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一章

作戦会議2

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僕はノアに考えている計画を全て話した。

「2人を出会わせて、2人を結婚させるんだ!
その為には、2人と仲良くなる必要があるだろ?」

「そうですかね…?というか、2人と仲良くなるって、具体的にどうするんですか?そもそも、このリュカって男誰ですか?」

僕は用意した紙に絵を描き、分かりやすく説明した。

「そう!そこが問題なんだよ!あと、リュカは…その…えっと…奴隷?」

そういえばリュカは奴隷として売られているところをレオンハルト殿下に買ってもらって懐くんだよね。ノアと一緒だ。

「あの男が奴隷と仲良くしますかね…?」

「いや!するよ!殿下はリュカのことを気に入る!」

「…………(その自信はどこから…)」

「なにその目!」

「リュカが奴隷だったら話は早いですね。あいつ殿下に無理矢理買わせたら良いんです。はい。解決ですね。おめでとうございます。」

なんかすごい棒読みで、すごい真顔で拍手されてもまっったく嬉しくないんだけど!?

「リュカと友達にならないと駄目だから、殿下にリュカを買わせ…るのは多分無理だから、僕がリュカを買うんだよ!それで、リュカを殿下に渡す!

どう?完璧じゃない?」

「…………え~。トワ様には僕という奴隷がいるじゃないですか~。それとも、リュカを性奴隷にするんです?」

「そんなわけないでしょ!そもそも、リュカはレオンハルトのものだよ!性奴隷にしてどうするの?」

「受けだったとしても攻めになってしまうほどの魅力がトワ様にはあるんですよ。僕もネコだったんですけど、トワ様となら上も良いですよ~!大歓迎です!」

はぁ…。ノアと話していたら話が脱線しすぎる。

こうなったら…。

「上、ネコ…受け…攻め…?」

「トワ様?どうしたんですか?」

「ノア、それってどういう意味、なの?」

純粋でピュアな子を演じて話を強制的に戻させる
作戦!

「トワ様…!すみません…。トワ様にそんな下品なことを仰ってしまい…。

あ、あぁ…だから何回頼んでも性奴隷にしてくれなかったんですね…!まさか意味が通じていなかったとは…。」

ありゃ、こんな下手くそな芝居に騙されるなんて。

僕って意外と演技上手だったのかも!な~んちゃって!


___________________________________________

思ってたよりもノアとの会話が長くなりました。
こんなんじゃ執事失格ですね(笑)

ノアのおかげで攻めのレオンハルト、受けのリュカが出てくるのが予定よりも遅くなりそうです。すみません。


一応、ノアの設定です。

トワのことが大好きな元奴隷。顔が良いという理由で、前世のトワに気に入られ、執事となった。レオンハルトが嫌いな理由は今後出てきます。


トワの兄も今後出てくる予定なので設定を。

名前はロキの予定。
(名前出す予定無いので覚えなくてOKです)

ブラコン。父と母は既に他界しているため、結婚には兄の許可が必要。
ノアはロキに絶賛媚売り中。






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