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第3章 浴衣の夕べ、淫花は薫りて咲き乱れ
少女のヤキモチ
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「それで、話は戻るんですけど」
そう言ったのは出店でポップコーンを買ってきた香澄だった。
「美亜のこと、逆にウチらは高校からしか知らないんですよね~。この子の小さい頃ってどうだったんですか、師匠?」
「ええっと、それは……」
透明なマイクを向けるように、俊平の口元に彼女の握りこぶしが突き付けられた。弓子もニコニコ笑顔でそれに倣う。
返答に詰まり、どうしようかと半分振り返って美亜に確かめれば、彼女はブンブンと勢いよく首を横に振っていた。断固拒否、それが答えだった。
とはいえ日ごろの美亜の様子も聞いた手前もある。美亜には可哀想だが、お礼の意味も込めて昔話の一つでもしてやりたい俊平であった。
そう考えて思い出したのは、美亜とのファースト・コンタクト。
大学時代、当時からお世話になっていた富永の頼みで、彼は小学生向け将棋教室にボランティア参加した。駒の動かし方などの基本ルールを教えてから、さっそく実戦形式で対局をする。そのとき俊平が相手をした一人が、美亜だった。
当時の美亜は小学校中学年。母親の清佳に連れられた彼女はひどく不貞腐れ、しきりに家に帰りたいと駄々をこねていた。あとで聞いた話によると、そのころは学校の雰囲気にも馴染めず、授業中でも教室から出ていくことがしばしばで、教師や両親を心配させていたのだとか。将棋教室に参加させたのも、美亜の落ち着きのなさをどうにかしたいという一心だったと、いつだったか清佳がぼやいていた覚えがある。
子どもの扱いには全く不得手な俊平だったけれど、清佳と協力して何とか美亜を席につかせ、対局に臨んだ。
初対局はどちらが勝ったのか、まったく覚えていない。ただ、美亜が思いのほか物覚えがよく、ほとんど駒の動かし方を間違えなかった。それだけは強く印象に残っている。
だから、次の週末に美亜が親子連れで道場を訪れたとき、俊平はすぐに彼女のことを思い出すことができた。
それがこんなにも長く濃い付き合いになるなんて、流石に予想もできなかったけれど。
「そうだな、美亜と初めて会ったのは……」
俊平が少し懐かしそうに目を細めると、香澄と弓子の面持ちは期待で微かに紅潮した。
けれども結局、その続きが語られることはなかった。
「――シュン君、こっち来て!」
「えっ、お、おい! 美亜!?」
美亜に左肘を絡められ、俊平は尋常ではない勢いで引っ張られた。とっさのことに抵抗できないまま数歩引きずられ、香澄と弓子の姿があっという間に人混みの彼方に遠ざかる。
――流石にからかい過ぎたか?
瞬時にそう考えて声をかけようとするも、有無を言わせない美亜の後姿に言葉はたちまち喉奥へ引っ込んだ。
(……まずったなぁ)
どうやら言い訳を聞いてくれそうな空気ではなかった。それにこの人混みの中では、無理に立ち止まる方がかえって危ないだろう。
そう考え直して、俊平は自らの行き先を美亜に委ね、もう一度後ろを振り返った。
美亜の友人たちが自分たちのことは気にせず花火を楽しんでほしいと、そう願った。
「――あちゃ~。美亜、怒らせちゃったかな?」
「多分ね。私たちもあんまり根掘り葉掘り聞いちゃったから」
一方、遠ざかっていく友人とその恋人を見送っていた香澄は心配そうにため息をついた。それに冷静に応じる弓子の表情にも、かすかに後悔の色は浮かんでいた。
「今日も元々二人きりのデートだったんだろうし。偶然とはいえ、邪魔しちゃったなぁ。――でも、あんな美亜ちゃんを見るの新鮮だったからつい意地悪しちゃった」
「ホントそれ! 普段恋愛には全然興味ないって感じだったのに、ウチらに住谷さん取られてムキになっちゃうところとか、すっごくレアだったじゃん。まさしく恋する乙女、って感じ? へへ、週明けに学校で色々聞き出すのが今から楽しみ~♪」
「まったく、ほどほどにしときなさいよ。あの子、あれで結構根に持つんだから」
「もちろん分かってるって。他の子には内緒にするし、最低限の自重はしま~す。……あ~ところで、もう花火始まっちゃうよね?」
「そうね。まあ、花火なんて遠くからでも見えるんだし、今は二人にしといてあげましょう」
ちょうどそのとき、花火が三発続けて舞い上がり、夜空に大輪を描いた。
誰もが上を向き、人混みを遡っていく二人連れなど誰も気にするものなどいなかった。
***
「なぁ、美亜っ。俺が悪かった。だから話を聞いてくれって」
花火の煌めきを背中に受けながら人混みを抜け、美亜は道を逸れた木立の中へと俊平を引っ張り込んでいく。慣れない下駄履きで大の男を連れて行こうとするものだから、彼女の息は苦し気に乱れていた。それでも、林間の少し開けた場所に出るまで彼女の足は止まらなかった。
「はぁ、はぁ……っ」
「大丈夫か? 少し休もう。それから話を――」
「ねぇ。今日はあたしとのデートじゃなかったの?」
「……っ、それは」
息の切れ間から発せられたその問いに、俊平はすぐに返答できなかった。
美亜の声は、それほどまでに悲しげに聞こえたのだ。
「あたしね、シュン君に誘われたとき、ホントに嬉しかったんだ」
彼女は俊平に背を向けたまま、そう呟いた。
「ようやく彼氏彼女になれて、でもお互い忙しくて予定も合わなかったから、落ち着いてデートなんてまだずっと先のことだと思ってた。だから、余計に嬉しかったの。シュン君があたしをちゃんと恋人として見てくれてるってことが、ただそれだけで。でも、シュン君ってば、あたしのことなんか放っておいて香澄や弓ちゃんとばっかり楽しそうにしてるんだもん。――正直言うとさ、シュン君が二人と仲良くしてるの、すごく嫌だった。いつも仲良くしてる二人のことも、早くどこかに行ってほしいなんて最低なこと考えちゃった。なんなんだろうね、これ? せっかくの初デートなんだから、こんな気持ちになんてなりたくないのに……っ」
そこでようやく俊平は、彼女の声音が拗ねたような震えを伴っていることに気が付いた。あるいは、ヤキモチといった方がより正確なのかもしれない。
「ごめん、美亜。美亜にそんな思いをさせてたなんて、考えてもなかった」
美亜は聡い子だ。少なくとも、俊平はそう思っている。
こんなときでも友達を悪く言うことは決してしないし、俊平への文句もどこか歯に物が挟まったように遠回しだ。
俊平の言葉を聞いてくれている彼女は沈黙したまま。けれどきっと、自分が抱える感情の正体さえも判っている。判っているからこそ、こうして必死に抑え込もうとしているのだ。
そんな状況にまで彼女を追いこんでしまったことが、俊平は何よりも情けなかった。
「今更言い訳にもならないけどさ。俺、美亜のことがもっと知りたかっただけなんだ」
「あたしの、こと?」
「あぁ。確かに俺と美亜との付き合いは、さっきの二人よりもずっと長いよ。それに間違いはないんだ。でもそれって結局は将棋のことが中心で、それ以外の普段の美亜までよく分かってるってことではないだろう?」
「だから、二人から色々聞きたかったってわけ? 学校でのあたしのこと、とか」
「うん。俺の知らない美亜の話がすごく新鮮だったんだ」
「……それにしたって、恥ずかしがってる彼女を放っておくのはどうかと思うんだけど」
「そう、だよな。ごめん、それは本当に悪かったと思ってる」
謝りながら躊躇いがちに、美亜の肩に手を置いた。
その手の甲に、美亜も自らの手をそっと重ねてくる。
「次からはしない?」
「あぁ、絶対にしない。約束する」
「……はぁ、わかってくれたんならいいよ。でも、あたしが彼女なんだってことだけは、忘れちゃイヤなんだからね」
美亜の声音が落ち着き、花火に照らし出された横顔はどこかスッキリしたように晴れやかさを取り戻していた。
お許し、ということで一応いいのだろう。
俊平の中では己の不甲斐なさを恥じる気持ちがまだ燻ぶっていた。だが、いつまでもそれに囚われているわけにもいかなかった。
何よりの罪滅ぼしは、美亜との初デートを一緒に楽しむことだ。
もう花火は始まってしまったが、まだ間に合う。
枝葉の切れ間に覗いた夜空に、色とりどりの大輪が咲き乱れていた。久しぶりに見る花火は、これで案外と風情があって、美亜を誘ってよかったと自然に思えた。
「美亜、戻ろうか。きっと河川敷の方に出れば、もっとよく見えるから……。って、美亜?」
そう言いながら美亜の手を引こうとして、俊平はふと、彼女の目が驚きに見開かれていることに気がついた。
そう言ったのは出店でポップコーンを買ってきた香澄だった。
「美亜のこと、逆にウチらは高校からしか知らないんですよね~。この子の小さい頃ってどうだったんですか、師匠?」
「ええっと、それは……」
透明なマイクを向けるように、俊平の口元に彼女の握りこぶしが突き付けられた。弓子もニコニコ笑顔でそれに倣う。
返答に詰まり、どうしようかと半分振り返って美亜に確かめれば、彼女はブンブンと勢いよく首を横に振っていた。断固拒否、それが答えだった。
とはいえ日ごろの美亜の様子も聞いた手前もある。美亜には可哀想だが、お礼の意味も込めて昔話の一つでもしてやりたい俊平であった。
そう考えて思い出したのは、美亜とのファースト・コンタクト。
大学時代、当時からお世話になっていた富永の頼みで、彼は小学生向け将棋教室にボランティア参加した。駒の動かし方などの基本ルールを教えてから、さっそく実戦形式で対局をする。そのとき俊平が相手をした一人が、美亜だった。
当時の美亜は小学校中学年。母親の清佳に連れられた彼女はひどく不貞腐れ、しきりに家に帰りたいと駄々をこねていた。あとで聞いた話によると、そのころは学校の雰囲気にも馴染めず、授業中でも教室から出ていくことがしばしばで、教師や両親を心配させていたのだとか。将棋教室に参加させたのも、美亜の落ち着きのなさをどうにかしたいという一心だったと、いつだったか清佳がぼやいていた覚えがある。
子どもの扱いには全く不得手な俊平だったけれど、清佳と協力して何とか美亜を席につかせ、対局に臨んだ。
初対局はどちらが勝ったのか、まったく覚えていない。ただ、美亜が思いのほか物覚えがよく、ほとんど駒の動かし方を間違えなかった。それだけは強く印象に残っている。
だから、次の週末に美亜が親子連れで道場を訪れたとき、俊平はすぐに彼女のことを思い出すことができた。
それがこんなにも長く濃い付き合いになるなんて、流石に予想もできなかったけれど。
「そうだな、美亜と初めて会ったのは……」
俊平が少し懐かしそうに目を細めると、香澄と弓子の面持ちは期待で微かに紅潮した。
けれども結局、その続きが語られることはなかった。
「――シュン君、こっち来て!」
「えっ、お、おい! 美亜!?」
美亜に左肘を絡められ、俊平は尋常ではない勢いで引っ張られた。とっさのことに抵抗できないまま数歩引きずられ、香澄と弓子の姿があっという間に人混みの彼方に遠ざかる。
――流石にからかい過ぎたか?
瞬時にそう考えて声をかけようとするも、有無を言わせない美亜の後姿に言葉はたちまち喉奥へ引っ込んだ。
(……まずったなぁ)
どうやら言い訳を聞いてくれそうな空気ではなかった。それにこの人混みの中では、無理に立ち止まる方がかえって危ないだろう。
そう考え直して、俊平は自らの行き先を美亜に委ね、もう一度後ろを振り返った。
美亜の友人たちが自分たちのことは気にせず花火を楽しんでほしいと、そう願った。
「――あちゃ~。美亜、怒らせちゃったかな?」
「多分ね。私たちもあんまり根掘り葉掘り聞いちゃったから」
一方、遠ざかっていく友人とその恋人を見送っていた香澄は心配そうにため息をついた。それに冷静に応じる弓子の表情にも、かすかに後悔の色は浮かんでいた。
「今日も元々二人きりのデートだったんだろうし。偶然とはいえ、邪魔しちゃったなぁ。――でも、あんな美亜ちゃんを見るの新鮮だったからつい意地悪しちゃった」
「ホントそれ! 普段恋愛には全然興味ないって感じだったのに、ウチらに住谷さん取られてムキになっちゃうところとか、すっごくレアだったじゃん。まさしく恋する乙女、って感じ? へへ、週明けに学校で色々聞き出すのが今から楽しみ~♪」
「まったく、ほどほどにしときなさいよ。あの子、あれで結構根に持つんだから」
「もちろん分かってるって。他の子には内緒にするし、最低限の自重はしま~す。……あ~ところで、もう花火始まっちゃうよね?」
「そうね。まあ、花火なんて遠くからでも見えるんだし、今は二人にしといてあげましょう」
ちょうどそのとき、花火が三発続けて舞い上がり、夜空に大輪を描いた。
誰もが上を向き、人混みを遡っていく二人連れなど誰も気にするものなどいなかった。
***
「なぁ、美亜っ。俺が悪かった。だから話を聞いてくれって」
花火の煌めきを背中に受けながら人混みを抜け、美亜は道を逸れた木立の中へと俊平を引っ張り込んでいく。慣れない下駄履きで大の男を連れて行こうとするものだから、彼女の息は苦し気に乱れていた。それでも、林間の少し開けた場所に出るまで彼女の足は止まらなかった。
「はぁ、はぁ……っ」
「大丈夫か? 少し休もう。それから話を――」
「ねぇ。今日はあたしとのデートじゃなかったの?」
「……っ、それは」
息の切れ間から発せられたその問いに、俊平はすぐに返答できなかった。
美亜の声は、それほどまでに悲しげに聞こえたのだ。
「あたしね、シュン君に誘われたとき、ホントに嬉しかったんだ」
彼女は俊平に背を向けたまま、そう呟いた。
「ようやく彼氏彼女になれて、でもお互い忙しくて予定も合わなかったから、落ち着いてデートなんてまだずっと先のことだと思ってた。だから、余計に嬉しかったの。シュン君があたしをちゃんと恋人として見てくれてるってことが、ただそれだけで。でも、シュン君ってば、あたしのことなんか放っておいて香澄や弓ちゃんとばっかり楽しそうにしてるんだもん。――正直言うとさ、シュン君が二人と仲良くしてるの、すごく嫌だった。いつも仲良くしてる二人のことも、早くどこかに行ってほしいなんて最低なこと考えちゃった。なんなんだろうね、これ? せっかくの初デートなんだから、こんな気持ちになんてなりたくないのに……っ」
そこでようやく俊平は、彼女の声音が拗ねたような震えを伴っていることに気が付いた。あるいは、ヤキモチといった方がより正確なのかもしれない。
「ごめん、美亜。美亜にそんな思いをさせてたなんて、考えてもなかった」
美亜は聡い子だ。少なくとも、俊平はそう思っている。
こんなときでも友達を悪く言うことは決してしないし、俊平への文句もどこか歯に物が挟まったように遠回しだ。
俊平の言葉を聞いてくれている彼女は沈黙したまま。けれどきっと、自分が抱える感情の正体さえも判っている。判っているからこそ、こうして必死に抑え込もうとしているのだ。
そんな状況にまで彼女を追いこんでしまったことが、俊平は何よりも情けなかった。
「今更言い訳にもならないけどさ。俺、美亜のことがもっと知りたかっただけなんだ」
「あたしの、こと?」
「あぁ。確かに俺と美亜との付き合いは、さっきの二人よりもずっと長いよ。それに間違いはないんだ。でもそれって結局は将棋のことが中心で、それ以外の普段の美亜までよく分かってるってことではないだろう?」
「だから、二人から色々聞きたかったってわけ? 学校でのあたしのこと、とか」
「うん。俺の知らない美亜の話がすごく新鮮だったんだ」
「……それにしたって、恥ずかしがってる彼女を放っておくのはどうかと思うんだけど」
「そう、だよな。ごめん、それは本当に悪かったと思ってる」
謝りながら躊躇いがちに、美亜の肩に手を置いた。
その手の甲に、美亜も自らの手をそっと重ねてくる。
「次からはしない?」
「あぁ、絶対にしない。約束する」
「……はぁ、わかってくれたんならいいよ。でも、あたしが彼女なんだってことだけは、忘れちゃイヤなんだからね」
美亜の声音が落ち着き、花火に照らし出された横顔はどこかスッキリしたように晴れやかさを取り戻していた。
お許し、ということで一応いいのだろう。
俊平の中では己の不甲斐なさを恥じる気持ちがまだ燻ぶっていた。だが、いつまでもそれに囚われているわけにもいかなかった。
何よりの罪滅ぼしは、美亜との初デートを一緒に楽しむことだ。
もう花火は始まってしまったが、まだ間に合う。
枝葉の切れ間に覗いた夜空に、色とりどりの大輪が咲き乱れていた。久しぶりに見る花火は、これで案外と風情があって、美亜を誘ってよかったと自然に思えた。
「美亜、戻ろうか。きっと河川敷の方に出れば、もっとよく見えるから……。って、美亜?」
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