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煽動多くして船山に登る
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「大変いいにくいのですが、エル様に身に着けて頂くのはこちらになります」
幼児用のパンツを履く事は、覚悟の範囲だったが、アンが目の前に広げたのはそれ以上、いやそれ以下の物体だった。
「これは、なにアルか?」
「あー知ってるよ。これは」
ポンがいいかけた所を慌てて塞ぐ。
「冗談だよな」
「いいえ、大真面目ですわ」
度重なる粗相のせいで威厳がないのは分かっていたが、さすがに抵抗の意思をみせなければならなかった。
「いやだ」
「駄目です、これをお召しにならないと皆のまえで恥をかくのはエル様なんですよ」
「でも……」
「でもじゃないアル」
「だって」
「だってじゃないよ、さぁ諦めて覚悟を決めようよ」
明らかに楽しんでいるタンとポンがニヤニヤとしている。
「大丈夫ですよ。エル様はまだ小さな子どもなんですから幼稚園に通うような子供は普通は自分でおトイレくらい行けるでしょうが、まだ慣れない身体なので失敗もあるでしょう」
フォローにならない言葉をアンがかける。
「どうしてもパンツじゃだめなのか」
「駄目です。恥ずかしがることはありません。それとも、成人にも関わらず本物の幼児たちの前で痴態をさらしたいのですか?」
「わ、わかった。そこまでいうなら」
「急ぐアル、初日から遅刻じゃ、心象も悪いアル」
そういうなり、ひょいっとタンがエルを抱えあげ手際良く下着を履かせてしまう。
「あ、あ」
普段とは違う肌の感触に戸惑いながらも、抵抗できずにされるがままになってしまう。
「お似合いだよ、エルちゃん」
「お嬢様、素敵ですよ」
「さぁ、行くアル」
似合っていると言う言葉は今のソシエルにとっては全く褒め言葉にはならない。
むしろ、恥ずかしさが増すだけの煽り文句でしかなかった。
幼児用のパンツを履く事は、覚悟の範囲だったが、アンが目の前に広げたのはそれ以上、いやそれ以下の物体だった。
「これは、なにアルか?」
「あー知ってるよ。これは」
ポンがいいかけた所を慌てて塞ぐ。
「冗談だよな」
「いいえ、大真面目ですわ」
度重なる粗相のせいで威厳がないのは分かっていたが、さすがに抵抗の意思をみせなければならなかった。
「いやだ」
「駄目です、これをお召しにならないと皆のまえで恥をかくのはエル様なんですよ」
「でも……」
「でもじゃないアル」
「だって」
「だってじゃないよ、さぁ諦めて覚悟を決めようよ」
明らかに楽しんでいるタンとポンがニヤニヤとしている。
「大丈夫ですよ。エル様はまだ小さな子どもなんですから幼稚園に通うような子供は普通は自分でおトイレくらい行けるでしょうが、まだ慣れない身体なので失敗もあるでしょう」
フォローにならない言葉をアンがかける。
「どうしてもパンツじゃだめなのか」
「駄目です。恥ずかしがることはありません。それとも、成人にも関わらず本物の幼児たちの前で痴態をさらしたいのですか?」
「わ、わかった。そこまでいうなら」
「急ぐアル、初日から遅刻じゃ、心象も悪いアル」
そういうなり、ひょいっとタンがエルを抱えあげ手際良く下着を履かせてしまう。
「あ、あ」
普段とは違う肌の感触に戸惑いながらも、抵抗できずにされるがままになってしまう。
「お似合いだよ、エルちゃん」
「お嬢様、素敵ですよ」
「さぁ、行くアル」
似合っていると言う言葉は今のソシエルにとっては全く褒め言葉にはならない。
むしろ、恥ずかしさが増すだけの煽り文句でしかなかった。
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