101 / 133
巫女の里
92:添い寝と虚ろ
しおりを挟む
俺たちが巫女の里に戻ると、ソルの家の前にはノワールを抱えたティナとそれに付き添うようにカルが待っていた。
「遅いですよユウ様!」
どうやらご機嫌斜めのようだ。
俺たちの帰るのが遅かったのが悪かったらしい。
「悪い、ついな?」
「もう! 今度からは気を付けてくださいよ」
そう言うと、ティナは俺を引っ張り、ソルの家に上がらせる。
フロンとフィリアはそんな様子を見て、苦笑いしながらそのあとについて来る。
家に入ると机の上には、俺たちを含めた人数分の料理が用意されていた。
きっとティナが用意したのだろう。
「おう、やっと帰ってきたか。せっかくティナが作ってくれた飯だ。早く食おうぜ」
そこには椅子に座って律儀に待っているソルの姿があった。
それは、お腹がすいて早く食べたいという顔だった。
俺たちは空いてる席に腰を下ろし、全員で飯を食べた。
そのあとは部屋割りを決めた。
さすがにソルの家でまで俺と一緒の部屋になる必要はないため、女の3人で1室。俺で1室。を貸してもらうことになった。
「さぁこれからどうしようか」
俺は部屋で一人ため息を漏らす。
俺の今の明確な目的は魔王を殺すことだ。この暴走とかも、魔王と繋がっている気がする。
今の目標地はこの里の祭壇とその用が済んだらエルフの国だ。
祭壇にはあいつに用があるし、エルフの国ではフィリアの問題を解決したい。フィリア自身はあまり気にしていないようだが。
俺が布団の上でゴロンと転がりうつ伏せになると、腰のあたりに軽いがしっかりとした重みを感じた。
「ますたー。あまり気負いすぎないよう、何かあれば私もお手伝いします」
俺の上に乗っているのはどうやらエルのようだ。
ヨリヒメも出てくるかと思ったが、どうやら爆睡中みたいだ。
ムラクモとヒサメは刀の姿で壁に立てられていた。ヒサメの鍔にムラクモの柄が寄りかかっている。それはムラクモがヒサメの方を借りて眠っているようにも見えた。
「ふふっますたー。寂しいのなら私が添い寝してあげましょうか?」
俺がムラクモとヒサメを見て何を思っていたのか察したエルがからかうように言ってくる。
「ならお願いしようかな」
「……え?」
そう返ってくるとは思っていなかったのか、エルは驚いたように声を出す。
「い、いえ今のは……」
「まさか一度ったことをやらないとは言わないよね?」
俺はエルの方を向き煽る。
すると、エルは俺の頭を右の掌で叩く。
「し、しょうがないですね。本当にますたーは。ますたーが寝るまでですよ?」
そう言うとエルは普段は仕舞っている白い翼を広げ、うつ伏せになっている俺の背中に倒れ込む。
エルの頭が背中のど真ん中に来る。そして、俺のお腹の方に手を回すと両腕で俺を抱きしめ、毛布の代わりと言わんばかりに翼で俺を包む。
まさかあのエルがここまでしてくれるとは思っていなかったが、エルの心地よい体温と翼に包まれて、俺は静かに意識を落としていった。
ガチャ
俺が心地よく寝ていると、ドアを開けるそんな音が聞こえる。
俺の背中からいつの間にかエルは消えており、俺の背中には毛布が掛けられていた。
再び音が鳴る。次は扉を閉める音だ。
エルが何も言ってこないということは危険人物ではないということだ。
俺は起き上がり、入ってきた人物を確かめる。
部屋の中は薄暗く、入ってきた奴の顔は確認できない。俺は窓際により、カーテンを開ける。
外を見ると暗い中、少しの明かりが見える。それは太陽の明かりだ。
つまり、今の時間帯は夜明け前と言うことだ。
俺は振り返り、入ってきた人物を確かめる。
俺の部屋に入ってきていたのは、寝間着姿のティナだった。
だがよく見ると、様子がおかしい。
歩き方はよろよろ、目の焦点は合っていない。だがしっかりと俺の方を向いている。
「おい、ティナ」
俺が呼びかけると、ティナは扉の方に戻っていく。
扉をあけ、廊下に出る。
すると、また俺の方を見る。そしてそのまま停止している。
どうやら寝ぼけているわけでもなく。ティナの意識もなさそうだ。でもそれから何かがいいがあると思えなかった。
俺がティナに近寄ろうとすると、ティナは静かに歩きだす。
「ついて来いってことか?」
ティナは廊下から玄関へ、そして律儀に靴を履きだが寝間着のまま外に出る。
そして、どこかに向かうように歩き出す。
俺と一定距離空くと動きを止め、俺の方向をじーっと見つめてくる。
その目に光はなく、やはり歩き方も危なっかしい歩き方だ。ふらふらと里のわき道から外にでる。
山のごつごつした道をふらふらしながらも確実に進んでいく。
俺はそんなティナの後ろに付くようにしてあとを追う。
ティナがこの道を進んでいてわかるのは向かっている場所だ。
それは俺も行きたかった場所。そう祭壇だ。
祭壇は里の反対側、山を掘りぬいたかのような穴の中にある。
しばらく歩き、到着したのはやはり、祭壇のある山の反対側だった。
穴の前には横に1本ロープがある。
ティナはそれをくぐり、作られた階段を下っていく。
下った先にあったのは少し大きめの空間と、祭壇と呼べるそれだった。
到着すると、ティナが俺の方を向く。
それは焦点のあってない眼ではなく。しっかりと俺を目で捉えている。
だがその目のハイライトは消え虚ろだ。
そして誰かが乗り移ったであろうティナが口を開き俺を呼んだ。
「久しぶりだね。月影悠君」
と、俺の名前をフルネームで呼んだ。
「遅いですよユウ様!」
どうやらご機嫌斜めのようだ。
俺たちの帰るのが遅かったのが悪かったらしい。
「悪い、ついな?」
「もう! 今度からは気を付けてくださいよ」
そう言うと、ティナは俺を引っ張り、ソルの家に上がらせる。
フロンとフィリアはそんな様子を見て、苦笑いしながらそのあとについて来る。
家に入ると机の上には、俺たちを含めた人数分の料理が用意されていた。
きっとティナが用意したのだろう。
「おう、やっと帰ってきたか。せっかくティナが作ってくれた飯だ。早く食おうぜ」
そこには椅子に座って律儀に待っているソルの姿があった。
それは、お腹がすいて早く食べたいという顔だった。
俺たちは空いてる席に腰を下ろし、全員で飯を食べた。
そのあとは部屋割りを決めた。
さすがにソルの家でまで俺と一緒の部屋になる必要はないため、女の3人で1室。俺で1室。を貸してもらうことになった。
「さぁこれからどうしようか」
俺は部屋で一人ため息を漏らす。
俺の今の明確な目的は魔王を殺すことだ。この暴走とかも、魔王と繋がっている気がする。
今の目標地はこの里の祭壇とその用が済んだらエルフの国だ。
祭壇にはあいつに用があるし、エルフの国ではフィリアの問題を解決したい。フィリア自身はあまり気にしていないようだが。
俺が布団の上でゴロンと転がりうつ伏せになると、腰のあたりに軽いがしっかりとした重みを感じた。
「ますたー。あまり気負いすぎないよう、何かあれば私もお手伝いします」
俺の上に乗っているのはどうやらエルのようだ。
ヨリヒメも出てくるかと思ったが、どうやら爆睡中みたいだ。
ムラクモとヒサメは刀の姿で壁に立てられていた。ヒサメの鍔にムラクモの柄が寄りかかっている。それはムラクモがヒサメの方を借りて眠っているようにも見えた。
「ふふっますたー。寂しいのなら私が添い寝してあげましょうか?」
俺がムラクモとヒサメを見て何を思っていたのか察したエルがからかうように言ってくる。
「ならお願いしようかな」
「……え?」
そう返ってくるとは思っていなかったのか、エルは驚いたように声を出す。
「い、いえ今のは……」
「まさか一度ったことをやらないとは言わないよね?」
俺はエルの方を向き煽る。
すると、エルは俺の頭を右の掌で叩く。
「し、しょうがないですね。本当にますたーは。ますたーが寝るまでですよ?」
そう言うとエルは普段は仕舞っている白い翼を広げ、うつ伏せになっている俺の背中に倒れ込む。
エルの頭が背中のど真ん中に来る。そして、俺のお腹の方に手を回すと両腕で俺を抱きしめ、毛布の代わりと言わんばかりに翼で俺を包む。
まさかあのエルがここまでしてくれるとは思っていなかったが、エルの心地よい体温と翼に包まれて、俺は静かに意識を落としていった。
ガチャ
俺が心地よく寝ていると、ドアを開けるそんな音が聞こえる。
俺の背中からいつの間にかエルは消えており、俺の背中には毛布が掛けられていた。
再び音が鳴る。次は扉を閉める音だ。
エルが何も言ってこないということは危険人物ではないということだ。
俺は起き上がり、入ってきた人物を確かめる。
部屋の中は薄暗く、入ってきた奴の顔は確認できない。俺は窓際により、カーテンを開ける。
外を見ると暗い中、少しの明かりが見える。それは太陽の明かりだ。
つまり、今の時間帯は夜明け前と言うことだ。
俺は振り返り、入ってきた人物を確かめる。
俺の部屋に入ってきていたのは、寝間着姿のティナだった。
だがよく見ると、様子がおかしい。
歩き方はよろよろ、目の焦点は合っていない。だがしっかりと俺の方を向いている。
「おい、ティナ」
俺が呼びかけると、ティナは扉の方に戻っていく。
扉をあけ、廊下に出る。
すると、また俺の方を見る。そしてそのまま停止している。
どうやら寝ぼけているわけでもなく。ティナの意識もなさそうだ。でもそれから何かがいいがあると思えなかった。
俺がティナに近寄ろうとすると、ティナは静かに歩きだす。
「ついて来いってことか?」
ティナは廊下から玄関へ、そして律儀に靴を履きだが寝間着のまま外に出る。
そして、どこかに向かうように歩き出す。
俺と一定距離空くと動きを止め、俺の方向をじーっと見つめてくる。
その目に光はなく、やはり歩き方も危なっかしい歩き方だ。ふらふらと里のわき道から外にでる。
山のごつごつした道をふらふらしながらも確実に進んでいく。
俺はそんなティナの後ろに付くようにしてあとを追う。
ティナがこの道を進んでいてわかるのは向かっている場所だ。
それは俺も行きたかった場所。そう祭壇だ。
祭壇は里の反対側、山を掘りぬいたかのような穴の中にある。
しばらく歩き、到着したのはやはり、祭壇のある山の反対側だった。
穴の前には横に1本ロープがある。
ティナはそれをくぐり、作られた階段を下っていく。
下った先にあったのは少し大きめの空間と、祭壇と呼べるそれだった。
到着すると、ティナが俺の方を向く。
それは焦点のあってない眼ではなく。しっかりと俺を目で捉えている。
だがその目のハイライトは消え虚ろだ。
そして誰かが乗り移ったであろうティナが口を開き俺を呼んだ。
「久しぶりだね。月影悠君」
と、俺の名前をフルネームで呼んだ。
21
お気に入りに追加
2,544
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる