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「メーイ?どうしよっかなぁ?」
恥ずかしがっている私を見て、アキちゃんは少し考えるような素振りを見せる。
今ここでリップクリームを買うということは……、その後のプレイで使用するということは確定な訳で。一人でしているときですらヤバかったのにアキちゃんと使ったらどうなるんだろう……という淡い期待が胸に押し寄せてくる。
「んっ、買いたいなら買えば?」
なんて恥ずかしさ故にちょっとつっけんどんな返事をしてしまった。すぐに私はその態度を後悔する。
「反抗的だなぁ。」
とアキちゃんは面白がるように言う。そして、持っていたリップクリームを棚に戻し、再び私の手を引いて進んでいく。向かった先は……、虫刺され・かゆみ止めコーナーだ。
「ネットで見たんだけど……、上位互換でこんなのもあるみたいだよ?メンターム。」
なんて得意げに渡された箱には、『かゆみを止めるW作用』なんて文字が書かれている。
「ちょ、ちょっと……待ってよ。」と、抵抗を試みるが予想通りアキちゃんは聞く気がないようだ。
「メイに選ばせてあげる。クリームのやつと、ローションタイプ。どっち?」と、答えようがない二択を迫られる。その顔を見たとき、私の体の奥がジン……と熱を帯びるのが分かった。期待しているのだ。アキちゃんに、私の大切な部分に塗ってもらい、快感に身悶えすることを。
「ど、どっちって言われても……」と、答えになっていない答えを呟くと、アキちゃんはひょいとローションタイプのものを手に取り、「じゃあこっちね。いっぱいつければつけるだけ効きそう。」と笑った。
ウナクールと書かれた箱を見つめ、楽しみだけど、楽しみだけどっ……でもちょっと怖さもあるよな、リップクリームでも普通に気持ちよかったのに……なんて考えていると、「メイは他に欲しい物ある?」と、聞かれ、浮ついた思考を遮る。いつも使っている洗顔石鹸が切れそうなことを思い出し、一緒に買ってもらえる事になった。
恥ずかしがっている私を見て、アキちゃんは少し考えるような素振りを見せる。
今ここでリップクリームを買うということは……、その後のプレイで使用するということは確定な訳で。一人でしているときですらヤバかったのにアキちゃんと使ったらどうなるんだろう……という淡い期待が胸に押し寄せてくる。
「んっ、買いたいなら買えば?」
なんて恥ずかしさ故にちょっとつっけんどんな返事をしてしまった。すぐに私はその態度を後悔する。
「反抗的だなぁ。」
とアキちゃんは面白がるように言う。そして、持っていたリップクリームを棚に戻し、再び私の手を引いて進んでいく。向かった先は……、虫刺され・かゆみ止めコーナーだ。
「ネットで見たんだけど……、上位互換でこんなのもあるみたいだよ?メンターム。」
なんて得意げに渡された箱には、『かゆみを止めるW作用』なんて文字が書かれている。
「ちょ、ちょっと……待ってよ。」と、抵抗を試みるが予想通りアキちゃんは聞く気がないようだ。
「メイに選ばせてあげる。クリームのやつと、ローションタイプ。どっち?」と、答えようがない二択を迫られる。その顔を見たとき、私の体の奥がジン……と熱を帯びるのが分かった。期待しているのだ。アキちゃんに、私の大切な部分に塗ってもらい、快感に身悶えすることを。
「ど、どっちって言われても……」と、答えになっていない答えを呟くと、アキちゃんはひょいとローションタイプのものを手に取り、「じゃあこっちね。いっぱいつければつけるだけ効きそう。」と笑った。
ウナクールと書かれた箱を見つめ、楽しみだけど、楽しみだけどっ……でもちょっと怖さもあるよな、リップクリームでも普通に気持ちよかったのに……なんて考えていると、「メイは他に欲しい物ある?」と、聞かれ、浮ついた思考を遮る。いつも使っている洗顔石鹸が切れそうなことを思い出し、一緒に買ってもらえる事になった。
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