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続 めい探偵リュシー
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痛むお尻を抱えながら公爵家への道程をプラハーと共に歩く。
エルドリッジにも見つかってしまったし、もう自分で動くのは止めた方がいいかもしれない。
ジェリーに動いてもらうか、と思いながらふと目をあげた。
「な、なんで?・・・プラハー?」
「違います。私はずっと奥様と一緒だったではありませんか」
「じゃ、じゃぁなんでアイクがいるの!?」
一瞬にして青ざめた二人は足に根が生えたようにそこから動けない。
公爵家の門に腕を組んで立つその人からはどす黒いオーラが感じられる。
「リュカ!!」
「ひぃぃっ」
どす黒いオーラを振りまきながらのしのしと歩く姿は魔王だ。
大魔王が歩いてくる。
「大人しくしとけ、と言っただろう!」
「ごめんなさい。気になっちゃって」
上目遣いで指を組んでこうなんかしたら絆される、と本に書いてあったなとリュカは実践したがアイザックの目は吊り上がったままだ。
やはり平々凡々な自分では無理だったようだ。
グイと強い力で抱き上げられて、痛っと思わず零してしまう。
「どこか痛むのか?」
「はい、お尻がちょっと」
「は?尻が?」
えぇ、と見上げるとさっきよりもオーラが禍々しくなっている。
なぜだ。
足音も荒々しく屋敷へ、そして寝室へ。
途中、どの使用人も目を合わせてくれなかった。
唯一目を合わせたジェリーには笑われてしまった。
あいつが裏切り者か、とリュカはジェリーを涙目で睨みつけた。
寝室のベッドの上でもがっちり抱き込まれ動けない。
すんすんと匂いを嗅いでくるのが擽ったくてつい笑ってしまって慌てて口を閉じた。
笑ってる場合ではない、きっと今から説教されるのだと思えばコロンと転がされ尻を剥き出しにされた。
「なんでこの尻が痛い?」
「あぁ、それはですね・・・ひゃっ」
答えようとするとべろりと尻を舐められた。
赤くなってるな、と揉みながら舐められる。
やわやわと揉まれながら舐められると出したくもないのに甘い声が漏れる。
「エルドリッジとなにをしていた?」
「な、なにも・・・ぅぐぅっ」
今度はガブリと噛みつかれて痛い。
尻が痛むのは辻馬車の固い座席のせいで、エルドリッジとはただお茶をしただけ。
なぜにこんなにも怒ってるのかリュカにはさっぱりわからなかった。
「アイク、もうやめて。ハリーに会いに行ったらエルに見つかって、それでお茶を・・・」
ごろと今度は仰向けにされて、上から見下ろすアイザックの顔が怖い。
仄暗い瞳の中にあるのはなんなのか。
「いつからエルと呼ぶように?」
「え?あ、さっき・・・」
「リュカはね、自分が思ってるよりも魅力的なんだよ?エルドリッジも気にかけてる」
「そんなことは・・・」
「それは、リュカが決めることじゃないね?」
「・・・はい」
頬をするりと撫でられて艶っぽく笑うアイザックの指が薄い唇をなぞる。
漂うスパイシーなフェロモンがどんどんと濃くなり重くリュカにまとわりつく。
あぁ、これは、この感じは・・・
「発情しようね、リュカ」
がっちり囲いこまれて奪い取るように、全て飲み込むように激しいキスをされる。
唾液を送り込まれて、それを嚥下するともう体の火照りがおさまることはない。
自分からアイザックに縋りついてもっともっとと強請る。
じゅぽじゅぽと卑猥な粘着音に混じって、リュカのグズグズ泣く声が寝室を満たしていた。
「アイク、もう、もうそれいいからぁ」
「なんで?気持ちいいでしょ」
リュカの薄く色付いていた乳首はアイザックによって赤く腫れ上がったように立ちあがり、陰茎からはたらたらと雫が溢れおちている。
後孔には三本の指が執拗にリュカを責めたてていた。
「も、もうお腹にアイクの挿れて欲しいの」
「どこまで?ここ?それともここ?」
さわさわと腹を撫でられる感触に背筋がぶるりと震える。
ねぇどこまで?と舌を耳に差し入れながら囁かれるともう脳が溶けてしまった。
「一番奥まで挿れて?」
「ははっ、かわいー」
腰を持ち上げられて真上から慣らすことなく一気に貫かれた。
一瞬で突き抜けた凄まじい快楽にリュカの陰茎が勢いよく吐精する。
ヒュっと息が詰まり、ガクガクと体が痙攣するのにもお構い無しに最奥を責め立てられてリュカは白目を剥いた。
リュカの顔にかかった白濁をアイザックは舐め取りながらも動くのを止めない。
「はぁっ、リュカたまんない。可愛い」
あんあんと艶声をあげる口にアイザックはむしゃぶりつき、リュカの全てを飲み込んでより一層激しく腰を打ちつけた。
ずる、と自身を引き抜いて息の荒いリュカを胡座をかいた上に乗せて正面から抱きしめる。
「リュカは俺だけのものだよ」
「・・・もっとして?」
「発情したリュカほんと可愛い」
その後発情は夜まで続き、アイザックはその体を余すことなく可愛がった。
※サブタイと内容があってないよ、という突っ込みはどうか、どうか心の中でお願いします
お願いします。・゚・(ノД`)・゚・。
エルドリッジにも見つかってしまったし、もう自分で動くのは止めた方がいいかもしれない。
ジェリーに動いてもらうか、と思いながらふと目をあげた。
「な、なんで?・・・プラハー?」
「違います。私はずっと奥様と一緒だったではありませんか」
「じゃ、じゃぁなんでアイクがいるの!?」
一瞬にして青ざめた二人は足に根が生えたようにそこから動けない。
公爵家の門に腕を組んで立つその人からはどす黒いオーラが感じられる。
「リュカ!!」
「ひぃぃっ」
どす黒いオーラを振りまきながらのしのしと歩く姿は魔王だ。
大魔王が歩いてくる。
「大人しくしとけ、と言っただろう!」
「ごめんなさい。気になっちゃって」
上目遣いで指を組んでこうなんかしたら絆される、と本に書いてあったなとリュカは実践したがアイザックの目は吊り上がったままだ。
やはり平々凡々な自分では無理だったようだ。
グイと強い力で抱き上げられて、痛っと思わず零してしまう。
「どこか痛むのか?」
「はい、お尻がちょっと」
「は?尻が?」
えぇ、と見上げるとさっきよりもオーラが禍々しくなっている。
なぜだ。
足音も荒々しく屋敷へ、そして寝室へ。
途中、どの使用人も目を合わせてくれなかった。
唯一目を合わせたジェリーには笑われてしまった。
あいつが裏切り者か、とリュカはジェリーを涙目で睨みつけた。
寝室のベッドの上でもがっちり抱き込まれ動けない。
すんすんと匂いを嗅いでくるのが擽ったくてつい笑ってしまって慌てて口を閉じた。
笑ってる場合ではない、きっと今から説教されるのだと思えばコロンと転がされ尻を剥き出しにされた。
「なんでこの尻が痛い?」
「あぁ、それはですね・・・ひゃっ」
答えようとするとべろりと尻を舐められた。
赤くなってるな、と揉みながら舐められる。
やわやわと揉まれながら舐められると出したくもないのに甘い声が漏れる。
「エルドリッジとなにをしていた?」
「な、なにも・・・ぅぐぅっ」
今度はガブリと噛みつかれて痛い。
尻が痛むのは辻馬車の固い座席のせいで、エルドリッジとはただお茶をしただけ。
なぜにこんなにも怒ってるのかリュカにはさっぱりわからなかった。
「アイク、もうやめて。ハリーに会いに行ったらエルに見つかって、それでお茶を・・・」
ごろと今度は仰向けにされて、上から見下ろすアイザックの顔が怖い。
仄暗い瞳の中にあるのはなんなのか。
「いつからエルと呼ぶように?」
「え?あ、さっき・・・」
「リュカはね、自分が思ってるよりも魅力的なんだよ?エルドリッジも気にかけてる」
「そんなことは・・・」
「それは、リュカが決めることじゃないね?」
「・・・はい」
頬をするりと撫でられて艶っぽく笑うアイザックの指が薄い唇をなぞる。
漂うスパイシーなフェロモンがどんどんと濃くなり重くリュカにまとわりつく。
あぁ、これは、この感じは・・・
「発情しようね、リュカ」
がっちり囲いこまれて奪い取るように、全て飲み込むように激しいキスをされる。
唾液を送り込まれて、それを嚥下するともう体の火照りがおさまることはない。
自分からアイザックに縋りついてもっともっとと強請る。
じゅぽじゅぽと卑猥な粘着音に混じって、リュカのグズグズ泣く声が寝室を満たしていた。
「アイク、もう、もうそれいいからぁ」
「なんで?気持ちいいでしょ」
リュカの薄く色付いていた乳首はアイザックによって赤く腫れ上がったように立ちあがり、陰茎からはたらたらと雫が溢れおちている。
後孔には三本の指が執拗にリュカを責めたてていた。
「も、もうお腹にアイクの挿れて欲しいの」
「どこまで?ここ?それともここ?」
さわさわと腹を撫でられる感触に背筋がぶるりと震える。
ねぇどこまで?と舌を耳に差し入れながら囁かれるともう脳が溶けてしまった。
「一番奥まで挿れて?」
「ははっ、かわいー」
腰を持ち上げられて真上から慣らすことなく一気に貫かれた。
一瞬で突き抜けた凄まじい快楽にリュカの陰茎が勢いよく吐精する。
ヒュっと息が詰まり、ガクガクと体が痙攣するのにもお構い無しに最奥を責め立てられてリュカは白目を剥いた。
リュカの顔にかかった白濁をアイザックは舐め取りながらも動くのを止めない。
「はぁっ、リュカたまんない。可愛い」
あんあんと艶声をあげる口にアイザックはむしゃぶりつき、リュカの全てを飲み込んでより一層激しく腰を打ちつけた。
ずる、と自身を引き抜いて息の荒いリュカを胡座をかいた上に乗せて正面から抱きしめる。
「リュカは俺だけのものだよ」
「・・・もっとして?」
「発情したリュカほんと可愛い」
その後発情は夜まで続き、アイザックはその体を余すことなく可愛がった。
※サブタイと内容があってないよ、という突っ込みはどうか、どうか心の中でお願いします
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