24 / 71
未知のダンジョンへ
しおりを挟む
それからの僕の日常はすっかり変わってしまった。
まずは起床時間が早くなり、王都内をランニングした後ルッケインさんと稽古(と言う名の一方的な嬲りだあれは)をした後、ようやく宿に戻ってリアと共に朝食を取り、昼間はせこせことレベル稼ぎ。そして帰ってきてギルドで換金した後はまたルッケインさんの所で技術を学び、へとへとになって宿に戻ってリアと騒がしい夕食を食べ、その後は自室で文字と魔法の勉強……。
かくして、二ヶ月も王都でレベル上げに勤しんでいたのであった。その期間で読み書き出来るようになった自分凄くない? と自画自賛してしまうけれど、いつもながら難解な文字と格闘しているとある時一気に目が覚めたように全ての文字がすんなりと頭に入ってくるようになったのだ。まあ、原因には心当たりがある。おそらくこれも女神様のご加護のおかげなんだろう。
そんな日々を過ごしていた日の事。朝食の席でリアが爆発した。
「ちょっとマサヤ! あなた私のパートナーとしての自覚あるの!?」
立ち上がるなりフォークで僕を指す。行儀が悪いからおやめなさい。
「ちょっとちょっと、リア、落ち着いて。どうしたのさ」
「どうしたもこうしたも、最近のマサヤってばずっとルッケインの相手してるか部屋に閉じこもってゴソゴソしてるだけじゃないの! もっと私とのコミュニケーションも必要だと思わない!?」
「全然?」
「即答!? むきいいいいぃぃぃ!!」
歯をむき出しにして威嚇してくるリアを、どうどうとなだめつつ最近の行動を思い浮かべる。
「……昼間はレベリングの狩りで一緒にいるじゃん」
「そういうことじゃないの! もっと私と一緒に冒険したいとか思わないの!?」
ふむ、言われてみれば僕もここ最近ルーチンワーク化してきた生活に飽きてきてるというのも確かだ。成長がきちんと解るのはいいことなのだが、達成感としては薄い。現在、僕のレベルはようやく27、リアは54だ。この調子では魔王軍どころか在野の魔物にすら下手したら負ける。
「私は、冒険がしたいのよっ!!」
「うん、リアの言いたいことはよくわかったよ。じゃあ、どこかのダンジョンにでも潜る?」
「いいわね、それ! ダンジョン、ダンジョンに行きましょう!」
「解った、ダンジョンはどこにあるのか調べて……?」
迂闊だった。そうとしか言いようがない。僕は、無意識に“リアの願い”を“了承してしまった”のだ。
「マ、マズイ!?」
「えっ、あなたまさか!?」
リアの予感は大当たり、僕の体から閃光がほとばしり、リアとともに宿屋から姿を消した。
「う……?」
強い光に刺し貫かれて痛みの残る目をしぱしぱさせながら周囲を見回す。そこはうっすらと壁面が光っている謎の空間だった。
「ここは……?」
多少怯えたように、リアは僕に体を寄せるとぎゅっと服の袖を掴んできた。と、そこへ天井から雫が垂れて床に跳ねた音にリアが思いっきり動揺した。
「ひゃあっ!?」
ブチィッ! あわれ僕の服の袖はリアの有り余るパワーで引きちぎられてしまった。もしアレが僕の肉だったとしたら……考えるだに恐ろしい。
「大丈夫、リア、落ち着いて。水が跳ねただけだから」
「わ、解ってたわ!」
嘘だ。
「ここ、くぼみ? みたいになってるのね」
リアの言うとおり、今僕達がいる場所は丸くくり抜かれたようなくぼみの中にいるようで、一箇所だけ出入り口のようにぽっかりと穴が空いている。
「どうやら冒険は出来そうだね、全く何の準備もしてないけど! あはは!」
「笑ってる場合かーっ!? ここがどこのダンジョンで何回層なのかも解らないのよ!?」
「とりあえずお腹が空く前に帰れるといいなあ」
「マサヤ、あなた……こんな状況で良くのんきにそんな事言えるわね」
普段のリアからは意外な程に悲観的になっているようだ。もちろん僕だって馬鹿みたいに楽天的に考えているわけではない。しかしここでまごまごしていても、無駄に時間が過ぎるのもまた事実だった。
「ここで考え込んでいても仕方ないよ、リア、覚悟を決めていこう」
「う、うん……」
流石にここでリアを先頭に出すほど僕は鬼ではない。先陣を切って空いている穴から外に出てみると……。
「こ、これは……」
「なに、ここ……」
そこは森だった。しかし外ではなく、うっすら見える天井はごつごつとした岩肌が覆っている。しかし、この空洞らしき森の広さはかなり果てしなくて、奥の方は霧がかっていて先が全く見えない。
「ここは本当にどこなんだ……」
「解らない……けど、もうこうなったら進むしかないわね!」
余りの途方もなさに逆に開き直れたようだ。リアはいつもの調子を取り戻し、背中の大剣を構えて警戒しながら進むことを選んだようだ。
「今頃宿屋の周辺は生活魔法も使えなくて大変な事になってるんだろうな……」
「人が折角やる気出してるのに変な事言って削がないでくれるかしら!?」
何事も気負い過ぎは良くないよ、と僕は言いたかったに違いない。多分。きっと。メイビー。
「じゃ、出発しようか。リアは後方を警戒して。僕が前衛に出るから」
「了解、行きましょう」
邪魔なツタや背の高い雑草などを切り払い、しばらく道なき道を進む。
「ねえ、リア。ところでダンジョンってやっぱり魔物とかいるの?」
「もちろん、というかダンジョンの魔物が本場と言っても過言ではないわ。地上の魔物とは強さが段違いよ。その分、魔石も高く売れるんだけどね」
ふむ、しかして僕のレベルは27、まだまだ新米冒険者の域を出ない。本格的に戦闘となれば、やはりリアに頼る事になるだろう。例えルッケインさんと何とか渡り合えるとは言っても、油断は禁物だ。
「この“どこかのダンジョン”って、本当にどこなんだろうなあ」
「もしかして未発見のダンジョンだったりして」
「そうするとどうなるの?」
「自力で脱出出来なかったら二人で野垂れ死にね」
「「あっはっはっ」」
「って笑えるかーっ!!」
リアの突っ込みが炸裂した所で、僕はふと足を止めた。
「どうしたのよ、急に」
「道がある……」
「えっ!?」
僕達の目の前には、確かに人の手が入って二人なら並んで歩けるほどの道が整備されていた。
「ということは、誰かしらがここに来たことがあるということだ。もしくは――」
「もしくは?」
リアの問いかけに、僕は有り得ないかなと思いながらその可能性絵を伝えた。
「ここにまだ、人がいるか」
その時、ペタンペタンと道を歩く音が聞こえてくる。道の先は相変わらずの霧で相手が何者か解らない。
「リア、戦闘体勢!」
「りょーかい!」
リアは、大剣を構え、僕がロングソードを抜き払って、足音の持ち主を待ち構えていると――。
「あれ? お兄さん達は誰なのです?」
「え?」
「は?」
おんなのこが あらわれた!
どうする?
まずは起床時間が早くなり、王都内をランニングした後ルッケインさんと稽古(と言う名の一方的な嬲りだあれは)をした後、ようやく宿に戻ってリアと共に朝食を取り、昼間はせこせことレベル稼ぎ。そして帰ってきてギルドで換金した後はまたルッケインさんの所で技術を学び、へとへとになって宿に戻ってリアと騒がしい夕食を食べ、その後は自室で文字と魔法の勉強……。
かくして、二ヶ月も王都でレベル上げに勤しんでいたのであった。その期間で読み書き出来るようになった自分凄くない? と自画自賛してしまうけれど、いつもながら難解な文字と格闘しているとある時一気に目が覚めたように全ての文字がすんなりと頭に入ってくるようになったのだ。まあ、原因には心当たりがある。おそらくこれも女神様のご加護のおかげなんだろう。
そんな日々を過ごしていた日の事。朝食の席でリアが爆発した。
「ちょっとマサヤ! あなた私のパートナーとしての自覚あるの!?」
立ち上がるなりフォークで僕を指す。行儀が悪いからおやめなさい。
「ちょっとちょっと、リア、落ち着いて。どうしたのさ」
「どうしたもこうしたも、最近のマサヤってばずっとルッケインの相手してるか部屋に閉じこもってゴソゴソしてるだけじゃないの! もっと私とのコミュニケーションも必要だと思わない!?」
「全然?」
「即答!? むきいいいいぃぃぃ!!」
歯をむき出しにして威嚇してくるリアを、どうどうとなだめつつ最近の行動を思い浮かべる。
「……昼間はレベリングの狩りで一緒にいるじゃん」
「そういうことじゃないの! もっと私と一緒に冒険したいとか思わないの!?」
ふむ、言われてみれば僕もここ最近ルーチンワーク化してきた生活に飽きてきてるというのも確かだ。成長がきちんと解るのはいいことなのだが、達成感としては薄い。現在、僕のレベルはようやく27、リアは54だ。この調子では魔王軍どころか在野の魔物にすら下手したら負ける。
「私は、冒険がしたいのよっ!!」
「うん、リアの言いたいことはよくわかったよ。じゃあ、どこかのダンジョンにでも潜る?」
「いいわね、それ! ダンジョン、ダンジョンに行きましょう!」
「解った、ダンジョンはどこにあるのか調べて……?」
迂闊だった。そうとしか言いようがない。僕は、無意識に“リアの願い”を“了承してしまった”のだ。
「マ、マズイ!?」
「えっ、あなたまさか!?」
リアの予感は大当たり、僕の体から閃光がほとばしり、リアとともに宿屋から姿を消した。
「う……?」
強い光に刺し貫かれて痛みの残る目をしぱしぱさせながら周囲を見回す。そこはうっすらと壁面が光っている謎の空間だった。
「ここは……?」
多少怯えたように、リアは僕に体を寄せるとぎゅっと服の袖を掴んできた。と、そこへ天井から雫が垂れて床に跳ねた音にリアが思いっきり動揺した。
「ひゃあっ!?」
ブチィッ! あわれ僕の服の袖はリアの有り余るパワーで引きちぎられてしまった。もしアレが僕の肉だったとしたら……考えるだに恐ろしい。
「大丈夫、リア、落ち着いて。水が跳ねただけだから」
「わ、解ってたわ!」
嘘だ。
「ここ、くぼみ? みたいになってるのね」
リアの言うとおり、今僕達がいる場所は丸くくり抜かれたようなくぼみの中にいるようで、一箇所だけ出入り口のようにぽっかりと穴が空いている。
「どうやら冒険は出来そうだね、全く何の準備もしてないけど! あはは!」
「笑ってる場合かーっ!? ここがどこのダンジョンで何回層なのかも解らないのよ!?」
「とりあえずお腹が空く前に帰れるといいなあ」
「マサヤ、あなた……こんな状況で良くのんきにそんな事言えるわね」
普段のリアからは意外な程に悲観的になっているようだ。もちろん僕だって馬鹿みたいに楽天的に考えているわけではない。しかしここでまごまごしていても、無駄に時間が過ぎるのもまた事実だった。
「ここで考え込んでいても仕方ないよ、リア、覚悟を決めていこう」
「う、うん……」
流石にここでリアを先頭に出すほど僕は鬼ではない。先陣を切って空いている穴から外に出てみると……。
「こ、これは……」
「なに、ここ……」
そこは森だった。しかし外ではなく、うっすら見える天井はごつごつとした岩肌が覆っている。しかし、この空洞らしき森の広さはかなり果てしなくて、奥の方は霧がかっていて先が全く見えない。
「ここは本当にどこなんだ……」
「解らない……けど、もうこうなったら進むしかないわね!」
余りの途方もなさに逆に開き直れたようだ。リアはいつもの調子を取り戻し、背中の大剣を構えて警戒しながら進むことを選んだようだ。
「今頃宿屋の周辺は生活魔法も使えなくて大変な事になってるんだろうな……」
「人が折角やる気出してるのに変な事言って削がないでくれるかしら!?」
何事も気負い過ぎは良くないよ、と僕は言いたかったに違いない。多分。きっと。メイビー。
「じゃ、出発しようか。リアは後方を警戒して。僕が前衛に出るから」
「了解、行きましょう」
邪魔なツタや背の高い雑草などを切り払い、しばらく道なき道を進む。
「ねえ、リア。ところでダンジョンってやっぱり魔物とかいるの?」
「もちろん、というかダンジョンの魔物が本場と言っても過言ではないわ。地上の魔物とは強さが段違いよ。その分、魔石も高く売れるんだけどね」
ふむ、しかして僕のレベルは27、まだまだ新米冒険者の域を出ない。本格的に戦闘となれば、やはりリアに頼る事になるだろう。例えルッケインさんと何とか渡り合えるとは言っても、油断は禁物だ。
「この“どこかのダンジョン”って、本当にどこなんだろうなあ」
「もしかして未発見のダンジョンだったりして」
「そうするとどうなるの?」
「自力で脱出出来なかったら二人で野垂れ死にね」
「「あっはっはっ」」
「って笑えるかーっ!!」
リアの突っ込みが炸裂した所で、僕はふと足を止めた。
「どうしたのよ、急に」
「道がある……」
「えっ!?」
僕達の目の前には、確かに人の手が入って二人なら並んで歩けるほどの道が整備されていた。
「ということは、誰かしらがここに来たことがあるということだ。もしくは――」
「もしくは?」
リアの問いかけに、僕は有り得ないかなと思いながらその可能性絵を伝えた。
「ここにまだ、人がいるか」
その時、ペタンペタンと道を歩く音が聞こえてくる。道の先は相変わらずの霧で相手が何者か解らない。
「リア、戦闘体勢!」
「りょーかい!」
リアは、大剣を構え、僕がロングソードを抜き払って、足音の持ち主を待ち構えていると――。
「あれ? お兄さん達は誰なのです?」
「え?」
「は?」
おんなのこが あらわれた!
どうする?
0
お気に入りに追加
88
あなたにおすすめの小説
ある日無職を職業にしたら自宅警備員になったのでそのまま働いてみました
望月 まーゆ
ファンタジー
西暦2117年。
突如現れた社会ゾンビクリーチャー。
その対処に困った政府が白羽の矢を立てたのは引きこもり世代と呼ばれる無職の若者達だ。
この時代になりたくない職業、警察官・自衛官がトップを占めていて人員不足。
その穴埋めの為、自宅警備隊制度を導入した。
僕、神崎カケルも漏れなく自宅警備員として働く事になった。
更に入隊前に行われる魔導適性検査結果がランクAと判明する。
チート能力【 レイブル 】を使いこの新トーキョーを守る!!
☆が付いている話は挿絵ありです。あくまで雰囲気がわかる程度です。
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる