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いけない子には恥をかかせろ
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「子どもだからってバカにしないでよ!」
甲高い幼児の声が館内に響き渡る。
「その調子ですエル様、そんなエル様も可愛いですよ」
「エルちゃん、ほっぺたプニプニ可愛いいよぉ」
「はぁはぁ、萌え死ぬアル」
管理館の食事スペースで4人は特訓をしていた。
「なんで俺がこんなこと……をしないといけ、いけないのよ」
「ほらほら、油断すると口調がおかしくなってますよ」
「駄目だよエルちゃん、ママの言うことをちゃーんと聞かないと、またお尻ペンペンされちゃうよぉ」
ポンが満面の笑みを浮かべている。
「くっ、ちゃんとやるわよ。ちゃんと」
「強情なエルちゃんも、すっかりアレで大人しくなったわね」
「ウフフ、でしょう。悪い子にはお尻ペンペンって相場が決まってますからね」
つい一時間前、ソシエルは躾という名の辱しめを受けていた。
タンの膝の上にのせられて、スカートの上から執拗に何度もお尻を打たれたのだ。
「わがままはいけませんよ、まずはその生意気な言葉遣いから治していかないといけませんわ」
「やめろ、くそ、やめろよ」
パンッ、パン、パンッ、パン。
「やめ、やめてよ。ごめんなさい。やめてください、やめてよ」
パン、パンッ、パン、パン。
それほど強く叩いているわけではないが、見られながらのお仕置きがソシエルを精神的に追い詰める。
「やだ、やめて。わがままいわないから、言うこと聞くから」
「ママの言うことを聞くのね?」
「聞きます、聞きますから」
「じゃあ、お兄ちゃんとお姉さまにも謝りなさい」
「うっ、く……」
何よりもは恥ずかしいのは、小学生くらいのポンをお兄ちゃんと呼ばなければならない事だった。
「まだ自分の立場が解ってないみたいね、タン、お仕置きを続けて」
「はい、エルちゃんがいけない子だから悪いアルよ」
パンッ、パン、パン。
「ん、やめて。やめてよ~」
ついには、涙を浮かべながらかつての僕に懇願するようになった憐れな主人の姿がそこにあった。
「ぐすっ、やめて。やめてくださいお姉さま、ごめんなさいお兄ちゃん、いい子になります」
パン、パンッ、パン、パン。
「なかなかいい顔になってきたわね、ご・し・ゅ・じ・ん・さま」
アンが笑いを堪えながらそう呼ぶ。
その時、ソシエルの中にあった最後のプライドがぶつりと切れた。
グショグショになった顔が一瞬固まり、ビリビリと身体を妙な感覚が走る。
次の瞬間にソシエルは、パンツの中に黄色い液体を迸らせる。
本来、通常の機械人形には排尿、排泄の機能はなかった。
しかし、ラブドールとしてのtypeFにはその行為を模した生理現象を再現する機能が備わっていたのだ。
「うわぁ、エルちゃんおもらししちゃったよ」
「あらあら、四歳にもなってひとりでトイレにもいけないなんて恥ずかしい子ね」
「だって、お前らが動けないようにするから」
「エルちゃん、おもらししちゃったのが恥ずかしいのは解るけど他人のせいにしちゃいけないよ」
「そうそう、四歳児ならママおしっこ~って言えるでしょ」
「うさぎさんパンツだけじゃなく、スカートまでびしょびしょアル」
「エルお嬢様は、幼稚園じゃなくいったん保育園からやり直した方がいいかもしれませんね」
「ほら、エル様たっちするアル。汚れたパンツとスカートもぬぎぬぎするアルよ」
「やめろ、それぐらいひとりでできる」
「あ、ダメダメそんなんじゃブラウスも汚れちゃう。お姉さまの言うことをききなさい!」
「はい、ばんざいして」
タンがテキパキと世話を焼き、ソシエルはあっという間に裸にされてしまう。
「キレイに拭き取らないと、肌が痛むアルよ」
お湯に浸けてよく絞ったタオルでソシエルの身体をくまなく掃除していく。
「こうやってみると、本当にちっちゃな妹とお姉さまね」
甲高い幼児の声が館内に響き渡る。
「その調子ですエル様、そんなエル様も可愛いですよ」
「エルちゃん、ほっぺたプニプニ可愛いいよぉ」
「はぁはぁ、萌え死ぬアル」
管理館の食事スペースで4人は特訓をしていた。
「なんで俺がこんなこと……をしないといけ、いけないのよ」
「ほらほら、油断すると口調がおかしくなってますよ」
「駄目だよエルちゃん、ママの言うことをちゃーんと聞かないと、またお尻ペンペンされちゃうよぉ」
ポンが満面の笑みを浮かべている。
「くっ、ちゃんとやるわよ。ちゃんと」
「強情なエルちゃんも、すっかりアレで大人しくなったわね」
「ウフフ、でしょう。悪い子にはお尻ペンペンって相場が決まってますからね」
つい一時間前、ソシエルは躾という名の辱しめを受けていた。
タンの膝の上にのせられて、スカートの上から執拗に何度もお尻を打たれたのだ。
「わがままはいけませんよ、まずはその生意気な言葉遣いから治していかないといけませんわ」
「やめろ、くそ、やめろよ」
パンッ、パン、パンッ、パン。
「やめ、やめてよ。ごめんなさい。やめてください、やめてよ」
パン、パンッ、パン、パン。
それほど強く叩いているわけではないが、見られながらのお仕置きがソシエルを精神的に追い詰める。
「やだ、やめて。わがままいわないから、言うこと聞くから」
「ママの言うことを聞くのね?」
「聞きます、聞きますから」
「じゃあ、お兄ちゃんとお姉さまにも謝りなさい」
「うっ、く……」
何よりもは恥ずかしいのは、小学生くらいのポンをお兄ちゃんと呼ばなければならない事だった。
「まだ自分の立場が解ってないみたいね、タン、お仕置きを続けて」
「はい、エルちゃんがいけない子だから悪いアルよ」
パンッ、パン、パン。
「ん、やめて。やめてよ~」
ついには、涙を浮かべながらかつての僕に懇願するようになった憐れな主人の姿がそこにあった。
「ぐすっ、やめて。やめてくださいお姉さま、ごめんなさいお兄ちゃん、いい子になります」
パン、パンッ、パン、パン。
「なかなかいい顔になってきたわね、ご・し・ゅ・じ・ん・さま」
アンが笑いを堪えながらそう呼ぶ。
その時、ソシエルの中にあった最後のプライドがぶつりと切れた。
グショグショになった顔が一瞬固まり、ビリビリと身体を妙な感覚が走る。
次の瞬間にソシエルは、パンツの中に黄色い液体を迸らせる。
本来、通常の機械人形には排尿、排泄の機能はなかった。
しかし、ラブドールとしてのtypeFにはその行為を模した生理現象を再現する機能が備わっていたのだ。
「うわぁ、エルちゃんおもらししちゃったよ」
「あらあら、四歳にもなってひとりでトイレにもいけないなんて恥ずかしい子ね」
「だって、お前らが動けないようにするから」
「エルちゃん、おもらししちゃったのが恥ずかしいのは解るけど他人のせいにしちゃいけないよ」
「そうそう、四歳児ならママおしっこ~って言えるでしょ」
「うさぎさんパンツだけじゃなく、スカートまでびしょびしょアル」
「エルお嬢様は、幼稚園じゃなくいったん保育園からやり直した方がいいかもしれませんね」
「ほら、エル様たっちするアル。汚れたパンツとスカートもぬぎぬぎするアルよ」
「やめろ、それぐらいひとりでできる」
「あ、ダメダメそんなんじゃブラウスも汚れちゃう。お姉さまの言うことをききなさい!」
「はい、ばんざいして」
タンがテキパキと世話を焼き、ソシエルはあっという間に裸にされてしまう。
「キレイに拭き取らないと、肌が痛むアルよ」
お湯に浸けてよく絞ったタオルでソシエルの身体をくまなく掃除していく。
「こうやってみると、本当にちっちゃな妹とお姉さまね」
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