19 / 133
1章:異世界転生とゴブリンの群れ
17:解説と確認
しおりを挟む
ティナから5メートル先、ゴブリンの頭が背後から切り落とされ、地面へと落ちる。
「……大丈夫か?」
「はい、大丈夫です」
でもティナは俺のことを信用しすぎだ。確かに手を出すなとは言ったが、自分の身は自分で守ってもらわないとな、後でちょっと釘を刺しておくか。
さて、もっと戦闘に慣れておきたいな。
(エル、ゴブリンの位置探索頼む。ムラクモはまだ行けるよな?)
《了解しました。ますたー》
〝ん、余裕〟
(よし、じゃあどんどん狩ってくか)
俺ら太刀はしばらく森でゴブリンを狩った
俺たちがギルドに戻ってきたのは、夕方だった。
さっきの受付嬢のところへ行き、ギルドカードとパーティカードを渡す。
「完了報告ですね、お預かりし……」
受付嬢が固まってしまった。幻を見ているかのように目をこすってもう一回見るが数字は変わらない。受付嬢が持ってるパーティカードのクエストの数字は『クエスト:ゴブリンの討伐30/5』
「え、えーとゴブリン30体討伐されたので銀貨3枚になります」
このギルドは酒場もやっているため、酒を求めて冒険者が集まったりもするため人が多い。つまりさっきの受付嬢の声も聞こえるやつには聞こえるわけで。
「はぁ? さっき冒険者になったばかりの奴がゴブリン30体?」
「なんかのでたらめなんかじゃないのか?」
「でもあいつ、ガイルに勝ったっていうぜ」
ギルド内からいろんな言葉が飛んでくるが、気にしない。俺たちは受付嬢から銀貨を受け取りギルドを出た。
「ギルドでもユウ様のうわさがちらほら出てきてますよ」
「へぇーまぁ気にしないが、今回の戦闘で結構感覚をつかめてきたしな」
俺たちはノルンの宿へ返ってきた。とりあえず俺の戦いが始まる。
「あら、またお泊りで?」
「まぁね、とりあえず3日分頼む」
昨日もあった女性店員だ。
さて今度こそは。部屋を確保する!
「今日は二部屋に……「昨日と同じでお願いします!」」
俺の声にかぶせるように後ろから声が……もちろんティナの声だ。後ろを振り返りティナの顔を見た。
「昨日と同じでお願いします!!」
大事なことなので2回言われました。
昨日とまったく同じ部屋に案内された。昨日と同じくご飯に呼ばれ、食べ終わって部屋に戻る。
さて、スキルの見直しをしよう。ベットのに寝転がり考え事、もといエルたちとの会話を始める。
(さて、とりあえず。スキルの確認と
このコートの効果も知りたいな)
『了解です。ますたー』
確かこのコートはあの神からのものだ。なんかいろんな効果があるだろうなと。
あの神が普通のコートを渡すはずがないしな。
『ではまず、先に統合等を行ってから解説します。
解析:気配察知・空間認識・光魔法・魔法剣を獲得。
統合:気配察知と空間認識を統合、空間把握を獲得。気配察知と空間認識が消滅しました』
気配察知はエルもムラクモも使えるから解析はすぐできるだろう。魔法剣は、まぁあれのせいだろう。
(光魔法と空間認識はどこから来たんだ?)
『光魔法はティナ様から空間認識はますたーが居合の間合いを図った時に獲得しました』
光魔法? あっ指切ったときのやつか。まぁ、空間把握なんて結構使えそうなスキルを取得できてうれしいな。
(じゃあ言語・読解・黙示録・解離魂それと黒霧のコートについて頼む)
ほかはまぁだいたいわかるからな。
『了解しました。まず言語から。
言語:どんな言語でも話、聞き取ることができる。
読解:どんな言語の文字でも読み、書くことができる。
黙示録:真理を解析する魔導書、相手を解析し情報とスキルなどを入手可能。入手したスキル情報の保管と譲渡
解離魂:戦闘時強制発動。殺した相手の魂を回収し糧とする。回収した魂は体力や魔力への変換が可能。ある程度魂の保管可能。魂を操るスキルなどと併用も可能
黒霧のコート:隠蔽効果。コートで覆われている物の情報を隠す。任意指定可能(コートを含む)コートとローブに切り替え可能。コート:物理耐性 ローブ:魔法耐性切り替え方法はキーワードを言うこと。コート=魔剣士マギウス・ローブ=魔法士マギアです。暑さに関しては、空気調整用の魔法がかけられているため、周りの温度に合わせ、内部の温度が適度になります。
一応ですが、刀術などの武器関連のスキルは、あくまで使い方がわかる程度であり、熟練度などは反映されていないので注意です』
とエルから全部説明してもらったがいろいろすごすぎるな。 言語と読解はまぁなんとなくわかっていたが、異世界で暮らしていくのに必須級なスキルだな。黙示録。これは森でも聞いたがやっぱりチートだ。さっきもスキルの統合なんてやってたし。で問題は解離魂だ。この町に来る前ティナを助けるときにも発動していたが。さすがユニークスキル。チートだわ。相手を殺せば回復可能、魂がかかわってるなら敵の強さで回復量は変わるだろうけどな。しかもある程度の保管もできると。ていうかこんなスキルどうやって取ったんだ。あとは神からもらったコートだけど。俺の能力考えたらこれがないとめんどくさいことになってただろうな。魔法使いもいるんだし俺の魔力量とか見られたらやばそうだ。しかも隠すものは指定できると。あとローブとコートへの切り替えか耐性も変わるとなるといろいろ使えそうだ。
スキルについて考えるのに集中しすぎていつの間にかティナが横に来ているのに気が付かなかった。しかももう寝てるし、
ティナにそっと毛布を掛けて俺も寝る準備をする。
明日は伯爵に実力を見せる日だ。まぁなんとも楽しみだ。
「……大丈夫か?」
「はい、大丈夫です」
でもティナは俺のことを信用しすぎだ。確かに手を出すなとは言ったが、自分の身は自分で守ってもらわないとな、後でちょっと釘を刺しておくか。
さて、もっと戦闘に慣れておきたいな。
(エル、ゴブリンの位置探索頼む。ムラクモはまだ行けるよな?)
《了解しました。ますたー》
〝ん、余裕〟
(よし、じゃあどんどん狩ってくか)
俺ら太刀はしばらく森でゴブリンを狩った
俺たちがギルドに戻ってきたのは、夕方だった。
さっきの受付嬢のところへ行き、ギルドカードとパーティカードを渡す。
「完了報告ですね、お預かりし……」
受付嬢が固まってしまった。幻を見ているかのように目をこすってもう一回見るが数字は変わらない。受付嬢が持ってるパーティカードのクエストの数字は『クエスト:ゴブリンの討伐30/5』
「え、えーとゴブリン30体討伐されたので銀貨3枚になります」
このギルドは酒場もやっているため、酒を求めて冒険者が集まったりもするため人が多い。つまりさっきの受付嬢の声も聞こえるやつには聞こえるわけで。
「はぁ? さっき冒険者になったばかりの奴がゴブリン30体?」
「なんかのでたらめなんかじゃないのか?」
「でもあいつ、ガイルに勝ったっていうぜ」
ギルド内からいろんな言葉が飛んでくるが、気にしない。俺たちは受付嬢から銀貨を受け取りギルドを出た。
「ギルドでもユウ様のうわさがちらほら出てきてますよ」
「へぇーまぁ気にしないが、今回の戦闘で結構感覚をつかめてきたしな」
俺たちはノルンの宿へ返ってきた。とりあえず俺の戦いが始まる。
「あら、またお泊りで?」
「まぁね、とりあえず3日分頼む」
昨日もあった女性店員だ。
さて今度こそは。部屋を確保する!
「今日は二部屋に……「昨日と同じでお願いします!」」
俺の声にかぶせるように後ろから声が……もちろんティナの声だ。後ろを振り返りティナの顔を見た。
「昨日と同じでお願いします!!」
大事なことなので2回言われました。
昨日とまったく同じ部屋に案内された。昨日と同じくご飯に呼ばれ、食べ終わって部屋に戻る。
さて、スキルの見直しをしよう。ベットのに寝転がり考え事、もといエルたちとの会話を始める。
(さて、とりあえず。スキルの確認と
このコートの効果も知りたいな)
『了解です。ますたー』
確かこのコートはあの神からのものだ。なんかいろんな効果があるだろうなと。
あの神が普通のコートを渡すはずがないしな。
『ではまず、先に統合等を行ってから解説します。
解析:気配察知・空間認識・光魔法・魔法剣を獲得。
統合:気配察知と空間認識を統合、空間把握を獲得。気配察知と空間認識が消滅しました』
気配察知はエルもムラクモも使えるから解析はすぐできるだろう。魔法剣は、まぁあれのせいだろう。
(光魔法と空間認識はどこから来たんだ?)
『光魔法はティナ様から空間認識はますたーが居合の間合いを図った時に獲得しました』
光魔法? あっ指切ったときのやつか。まぁ、空間把握なんて結構使えそうなスキルを取得できてうれしいな。
(じゃあ言語・読解・黙示録・解離魂それと黒霧のコートについて頼む)
ほかはまぁだいたいわかるからな。
『了解しました。まず言語から。
言語:どんな言語でも話、聞き取ることができる。
読解:どんな言語の文字でも読み、書くことができる。
黙示録:真理を解析する魔導書、相手を解析し情報とスキルなどを入手可能。入手したスキル情報の保管と譲渡
解離魂:戦闘時強制発動。殺した相手の魂を回収し糧とする。回収した魂は体力や魔力への変換が可能。ある程度魂の保管可能。魂を操るスキルなどと併用も可能
黒霧のコート:隠蔽効果。コートで覆われている物の情報を隠す。任意指定可能(コートを含む)コートとローブに切り替え可能。コート:物理耐性 ローブ:魔法耐性切り替え方法はキーワードを言うこと。コート=魔剣士マギウス・ローブ=魔法士マギアです。暑さに関しては、空気調整用の魔法がかけられているため、周りの温度に合わせ、内部の温度が適度になります。
一応ですが、刀術などの武器関連のスキルは、あくまで使い方がわかる程度であり、熟練度などは反映されていないので注意です』
とエルから全部説明してもらったがいろいろすごすぎるな。 言語と読解はまぁなんとなくわかっていたが、異世界で暮らしていくのに必須級なスキルだな。黙示録。これは森でも聞いたがやっぱりチートだ。さっきもスキルの統合なんてやってたし。で問題は解離魂だ。この町に来る前ティナを助けるときにも発動していたが。さすがユニークスキル。チートだわ。相手を殺せば回復可能、魂がかかわってるなら敵の強さで回復量は変わるだろうけどな。しかもある程度の保管もできると。ていうかこんなスキルどうやって取ったんだ。あとは神からもらったコートだけど。俺の能力考えたらこれがないとめんどくさいことになってただろうな。魔法使いもいるんだし俺の魔力量とか見られたらやばそうだ。しかも隠すものは指定できると。あとローブとコートへの切り替えか耐性も変わるとなるといろいろ使えそうだ。
スキルについて考えるのに集中しすぎていつの間にかティナが横に来ているのに気が付かなかった。しかももう寝てるし、
ティナにそっと毛布を掛けて俺も寝る準備をする。
明日は伯爵に実力を見せる日だ。まぁなんとも楽しみだ。
11
お気に入りに追加
2,544
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」

いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる