【R18】セフレとバイブを挿れたまま温泉旅行に行くはなし。

すずね

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 アキちゃんは周りに人がいないことを確認した。建物から少し離れた木立の中のここは人気がなく、少し離れたところに犬を散歩させているおばさんがいるだけだった。

 アキちゃんの顔が近づいてくる。息が止まる。
 えっ、何これ、何されるの?と思って身体に力が入る。

 アキちゃんはそんな私を気にも止めずに、ゆっくりと更に顔を近づけて、私は木を背に追い詰められてしまった。
 アキちゃんの呼吸を感じる。

 アキちゃんはそのまま、片手をポケットに入れて、片手を顎にかける。完全にキスする体制だ、これは……!

 何これご褒美じゃん、と思ったところでナカのモノが振動を始め、そして少し遅れて吸い始める。
 「んひゃ……」と声を出しかけたところで、唇を塞がれる。ゾクゾクする。うまく息ができない。
 鼻で息をすればいい、ということは分かっているのだが呼吸が苦しい。

 アキちゃんの舌はねっとりと私の唇をなぞり、そのまま口内に侵入してくる。私もつられてぎこちなく舌を動かす。
 そこで、アキちゃんがぐっと脚で私のナカのモノを更に押し込んだ。

 「……んーっ!」と声にならない叫びをあげる。ビクビクと身体が跳ねて、私はまたあっけなく絶頂に達してしまう。
 そしてアキちゃんはやめない。ぐりっ……ぐりっ……と脚を動かして、私を更に追い込んでいく。

 キュッ……とナカが締まり、ナカのモノが震える。気持ちいいところを刺激されて、それがまた私に快感をもたらす。
『やめて、待って』と声を上げたいところだが上げさせてくれない。口は塞がれたまま、後ろは木で阻まれたままだ。動けない。

 そろそろナカの方でもイってしまいそうだ、と思う。どうにかして自分にストップをかけたいが、それでも快感は止まらなかった。
 呼吸を奪われて苦しい。どんどん頭の中が真っ白になっていく。イキたい感じがどんどん強まっていく。
 ビクリ、と身体を大きく振るわせて、私はまた絶頂を迎えてしまった。

 やっとアキちゃんの口が離れた。それと同時に振動も止まる。
 私はだらしなく木に寄りかかり、そのままずるずると座り込んでしまった。
 「はあっ……はあっ……」と息が荒い。

 振動は止まったが、吸い続ける方は止まらなかった。体勢を変えても、どこまでも気持ちよさが付いてくる。
 私は声をあげそうになる口を手で必死に押さえて耐える。

 「アキちゃん……止めてぇっ……」やっとのことで声が出た。
 「本当に止めちゃっていいの?これ。」アキちゃんはひらひらとバイブのスイッチを持った手を振る。楽しそうだ。

 「お願いっ、しますっ……ダメなの、すぐイッちゃうの……苦しいのっ……」必死で懇願する。こんなんじゃ車まで歩けそうにない。

 アキちゃんはニヤニヤ顔で、「お仕置きの時は何て言うんだっけ?」と言う。そうだ、これはアキちゃんに嘘をついたお仕置きだ。
 アキちゃんからお仕置きを受けている……と思うと、また身体がビクッと跳ねた。 

 「えっと、その、嘘をついて、ごめんなさいっ……も、許してくださいっ……」と、恥ずかしさを堪えて息も絶え絶えに言う。

 アキちゃんは「ふぅん。」と言って、やっとスイッチを止めてくれた。
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