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本編

ファースト・セカンドは濃厚に

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「…へぇ~、俺から言おうと思ってたんだけどな。
先に言われてしまったな。」
「え?」

何が?

何を言ってるのかわからず、首を傾げる

「ん?…無自覚で口にしたのか?」
「何をですか?」
「…好きって今言ったろ?」

…ボン!

顔が熱い…まさか、口に出てたなんて…

どうしよう…気味悪がられるかな?

こんなこと思ってる僕とは、もう一緒にいたくないって言われたらどうしよう⁈

心臓が押し潰されそうに痛い

呼吸の仕方が分からなくなる

涙で目の前が滲む


「…リオ…リオ!」
「‼︎ごめ…!っ!…フ…ンッ…ァ…ンン…はぁ…」

突然の濃厚なキスに、一瞬何をされたか分からなくなった

でも…すごく…気持ちいい…

なんだか、フワフワとして、頭もボーとして、身体から力が抜ける

「…はぁ、落ち着いたか?」

頭がボーとしてるのに、ヴァルト様の言葉だけが鮮明に聞こえ、ただの言葉のはずなのに、快楽に身体が震える

「…は、い…」
「ん。リオ、お前の事だから、俺に嫌われたとパニックにでもなったんだろ?」

そうだ
僕、ヴァルト様に嫌われて…

でも、嫌われたならどうしてこんなキスを…?

少しずつ、頭が鮮明になってくる

「改めて…リオ、俺はリオが好きだ。愛してる。生涯のパートナーとして、一生俺のそばにいてくれないか?」
「…生涯の…パートナー………」
「あぁ」

僕が…ヴァルト様の…

嬉しさのあまり、涙があるれる

「…僕…なんかで…いいのぉ?」
「リオだからいいんだよ」
「…ゥ…ヒック…僕も…僕もヴァルト様が好き!一緒に…いた、い…ンッ!」

ヴァルト様に唇を塞がれ、さっきよりもネットリと舌を絡められ、口内を蹂躙される

「ンッ…ァ…ンン…ンッ!ンンンッ!~‼︎」

ビクンビクン 

あまりの気持ちよさと、快楽に触られてもいないのに、僕は熱を爆発させてしまった

「…はぁ…気持ちよかったか?」
「ンッ…」
「はは、そうか。…可愛いよ、リオ…あとは俺がしとくから、休んどけ」
「ん…ヴァル、ト様…らい…しゅ、き…スゥスゥ…」

初めて感じた快楽とヴァルト様の優しく甘い、安心する声に眠ってしまった



ヴァルト様…ずっと…一緒…スゥスゥ
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