【R18】セフレとバイブをショッピングセンターで楽しんでいたら男友達に会うはなし。

すずね

文字の大きさ
上 下
2 / 56

2

しおりを挟む
 アキちゃんのバカ。こんな、いきなり、挿れてだなんて……。しかもショッピングセンターで……。
 なんてことを思いながら私はトイレに向かう。振り返らない。振り返ってもアキちゃんがニヤニヤ笑っているだけだ。

 トイレの中もちらほら人が居る。子連れの母親。清掃のおばちゃん。人目を気にしながらも慌てて個室に入る。
 まだ何もしていないのに恥ずかしい。人が居る中で……トイレの個室とはいえ、扉1枚隔てただけの空間でこれから私はなんていうことをするのだろう。
 もちろん周りの人は私が入った個室など気にはしないだろうが、何だか気分がむず痒かった。

 フックにカバンをかけ、少し迷ってポーチを取り出す。
 ほ、本当に挿れるの……!?と、また自問自答し、ドキドキしながらポーチを開ける。
 中にはさっき見たときと変わりがない……、紫色のバイブレーション。卵をにゅっと伸ばしたような突起がついており、ちょうどGスポットを責める長さだ。ご丁寧に丁度当たるところが短いブラシのようになっている。
 そして楕円形の台座がついており、奥まで挿れて抜けなくなる……なんて間抜けなことにはならないようになっていた。

 私はスカートをたくし上げて下着を下ろした。それだけの動作なのに恥ずかしさで身体が焼けるように熱い。胸の奥で心臓が暴れまくっている。

 息を止めて、股の間に手を伸ばす。そっと表面をなぞってみる。そして、次はもう少し強めになぞってみる。
 さっきまで何も刺激されていなかったはずのそこは、私の指先をつぷっと飲み込み、思った以上に湿らせていた。
 いや、湿らせていただなんてものではない。明らかに濡れていた。指を離した時には糸を引いていたであろう。

 アキちゃんに「挿れろ」って半分強制的に命令されただけでこんなにもなってしまう、どんどん私の身体がアキちゃん仕様に変えられていってしまう。
 そんなことを考えていたら、心臓が比喩表現ではなくドキンといった気がした。
 あぁ、アキちゃんのことが好き。
 酔ったまま性癖を暴露してそのままラブホになだれ込んだような関係では本人には言えないけれど、好きで、好きで、大好きなんだ……ということを実感してしまう。

 左手に持っていたバイブを右手に移し替え、ゆっくり手を下ろしていく。重力に従って広がったスカートをまたまくり上げ、膣口にバイブをあてがう。ゆっくり、ゆっくりと挿入したはずだったがバイブがくびれていたために太い部分を抜けると抵抗もなく一気に入っていった。

 挿れただけなのに背筋を舐めるような快感がメイを襲う。背をピーンと伸ばして、ゾクゾクしながらスカートの裾から手を離し、そのまま、なるべく刺激しないように私は下着を上げた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...