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アキちゃんのバカ。こんな、いきなり、挿れてだなんて……。しかもショッピングセンターで……。
なんてことを思いながら私はトイレに向かう。振り返らない。振り返ってもアキちゃんがニヤニヤ笑っているだけだ。
トイレの中もちらほら人が居る。子連れの母親。清掃のおばちゃん。人目を気にしながらも慌てて個室に入る。
まだ何もしていないのに恥ずかしい。人が居る中で……トイレの個室とはいえ、扉1枚隔てただけの空間でこれから私はなんていうことをするのだろう。
もちろん周りの人は私が入った個室など気にはしないだろうが、何だか気分がむず痒かった。
フックにカバンをかけ、少し迷ってポーチを取り出す。
ほ、本当に挿れるの……!?と、また自問自答し、ドキドキしながらポーチを開ける。
中にはさっき見たときと変わりがない……、紫色のバイブレーション。卵をにゅっと伸ばしたような突起がついており、ちょうどGスポットを責める長さだ。ご丁寧に丁度当たるところが短いブラシのようになっている。
そして楕円形の台座がついており、奥まで挿れて抜けなくなる……なんて間抜けなことにはならないようになっていた。
私はスカートをたくし上げて下着を下ろした。それだけの動作なのに恥ずかしさで身体が焼けるように熱い。胸の奥で心臓が暴れまくっている。
息を止めて、股の間に手を伸ばす。そっと表面をなぞってみる。そして、次はもう少し強めになぞってみる。
さっきまで何も刺激されていなかったはずのそこは、私の指先をつぷっと飲み込み、思った以上に湿らせていた。
いや、湿らせていただなんてものではない。明らかに濡れていた。指を離した時には糸を引いていたであろう。
アキちゃんに「挿れろ」って半分強制的に命令されただけでこんなにもなってしまう、どんどん私の身体がアキちゃん仕様に変えられていってしまう。
そんなことを考えていたら、心臓が比喩表現ではなくドキンといった気がした。
あぁ、アキちゃんのことが好き。
酔ったまま性癖を暴露してそのままラブホになだれ込んだような関係では本人には言えないけれど、好きで、好きで、大好きなんだ……ということを実感してしまう。
左手に持っていたバイブを右手に移し替え、ゆっくり手を下ろしていく。重力に従って広がったスカートをまたまくり上げ、膣口にバイブをあてがう。ゆっくり、ゆっくりと挿入したはずだったがバイブがくびれていたために太い部分を抜けると抵抗もなく一気に入っていった。
挿れただけなのに背筋を舐めるような快感がメイを襲う。背をピーンと伸ばして、ゾクゾクしながらスカートの裾から手を離し、そのまま、なるべく刺激しないように私は下着を上げた。
なんてことを思いながら私はトイレに向かう。振り返らない。振り返ってもアキちゃんがニヤニヤ笑っているだけだ。
トイレの中もちらほら人が居る。子連れの母親。清掃のおばちゃん。人目を気にしながらも慌てて個室に入る。
まだ何もしていないのに恥ずかしい。人が居る中で……トイレの個室とはいえ、扉1枚隔てただけの空間でこれから私はなんていうことをするのだろう。
もちろん周りの人は私が入った個室など気にはしないだろうが、何だか気分がむず痒かった。
フックにカバンをかけ、少し迷ってポーチを取り出す。
ほ、本当に挿れるの……!?と、また自問自答し、ドキドキしながらポーチを開ける。
中にはさっき見たときと変わりがない……、紫色のバイブレーション。卵をにゅっと伸ばしたような突起がついており、ちょうどGスポットを責める長さだ。ご丁寧に丁度当たるところが短いブラシのようになっている。
そして楕円形の台座がついており、奥まで挿れて抜けなくなる……なんて間抜けなことにはならないようになっていた。
私はスカートをたくし上げて下着を下ろした。それだけの動作なのに恥ずかしさで身体が焼けるように熱い。胸の奥で心臓が暴れまくっている。
息を止めて、股の間に手を伸ばす。そっと表面をなぞってみる。そして、次はもう少し強めになぞってみる。
さっきまで何も刺激されていなかったはずのそこは、私の指先をつぷっと飲み込み、思った以上に湿らせていた。
いや、湿らせていただなんてものではない。明らかに濡れていた。指を離した時には糸を引いていたであろう。
アキちゃんに「挿れろ」って半分強制的に命令されただけでこんなにもなってしまう、どんどん私の身体がアキちゃん仕様に変えられていってしまう。
そんなことを考えていたら、心臓が比喩表現ではなくドキンといった気がした。
あぁ、アキちゃんのことが好き。
酔ったまま性癖を暴露してそのままラブホになだれ込んだような関係では本人には言えないけれど、好きで、好きで、大好きなんだ……ということを実感してしまう。
左手に持っていたバイブを右手に移し替え、ゆっくり手を下ろしていく。重力に従って広がったスカートをまたまくり上げ、膣口にバイブをあてがう。ゆっくり、ゆっくりと挿入したはずだったがバイブがくびれていたために太い部分を抜けると抵抗もなく一気に入っていった。
挿れただけなのに背筋を舐めるような快感がメイを襲う。背をピーンと伸ばして、ゾクゾクしながらスカートの裾から手を離し、そのまま、なるべく刺激しないように私は下着を上げた。
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