5 / 35
第5話 本当は何歳?
しおりを挟む
女児とはいえ大人顔負けの言葉遣いや態度をする里奈。
責任感も強そうなだけに、一階で誰かの声が聞こえれば何を話してるのか気になって当然だった。
透は自分の迂闊さを恥じた。
声が大きくなりすぎないように気を遣っていたが、こうなってしまっては仕方ない。
見下ろす透と目が合うなり、里奈が弁解と同時に謝罪する。
「ご、ごめんなさい。トイレを借りようとしたら声が聞こえて、あの、その、聞くつもりはなかったんですけど、ごめんなさい」
完全にパニクっている。
今さら責める必要もない。奈流が眠っているのを確認した上で、透は里奈を居間へ招く。
「こちらの女性は瑞沢綾乃さん。親父の知り合いで、俺も色々と世話になってる」
「は、初めまして。野々村里奈です。あの、武春お父さんの娘です」
「初めまして。お母さんの姓を名乗っているのね。お父さんは里奈ちゃんを認知しているのかしら? って聞いてもわからないわよね」
「ご、ごめんなさい」
謝るということは、綾乃の問いかけに対して明確な答えを持っていないということだ。やはり証拠はなく、姉妹だけが武春の子だと繰り返す。
「だけどお前と奈流が、親父の本当の子供だというのに間違いはないんだな?」
「は、はい」
「……わかった。なら、それを信じる。あとは俺が綾乃さんと話をするから、お前は二階に行って寝ろ。奈流が起きた時に、隣に誰もいなかったら騒ぎになるかもしれないしな」
返事をして立ち上がった里奈はトイレのあとで二階へ戻った。
二人きりになっても先ほどの例があるので、綾乃はさらに声を潜める。
「あの子を引き取るつもりなのね?」
「親父の子供だというのなら、俺の妹になります。家族の世話を放り出すわけにはいかないです」
「決意は立派だけど、お金はどうするの。透君は長時間契約とはいえパート社員。給料もそんなに多くはないでしょう?」
「なんとかするしかないですね。生活はキツキツになるでしょうけど」
「フフ。言い出したら聞かないのは武春君と同じね。まあ、お父さんが病気になったと聞いてすぐ、都会の就職先を辞めてここへ来た透君だもの。幼い少女たちに頼られた時点で、断れるはずがなかったわね」
苦笑しながら、透は当時を思い出す。
母を失って一人で地元へ戻っていた父親が癌になった。
病院の世話になるからいいと言われても放っておけず、交際している女性もいなかったので会社を辞めて武春を訪ねた。
そのまま最期まで看病を続け、現在に至っている。
都会があまり肌にあっていなかったのもあって、せっかくだからと田舎暮らしの続行を希望した。
けれど社員時代に貯めていたお金は看病をしてるうちに底をついていた。
父親の看病中に時間の融通がきくアルバイトをしていたが、その収入だけではどうにもならなかった。
良くしてもらったバイト先を辞め、新しい勤め先を探したが田舎の就職事情は都会に比べてずっと厳しかった。
そんな透に働く場所を世話してくれたのが綾乃だった。
入退院を繰り返す武春を誰より見舞ってくれたのもあって、雑談をするくらいの仲にはなっていた。
話題の一つとして働き口がないと言ったところ、近所の大手スーパーを紹介してくれたのだ。
パート社員とはいえ月百五十九時間の契約で、残業がある場合の手当てもつき、保険や年金にも加入ができる。
社員と違うのは給料が時給で支払われることと、夏冬のボーナスの少なさだった。
正社員と比べれば五分の一とか六分の一とかいう感じだ。それでも賞与すら出ない会社が都会でもある昨今、貰えるだけでありがたかった。
おかげで入社して二年ほど、ずっとお世話になっている。
手取りは残業手当抜きで十三万程度だが、田舎はとにかく家賃が安かった。透の住んでいるボロアパートもそうだ。
風呂なしで近くの銭湯に通う必要があるとはいえ、月八千円は破格だ。共益費はなく、町内費も五百円。
日々通っているからか、銭湯も四百円のところを三百円におまけしてもらえている。これは地味に家計に大きい。
乗用車もないのでそちら方面の費用もなく、透一人であれば月十三万円の手取りでも普通にやってこられた。
しかしここに二人の少女が加わると話も変わってくる。
貧乏生活になるのはわかりきっているが、それでも姉妹が望めば同居を拒絶するつもりはなかった。
「さっきの話に戻りますが、二人を引き取ると決めた以上、彼女らの母親が作った借金は返済します。その代わり、二度とこちらには関わらないようにしてもらいます。金額的には損でしょうが、付き合いを続けたせいで、成長した姉妹にちょっかい出されても困りますから」
「それもそうね。わかった。そっち方面は私が上手くまとめるわ。神崎律子さんだっけ? 連絡先を教えてくれる?」
「はい」
交渉事に関しては透よりもずっと場慣れしていて、多方面に知り合いも多い綾乃に任せるのが一番だ。
「今夜はもう遅いから、詳しい話は明日以降にしましょう」
「わかりました」
徐々に朝に近づきつつある。
翌日というか今日も透は仕事なので、少しは眠っておかないと体に応える。それでなくとも今日は銭湯にも行けなかったのだ。
■
朝はすぐにやってきた。
あまり眠った気はしないが、我儘は言っていられない。
「うおっ!?」
透は座布団を並べて敷布団代わりにし、掛け布団の代役には複数枚のバスタオルを使用していたが、むくりと起こした上半身を予期せぬ驚愕で震わせた。
いつからそこにいたのか、出入口に足を向ける体勢で寝ていた透の近くで姉妹がちょこんと正座していたのである。
当たり前だが二人とも昨日と同じ服装だ。
姉はロンTにジーンズ。妹はTシャツにカーディガン。下はミニスカートにニーソを履いている。
何をするでもなく里奈と奈流は、じいっと透を見つめていた。
昨夜の出来事を思い出すまで、座敷童でも現れたのかと思ってしまった。
「おはようございます」
「おはよーございます」
大人並に丁寧な挨拶をする里奈と、真似ながらも子供らしさが存分に表れている奈流。年齢はわりと近そうなのに、ずいぶんと印象の違う姉妹である。
「おはよう。いつから起きてたんだ?」
「少し前です」
「おねーちゃんにろくじころおこされたー」
「な、奈流っ!」
慌てて妹の口を塞ぐ姉。
むぐぐと若干苦しそうにした奈流は、てへへといった感じで笑う。
一方で里奈の顔は真っ赤だ。ついた嘘を、あっさりと妹に暴かれたせいだろう。
「変な気は遣わなくていいぞ。これから一緒に暮らすんなら尚更な」
透がそう言うと、とりわけ里奈が顔を輝かせた。
「この家に置いてもらえるんですか!?」
「お前らが俺の妹だというなら、仕方ないだろ。ただし、生憎と俺の収入は多くない。極貧生活になるのは覚悟してくれ」
「大丈夫です。元々、貧乏です」
任せてくださいとばかりに胸を張る里奈。借金をしていただけあって、従来の生活もカツカツだったようだ。
「奈流もだいじょうぶー。鰹節にお醤油かけて、ご飯にかけると美味しいんだよー」
にこにこと奈流も、貧乏どんとこい報告を透に行った。
「……そうか。頼りがいがあるとでもいえばいいのか……。まあ、いい。とりあえず一緒に暮らすにあたって、最低限の決め事をしておくぞ」
頷く姉妹を見て、意味が通じてるのを確認してから、透は言葉を続ける。
「お前らは二階を使え。俺は一階を使う。そしてお互いになるべく干渉しないこと。いいな」
「かんしょう?」
「お兄ちゃんに悪戯したり、迷惑をかけたりしたら駄目ってことよ」
きょとんとする奈流に、お姉ちゃんらしく里奈が説明した。
干渉の意味を理解した奈流は笑顔で何度も頭を縦に振る。
それにしても、と透は思った。
うっかり女児には難しい単語を使ってしまったにも関わらず、里奈は当たり前のように知っていた。天才児という単語が頭をよぎる。
「聞きたいんだが、お前らは幾つなんだ?」
「ごさいー」
想像より幼いなと透が感じた瞬間、姉の里奈が妹の発言を訂正した。
「六歳でしょ。奈流は今年で七歳になるの」
「あ、そうだったー。てへへ。ろくさいー」
たまに姉同様難しげな言葉を使うこともあったりするが、奈流の方は十分に年相応の子供らしい。
今年で七歳ということは、小学校一年生になったばかりということになる。
「私は八歳です。誕生日がきて九歳になります」
里奈は小学校三年生になる。こちらも見かけ通りの年齢ではあるが、印象は大人に近いものがあった。
突然の事態にパニクったりすることもあれど、落ち着いた態度は十分に小学生離れしている。
だからこそ、透のこの質問に繋がる。
「里奈は本当に八歳か? 実は外見だけが少女で、中身は大人だったりしないよな?」
責任感も強そうなだけに、一階で誰かの声が聞こえれば何を話してるのか気になって当然だった。
透は自分の迂闊さを恥じた。
声が大きくなりすぎないように気を遣っていたが、こうなってしまっては仕方ない。
見下ろす透と目が合うなり、里奈が弁解と同時に謝罪する。
「ご、ごめんなさい。トイレを借りようとしたら声が聞こえて、あの、その、聞くつもりはなかったんですけど、ごめんなさい」
完全にパニクっている。
今さら責める必要もない。奈流が眠っているのを確認した上で、透は里奈を居間へ招く。
「こちらの女性は瑞沢綾乃さん。親父の知り合いで、俺も色々と世話になってる」
「は、初めまして。野々村里奈です。あの、武春お父さんの娘です」
「初めまして。お母さんの姓を名乗っているのね。お父さんは里奈ちゃんを認知しているのかしら? って聞いてもわからないわよね」
「ご、ごめんなさい」
謝るということは、綾乃の問いかけに対して明確な答えを持っていないということだ。やはり証拠はなく、姉妹だけが武春の子だと繰り返す。
「だけどお前と奈流が、親父の本当の子供だというのに間違いはないんだな?」
「は、はい」
「……わかった。なら、それを信じる。あとは俺が綾乃さんと話をするから、お前は二階に行って寝ろ。奈流が起きた時に、隣に誰もいなかったら騒ぎになるかもしれないしな」
返事をして立ち上がった里奈はトイレのあとで二階へ戻った。
二人きりになっても先ほどの例があるので、綾乃はさらに声を潜める。
「あの子を引き取るつもりなのね?」
「親父の子供だというのなら、俺の妹になります。家族の世話を放り出すわけにはいかないです」
「決意は立派だけど、お金はどうするの。透君は長時間契約とはいえパート社員。給料もそんなに多くはないでしょう?」
「なんとかするしかないですね。生活はキツキツになるでしょうけど」
「フフ。言い出したら聞かないのは武春君と同じね。まあ、お父さんが病気になったと聞いてすぐ、都会の就職先を辞めてここへ来た透君だもの。幼い少女たちに頼られた時点で、断れるはずがなかったわね」
苦笑しながら、透は当時を思い出す。
母を失って一人で地元へ戻っていた父親が癌になった。
病院の世話になるからいいと言われても放っておけず、交際している女性もいなかったので会社を辞めて武春を訪ねた。
そのまま最期まで看病を続け、現在に至っている。
都会があまり肌にあっていなかったのもあって、せっかくだからと田舎暮らしの続行を希望した。
けれど社員時代に貯めていたお金は看病をしてるうちに底をついていた。
父親の看病中に時間の融通がきくアルバイトをしていたが、その収入だけではどうにもならなかった。
良くしてもらったバイト先を辞め、新しい勤め先を探したが田舎の就職事情は都会に比べてずっと厳しかった。
そんな透に働く場所を世話してくれたのが綾乃だった。
入退院を繰り返す武春を誰より見舞ってくれたのもあって、雑談をするくらいの仲にはなっていた。
話題の一つとして働き口がないと言ったところ、近所の大手スーパーを紹介してくれたのだ。
パート社員とはいえ月百五十九時間の契約で、残業がある場合の手当てもつき、保険や年金にも加入ができる。
社員と違うのは給料が時給で支払われることと、夏冬のボーナスの少なさだった。
正社員と比べれば五分の一とか六分の一とかいう感じだ。それでも賞与すら出ない会社が都会でもある昨今、貰えるだけでありがたかった。
おかげで入社して二年ほど、ずっとお世話になっている。
手取りは残業手当抜きで十三万程度だが、田舎はとにかく家賃が安かった。透の住んでいるボロアパートもそうだ。
風呂なしで近くの銭湯に通う必要があるとはいえ、月八千円は破格だ。共益費はなく、町内費も五百円。
日々通っているからか、銭湯も四百円のところを三百円におまけしてもらえている。これは地味に家計に大きい。
乗用車もないのでそちら方面の費用もなく、透一人であれば月十三万円の手取りでも普通にやってこられた。
しかしここに二人の少女が加わると話も変わってくる。
貧乏生活になるのはわかりきっているが、それでも姉妹が望めば同居を拒絶するつもりはなかった。
「さっきの話に戻りますが、二人を引き取ると決めた以上、彼女らの母親が作った借金は返済します。その代わり、二度とこちらには関わらないようにしてもらいます。金額的には損でしょうが、付き合いを続けたせいで、成長した姉妹にちょっかい出されても困りますから」
「それもそうね。わかった。そっち方面は私が上手くまとめるわ。神崎律子さんだっけ? 連絡先を教えてくれる?」
「はい」
交渉事に関しては透よりもずっと場慣れしていて、多方面に知り合いも多い綾乃に任せるのが一番だ。
「今夜はもう遅いから、詳しい話は明日以降にしましょう」
「わかりました」
徐々に朝に近づきつつある。
翌日というか今日も透は仕事なので、少しは眠っておかないと体に応える。それでなくとも今日は銭湯にも行けなかったのだ。
■
朝はすぐにやってきた。
あまり眠った気はしないが、我儘は言っていられない。
「うおっ!?」
透は座布団を並べて敷布団代わりにし、掛け布団の代役には複数枚のバスタオルを使用していたが、むくりと起こした上半身を予期せぬ驚愕で震わせた。
いつからそこにいたのか、出入口に足を向ける体勢で寝ていた透の近くで姉妹がちょこんと正座していたのである。
当たり前だが二人とも昨日と同じ服装だ。
姉はロンTにジーンズ。妹はTシャツにカーディガン。下はミニスカートにニーソを履いている。
何をするでもなく里奈と奈流は、じいっと透を見つめていた。
昨夜の出来事を思い出すまで、座敷童でも現れたのかと思ってしまった。
「おはようございます」
「おはよーございます」
大人並に丁寧な挨拶をする里奈と、真似ながらも子供らしさが存分に表れている奈流。年齢はわりと近そうなのに、ずいぶんと印象の違う姉妹である。
「おはよう。いつから起きてたんだ?」
「少し前です」
「おねーちゃんにろくじころおこされたー」
「な、奈流っ!」
慌てて妹の口を塞ぐ姉。
むぐぐと若干苦しそうにした奈流は、てへへといった感じで笑う。
一方で里奈の顔は真っ赤だ。ついた嘘を、あっさりと妹に暴かれたせいだろう。
「変な気は遣わなくていいぞ。これから一緒に暮らすんなら尚更な」
透がそう言うと、とりわけ里奈が顔を輝かせた。
「この家に置いてもらえるんですか!?」
「お前らが俺の妹だというなら、仕方ないだろ。ただし、生憎と俺の収入は多くない。極貧生活になるのは覚悟してくれ」
「大丈夫です。元々、貧乏です」
任せてくださいとばかりに胸を張る里奈。借金をしていただけあって、従来の生活もカツカツだったようだ。
「奈流もだいじょうぶー。鰹節にお醤油かけて、ご飯にかけると美味しいんだよー」
にこにこと奈流も、貧乏どんとこい報告を透に行った。
「……そうか。頼りがいがあるとでもいえばいいのか……。まあ、いい。とりあえず一緒に暮らすにあたって、最低限の決め事をしておくぞ」
頷く姉妹を見て、意味が通じてるのを確認してから、透は言葉を続ける。
「お前らは二階を使え。俺は一階を使う。そしてお互いになるべく干渉しないこと。いいな」
「かんしょう?」
「お兄ちゃんに悪戯したり、迷惑をかけたりしたら駄目ってことよ」
きょとんとする奈流に、お姉ちゃんらしく里奈が説明した。
干渉の意味を理解した奈流は笑顔で何度も頭を縦に振る。
それにしても、と透は思った。
うっかり女児には難しい単語を使ってしまったにも関わらず、里奈は当たり前のように知っていた。天才児という単語が頭をよぎる。
「聞きたいんだが、お前らは幾つなんだ?」
「ごさいー」
想像より幼いなと透が感じた瞬間、姉の里奈が妹の発言を訂正した。
「六歳でしょ。奈流は今年で七歳になるの」
「あ、そうだったー。てへへ。ろくさいー」
たまに姉同様難しげな言葉を使うこともあったりするが、奈流の方は十分に年相応の子供らしい。
今年で七歳ということは、小学校一年生になったばかりということになる。
「私は八歳です。誕生日がきて九歳になります」
里奈は小学校三年生になる。こちらも見かけ通りの年齢ではあるが、印象は大人に近いものがあった。
突然の事態にパニクったりすることもあれど、落ち着いた態度は十分に小学生離れしている。
だからこそ、透のこの質問に繋がる。
「里奈は本当に八歳か? 実は外見だけが少女で、中身は大人だったりしないよな?」
10
あなたにおすすめの小説
『お兄ちゃんのオタクを卒業させてみせるんだからね❤ ~ブラコン妹と幼馴染オタク姫の果てしなき戦い~』
本能寺から始める常陸之介寛浩
青春
「大好きなはずなのに……! 兄の『推し活』が止まらない!?」
かつて、私は信じていた。
優しくて、頼もしくて、ちょっと恥ずかしがり屋な──
そんな普通のお兄ちゃんを。
でも──
中学卒業の春、
帰ってきた幼馴染みの“オタク姫”に染められて、
私のお兄ちゃんは**「推し活命」**な存在になってしまった!
家では「戦利品だー!」と絶叫し、
年末には「聖戦(コミケ)」に旅立ち、
さらには幼馴染みと「同人誌合宿」まで!?
……ちがう。
こんなの、私の知ってるお兄ちゃんじゃない!
たとえ、世界中がオタクを称えたって、
私は、絶対に──
お兄ちゃんを“元に戻して”みせる!
これは、
ブラコン妹と
中二病オタク姫が、
一人の「兄」をめぐって
全力でぶつかり合う、果てしなき戦いの物語──!
そしていつしか、
誰も予想できなかった
本当の「大好き」のカタチを探す、
壮大な青春ストーリーへと変わっていく──。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
25歳の俺とJKギャルの恋は、社会的にアウトですか?
雪奈 水無月
恋愛
雨の夕暮れ、金髪ギャルが道端で固まっていた。
傘も差さず、スマホも財布もないらしい――そんなピンチ女子高生を放っておけるほど、俺・桜井翔真(25)は冷たい人間じゃない。
でも助けた相手が、ツンツンしつつも妙に距離を詰めてくる“ギャル”だなんて聞いてない!
「アンタ、なんか優しいじゃん。……もしかして、アタシのこと好き?」
「いやいやいや、そっちの方向性じゃないから!」
そうやって誤魔化していたのに、次に会ったときはお礼に手作り弁当を渡され、
派手な見た目と裏腹な家庭的すぎる一面を見せられて――俺の心は、ちょっとだけ揺れた。
だけど、25歳と17歳。
年の差も、世間の目も、俺たちの前に立ちはだかる。
これは、ひょんな出会いから始まった“絶対にバレちゃいけない、だけど止められない”年の差ラブコメの物語。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる