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攻防の腕の過ち
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「よう、死にぞこないの女」
「せっかく気分よく買い物しようとしてるのに、辛気臭いのが2人ですか」
「なんとでも呼べばいい、今日がお主の2度目の命日よ」
アンと坊主頭はいったん広い路地で向かいあう。
「どこかで会いましたっけ?雑魚の名前は覚えてないんだけど」
「わしの名は沈丁花。覚えなくていいぞい」
「あー、やっぱり覚えてないわソウルスティール!」
「絶対防御!円」
沈丁花の目の前に盾状の結界が出現し攻撃を受け止める。
「さすがに、対策はしてるか」
「散!」
さらに結界の盾が回転し、アンをめがけて飛んでいく。
「あぶないなぁ」
見切ったアンは横に反れてかわす。
「これぞ、わしがあみだした秘技、攻撃は最大の防御なり」
「うーん、なんか違う気がするけど」
「絶対防御!円!」
「……後ろががら空きなんだけど、ソウルスティール!」
間合いを詰めたアンは結界を張っている沈丁花の背後に回り込む。
「バカめ、まんまと引っかかったな。絶対防御!円!」
沈丁花は振り向かずに背面にも結界を作り出す。
「絶対防御ねぇ、なんか胡散臭いんだけど」
「散!」
さらに2枚の結界盾が至近距離のアンを襲う。
「じゃあ、遠慮なくソウルクラッカー!」
盾は、目の前で失速し地面に堕ちる。
「霊体の私には物理は効かない、そこまでは大正解です。けれど、そんな小さな法力は私には全く無意味ですよ」
「ふぅ、なかなか手強い娘よ。だが、これはどうかな」
沈丁花は、懐から取り出した数珠を宙に放り投げる。
「悪霊退散!」
バラバラになった数珠が先程とは違い弾丸のようにアンを狙い撃つ。
「ソウルクラッカー!」
その玉を撃ち落としながら、沈丁花に近づいていく。
「散、散、散、悪霊たいさーん!」
「残念ですが、これにてお仕舞いです!ソウルスティール!」
結界を張る隙をあたえず、アンは攻撃を与え、沈丁花は倒れこむ。
「たかが、坊主に私が封じられる訳がないでしょう。身の程を知りなさい」
「かっかっか、それはどうかなこの距離なら避けれまい。絶対防御!縛!」
バラバラになっていた数珠がそれぞれ法力の縄となって繋がり、アンの身体を縛り上げる。
「んく、くぁぁぁ」
霊体であるはずのアンの肉体に法力の縄が食い込む。
「さすがに、この縄は抜けれまい。このまま締め付けたらどんな声で哭くのかな」
「はぁ、はあ、くっくそ」
「さぁ、どんどん締まるぞ」
「ひ、ひぐぁぁぁ」
「さっきまでの威勢はどうした、かっかっか」
沈丁花は勝ち誇り笑う。
「せっかく気分よく買い物しようとしてるのに、辛気臭いのが2人ですか」
「なんとでも呼べばいい、今日がお主の2度目の命日よ」
アンと坊主頭はいったん広い路地で向かいあう。
「どこかで会いましたっけ?雑魚の名前は覚えてないんだけど」
「わしの名は沈丁花。覚えなくていいぞい」
「あー、やっぱり覚えてないわソウルスティール!」
「絶対防御!円」
沈丁花の目の前に盾状の結界が出現し攻撃を受け止める。
「さすがに、対策はしてるか」
「散!」
さらに結界の盾が回転し、アンをめがけて飛んでいく。
「あぶないなぁ」
見切ったアンは横に反れてかわす。
「これぞ、わしがあみだした秘技、攻撃は最大の防御なり」
「うーん、なんか違う気がするけど」
「絶対防御!円!」
「……後ろががら空きなんだけど、ソウルスティール!」
間合いを詰めたアンは結界を張っている沈丁花の背後に回り込む。
「バカめ、まんまと引っかかったな。絶対防御!円!」
沈丁花は振り向かずに背面にも結界を作り出す。
「絶対防御ねぇ、なんか胡散臭いんだけど」
「散!」
さらに2枚の結界盾が至近距離のアンを襲う。
「じゃあ、遠慮なくソウルクラッカー!」
盾は、目の前で失速し地面に堕ちる。
「霊体の私には物理は効かない、そこまでは大正解です。けれど、そんな小さな法力は私には全く無意味ですよ」
「ふぅ、なかなか手強い娘よ。だが、これはどうかな」
沈丁花は、懐から取り出した数珠を宙に放り投げる。
「悪霊退散!」
バラバラになった数珠が先程とは違い弾丸のようにアンを狙い撃つ。
「ソウルクラッカー!」
その玉を撃ち落としながら、沈丁花に近づいていく。
「散、散、散、悪霊たいさーん!」
「残念ですが、これにてお仕舞いです!ソウルスティール!」
結界を張る隙をあたえず、アンは攻撃を与え、沈丁花は倒れこむ。
「たかが、坊主に私が封じられる訳がないでしょう。身の程を知りなさい」
「かっかっか、それはどうかなこの距離なら避けれまい。絶対防御!縛!」
バラバラになっていた数珠がそれぞれ法力の縄となって繋がり、アンの身体を縛り上げる。
「んく、くぁぁぁ」
霊体であるはずのアンの肉体に法力の縄が食い込む。
「さすがに、この縄は抜けれまい。このまま締め付けたらどんな声で哭くのかな」
「はぁ、はあ、くっくそ」
「さぁ、どんどん締まるぞ」
「ひ、ひぐぁぁぁ」
「さっきまでの威勢はどうした、かっかっか」
沈丁花は勝ち誇り笑う。
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