異世界陸軍活動記

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部隊の生き残り ②

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「床ずれになりそう‥‥」

 長いこと鞍に座っていたので尻が限界に近い、コレが椅子だったらそうでもなかっただろう、尻の穴と大事な部分の丁度中間地点、多分皮でも向けて赤くなっていそう、お尻の位置を前に後ろにずらしながら耐えてきたが、もう無理です。

 寝る時は召喚獣のコスモにロープで縛り付け、落ちないように固定する、コスモに乗り空を飛ぶと周りの人達は、「おお!」とか「竜騎士が」とか言うけれども、実際はこうですよ?

 間違いなく幻滅するでしょう、でもねコレが現実なんです、現在気持ちが悪くて吐きそうなんです
 体を揺らしたり、大きく深呼吸したりしてなんとか我慢している

 手に持っている台風予想進路のような、生存者予想進路を記載された資料を基に予想地点に移動する、装備している兜の上には、うさ耳の魔石が光輝いている、デュラハンの盾にも使っている『重力』魔法を使ったアイテム、ウエハースと命名これを使用しぺったりと兜に張り付けている、その結果いちいち取り出して装着しなくてよくなったのが楽でいい、ナイスアイディア

 うさ耳天然魔石のおかげで反応距離が伸びるのはいいが、さっきから『探知』反応があるものは、ゴブリンの群れだったり、ただの動物だったりとなかなか見つからない、これはもう‥‥

 なんて考えている時に限って
「見つけた!」
 救援要請者はマシェルの兵との戦闘を‥‥

 
 となるはずなんだけど‥‥、さっきからそれもない

 さっきからずっと「これはもう‥‥」なんて独り言を言っているけれど、どうやらお約束も通じないようだ。

 ずっと飛び続けそれから30分後、結構普通に見つけてしまった、『探知』に二つの反応があり目を向けてみると、木の陰に二人の姿があった、チラリと見えた装備は間違いなくハルツール軍

「おっ! めっけた」
 二人の他には『探知』に反応はない、マシェル兵の『潜伏・隠蔽』を解除できる『探知』魔法は魔石を通しても50mしか届かない、だからあそこに降りても安全かはわからない‥‥

 コスモに降りるよう命令する、いきなり降りるとビックリされるので

「ダブ小隊の方ですね、ハルツール軍所属ウエタケ ハヤト、救援に来ました」
 
 少し離れた場所から声を掛ける、本当は、○○何とか隊所属とか言うんだけど、どこにも所属してないし、‥‥軍に所属しているのかも正直ちょっと怪しかったりする

 少し上空から声を掛けたので少しだけびっくりされた
「竜騎士だ‥‥」
 一気に脱力したような状態になる二人の男女

「救援に来てくれたのか、助かった!」
 俺がネクターに会った時のような、少し興奮状態で話す男性、装備もボロボロになり、汚れが目立つ格好、それだけでよっぽどしんどい思いをしたんだなと感じた。

 地面に着地し、コスモから降りると‥‥そのままベシャッ! と落下してしまった。
「あいたたたた‥‥」
 ずっと乗りっぱなしだったので、足に力が入らず立てない

 男性の興奮が少し和らいだ気がする

 ・・・・・・

「ダブ小隊所属 ベルフ・ラーベ」
「同じくダブ小隊所属 サコナ・ソルセリー‥‥」

 男性のベルフの方は、兄さんがウチに食事に誘った会社の後輩に似ている、元気な人だなーと思った。
 営業の人らしく、とにかく明るい人だった。

 大学時代ラグビーをしていてガタイもいい、あと髭が濃い、目の前のベルフ・ラーベも同じような見た目だった。

 そしてお隣の女性、サコナ・ソルセリーは‥‥目が死んでいる、軽鎧姿ではなくローブのような恰好で腰まで長い髪をたらし‥‥目が死んでいた、とにかく目にしか注目出来ない、頬も痩せこけ生気が全く感じられない。

 この『サコナ・コルセリー』今回の救助で、最も優先して救助しなければならない存在だ。

 軍学校の教科書にも載っている『ソルセリー一族』、またの名を『破壊の一族』この世界で唯一、この一族しか扱えない『消滅』の魔法を代々継承している。

 一度詠唱に入ると本人でも止めることが出来ない、周りに人がいるとこれから何が起きるのか、そして、どこまでが『消滅』魔法の範囲なのかが分かるという。
 詠唱から発動まではかなりの時間が必要らしく、敵は必死になって止めにくるか、もしくはその場所から退避する、敵が止めに来た場合、そこからはチキンレースになる。

 敵が攻撃してきた時、発動まで味方は時間を稼がなくてはいけない、しかし敵が発動時まで逃げなかったら、こちらも逃げることは出来ない、そのため敵味方諸共巻き込まれる恐れがある。

 とかなんとか、あと教科書にはこの一族は女神から直接魔法を頂いたので、他の魔法が覚えられないようになっていると記載してあった。
 敵国に命を狙われているので軍が保護をしている、強大な力を持っているので、俺からしたら保護と言うよりは監視の方が意味合いは強いと思うけども。

 救助に来てみれば生き残ったのはたった二人だけ、逆に良く生き残れたと思う、今すぐにでも二人を休ませてあげたいが、そんな暇もない、直ぐにでも移動し、救助作戦により竜翼機が待機している地点までたどり着かなくてはならない、竜翼機までたどり着ければこの任務は成功となる。

 首都のサーナタルエを出る前に渡された救助作戦の計画書にはこう書かれてあった。
 
 今回の敵拠点破壊の任務は、どうやら敵に情報が筒抜けの可能性が高く、そして、部隊に『破壊の一族』がいることも伝わっているだろう、とのこと、なので敵は追撃を諦めることはないだろうと考えられる、ダブ小隊がいるであろう敵拠点の南西側ではなく、南東側に囮用の竜翼機を飛ばし敵の目を欺く、その間に移送用の竜翼機が待機している場所までたどり着け。

 簡単ながらも結構要点をおさえている計画書だと思った、この二人がいた場所もほぼ合っていたし、救援信号があってから、さほど時間もたっていないうえに、計画書をまとめることができる位なら、何でまたこんな無謀な作戦を考えたんだと思うんだけど?

 二人に『洗浄』魔法を掛けてあげ、交代でコスモに乗ってもらうようにする、足もフラフラだったし、これで少しは体力が回復するだろう、『洗浄』を掛けてあげたのは単に汚いとコスモが嫌がるから、以前誰かがコスモの頭の後ろに嘔吐して以来、ちょっとでも汚れていると嫌がるようになった。

 暫く歩き
「貴方は乗らなくていいのか? さっきから俺達ばかり乗っているが?」
 って言われたけど、いいんですまだケツが痛いんですと、断った

 夜になり、俺と合流したことで張りつめていた気持ちが切れたのか、二人はもう限界に近いようだった。なので野営をする事にする、敵の追撃が気になるが‥‥仕方ない

 いつものように小型の砦を作り、ノーム達を待機させる、目立つと悪いので櫓の方は少し低めにしてある

「うわぁ‥‥‥‥」
 突然現れた砦に驚いているベルフと、全く反応を見せないソルセリー

「見張りは俺ががやるんで、ぐっすりとまではいきませんが休んでください、時間は深夜の2時まで、時間になったら出発します」

「何とか目的地まで行きたいんだがこちらも限界で‥‥すまんが宜しく頼む」
 フラフラと体を揺らし個室の方へ入っていった。死んだ目のソルセリーも頭を下げ個室に入って行く

 あの女の人は自己紹介の時以外は声を聴いてないな~、目も死んでるし‥‥、女神から直接魔法を貰うと心がああなっちゃうのかな?

 『ソルセリー一族』は『消滅』以外の魔法を一切使えない、噂によると体の中に魔法陣が埋め込まれ、他の魔法を契約する時に、中に埋め込まれた魔法陣によって弾かれるらしい。

 他の魔法が使えないってのは、この世界では物凄く不便だろう、何をするにもかなりのお金が必要になるだろうし、しかも唯一使える魔法は普段全くつかえないしね。
 
 使えないって言ったらあの‥‥誰だっけ? フレックス隊の‥‥あのー、えー‥‥レンダの兄、そうあのレンダの兄も『財布』しか使えないけど、そっちの方がよっぽどいいと思う。

 でも何はともあれ今はゆっくり休んで欲しい、二人とも『探知』が使えないようだから、いつ襲われるか考えると怖かったろうに‥‥

 ・・・・・・
 時計の針が回り深夜の2時になる

休んだことで敵に追いつかれる可能性もあるが仕方がない、竜翼機が待つ目的地に向かう、もう既に待機しているだろうとは思う。

 その後はゴブリン2匹と戦闘があっただけで、マシェルの兵とは遭遇しなかった、しかし、順調すぎるとあとで必ず何かが起きる場合が多い、漫画の知識の経験上だけど、例えば敵が待ち構えていたりとか、竜翼機が一機残らず破壊されていたりとか‥‥

 二人を探している時には何の音沙汰もないフラグが‥‥

「もう少しで目的地なんだよな? 何とか無事に逃げ切れたようだな」
 ‥‥たった今立った

 ・・・

 ・・キ━━ン


 風を切るような音が後方から聞こえてくる、『探知』に急激に接近する反応があった

「物陰に隠れて!」

 竜翼機であろう音と判断、空から見つからないよう木の根元に身を寄せる

 キ━━━━イィィン・・・・・・・
 竜翼機2機が高速で頭上を通り過ぎていく

「今のはどっちの竜翼機か分かりましたか?」

「間違いなくマシェルモビアの竜翼機だった」
 
 俺達の後方から来て、俺達が向かう方向に飛んで行った。
 まさかとは思うけど‥‥いや! 敵拠点破壊の情報も漏れていたんだ、この救援作戦の情報も漏れた可能性も高い。

「また後ろから竜翼機が!」
 ベルフ・ラーベが叫ぶ
 
 味方の竜翼機が待機しているのバレてるのか! もしかしたら味方の竜翼機の可能性も‥‥

 少しでも敵か味方か確認できる、開けた場所に場所を移す、相手に自分達の場所がバレるが味方の竜翼機をやらせる訳には行かない!
 後続の竜翼機はもう完全にに視界にとらえられる程接近していた、その数10は軽く超える

 どっちだ!?‥‥どっちの機体だ?

 目を凝らし機体の色を確認する、色は‥‥‥‥白! マシェルモビアの竜翼機!

 20発の火弾を作り竜翼機に向かい一斉に放った、しかし高速で動いている物に当てるのは難しく、運よく当たったのは後続を飛んでいた1機のみ、左翼の推進装置に当たり━━

 ボン!

 と、当たった場所がはじけ飛び、バランスを失い地面に向かって落ちていった。

「ノーム! 信号弾!」

 ノーム1号が黄色の魔法陣から飛び出し、味方竜翼機が待機している方向に向かって信号弾を上げる

「耳を塞いで!」
 木の幹で身を隠していた二人に大声で指示をする

 そして両耳を手で覆ったとき

 ドォォォォォォォオオン!!!!

 とてつもない音と共に衝撃が体を襲う、思っていた以上に音が大きすぎた。

 これはもう普通に兵器だよ、今度はもうちょっと抑えて手を加えよう

 いきなり敵機に向かって攻撃をしたことと、大きな音を出したことで、ベルフ・ラーベは驚いていた
「な、なんでいきなり攻撃なんかするんだ! これでは敵に場所を教えるような物だぞ!」

「もうバレてますよ!」

「え!」

「あの竜翼機は俺達がこれから向かう場所に向かっているんです! この救援作戦はもう敵に漏れているんですよ!」

「そんな!」
 
「さあ! 走りますよ!」
 サコナ・ソルセリーは反応が遅れ耳を塞げなかったのか、少し頭がふらついている、彼女の手を引きそのまま走り出した、彼女はとりあえず走らなければいけないというのは理解出来たらしく、ふらつきながらも走り出した。

 信号弾を打ち上げたのは、待機している自国の竜翼機に知らせるため、今の音でどうか気づいてほしい
 
 ・・・・・・

 ・・・

 見えた!

 目的地に着く前に、竜翼機同士の戦闘が既に始まっていた。
 空では目まぐるしく移動する竜翼機に、どちらが優勢かも分からない、なんとかして加勢したいが‥‥‥

 そこで、今まで静かだった『探知』に反応があった、距離50m『潜伏・隠蔽』解除の魔法範囲に入り、生命『探知』に引っかかった

 ここで来るのかよ!

 火弾を数十発、反応があった後方に叩き込む、森が燃えるが仕方がない、むしろそっちの方がいい

「全力で走れ!」

 それだけで理解したベルフ・ラーベは更に速度を上げる、ソルセリーは苦しそうな表情をしているが何とか食らいつこうとする、『探知』魔法で相手の位置を確認しながらさらに魔法を叩き込む、時折、落とし穴も所々魔法で掘り、出来るだけ時間稼ぎをする。
 走りながらだから深い物が掘れないのが残念だが、中に水を入れ泥の状態にしておく、意味はただの嫌がらせだ、土で壁も作り後方から迫る敵兵を足止めする

「はあ はあ はあ」 

 目的の場所に到着すると、地上には味方の竜翼機が数機炎を上げていた。そして飛んではいない中型の竜翼機が1機、地上に待機していた。

「こちらです!」
 今回の救助に駆け付けた竜翼機の乗組員が手を上げる、中型機の乗組員か?

「よくぞ無事で! 先ほどの信号弾で敵機の接近に気付けました、離陸の遅れた数機破壊されてしまいましたが、あなた方がすぐに来ると思い準備は出来ています、いつでも離陸可能です」

 駄目だな、このままだと離陸するまでに追いつかれる

 上空は竜翼機同士が交戦しあい、どうなるかは不明。そして地上では‥‥マシェルモビアの兵士の姿を視界に捉えてしまった

「俺が敵兵の足止めをします、ソルセリーを連れて急いで乗って下さい」

「なら俺も残ろう!」
 
「いえ、隙をついて逃げる気でいるので、貴方がいるとそれが出来なくなる」
 飛び立つまで耐えればいいだけだ、あとはコスモで逃げればそれで‥‥

「‥‥わかっ━━ 」
「貴方は一体何を考えているんですか!」

 いきなり大声で怒鳴られた、ベルフと一緒にちょっとびっくりしてしまった、さっきまで死んだ目をしていたソルセリーが、睨みつけるように俺を見ていた。

「拠点の破壊や、敵の足止めは本来ソルセリー家の仕事です! 何故貴方なんかが!!━━」
 アメリカのドラマでよくいる、発狂する女性のようにサコナ・ソルセリーは吠えていた。
 ドラマではその女性を何とか落ち着かせようとする男性は、大体頭を抱えたり天を仰いだりと、見ていて気の毒になってくる。

 ただ今は頭を抱えたり、仰いだりしている暇はない
「ベルフ!」

「分かった!」
 ベルフはソルセリーを抱え竜翼機に急ぐ

「ちょっと! は、放しなさい!」
 ソルセリーは何かを喚きながら連れ去られた、これで一安心、そして今俺達が来た方角を見据える
 
 これで邪魔はいなくなった、あとは時間を稼いで‥‥
 

「伏せろ!!」
 ド━━━━ン!!

 
「え?」
 後ろの方から衝撃と熱風が伝わってくる

 それと同時に今まで何もなかった竜翼機の奥の方にに生命『探知』が反応を見せた

 振り返るとそこには赤々と燃える中型竜翼機の姿があった。

 ベルフはソルセリーを庇うようにうずくまっており、俺達を迎えた竜翼機の乗組員は、肩口を抑え悲鳴を上げている。

 上は押さえつけられた状態、そして前と後ろ両方から挟まれた形になってしまった。

「完全に作戦内容が漏れてるんじゃないの? どうしたらいいのこれ」

 
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