退魔師と悪魔

レイティア

文字の大きさ
上 下
9 / 9

契り

しおりを挟む
男は身を起こし、悪魔の唇に自身のそれを触れ合わせ、戯れる
悪魔は心地よさそうに受け入れ、目を細める
悪魔に恐怖はない

男は悪魔を押し倒すと、悪魔のアナルを自身の唾液で濡らした手で解す

「苦しくないか
◇◇の中暖かくて気持ちいいよ」

チュッチュッ

男は圧迫感に眉をひそめる悪魔に、優しく語りかけ額にキスをする
悪魔は男の首に腕を回すと甘えるようにキスを求める

チュッチュッ

「フッン…もっとぉ」
「フッ、欲しがりだな」

もっとと甘える悪魔に男は愛おし気に笑うと深いキスをする

「フゥン♡」

クチュパチュ♡

キスに夢中の悪魔のアナルは、いつの間にか男の指を3本も咥え込み、ヒクヒクとしている

「◇◇…もう入れていいか?」
「はぁん♡うん♡きてぇ♡?

あ♡あ♡…きて、ゆぅ♡♡♡」
「はぁ、◇◇の中、熱くてキツイな」
「んん♡♡◯◯、きも、ちぃ♡?」
「あぁ、気持ち良すぎて死にそうだよ♡」

悪魔は男の言葉にひどく嬉しそうに笑った

男の言葉に嘘はない
男は二十年以上も恋い焦がれ、一時も忘れる事ができなかった愛おしい少年であった悪魔が今、こうして腕の中にいる
ただそれだけで、喜びに息もできなくなりそうなほど幸福感に包まれている
その上、契りまで結び、一生側にいたいと言われたのだ
一種の快楽に酔いしれてしまうのも無理はない

ズチュン!!

「はぁ♡んんん♡♡♡♡♡♡」

もっともっとと甘える悪魔の中を、一気に埋めてやると、悪魔は甘く鳴いた

「◇◇」
「はぁ♡はぁ♡◯◯♡♡♡♡」

見つめ合った男と悪魔はどちらもなく深い口づけをする
もう二人に言葉はいらない

パンパンパンパン

「あ♡あ♡あ♡んぁん♡♡♡あぁぁぁぁぁ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
ああぅ♡♡♡♡」

バチュンバチュンバチュン!!

男は悪魔がイッてもお構いなしに奥を付き続ける
男にとって、激しく理性もなく求める事が、最上の愛情表現だからだ

「あ♡あ♡あ♡あ♡♡♡♡♡♡」

もう悪魔の頭は飛んでしまっている
それでも、悪魔は否定の言葉だけは口にしない
愛する男の、これ以上ない愛情
かつて父であった男に穢された苦痛の記憶を塗り替えるように、男を求める

「はぁ、はぁ、ん…出るぞ!!」
「あ♡あ♡うん♡きてぇ♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

ゴチュンッ!!!!!!
ドピュ、ビュルルルルルルル

「ひぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

悪魔は長く、己の最奥を満たす白濁に喘いだ
男は悪魔を抱きしめ、悪魔を逃さないとでも言いたげに、奥の奥に術式を植えこんだ

「はぁ♡はぁ♡」
「◇◇…これからはずっと一緒だからな」

意識が半分飛びかけている悪魔を強く抱きしめ、男はつぶやく
悪魔はなんとか男を抱きしめ返した
男は苦しげに、だが幸福を纏った歪んだ笑みを浮かべ、悪魔にキスをした


退魔師になるはずだった悪魔と絶望を背負い、教会を捨て旅をしてきた男
別たれた道は再び巡り交わり…この終焉の世界で永遠の道を刻む
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

生意気な少年は男の遊び道具にされる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

少年達は淫らな機械の上で許しを請う

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

同僚に密室に連れ込まれてイケナイ状況です

暗黒神ゼブラ
BL
今日僕は同僚にごはんに誘われました

できる執事はご主人様とヤれる執事でもある

ミクリ21 (新)
BL
執事×ご主人様。

男達はわんわんと鳴きながら仲良く絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...