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ちっちゃな焼きもちとおっきな気もち
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大和の風邪もすっかりよくなり松竹梅は変わらぬ生活を送っていた。
唯一変わったことといえば──
「なんでまたいるんだ」
「おじいちゃん昼寝中だから」
柳楽の爺の孫の和明が竹田家に入り浸るようになったことである。
今も竹田家のリビングで武尊に教わりながら勉強している。
和明が訪問した初日こそ武尊は和明にいい顔をしなかったが、今では仲良くなっていて周平としては首を傾げるばかりだ。
和明が受験するのは武尊の母校で、周平ですら名を知っている大学だった。
侑と和明は顔を合わせればなんだかんだと言いあっていて、今も爺のところでやれ!と怒っていた。
「シュウ、買い物に行く?」
夏の日差しであっという間に乾いてしまった洗濯ものを畳みながら周平は、そうだなぁと冷蔵庫の中を思い返した。
手には武尊のTシャツがあって、なんとなくいいなと思った。
なにがいいのかはわからない、大きなTシャツを畳む自分がなんとなくいいなと思ったのだ。
暑いからね、と被らされたバケットハットは黒で紫外線防止効果があるという。
夏用のサンダルは黒と白のお揃いで出勤日の度にお土産と言って武尊が買ってきたものだ。
白いTシャツにはかき氷のワンポイントの刺繍が入っていて、武尊の黒いTシャツには麦わら帽子のワンポイントが入っている。
どうして気づかなかったんだろう、と思うほどに身の回りは武尊のもので溢れていた。
気づかぬうちにするすると武尊は周平の生活に入りこんでいた。
「武さん、夕飯なに食べたい?」
「んー、あのきゅうりとささみのやつ食べたい」
「鷹の爪いっぱい?」
「そう」
この人はこんな時、なんでもいいよとは言わない。
考えて自分の食べたいものを言ってくれる、そして──
「シュウは?なにがいい?」
「そうだなぁ。麻婆豆腐とか」
「じゃ、餃子も食べたい。鶏皮のやつ。あと甘いものも買お?」
こうやってこっちの意見も聞いてくれる。
繋いだ手は汗をかきお互いの汗が混じって、にちゃにちゃと不快なのに離れがたい。
帽子の影に隠れてそっと盗み見る横顔はかっこいい。
そう、この人はかっこいいのだ、ちょっと変人だけれども。
形の良い唇がシュウと動くのに胸がキュッとする。
思い返せば本当に不自然なほど自然に一緒にいた。
どうして俺は武さんの匂いがわからないんだろう…──
胸が痛くてたまらない。
「…ュウ、シュウ?」
「へ?」
「スーパー過ぎたよ?」
はっと気づくといつものマルトミスーパーはとっくに通り過ぎていた。
横目に見えるのは蔦が絡まり放題絡まった喫茶店で、濃い緑のオガタマノ木がゆさゆさと風に揺れていた。
「武さん、お茶していかない?」
「する!」
思いがけず大きな声にあははと笑って手を繋いだまま、雑草が生い茂るアプローチを歩いた。
店内の客はまばらで、いらっしゃいと迎えてくれたのはとんでもない美人だ。
マスターの奥さんでただでさえ美人なのに、歳を重ねるごとにその美しさに磨きがかかっている。
「マスターは?」
「大地のお迎え」
「あぁ、もうそんな時間か」
そうだよ、と笑みながら奥さんはおしぼりと水の入った小さなグラスを持ってきてくれた。
大地とはマスターと奥さんの愛息子で保育園に通っている。
「竹くんのいい人?」
「えっと、…うん」
きゃあと若い子のように声をあげて奥さんは盆で半分顔を隠しながらも、目だけは好奇心いっぱいにニヨニヨと笑っていた。
そんな顔ですら美しいのはなんでだ?と思う。
ふと見れば武尊もじっと奥さんを見ている。
「武さん、奥さんすっごく綺麗だけど、ここのマスターと結婚して子どももいるから」
「え?あ、そう」
キョトンと目を丸くするのに無性にモヤモヤとした。
いつもの桃のクリームソーダとアイスコーヒーが運ばれてきても、モヤモヤはずっと晴れずにそんな自分に苛立ってしまう。
シュウ、と呼びかける声が聞こえているのに返事ができない。
胸の内がモヤモヤとしてぐにゅぐにゅと揉まれていて、はぁと吐く息が真っ黒に見える。
「シュウ、もしかして焼きもち?」
「え?」
「あの奥さんがしてるピアスを見てただけで奥さんに興味はないよ?細工が丁寧で小粒だけど良い石を使ってるなって」
「焼きもちって、でも、あっ!あっくんとやまちが武さんと話してても別になにも思わない。そういうのって全部にそう思うんだろう?」
「それはシュウがあの二人を信用して信頼してるからだよ。僕とどうこうなるわけないって」
「奥さんだってマスター一筋だよ?お似合いの二人でマスターもすんごくかっこいいんだ」
そう、と眉をピクと上げた武尊の声は微かに苛立ちを含んでいて、びくりと周平は体を強ばらせた。
「僕とどっちがかっこいいですか?」
どっち、とな?どっち、どっちだろう。マスターはなんというか全身から滲み出る雰囲気がとてもかっこいいんだ。気難しい顔で珈琲を淹れているところも、どうぞとクリームソーダを出す時にニコと笑うところも、でも一番かっこいいのは奥さんを見ている時だ。武さんはどうだろう?顔はかっこいい、厄介な病気じゃなかったらきっとモテモテだ。そうだったら俺なんかには目もくれないだろう。ご飯を食べて美味しいと笑う顔も、なにか描いてる横顔も繋いだ手も耳も唇の形もかっこいいのだ。武さんはなんだか全部かっこよく見える。
「…武さんかな」
「シュウ、全部口に出てたよ」
「…うそ」
「ほんと」
ははは、と笑いながら伸びてきた手は熱をもった頬を撫でてぴたりとひっついた。
「僕もシュウが全部可愛いよ」
「他に好きな人がいて、その人を振り向かせるために俺を利用したりとか、そんなことはない?」
え?と驚く武尊よりも、言った本人の周平のほうが目をまん丸くして驚いていた。
一瞬にして甦った高校時代のあの記憶は自分で思っていたよりずっと心の奥深くにあったようだ。
「なんでそんなまだろっこしいことするの」
変なの、と吹き飛ばすように大きく笑う顔も声も一点の曇りがなくてホッとした。
そういやこの人薔薇の花束抱えてストレートにきたんだよな、と思うとあぁ好きだなと思った。
育てた紫陽花に目をとめてくれたのも嬉しかった、思えばそこから始まってたのかもしれない。
「恋って頭じゃなくてここでするんだな」
ぽんと胸に手をあてるとあのモヤモヤもぐにゅぐにゅもどこかに吹き飛んで、武尊の笑顔しか目に入らなくなった。
※松竹梅20歳
卯花敬二31歳
桐生武尊25歳
柳楽和明17歳(もうすぐ18歳)
※匂いの謎は今後わかります
唯一変わったことといえば──
「なんでまたいるんだ」
「おじいちゃん昼寝中だから」
柳楽の爺の孫の和明が竹田家に入り浸るようになったことである。
今も竹田家のリビングで武尊に教わりながら勉強している。
和明が訪問した初日こそ武尊は和明にいい顔をしなかったが、今では仲良くなっていて周平としては首を傾げるばかりだ。
和明が受験するのは武尊の母校で、周平ですら名を知っている大学だった。
侑と和明は顔を合わせればなんだかんだと言いあっていて、今も爺のところでやれ!と怒っていた。
「シュウ、買い物に行く?」
夏の日差しであっという間に乾いてしまった洗濯ものを畳みながら周平は、そうだなぁと冷蔵庫の中を思い返した。
手には武尊のTシャツがあって、なんとなくいいなと思った。
なにがいいのかはわからない、大きなTシャツを畳む自分がなんとなくいいなと思ったのだ。
暑いからね、と被らされたバケットハットは黒で紫外線防止効果があるという。
夏用のサンダルは黒と白のお揃いで出勤日の度にお土産と言って武尊が買ってきたものだ。
白いTシャツにはかき氷のワンポイントの刺繍が入っていて、武尊の黒いTシャツには麦わら帽子のワンポイントが入っている。
どうして気づかなかったんだろう、と思うほどに身の回りは武尊のもので溢れていた。
気づかぬうちにするすると武尊は周平の生活に入りこんでいた。
「武さん、夕飯なに食べたい?」
「んー、あのきゅうりとささみのやつ食べたい」
「鷹の爪いっぱい?」
「そう」
この人はこんな時、なんでもいいよとは言わない。
考えて自分の食べたいものを言ってくれる、そして──
「シュウは?なにがいい?」
「そうだなぁ。麻婆豆腐とか」
「じゃ、餃子も食べたい。鶏皮のやつ。あと甘いものも買お?」
こうやってこっちの意見も聞いてくれる。
繋いだ手は汗をかきお互いの汗が混じって、にちゃにちゃと不快なのに離れがたい。
帽子の影に隠れてそっと盗み見る横顔はかっこいい。
そう、この人はかっこいいのだ、ちょっと変人だけれども。
形の良い唇がシュウと動くのに胸がキュッとする。
思い返せば本当に不自然なほど自然に一緒にいた。
どうして俺は武さんの匂いがわからないんだろう…──
胸が痛くてたまらない。
「…ュウ、シュウ?」
「へ?」
「スーパー過ぎたよ?」
はっと気づくといつものマルトミスーパーはとっくに通り過ぎていた。
横目に見えるのは蔦が絡まり放題絡まった喫茶店で、濃い緑のオガタマノ木がゆさゆさと風に揺れていた。
「武さん、お茶していかない?」
「する!」
思いがけず大きな声にあははと笑って手を繋いだまま、雑草が生い茂るアプローチを歩いた。
店内の客はまばらで、いらっしゃいと迎えてくれたのはとんでもない美人だ。
マスターの奥さんでただでさえ美人なのに、歳を重ねるごとにその美しさに磨きがかかっている。
「マスターは?」
「大地のお迎え」
「あぁ、もうそんな時間か」
そうだよ、と笑みながら奥さんはおしぼりと水の入った小さなグラスを持ってきてくれた。
大地とはマスターと奥さんの愛息子で保育園に通っている。
「竹くんのいい人?」
「えっと、…うん」
きゃあと若い子のように声をあげて奥さんは盆で半分顔を隠しながらも、目だけは好奇心いっぱいにニヨニヨと笑っていた。
そんな顔ですら美しいのはなんでだ?と思う。
ふと見れば武尊もじっと奥さんを見ている。
「武さん、奥さんすっごく綺麗だけど、ここのマスターと結婚して子どももいるから」
「え?あ、そう」
キョトンと目を丸くするのに無性にモヤモヤとした。
いつもの桃のクリームソーダとアイスコーヒーが運ばれてきても、モヤモヤはずっと晴れずにそんな自分に苛立ってしまう。
シュウ、と呼びかける声が聞こえているのに返事ができない。
胸の内がモヤモヤとしてぐにゅぐにゅと揉まれていて、はぁと吐く息が真っ黒に見える。
「シュウ、もしかして焼きもち?」
「え?」
「あの奥さんがしてるピアスを見てただけで奥さんに興味はないよ?細工が丁寧で小粒だけど良い石を使ってるなって」
「焼きもちって、でも、あっ!あっくんとやまちが武さんと話してても別になにも思わない。そういうのって全部にそう思うんだろう?」
「それはシュウがあの二人を信用して信頼してるからだよ。僕とどうこうなるわけないって」
「奥さんだってマスター一筋だよ?お似合いの二人でマスターもすんごくかっこいいんだ」
そう、と眉をピクと上げた武尊の声は微かに苛立ちを含んでいて、びくりと周平は体を強ばらせた。
「僕とどっちがかっこいいですか?」
どっち、とな?どっち、どっちだろう。マスターはなんというか全身から滲み出る雰囲気がとてもかっこいいんだ。気難しい顔で珈琲を淹れているところも、どうぞとクリームソーダを出す時にニコと笑うところも、でも一番かっこいいのは奥さんを見ている時だ。武さんはどうだろう?顔はかっこいい、厄介な病気じゃなかったらきっとモテモテだ。そうだったら俺なんかには目もくれないだろう。ご飯を食べて美味しいと笑う顔も、なにか描いてる横顔も繋いだ手も耳も唇の形もかっこいいのだ。武さんはなんだか全部かっこよく見える。
「…武さんかな」
「シュウ、全部口に出てたよ」
「…うそ」
「ほんと」
ははは、と笑いながら伸びてきた手は熱をもった頬を撫でてぴたりとひっついた。
「僕もシュウが全部可愛いよ」
「他に好きな人がいて、その人を振り向かせるために俺を利用したりとか、そんなことはない?」
え?と驚く武尊よりも、言った本人の周平のほうが目をまん丸くして驚いていた。
一瞬にして甦った高校時代のあの記憶は自分で思っていたよりずっと心の奥深くにあったようだ。
「なんでそんなまだろっこしいことするの」
変なの、と吹き飛ばすように大きく笑う顔も声も一点の曇りがなくてホッとした。
そういやこの人薔薇の花束抱えてストレートにきたんだよな、と思うとあぁ好きだなと思った。
育てた紫陽花に目をとめてくれたのも嬉しかった、思えばそこから始まってたのかもしれない。
「恋って頭じゃなくてここでするんだな」
ぽんと胸に手をあてるとあのモヤモヤもぐにゅぐにゅもどこかに吹き飛んで、武尊の笑顔しか目に入らなくなった。
※松竹梅20歳
卯花敬二31歳
桐生武尊25歳
柳楽和明17歳(もうすぐ18歳)
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