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『大人の本屋』『男のDVD』等と看板に書かれた怪しげなソコは、いつも目をそらして通ってきたところだ。
不安になって、思わず「アキちゃん……?」とつぶやくと、「いいから、いいから。」とあまり聞いていないようだ。
アキちゃんが車から降りたので、しぶしぶと私も車から降りる。一体何が待っているのだろうか。
アキちゃんについていく。手は握ってくれない。
店内に入ると、水着の女の子がパッケージとなっているDVDと視線が合う。思わず目をそらせば、今度は卑猥なポーズを取っている女の子と視線が合う。
いたたまれなくなって、「今どきDVDってあるんだね……」と感想を述べてみると、
「好きな人は好きだからね-。お目当てのものはもっと先。」と言われる。仕方がないのでまたおそるおそるついていく。
アキちゃんのお目当てのもの、はすぐに分かった。所狭しと大人の玩具が並べられている。
アキちゃんは慣れた様子でそのコーナーに踏み込んでいく。やっぱり仕方がないのでついていく。
「ウーマナイザーは……っと、」アキちゃんが言い、とあるコーナーで足を止める。
比較的シンプルで清潔感があるパッケージだ。ウーマナイザーはこの前アキちゃんに習った、所謂吸うやつ。だ。
そこには赤とピンクと青の3種類の、『し』の字になったものが並んでいた。
くびれたバイブ状になっており、でこぼこがついている。もう片方の先には、ぽっかりと穴が空いていて、きっとおそらくそこをクリに当てるのだろう。そして吸ってくれるのだろう。
思わず固まってしまった私を見て、アキちゃんは、「メイ、どれがいい?」等と聞いてくる。
「違いが分からないよ。」と言うと、アキちゃんはニヤニヤと私を眺めている。それでも選べということなのか。
色がまだ可愛かったピンクのものを手に取り、「じゃあこれで。」と視線を逸らして言う。
「ふーん、この前の遠隔バイブ、よっぽどお気に召したのね。」とアキちゃんに言われて慌ててパッケージを見ると、どうやらリモコンがついているようだ。
「ちがっ……違うっ……」と慌てて言ったところでアキちゃんは気にもとめない。むしろ人がいないのをいいことに私のお尻をさわさわと触ってくる。
アキちゃんの手をパシッと叩き、にらみつけると、
「じゃあこっちの熱くなるやつ?いや、やっぱ……メイちゃんは変態さんだからこっちのちょっと太いやつがいいかな」なんて言っている。全然反省していない。
熱くなるやつはやっぱちょっと怖いし、太いやつは無理だ……と思って、結局リモコン付きのピンクのやつにしてもらう。
アキちゃんはそんな私をニヤニヤ顔で眺めている。ちくしょう。
「じゃあ次は……っと。」なんて言いながらアキちゃんはルンルン気分だ。鼻歌まで歌い出しそう。
不安になって、思わず「アキちゃん……?」とつぶやくと、「いいから、いいから。」とあまり聞いていないようだ。
アキちゃんが車から降りたので、しぶしぶと私も車から降りる。一体何が待っているのだろうか。
アキちゃんについていく。手は握ってくれない。
店内に入ると、水着の女の子がパッケージとなっているDVDと視線が合う。思わず目をそらせば、今度は卑猥なポーズを取っている女の子と視線が合う。
いたたまれなくなって、「今どきDVDってあるんだね……」と感想を述べてみると、
「好きな人は好きだからね-。お目当てのものはもっと先。」と言われる。仕方がないのでまたおそるおそるついていく。
アキちゃんのお目当てのもの、はすぐに分かった。所狭しと大人の玩具が並べられている。
アキちゃんは慣れた様子でそのコーナーに踏み込んでいく。やっぱり仕方がないのでついていく。
「ウーマナイザーは……っと、」アキちゃんが言い、とあるコーナーで足を止める。
比較的シンプルで清潔感があるパッケージだ。ウーマナイザーはこの前アキちゃんに習った、所謂吸うやつ。だ。
そこには赤とピンクと青の3種類の、『し』の字になったものが並んでいた。
くびれたバイブ状になっており、でこぼこがついている。もう片方の先には、ぽっかりと穴が空いていて、きっとおそらくそこをクリに当てるのだろう。そして吸ってくれるのだろう。
思わず固まってしまった私を見て、アキちゃんは、「メイ、どれがいい?」等と聞いてくる。
「違いが分からないよ。」と言うと、アキちゃんはニヤニヤと私を眺めている。それでも選べということなのか。
色がまだ可愛かったピンクのものを手に取り、「じゃあこれで。」と視線を逸らして言う。
「ふーん、この前の遠隔バイブ、よっぽどお気に召したのね。」とアキちゃんに言われて慌ててパッケージを見ると、どうやらリモコンがついているようだ。
「ちがっ……違うっ……」と慌てて言ったところでアキちゃんは気にもとめない。むしろ人がいないのをいいことに私のお尻をさわさわと触ってくる。
アキちゃんの手をパシッと叩き、にらみつけると、
「じゃあこっちの熱くなるやつ?いや、やっぱ……メイちゃんは変態さんだからこっちのちょっと太いやつがいいかな」なんて言っている。全然反省していない。
熱くなるやつはやっぱちょっと怖いし、太いやつは無理だ……と思って、結局リモコン付きのピンクのやつにしてもらう。
アキちゃんはそんな私をニヤニヤ顔で眺めている。ちくしょう。
「じゃあ次は……っと。」なんて言いながらアキちゃんはルンルン気分だ。鼻歌まで歌い出しそう。
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