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主に染まれば紅くなる
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「うぅ」
普段は強気のソシエルも、かなり落ち込んでいた。
「まぁまぁ、たまには失敗もあるですよ」
「あったら困るんだよ」
「約束……覚えてますよね」
アンが意味深なワードを放つ。
「約束?、記憶に無いな」
「次に恥ずかしい失態を犯したらずっとオムツ履くって約束ですよ」
「パンツだったら間に合ってたもん」
「へえ、そうですかねぇ。私が御主人様を抱き抱えて走った事をお忘れですか?」
「待って、もう一回だけチャンスをくれ!」
「くれ?」
「ください……アン様。お願いします」
「いいですわよ」
泣きの一回が通じてソシエルは安堵した。
「服も買ったし、そろそろ帰るかタンが夕飯作って待ってるだろうし」
「そうしましょう」
「そういえば郎花衆のやつら、図書館の方にも襲撃いったかな」
「まぁ、タンがいるし大丈夫だろ」
「それ以前にセキュリティを破れないかと」
「アン、その話なんだけど。typeFがどうやってセキュリティを突破したか解析できたか? 」
「うーん謎ですね。たぶん同時に外部からサイバー攻撃を受けていたのだと考えられますが、出所は不明。」
アンは実は黒幕の正体を知っていたが、適当に誤魔化す事にした。
「そうかぁ、死者の書を奪われただけならまだしも、他の禁書まで危険にさらしたとなれば、クビは免れないだろうなぁ」
「とにかく、グラン大学附属幼稚園で黒幕の娘を探すのと、古文書を奪いにきた黒幕を返り討ちにするしかないんです」
「そうそう、エルちゃんが幼稚園に通うしかないってこと」
ポンも同調する。
「うーん気は進まないなぁ」
「大丈夫、お友達いっぱいできますよ」
「そうじゃなくて」
そんな話をしているうちに、館の前に到着した。
普段は強気のソシエルも、かなり落ち込んでいた。
「まぁまぁ、たまには失敗もあるですよ」
「あったら困るんだよ」
「約束……覚えてますよね」
アンが意味深なワードを放つ。
「約束?、記憶に無いな」
「次に恥ずかしい失態を犯したらずっとオムツ履くって約束ですよ」
「パンツだったら間に合ってたもん」
「へえ、そうですかねぇ。私が御主人様を抱き抱えて走った事をお忘れですか?」
「待って、もう一回だけチャンスをくれ!」
「くれ?」
「ください……アン様。お願いします」
「いいですわよ」
泣きの一回が通じてソシエルは安堵した。
「服も買ったし、そろそろ帰るかタンが夕飯作って待ってるだろうし」
「そうしましょう」
「そういえば郎花衆のやつら、図書館の方にも襲撃いったかな」
「まぁ、タンがいるし大丈夫だろ」
「それ以前にセキュリティを破れないかと」
「アン、その話なんだけど。typeFがどうやってセキュリティを突破したか解析できたか? 」
「うーん謎ですね。たぶん同時に外部からサイバー攻撃を受けていたのだと考えられますが、出所は不明。」
アンは実は黒幕の正体を知っていたが、適当に誤魔化す事にした。
「そうかぁ、死者の書を奪われただけならまだしも、他の禁書まで危険にさらしたとなれば、クビは免れないだろうなぁ」
「とにかく、グラン大学附属幼稚園で黒幕の娘を探すのと、古文書を奪いにきた黒幕を返り討ちにするしかないんです」
「そうそう、エルちゃんが幼稚園に通うしかないってこと」
ポンも同調する。
「うーん気は進まないなぁ」
「大丈夫、お友達いっぱいできますよ」
「そうじゃなくて」
そんな話をしているうちに、館の前に到着した。
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