死に戻り悪役令息は二人の恋を応援…するはずだった…。

ましろ

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二章

リュカside(前世)

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リュカside(前世)

トワ様のことが大好きだ。

ーなら何故噂を流したのか。

答えは簡単。自分に依存させたかった。

噂を流して、僕のことを頼ってくれる未来を夢見ていた。

ーただ、それだけだ。

計画通り。トワ様はだんだんと民衆に嫌われ始めた。ここまでは上出来だった…だが、トワ様は誰のことも頼らなかった。

想い人であるレオンハルトにも、自身の執事にすら、だ。

ここまで心優しい性格だったなんて。

ーさらに、好きになった。


あぁ、どうして貴方は1人で思い悩んでしまうのか。
か弱く、とても可愛い。…愛おしい。好きだ。


処刑される瞬間、涙が止まらなかった。
だが、泣いていることにより、民衆には可哀想だ。可愛い。と言われた。

(こいつらは何も分かってない。)

1番可哀想なのはトワ様だ。1番可愛いのはトワ様だ。

いや、自分にとっては2番なんて存在しないのだが。


隣を見ると、あいつは真顔で何処か遠くを見ていた。

こいつがトワ様に好意を抱いていて、その愛の重さは理解している。
それに、2人が両思いであることもまた…

ー理解している。


きっと、処刑される瞬間を見たくないのだ。

だが、やはり民衆は何も理解しておらず、こいつはトワ様に無関心だ。早く殺せと叫んでいた。




民衆は、処刑されたトワ様に泣きながら駆け寄るレオンハルトを見て動揺していた。


こうなることは全て分かっていた。

全てを悟った僕は、

懐に隠し持っていたナイフを使い、自害した。

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本当に筆が遅く、内容もゴミだし、文章下手くそですが、読んでくださり、本当にありがとうございます。感想などあればコメントください。もっとこうした方がいいなどあれば書いてくださると出来る範囲であれば改善します。
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