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「サトル、スイッチ入れて。」とアキちゃんはサトルくんに言う。サトルくんはゆっくりと私の口腔内から指を抜いた。抜く時に指が上顎をこすり、かなりゾクゾクした。そしてバイブのスイッチを手に取る。入れる。
「メイちゃん、ちゃんと反省しようね。」なんて言いながら私の頭を撫でてくる。ペットか何かか、私は。と考え、ペット扱いされていることに自分で気付いてしまってゾクリとする。またナカがキュンと締まるのが自分でも分かる。恥ずかしいけどやめてほしくない。
「撫でてもらっているんだから『ありがとうございます。』でしょ。」と、アキちゃんから指摘が入る。何だそれは。それを言うのか。めちゃくちゃ恥ずかしい。でも言うしかない。
「サ、サトルくん……、ありがとうっ……ございます……」と、目を逸して言う。サトルくんはぽんぽん、と私の頭を軽く叩く。それが嬉しい。思わず顔をほころばせる。もしも私に尻尾が生えていたら、ブンブンと振っていたであろう。それくらい嬉しい。
「それと、俺に『ごめんなさい』と、『お仕置きしてください』、は?」アキちゃんが言い、サトルくんがギュッと私の髪を掴む。何だこの状況……、自分からお仕置きしてくださいと言うことを迫られるだなんて、一人で寝る前に何度か妄想したことがあるシチュエーションじゃないか。違うのは、お仕置きが予想していたよりも、もっともっと痛いこと。そして、二人きりではなくて、サトルくんがこの場にいること。
素直に言うべきか、いやでも恥ずかしいし……、妄想の中では素直に言えたんだけどなぁなんて逡巡していると、アキちゃんから「メイちゃん、反省していないの?」なんて追い打ちがかかる。きっとアキちゃんはニヤニヤしているだろう。手にとるように分かる。
言いたくない訳ではない。言いたい。でもやっぱり恥ずかしい。羞恥プレイだ。
やっとの思いで「バカって言ってごめんなさい、反省してます、だからお仕置きしてください……」と小さな声で言う。その瞬間、アキちゃんの手がバチィッッと私のお尻を叩き、「あああああっ……」と叫んでしまう。ちょっと間をおいた分、先程よりも痛い。さっきのでMAXの痛みだと思っていたけれど、それ以上がある。そして学んだ。さっきまで痛い、やめて。とか言えていたけれど、本当に耐えなきゃいけないという段階になると意味のない言葉しか出てこなくなる。痛いとかも考えられずに、ただ衝撃を逃すためだけに声をだす。
「その声いいねぇ。」と打撃の間にアキちゃんが言う。声を抑えることだなんて到底できそうにない。痛みから逃げたくて全力でジタバタするが、アキちゃんは到底逃してくれそうにない。酷い。
早くも私の顔は涙でボロボロになり、左手は虚しくシーツを引っ掻く。それを分かってか知らずにいてか、アキちゃんはやめてくれない。泣いてもやめてくれない。有言実行というやつか。
「メイちゃん、ちゃんと反省しようね。」なんて言いながら私の頭を撫でてくる。ペットか何かか、私は。と考え、ペット扱いされていることに自分で気付いてしまってゾクリとする。またナカがキュンと締まるのが自分でも分かる。恥ずかしいけどやめてほしくない。
「撫でてもらっているんだから『ありがとうございます。』でしょ。」と、アキちゃんから指摘が入る。何だそれは。それを言うのか。めちゃくちゃ恥ずかしい。でも言うしかない。
「サ、サトルくん……、ありがとうっ……ございます……」と、目を逸して言う。サトルくんはぽんぽん、と私の頭を軽く叩く。それが嬉しい。思わず顔をほころばせる。もしも私に尻尾が生えていたら、ブンブンと振っていたであろう。それくらい嬉しい。
「それと、俺に『ごめんなさい』と、『お仕置きしてください』、は?」アキちゃんが言い、サトルくんがギュッと私の髪を掴む。何だこの状況……、自分からお仕置きしてくださいと言うことを迫られるだなんて、一人で寝る前に何度か妄想したことがあるシチュエーションじゃないか。違うのは、お仕置きが予想していたよりも、もっともっと痛いこと。そして、二人きりではなくて、サトルくんがこの場にいること。
素直に言うべきか、いやでも恥ずかしいし……、妄想の中では素直に言えたんだけどなぁなんて逡巡していると、アキちゃんから「メイちゃん、反省していないの?」なんて追い打ちがかかる。きっとアキちゃんはニヤニヤしているだろう。手にとるように分かる。
言いたくない訳ではない。言いたい。でもやっぱり恥ずかしい。羞恥プレイだ。
やっとの思いで「バカって言ってごめんなさい、反省してます、だからお仕置きしてください……」と小さな声で言う。その瞬間、アキちゃんの手がバチィッッと私のお尻を叩き、「あああああっ……」と叫んでしまう。ちょっと間をおいた分、先程よりも痛い。さっきのでMAXの痛みだと思っていたけれど、それ以上がある。そして学んだ。さっきまで痛い、やめて。とか言えていたけれど、本当に耐えなきゃいけないという段階になると意味のない言葉しか出てこなくなる。痛いとかも考えられずに、ただ衝撃を逃すためだけに声をだす。
「その声いいねぇ。」と打撃の間にアキちゃんが言う。声を抑えることだなんて到底できそうにない。痛みから逃げたくて全力でジタバタするが、アキちゃんは到底逃してくれそうにない。酷い。
早くも私の顔は涙でボロボロになり、左手は虚しくシーツを引っ掻く。それを分かってか知らずにいてか、アキちゃんはやめてくれない。泣いてもやめてくれない。有言実行というやつか。
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