15 / 23
15
しおりを挟む
「あっ……あっ……ああっ……」私の喘ぎ声だけが車内に響き渡る。
アキちゃんはすぐに出発するかと思いきや、そうでもないらしい。ガサゴソと何かを探る気配がして、音楽が流れ出す。結構昔に流行った曲だ。アキちゃんの趣味か。
だが私には音楽を楽しむ余裕もない。
視界を奪われたままに気持ちよさに身を震わせて、ただただ喘ぐ事しかできない。
なんだか怖い――。
そう思ったところでアキちゃんが私の脚を撫でる感触がした。
「ひゃあっ」と喘いで身体を震わせる。そのまま快楽に身を委ねれば、あっけなく達してしまう。
ビクンビクンと身体を震わせるが、アキちゃんはそんな私が相手でも手加減をしない。
手が私の身体をもてあそぶ。タイツ越しに触られ、撫でられていく。
そろそろと股間の方に手はむかっていき、コツコツとバイブを指で叩かれる。その刺激でまたイってしまって、声にならない悲鳴をあげる。
「やめっ……やめてっ……やだっ……やだっ……」と息も絶え絶えに言えば、
「さっきまでずっと辞めるチャンスはあっただろ?」と言われてしまう。
それなのに興味本位でスイッチをいじり……、刺激を強くしたのは紛れもなく私自身だ。
「メイちゃんは何回イッちゃったのかな?」なんて言われても、答えることができない。
必死で思い返しても蕩けた脳が私の思考を鈍らせる。
「三回……?」ととりあえず答えてみたが、
「五回はイッてるだろ」とアキちゃんに瞬殺されてしまった。
車にエンジンがかかり、動き出す。
私は「ひゃっ……」と声を出してシートベルトを握る。
外の様子は分からないが、どうやら山道に入ったらしい。
路面からの振動で車が揺れ、更にカーブも多いようだ。
イかないように気を付けなきゃ……と思うが、一回イってしまった身体は自分の意思では止められない。
すぐにイってしまい、その快感が引かぬうちにどんどん次の快感が押し寄せてくる。
さっき考えたように、一回イってしまったらまたすぐにイってしまうだろう、という仮説は本当だった。
「アキちゃんっ……だめっ、これっ……とめてっ……も、無理……」と言えば、アキちゃんは
「俺今運転中。」と冷たい。
「スイッチ……返してっ……お願いっ……しますっ……」とも言ってみたが、
「メイちゃん、うるさいよ。」と取り付く島もない。
『うるさいよ』と言われたので頑張って声を抑えてみる。
それでも車の振動にあわせて「んっ……ふうっ……んっ、んっ……」と喘ぎ声が出てしまう。
アキちゃんは酷い、と思う。何かするとすぐに『お仕置きね。』と言うし、酷いことをいっぱいしてくる。
そりゃ『バカ』とも言いたくなる。お仕置きされるから言えないけど。
アキちゃんはすぐに出発するかと思いきや、そうでもないらしい。ガサゴソと何かを探る気配がして、音楽が流れ出す。結構昔に流行った曲だ。アキちゃんの趣味か。
だが私には音楽を楽しむ余裕もない。
視界を奪われたままに気持ちよさに身を震わせて、ただただ喘ぐ事しかできない。
なんだか怖い――。
そう思ったところでアキちゃんが私の脚を撫でる感触がした。
「ひゃあっ」と喘いで身体を震わせる。そのまま快楽に身を委ねれば、あっけなく達してしまう。
ビクンビクンと身体を震わせるが、アキちゃんはそんな私が相手でも手加減をしない。
手が私の身体をもてあそぶ。タイツ越しに触られ、撫でられていく。
そろそろと股間の方に手はむかっていき、コツコツとバイブを指で叩かれる。その刺激でまたイってしまって、声にならない悲鳴をあげる。
「やめっ……やめてっ……やだっ……やだっ……」と息も絶え絶えに言えば、
「さっきまでずっと辞めるチャンスはあっただろ?」と言われてしまう。
それなのに興味本位でスイッチをいじり……、刺激を強くしたのは紛れもなく私自身だ。
「メイちゃんは何回イッちゃったのかな?」なんて言われても、答えることができない。
必死で思い返しても蕩けた脳が私の思考を鈍らせる。
「三回……?」ととりあえず答えてみたが、
「五回はイッてるだろ」とアキちゃんに瞬殺されてしまった。
車にエンジンがかかり、動き出す。
私は「ひゃっ……」と声を出してシートベルトを握る。
外の様子は分からないが、どうやら山道に入ったらしい。
路面からの振動で車が揺れ、更にカーブも多いようだ。
イかないように気を付けなきゃ……と思うが、一回イってしまった身体は自分の意思では止められない。
すぐにイってしまい、その快感が引かぬうちにどんどん次の快感が押し寄せてくる。
さっき考えたように、一回イってしまったらまたすぐにイってしまうだろう、という仮説は本当だった。
「アキちゃんっ……だめっ、これっ……とめてっ……も、無理……」と言えば、アキちゃんは
「俺今運転中。」と冷たい。
「スイッチ……返してっ……お願いっ……しますっ……」とも言ってみたが、
「メイちゃん、うるさいよ。」と取り付く島もない。
『うるさいよ』と言われたので頑張って声を抑えてみる。
それでも車の振動にあわせて「んっ……ふうっ……んっ、んっ……」と喘ぎ声が出てしまう。
アキちゃんは酷い、と思う。何かするとすぐに『お仕置きね。』と言うし、酷いことをいっぱいしてくる。
そりゃ『バカ』とも言いたくなる。お仕置きされるから言えないけど。
1
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。


転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?


お兄ちゃんはお医者さん!?
すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。
如月 陽菜(きさらぎ ひな)
病院が苦手。
如月 陽菜の主治医。25歳。
高橋 翔平(たかはし しょうへい)
内科医の医師。
※このお話に出てくるものは
現実とは何の関係もございません。
※治療法、病名など
ほぼ知識なしで書かせて頂きました。
お楽しみください♪♪
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる