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孫にもファッションショー
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子供服の専門店は、下は乳幼児の肌着から上はローティーン向けの洋服まで多くを取り揃えている。
価格も低価格で、すぐに成長して着れなくなる子供服のデメリットに配慮しているのかもしれない。
「うわー、みてみてこれなんか可愛いんじゃない?」
ポンが手にとったのは、やたらフリルが沢山取り付けられたファンシーな子供服だ。
淡い紫とピンクを基調にしたそのデザインは小さな女の子が好みそうなお姫様系のドレスである。
「だめだめ、普段使いの服を買うんだから、それだとすぐに汚れてしまいます」
アンは実用性を、ポンは装飾を重視しているようで意見がわかれていた。
「ちっちゃい子はあんまり丈が長いスカートだて踏んづけて転んでしまうから、これくらいのミニ丈のスカートがいいんじゃない?お転婆なエル様にはピッタリですよ」
「さすがに、これは短過ぎる、下手したら丸見えじゃないか」
「小さな女の子はそんなの気にしないから大丈夫でしょ」
「俺は気にする」
「これなんかいかにもお嬢様感があるんじゃない?」
ポンは先程よりは、少し大人しめのワンピースを出してきた。
「へぇ、こんな上品な子供服もあるんですね」
「でも、エルちゃんは着るのが大変なんじゃないかな?」
ポンが挑発するように言う。
「そんな事ない。このデザインのほうがいい」
「そっかぁ、エル様はこのワンピースが気に入ったのね」
「……まだマシだ」
「照れちゃって、かわいい~」
その後も、2人の使い魔にからかわれながら何度も着せかえ人形にされるうちに、ソシエルも感覚が麻痺していった。
価格も低価格で、すぐに成長して着れなくなる子供服のデメリットに配慮しているのかもしれない。
「うわー、みてみてこれなんか可愛いんじゃない?」
ポンが手にとったのは、やたらフリルが沢山取り付けられたファンシーな子供服だ。
淡い紫とピンクを基調にしたそのデザインは小さな女の子が好みそうなお姫様系のドレスである。
「だめだめ、普段使いの服を買うんだから、それだとすぐに汚れてしまいます」
アンは実用性を、ポンは装飾を重視しているようで意見がわかれていた。
「ちっちゃい子はあんまり丈が長いスカートだて踏んづけて転んでしまうから、これくらいのミニ丈のスカートがいいんじゃない?お転婆なエル様にはピッタリですよ」
「さすがに、これは短過ぎる、下手したら丸見えじゃないか」
「小さな女の子はそんなの気にしないから大丈夫でしょ」
「俺は気にする」
「これなんかいかにもお嬢様感があるんじゃない?」
ポンは先程よりは、少し大人しめのワンピースを出してきた。
「へぇ、こんな上品な子供服もあるんですね」
「でも、エルちゃんは着るのが大変なんじゃないかな?」
ポンが挑発するように言う。
「そんな事ない。このデザインのほうがいい」
「そっかぁ、エル様はこのワンピースが気に入ったのね」
「……まだマシだ」
「照れちゃって、かわいい~」
その後も、2人の使い魔にからかわれながら何度も着せかえ人形にされるうちに、ソシエルも感覚が麻痺していった。
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