死に戻り悪役令息は二人の恋を応援…するはずだった…。

ましろ

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一章

殿下

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リュカが叔父に向けていた目が恐ろしくて、身体が震える。

いつか自身にもあんな目を向けられるのではないか。

想像すると震えが止まらなくなる。 


「トワちゃん?どうしたの?すごい震えてるけど…」 

リュカに心配されてしまった。 

「ち、ちょっと寒かっただけ…気にしないで。」 

上手く誤魔化せただろうか。 
 

「あ、で、殿下のとこ、行こっか。僕の執事になるかどうかは殿下に会ってから決めたら良いよ。」
 
(リュカは殿下の執事になるんだろうか) 

結局殿下に一目惚れするだろうからその辺りは問題はない。 


ーただ、リュカが殿下に惚れる瞬間を想像すると、胸が苦しくなるのだ。 

(やっぱり僕には無理かもしれない。) 

2人の恋のキューピッド、だなんて無理だったのかもしれない。 

ー殿下を好きになればなるほど、束縛をしたくなってしまう。 

好きになればなるほど〃悪〃に近付いてしまう。

もう今日は殿下に会いたくない。 胸が苦しくて、ざわざわする。 

「やっぱり、もう遅いし、明日にしよう。」 

そう言って僕が歩こうとしたとき、誰かにぶつかった。 

「す、すみませ……えっ!?」 

そのぶつかった相手に抱き締められた。 

その人の腕の中で顔を見ようと頭を上げる。

と、そこにいたのは。 

「トワ。こんな所で何をしてるんだ?」


ー殿下だった。


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本当に筆が遅く、内容もゴミだし、文章下手くそですが、読んでくださり、本当にありがとうございます。感想などあればコメントください。もっとこうした方がいいなどあれば書いてくださると出来る範囲であれば改善します。
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