けないとね。そして、それにはお風呂が一番よ」
足を崩して座っている綾乃の近くには、可愛らしいピンクの花柄の洗面用具があった。
「透君も昨日はお風呂に入ってないのでしょう? 里奈ちゃんたちの面倒は私が見るから、一緒に行きましょう。銭湯を利用した経験はないみたいだしね」
帰宅してすぐに風呂へ行けるよう小さなプラスチックバスケットに洗面道具を入れて、玄関突き当たりの壁に置いてある三段棚に用意してある。
「そうですね。彼女たちの世話はお願いします」
いくら里奈がしっかりしているとはいえ、初めての銭湯で妹の面倒も見て入浴しろでは厳しすぎる。
透は改めて綾乃のありがたさを痛感した。
さあ、行こうとなった時に、唐突に綾乃の携帯電話が鳴った。
透に一言断ってから、彼女は電話に出る。
「もしもし……ええ、はい。わかりました」
手短に受け答えを済ませたあと、電話を切った綾乃は申し訳なさそうに謝罪する。
「ごめんなさい。一度学校へ行かないといけないみたい。待ってる間に銭湯の営業が終わってしまうかもしれないから、助っ人を呼ぶわね」
「助っ人?」
透が不思議がってる間に綾乃は携帯電話を操作し、誰かにメールを送ると慌ただしく家から出ていった。
姉妹も合わせて三人がポカンとする。
「とりあえず、部屋を片付けるか。それと二階の箪笥の中も整理しよう」
透が指示をすると、姉妹は文句も言わずに従う。
里奈はミスをしないよう必要以上に力が入っているが、奈流はどこか楽しんでもいるみたいだった。
頼れる姉がいるからこそ、環境への順応も容易なのかもしれない。もしくは性格によるものか。
二階を姉妹に与えたので、徐々に透の荷物は一階へ運ぶ必要がある。
さほど量はないので、問題はないだろう。父親の衣服を処分したことで、使っていないハンガーラックを活用すればいいのだ。
綾乃に購入してもらった姉妹の服を、取り出した透の服の代わりに箪笥へ収納するが、どこに何をしまっておくのかは本人たちに決めさせる。
兄だからといって、事細かく把握しておく必要はない。
忙しなく三人で動き回っていると、ドンドンと強めにドアがノックされた。
来客に対応するため、透だけが一階に降りる。
「どちら様ですか」
ドアを開けて誰なのか確認すると、奏が黒のパンツスーツ姿で難しそうな顔をして立っていた。
「主任? 何か仕事で問題でもありましたか?」
質問してから、それはないと気づく。現代には携帯電話という便利な道具があるのだから、それを利用すれば済む話だ。
何より彼女がこうして、わざわざ透の自宅まで訪ねて来たことは一緒に仕事をするようになった二年で一度もない。
「大問題が発生したよ」
奏の顔にありありと困惑が浮かぶ。
「訳もわからないうちに代役を頼まれてね」
その言葉で来訪の目的を理解した。綾乃が助っ人として呼んだのは、娘の奏だったのである。
「姉妹を銭湯へ連れて行けという話だったが」
「ええ。まずは上がってください。今は彼女たちに預ける二階の部屋を整理している最中なんです」
「そうか。ではお言葉に――!?」
突如として、奏の顔が羞恥と驚愕に歪む。
ポカンと口を開けた彼女の視線を辿ると、真っ直ぐに透の左手に行き着いた。
急いで二階から降りてきたせいもあって、透の左手には一階へ持ち運ぼうとしていた衣類のうち、何故か黒のボクサーパンツが掴まれたままだった。
「しゅにんほさー?」
小学生らしい知識量の奈流が、目をパチクリさせて綾乃に聞いた。
「奈流ちゃんのお兄ちゃんはね、この売り場で二番目に偉いのよ」
「おおー! お兄ちゃん、すごい!」
根が単純なのか素直なのか、純粋に奈流が尊敬の眼差しを透に向ける。
奇妙なくすぐったさを感じ、根本的に幼女の扱いに慣れてない透はしどろもどろになる。
「ウフフ。そこは、どうだと自慢してもいいのよ。売り場主任の寵愛を受けてるんだぜってね」
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「貴女なんて他人行儀な呼び方はやめて、ママと呼んで甘えてもいいのよ」
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「……そろそろ本来の目的に戻ったらいかがです?」
「そうね。奏の目が怖いから忠告に従うわ。透君、また夜にね」
急にできた妹とはいえ二人が世話になっているので、お願いしますと透は頭を下げて綾乃たちを見送った。
三人がいなくなると、奏がやや大げさなくらいに嘆息した。
「母が君に迷惑をかけていないか心配になってきたよ」
「迷惑どころかお世話になってばかりです。綾乃さんの助けがなければ世話できないなら、最初から引き取るなと主任には言われそうですが」
「わかってるなら、今のうちに思い直すのをお勧めする。時間が経過すれば引き返せなくなる。その時になって放り出すのは逆に許されないぞ」
奏の目は真剣だった。嫌がらせや姉妹が憎いのではなく、純粋に心配してくれているのがわかる。
「ありがとうございます。主任は仕事一筋で怖いイメージを皆に持たれてるもたいですけど、やっぱり優しいですよね」
「なっ――!? いきなり何を言いだすんだ。まさか母が寵愛だのと口走ったのを本気にしたのか!?」
「そういうわけではないんですが……というか、寵愛とか言ってましたっけ?」
「――! わ、私は仕事に戻る。君も就業時間内は職務に励んでくれ。私を補佐する立場なのだからな!」
顔を真っ赤にして、奏は透に背中を向ける。さすが母娘というべきか、後姿は綾乃によく似ていた。
スカートで描かれるなだらかなラインはとても魅力的で、何人もの男性が玉砕覚悟で交際を申し込んだのも頷ける。
数日前に休憩中の社員食堂で透が小耳に挟んだ噂話では、最近も他の売り場の男性社員に誘われていたみたいだが、興味がないの一言で切り捨てたらしい。
母親の綾乃は、よく早く彼氏を作ればいいのにと彼女のいないところで愚痴っている。
主な聞き役となる透は苦笑いを返すだけだ。何せ自分は年齢がそのまま彼女いない歴なのだから。
気を取り直して仕事へ戻ろうとする透の近くに、今度は接客を終えたばかりの修治が駆け寄ってきた。
何か問題でも発生したのかと思ったが、どうやらそうではないみたいだった。
「透さん。さっきの幼女は何スか。お兄ちゃんと呼ばれていなかったっスか」
何故か修治の鼻息が荒い。
怪訝そうにしながらも、透は「妹だ」と短く答えた。
「妹!? 妹さんがいたんスか。透さん、今度家に遊びに行っていいスか。お兄さんって呼んでいいスか」
「お断りだ。今のお前からは危険なオーラが滲み出てるしな」
「そんなこと言わないでくださいっス。幼女を可愛がるのは得意なん――おごォ!」
蛙の潰れたような声がしたかと思ったら、目の前で修治が苦痛に顔を歪めていた。
見れば客の死角となる角度で、奏が背中に蹴りを見舞っていた。
「神聖な売り場で不穏な発言をしている暇があるのなら、業務を頑張ってほしいのだが」
「し、神聖な売り場で部下に蹴りを入れるのはいいんスか……?」
「心配するな。君だけの特別待遇だ」
「ちっとも嬉しくないっス。幼女とはあはあしたいっス!」
売り場での付き合いしかない修治を危険人物と認定しつつ、透はとばっちりが来る前に仕事へ戻った。
■
残業を一時間だけして午後八時三十分過ぎに透は帰宅した。
勤務している大手スーパーは、徒歩で一分程度の場所にあるので通勤に時間はかからない。
家に戻ると中身を確かめるように、綾乃と姉妹が一階の居間で買物した洋服などを広げていた。
「お帰りなさい」
真っ先に出迎えたのは里奈だった。昨日と同じ服装で、丁寧に頭を下げてお疲れ様でしたとも加える。
透もだが、向こうも気を遣ってるのがわかる光景だった。
「そんなにかしこまっていたら、疲れるばかりよ。家族として一緒に生活するのだから、早く打ち解けないとね。そして、それにはお風呂が一番よ」
足を崩して座っている綾乃の近くには、可愛らしいピンクの花柄の洗面用具があった。
「透君も昨日はお風呂に入ってないのでしょう? 里奈ちゃんたちの面倒は私が見るから、一緒に行きましょう。銭湯を利用した経験はないみたいだしね」
帰宅してすぐに風呂へ行けるよう小さなプラスチックバスケットに洗面道具を入れて、玄関突き当たりの壁に置いてある三段棚に用意してある。
「そうですね。彼女たちの世話はお願いします」
いくら里奈がしっかりしているとはいえ、初めての銭湯で妹の面倒も見て入浴しろでは厳しすぎる。
透は改めて綾乃のありがたさを痛感した。
さあ、行こうとなった時に、唐突に綾乃の携帯電話が鳴った。
透に一言断ってから、彼女は電話に出る。
「もしもし……ええ、はい。わかりました」
手短に受け答えを済ませたあと、電話を切った綾乃は申し訳なさそうに謝罪する。
「ごめんなさい。一度学校へ行かないといけないみたい。待ってる間に銭湯の営業が終わってしまうかもしれないから、助っ人を呼ぶわね」
「助っ人?」
透が不思議がってる間に綾乃は携帯電話を操作し、誰かにメールを送ると慌ただしく家から出ていった。
姉妹も合わせて三人がポカンとする。
「とりあえず、部屋を片付けるか。それと二階の箪笥の中も整理しよう」
透が指示をすると、姉妹は文句も言わずに従う。
里奈はミスをしないよう必要以上に力が入っているが、奈流はどこか楽しんでもいるみたいだった。
頼れる姉がいるからこそ、環境への順応も容易なのかもしれない。もしくは性格によるものか。
二階を姉妹に与えたので、徐々に透の荷物は一階へ運ぶ必要がある。
さほど量はないので、問題はないだろう。父親の衣服を処分したことで、使っていないハンガーラックを活用すればいいのだ。
綾乃に購入してもらった姉妹の服を、取り出した透の服の代わりに箪笥へ収納するが、どこに何をしまっておくのかは本人たちに決めさせる。
兄だからといって、事細かく把握しておく必要はない。
忙しなく三人で動き回っていると、ドンドンと強めにドアがノックされた。
来客に対応するため、透だけが一階に降りる。
「どちら様ですか」
ドアを開けて誰なのか確認すると、奏が黒のパンツスーツ姿で難しそうな顔をして立っていた。
「主任? 何か仕事で問題でもありましたか?」
質問してから、それはないと気づく。現代には携帯電話という便利な道具があるのだから、それを利用すれば済む話だ。
何より彼女がこうして、わざわざ透の自宅まで訪ねて来たことは一緒に仕事をするようになった二年で一度もない。
「大問題が発生したよ」
奏の顔にありありと困惑が浮かぶ。
「訳もわからないうちに代役を頼まれてね」
その言葉で来訪の目的を理解した。綾乃が助っ人として呼んだのは、娘の奏だったのである。
「姉妹を銭湯へ連れて行けという話だったが」
「ええ。まずは上がってください。今は彼女たちに預ける二階の部屋を整理している最中なんです」
「そうか。ではお言葉に――!?」
突如として、奏の顔が羞恥と驚愕に歪む。
ポカンと口を開けた彼女の視線を辿ると、真っ直ぐに透の左手に行き着いた。
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