ただ美しく……

桐条京介

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第27話 とある恋が終わった日

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 路上でキスをするなんて、初めての経験だった。あまりにショッキングかつ新鮮すぎて、私は雲の上を歩いてるかのような、ふわふわした気分になった。

 そのまま先日交際を開始したばかりの男性と一緒に帰宅し、昼食もとらずにベッドへ入った。こんな生活をするのも、もちろん初めての経験になる。まるでテレビでやっていたドラマみたいな展開。その中心に私がいる。それがとても信じられなかった。けれど間違いなく現実だった。

 夕方も近くなってから、冷蔵庫に残っていた材料を使って昼食兼夕食を作った。

「マジでウマい。杏里って、料理上手だよな」

 彼氏彼女の関係になったのもあり、掛井広大は私を呼び捨てにしていた。だからといって腹を立てたりしない。逆に親密さが増したようで、嬉しかった。本来なら私も相手男性を呼び捨てにしたかったけれど、そこまでの度胸はなく、相変わらず君付けで呼んでいた。

 そんなことよりも今は、掛井広大に料理の腕を褒められた方が重要だった。昔の自分とおさらばするために、必死になって料理を勉強したかいがあった。積み重ねてきたひとつひとつが、大学生になった私の中で実をつけて役立ってくれている。努力に無駄はないと改めて実感できた。

「やっぱり、男の子って料理が上手な子の方がいいんだね」
「もちろんさ。杏里みたいに可愛かったりすると、もう無敵モードに突入するね」

 昔から容姿に関して褒められた覚えのない私は、それだけでとても嬉しくなる。しかも可愛いと言ってくれた相手は、イケメンの彼氏なのだ。

 整形前に告白しても、きっとOKは貰えなかっただろう。手法を否定する人もいると思うけれど、私にとっては大恩人も同然だった。容姿が劣っているのを補うための努力のひとつにすぎない。別に法を犯しているわけではないのだ。

「他の女の子にも、よく可愛いとかって言ってるんでしょ」

 こうして普通に同年代の異性と会話できるようになったのも、自分に自信を持てるようになったからという理由が大きい。人間は顔じゃないとよく言うが、それはあくまで建前でしかない。やはり本音は顔なのだ。個人的見解かもしれないけれど、私の中では純然たる事実に他ならなかった。

「そんなわけないだろ。杏里にだけだって」
「本当なら嬉しい」
「前にも言ったろ。俺は杏里ひと筋なの」

 そう言って笑う彼氏に抱きつきながら、私はこの幸せが永遠に続くものだと信じきっていた。

   *

 掛井広大と一緒に過ごす日々は、私にとって何よりも大事になっていた。自然と2人で過ごす機会が多くなり、とても幸せだった。中学、高校時代は苦痛でしかなかった夏も、今年は違った。海へ行って水着になれば、他の男性客の視線を集めることができた。

 隣を歩きながらも、そんな状況に嫉妬する掛井広大が可愛く思えた。相手男性への好意はますます増し、夏休みが終わる頃には私も彼に全力で惚れていた。

 そんなある日、大学の構内で読書愛好会の先輩である阿部康子さんと遭遇した。狙っていたわけでなく、まったくの偶然だ。向こうもビックリしていたみたいだった。とりあえずの礼儀として会釈をする私に、阿部康子さんは「丁度よかったわ」と口にしてきた。

「これから少し、時間あるかしら」

 今日はバイトも休みで、彼氏の掛井広大とのデートの約束も入っていない。午前中の講義だけ受けるつもりだったので、午後からのスケジュールは空いていた。読書愛好会に顔を出さなくなって数ヶ月が経過している。入学当初は熱心に活動日には通っていたものの、糸原満さんとの一件以来、足が遠ざかっていた。

 来る者拒まず、去る者は追わずが方針みたいなサークルなので、活動日に無断で欠席したからといって咎められたりしたのは一度もない。なのでとりあえず籍を置いているだけの学生も、結構存在していると聞いた覚えがある。

 サークル活動が疎かになってると、怒られるとは思えないので他の話があるのだろう。何か相手に失礼でもしたのかなと考えたものの、思い当たるふしはひとつもない。あまり気乗りはしないものの、断るのも失礼なので私は「大丈夫ですよ」と答えた。

「良かったわ。それなら、どこかでお茶でもしながら話しましょう」

 そう言って歩き出す阿部康子さんの背中を追いかける。どこかでお茶とでも言っていたので、カフェでも探すのかと思いきや、先輩女性が向かっているのはサークルの部室が並ぶ場所だった。サボリ気味とはいえ、完全に愛好会を辞めたわけではないので、私が部室へ行っても別に不思議なことではない。しかし、あまり糸原満さんと会いたくないので、できれば遠慮したかった。

 その旨を告げようと口を開いた瞬間に、こちらに背中を向けたままで「大丈夫よ」と阿部康子さんが発言してきた。

「今日は糸原君は来ない予定になっているから。それとも、読書愛好会の部室には、もう二度と足を踏み入れたくないのかしら」

 言葉に怒気が含まれているわけではないのに、阿部康子さんの声には妙な迫力があった。

 私に一体どんな話があるのだろう。歩きながら悩んでいるうちに、阿部康子さんの足が止まった。目的地の読書愛好会の部室に到着したのである。

 入ってと促されて、私は久方ぶりに読者愛好会の部室に入室した。

「お、珍しい人がやってきたな」

 いつもの指定席には、入学当初にずいぶんと見慣れた顔の男性が座っていた。読書愛好会の会長の小笠原大輔だ。愛好会に顔を出さなくなった私に怒っているわけでなく、以前と変わらない笑顔と態度で接してくれる。何気ない対応なのかもしれないけれど、それが何より嬉しかった。

 しかし今回部室にやってきたのは自分の意思ではなく、愛好会の副会長である阿部康子さんに誘われたからだった。

「私が誘ったのよ」

 後から部室に入ってきた阿部康子さんが、小笠原さんに説明する。私がこなくなってから変化がなければ、2人は今も恋人として交際しているはずだ。

「じゃあ、俺はお邪魔かな」
「別に構わないわ。そんな大層な話をするつもりはないもの」

 かすかに微笑んだものの、やはり私の記憶に残っている阿部康子さんとは雰囲気が若干違う。どことなく不機嫌さが漂っている。私に椅子を勧めたあとで、阿部康子さんは早速本題を切り出してきた。

「私の用件はひとつ。糸原君とのことよ」

 やっぱりか。私は心の中でそう呟いた。けれど解せない点もある。振られたのはこちらなので、どちらかといえば被害者に分類される。

「他人の恋愛事情にあまり口を挟みたくはないのだけれど、あまりに糸原君が元気を失っているのでね」

「え? 糸原さん……そんなに落ち込んでいるんですか」

 私の疑問に「そうなんだよ」と応じたのは、読書愛好会トップの小笠原大輔さんだった。

「ずいぶんとやつれてきたし、見ているだけで心配になるくらいだ。理由を聞いても話そうとしない。そこへきて、最初は熱心に活動してくれていた東雲さんが、ピタリと来なくなった」

 小笠原さんの言葉を引き継いで、今度は阿部康子さんが口を開く。恋人同士だからなのか、2人の息は実にピッタリだった。

「交際していた2人が気まずい事態になったのは知ってたけれど、深入りするわけにもいかない。関与すべきではないとわかってても、糸原君があまりに憐れに思えてきてね」

 確かに糸原さんがそのような状態であれば、仲間なら心配するのが当然だった。現に私の中にもそうした感情はある。

 けれどそれ以上に強く心の中で渦巻いているものがあった。それは怒りだ。間違いなくフラれたのは私なのに、あまりにも元彼の男性が身勝手に思えた。

「そこで知り合いの後輩に話を聞いてみたら、東雲さんにはもう新しい彼氏がいると言うでしょう。どうしても気になってね……」

 ここで阿部さんが、少しだけ申し訳なさそうな顔をする。相手には悪気なんてなく、本当に糸原さんを心配する一心で今回の行動に及んでいるのだ。

 詳細な説明を受けていないせいで、私が新しい彼氏を作るために、糸原さんを非情にも捨てたと考えているのだろう。ますます納得できない気分になる。

「申し訳ないですけど、私は糸原さんに同情できません。だって、それなら最初から、別れを切り出さなければよかったんですから」

 憤りながら発した私の発言に、阿部康子さんと小笠原大輔さんはほぼ同時に「え?」と目を丸くした。

 私が糸原満さんにフラれた旨の発言をした直後から、読書愛好会の部室内に気まずい空気が流れている。なんとも言えない微妙な雰囲気が形成され、同行してきた不自然な沈黙によって場はシンと静まり返っていた。事の発端になったのは私の言葉かもしれないが、罪悪感を覚える必要は何ひとつない。発言の内容はすべて事実だからだ。

 まったく違う別れのいきさつを想定していたのか、小笠原大輔さんも阿部康子さんも、しまったといった感じで唖然としている。

「そ、それは……まあ……なんというか……。
 本当に、東雲さんが糸原にフラれたの?」

 こちらの心の傷をえぐる結果にもなりかねないと心配したのか、実に遠慮気味に小笠原さんが尋ねてきた。自ら暴露した以上、今さら秘密にする必要もない。何より私には掛井広大という新しい彼氏がいる。糸原さんとのことは、すでに過去の思い出の一ページになっていた。

「本当です。泣いて頼んでも駄目でした。私がファッションとかに興味を持つのが、なんというか……糸原さんには駄目だったみたいです」

「なるほどね……なんとなく、わかるような気もするな」

 そう言った読書愛好会の会長に鋭い視線を向けたのは私ではなく、なんと相手男性の彼女でもある副会長だった。

「私にはさっぱりわからないわ。恋人のために、少しでも綺麗になりたいと願うのは、女性であれば当たり前の衝動でしょう。それが別れの原因になるなんて、とてもじゃないけれど理解できそうにないわね」

 話があると私を部室まで連れてきた張本人なのに、何故か阿部康子さんはこちらの味方みたいな援護をしてくれる。同じ女性ということで、少なからず思うところがあったのかもしれない。

「そ、そう怒るなよ。確かに副会長の言うとおりだけど、男は恋人に自分だけのものでいてほしいと願うものなんだよ。特に東雲さんは、どんどん綺麗になっていったからね」

「だとしたら、男という生物はずいぶんと自分勝手な生物だわ。誰のために綺麗になったのかを、少しは考えてみるべきね」

 自分事だけにとても黙っていられないので、私も小笠原大輔さんと阿部康子さんの言い合いに参戦する。

「本当に……そうだと思います。離れていく糸原さんを引き止めたくて、より綺麗になろうとしたんですけど……これが逆効果だったみたいで……」

 寂しそうに話す私を見て、2人とも綺麗になろうとしたという部分が整形に繋がっているのを察してくれた。決して他の男性を振り向かせるためではなく、あくまで糸原さんと別れたくないがゆえに私は二度目の整形手術を自らの顔に施した。その挙句にフラれたのだから、とても平常心でいるのは不可能だった。

 無意識のうちに他の世界へ行きかけていた私を、ガッシリと捕まえて引き止めてくれたのが他ならぬ掛井広大だった。中途半端に説明を終わらせて、新たな誤解を招くのも嫌だったので、私は新しい彼氏との馴れ初めまですべて2人に説明した。

「そうだったの……辛かったわね。ごめんなさい。謝ってすむ問題ではないかもしれないけれど、許してね」

 深々と頭を下げてくれる阿部康子さんに、出来るかぎり明るい声で私は「気にしないでください」と告げた。

「最初はとても悲しかったですけれど、もう吹っ切れていますから。それより、糸原さんをよろしくお願いします」

 フラれたとはいえ、私が初めて交際した男性には変わりない。最後は悲しい結末に終わったけれど、色々と楽しい思い出が残っている。今になれば、糸原さんにお礼すら言いたいくらいだった。

「わかったわ。自業自得だとは思うけれど、糸原君に関しては、気持ちがわかるらしい小笠原会長がフォローしてくれるわ」

「え? お、俺がかよ」

「……何か文句があるのなら、聞くけれど?」
「いや……頑張ります」

 恋人のジト目に敗北して、ポリポリと頬を人差し指で掻く小笠原さんの姿が何故だかとても面白くて、思わず私は「あはは」と笑みをこぼしていた。つられて小笠原さんと阿部さんも笑顔になる。緊張感が解けた室内で私はふと思った。これで本当に糸原さんとは終わったんだと。
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